Name

ATSUMI, Keiichiro

Official Title

Professor

Affiliation

(School of Social Sciences)

Contact Information

URL

Grant-in-aids for Scientific Researcher Number
00257239

Sub-affiliation

Sub-affiliation

Faculty of Social Sciences(Graduate School of Social Sciences)

Faculty of Political Science and Economics(Graduate School of Political Science)

Faculty of Political Science and Economics(School of Political Science and Economics)

Affiliated Institutes

現代政治経済研究所

兼任研究員 1989-

イタリア研究所

研究所員 2017-2018

イタリア研究所

研究所員 2018-

Educational background・Degree

Educational background

-1990 Waseda University School of Political Science and Economics Political Science
-1996 Waseda University Graduate School of Political Science Political Science

Degree

Ph.D. Thesis Waseda University Politics

Career

1993-1996Research Assistant, School of Social Sciences, Waseda University
1996-1998Assistant Professor, School of Social Sciences, Waseda University
1998-2005Associate Professor, School of Social Sciences, Waseda University
2005-Professor, School of Social Sciences, Waseda University
1999-2000Visiting Fellow at Woodrow Wilson School, Princeton University
2000-2001Visiting Scholar at Department of Government, Harvard University
2001-2002Visiting Scholar at Department of History, Harvard University

Academic Society Joined

Renaissance Society of America

Japanese Political Science Association

Japanese Conference for the Study of Political Thought

The Society for the History of Social Thought

Japan Association of Political Economy

Award

Iijima Prize(Graduate School of Political Science, Waseda University)

1992/04

Research Field

Keywords

Machiavelli, Republicanism, Renaissance Humanism, Early Modern Political Thought

Grants-in-Aid for Scientific Research classification

Social sciences / Politics / Politics

Humanities / Philosophy / History of thought

Research interests Career

Historical Reception of Augustine in Renaissance Humanism

Individual research allowance

Some Aspects of Humanism in Renaissance Political Thought

Individual research allowance

Machiavelli's Political Thought

Individual research allowance

Republican Political Thought in Early-Modern Intellectual History

Individual research allowance

Politics of Historiography

Individual research allowance

Concept of Sovereign State in Early-Modern Western Europe

Individual research allowance

2015-Epicureanism in history of political thought

Current Research Theme Keywords:Epicureniasm, Lucretius, Hedonism, Humanism, Political Thought, Renaissance

Individual research allowance

Paper

Machiavelli and Lucretius

Keiichiro ATSUMI

Waseda Studies in Social Sciences 16(1) p.95 - 1132015/12-

レオ・シュトラウスはジョン・ロックの自然法論をどう読んだか

厚見恵一郎

『政治哲学』 (18) p.38 - 632015/02-

書評:『征服と自由——マキァヴェッリの政治思想とルネサンス・フィレンツェ』(鹿子生浩輝著、風行社、2013年)

厚見恵一郎

『社会思想史研究』 (38) p.223 - 2262014/09-

書評:『君主論』/『リウィウス論』問題と「マキァヴェッリの意図」:鹿子生浩輝著『征服と自由』書評

厚見恵一郎

『図書新聞』 (3149) p.3 - 32014/03-

ネイサン・タルコフ「マキァヴェッリの近代的転回」の翻訳

『早稲田政治経済学雑誌』 (386) p.2 - 142013/10-

訳者解説(レオ・シュトラウス著「ニッコロ・マキァヴェッリ1469-1527」)

厚見恵一郎

『政治哲学』 (13) p.25 - 282012/12-

レオ・シュトラウス「ニッコロ・マキァヴェッリ1469-1527」の翻訳

飯島昇藏と共訳

『政治哲学』 (13) p.1 - 242012/12-

訳者解説(レオ・シュトラウス著『哲学者マキァヴェッリについて』)

飯島昇藏・厚見恵一郎

2011/11-

書評:石黒盛久著『マキアヴェッリとルネサンス国家——言説・祝祭・権力』

『社会思想史研究』 (34) p.254 - 2572010/09-

レオ・シュトラウス『マキァヴェッリについての諸思想』第Ⅱ章の翻訳

飯島昇藏・村田玲と共訳

『政治哲学』 (8) p.1 - 392009/02-

コメント「共和主義研究における思想史・規範理論・歴史叙述」

『社会思想史研究』 (32) p.68 - 692008/09-

初期近代共和主義研究への視角——ルネサンス・フィレンツェと十七世紀イングランド

『社会思想史研究』 (32) p.30 - 402008/09-

君主の地位と統治体——マキァヴェッリstato論の「文脈」再考

『政治思想研究』 (8) p.4 - 292008/05-

レオ・シュトラウス『マキァヴェッリについての諸思想』序文・序論・第Ⅰ章の翻訳

飯島昇藏・村田玲と共訳

『政治哲学』 (7) p.27 - 782008/03-

ハインリッヒ・マイアー「なぜ政治哲学か? わたくしがレオ・シュトラウスから学んできているもの」(英文講演ペーパーの日本語要旨)

ハインリッヒ・マイアー

2005-2007年度科学研究費補助金研究成果報告書(基盤研究B、課題番号17320022、研究代表者:石崎嘉彦) p.9 - 162008/03-

マキァヴェッリはどこまで古典的共和主義者か——ローマ史と内紛の解釈をめぐって

『早稲田社会科学総合研究』 5(1) 2004/07-

フィレンツェ人文主義と共和主義——サルターティからブルーニへ

『早稲田社会科学総合研究』 4(3) 2004/03-

マキァヴェッリと実践的歴史叙述の系譜——政治と歴史の関係をめぐる一考察

『早稲田社会科学総合研究』 4(1) 2003/07-

マキァヴェッリと修辞術の伝統

『早稲田社会科学総合研究』 3(3) 2003/03-

マキアヴェリ共和主義の再検討(上)——マキアヴェリの歴史的国家理論(2)

『早稲田社会科学研究』 (55) 1997/10-

マキアヴェリにおける政体の設立と選択——マキアヴェリの歴史的国家理論(1)

『早稲田社会科学研究』 (54) 1997/03-

政治と秩序をつなぐもの(下)——マキアヴェリと政治の秩序(6)

『早稲田社会科学研究』 (53) 1996/10-

ラディカル・デモクラシーと討論の可能性——ウォリン、リンゼイ、シュミット

『早稲田社会科学研究』 (52) 1996/03-

政治と秩序をつなぐもの(上)——マキァヴェリと政治の秩序(5)

『早稲田社会科学研究』 (51) 1995/10-

現実主義と政治的人間(下)——マキァヴェリと政治の秩序(4)

『早稲田社会科学研究』 (50) 1995/03-

現実主義と政治的人間(上)——マキァヴェリと政治の秩序(3)

『早稲田社会科学研究』 (49) 1994/10-

中世秩序理念の解体と政治的現実主義(下)——マキァヴェリと政治の秩序(2)

『早稲田社会科学研究』 (48) 1994/03-

中世秩序理念の解体と政治的現実主義(上)——マキァヴェリと政治の秩序(1)

『早稲田社会科学研究』 (47) 1993/10-

N・マキアヴェリの政治思想(1)——序説

『早稲田政治公法研究』 (42) 1993/02-

ヨーロッパ統合の文明史:小倉欣一編『ヨーロッパの分化と統合——国家・民族・社会の史的考察』(太陽出版)

『早稲田ウィークリー』 (1025) 2004/04-

リンドバーグ夫人『海からの贈り物』(新潮文庫)

『早稲田ウィークリー』 2002/01-

永岡薫編『イギリス・デモクラシーの擁護者 A.D.リンゼイ——その人と思想』(聖学院大学出版会)

『本のひろば』、キリスト教文書センター 1998-

二つの学究気風に触れて

『社会科学部報』、早稲田大学社会科学部 (42) 2002/10-

Books And Publication

"Anti-Ciceronianism and Utopia in Renaissance Italy" in The Reconstruction of Utopia

Yoshihiko Ishizaki and Masao Kikuchi, eds.(Joint authorship)

Koyo Shobo2018/01-

Detali

Scholarly BookTotal Number of Pages:169Responsible Number of Pages:30-55ISBN:978-4-7710-2931-6

『西洋政治思想資料集』に「マキァヴェッリ」の項目を分担執筆

杉田敦・川崎修編著

法政大学出版局2014/09-

『「政治哲学」のために』(第4章159-183, 373-374ページを飯島昇藏と共著)

飯島昇藏・中金聡・太田義器編

行路社2014/02-

『哲学者マキァヴェッリについて』(共訳)

レオ・シュトラウス(飯島昇藏・村田玲・厚見恵一郎訳)

勁草書房2011/11-

『レオ・シュトラウスと神学-政治問題』(第四章「なぜ政治哲学か?」を翻訳)

ハインリッヒ・マイアー(石崎嘉彦・飯島昇藏・太田義器監訳)

晃洋書房2010/10-

『公共性をめぐる政治思想』(第九章「共和主義、公共性、歴史叙述」を執筆)

齋藤純一編著

おうふう2010/09-

Detali

Responsible Number of Pages:211-233

『イギリス哲学・思想事典』に項目「ルネサンス」を執筆

日本イギリス哲学会編

研究社2007/11-

『マキァヴェッリの拡大的共和国——近代の必然性と「歴史解釈の政治学」』

厚見恵一郎

木鐸社2007/04-

『リベラリズム——古代と近代』(第七章「パドゥアのマルシリウス」を翻訳)

レオ・シュトラウス

ナカニシヤ出版2006/03-

『藤原保信著作集』第3巻の解説を分担執筆

藤原保信(中金聡・厚見恵一郎編)

新評論2005/09-

『憲法と政治思想の対話』(第八章「市民の徳と政治の制度——『美徳なき時代』再読」を執筆)

飯島昇藏・川岸令和編

新評論2002/07-

Detali

Responsible Number of Pages:271-293

『社会正義論の系譜——ヒュームからウォルツァーまで』(第四章「パレートと正義の批判」を翻訳)

ディヴィッド・バウチャー、ポール・ケリー編

ナカニシヤ出版2002/03-

以下の18項目を『政治学事典』(弘文堂)に執筆:マキァヴェッリ、主権、国家理性、フォルトゥナ/ヴィルトゥ、ピュシス/ノモス、デュナミス/エネルゲイア、インペリウム、エウノミア(秩序)、エクレーシア、友愛(ピリア)、弁論術(レトリケー)、キケロ、トマス・ペイン、イソクラテス、ジョルダノ・ブルーノ、ダンテ、ヘロドトス、エラスムス

猪口孝、岡澤憲芙、スティーブン・R・リード、大澤真幸、山本吉宣編

弘文堂2000/10-

『西洋政治思想史Ⅰ』(第七章「マキアヴェリ」を執筆)

藤原保信・飯島昇藏編

新評論1995/05-

『国際化と人権——日本の国際化と世界人権体制の創造』(第五章「エコロジーと人権」を翻訳)

山本武彦、藤原保信、ケリー・ケネディ・クオモ編

国際書院1994/09-

Lecture And Oral

Japanese Summary of Prof. Nathan Tarcov's lecture "Machiavelli's Modern Turn"

2012/09/24

Detail

Oral presentation(general)

Research Grants & Projects

Grant-in-aids for Scientific Research Adoption Situation

Research Classification:

Democracy and Religion: A Comprehensive Approach Combining History of Political Thought, Political Theory and Area Studies

2013/-0-2016/-0

Allocation Class:¥4160000

Research Classification:

Adivice-Books for Rulers in Early Modern Political Thought

2011/-0-2014/-0

Allocation Class:¥2210000

Research Classification:

Study on the Schelling's Paradox of Global Warming and Altruism

2019/-0-2022/-0

Allocation Class:¥6110000

On-campus Research System

Special Research Project

共和主義と自由主義-マキアヴェリ共和主義の再検討-

1998

Research Results Outline: 国家形成理念としての共和主義は、近代的自然権概念の成立以降は、自由主義政治思想の背後に退いてしまったのであろうか。ポコック・テーゼ以降、共和主義思想 国家形成理念としての共和主義は、近代的自然権概念の成立以降は、自由主義政治思想の背後に退いてしまったのであろうか。ポコック・テーゼ以降、共和主義思想史の掘り起こしが盛んになっているが、本研究はマキァヴェッリの政治概念の再検討の視角から、初期近代に... 国家形成理念としての共和主義は、近代的自然権概念の成立以降は、自由主義政治思想の背後に退いてしまったのであろうか。ポコック・テーゼ以降、共和主義思想史の掘り起こしが盛んになっているが、本研究はマキァヴェッリの政治概念の再検討の視角から、初期近代における共和主義と自由主義の関係の一面を探ろうとするものである。Q.スキナーやP.ペティットが述べているように、積極的自由(客観的善への参与=アリストテレス)と消極的自由(私的独立と平和の享受=ホッブズ)というバーリン的な区別によっては、近代共和主義の自由概念を十分に捉えることはできない。むしろ両主義の自由概念の違いは、自由を公私両面にわたる妨害一般の不在と考えて、あらゆる法を妨害除去のための必然的強制力とみる自然権的自由主義に対して、共和主義は、自由を恣意的妨害の不在と考えて、恣意的妨害除去のためにはわれわれ自身という公的領域(=法)に頼りつつ集団的自治を達成しなければならないとみる点に存する。客観的善のうえに国家を基礎づけることができないからこそ私的領域よりも公的領域(法共同体)への献身を優先せねばならないとする共和主義を、マキアヴェリは自身の政治学の中軸としている。かれが、中立国家ではなく、市民的徳を教える歴史の伝統を重視して市民を育てる倫理的国家を要請する理由もここにある。マキアヴェリは、古典古代の共和主義者と違って、公的役割の完遂と人間の卓越性の完成とを区別している。かれにとって公的徳とは人間の卓越的本性の完成ではなく、公務への献身による法秩序それ自体の維持拡大である。公的徳は幸福という自然的共通目標をもたないからである。古典古代から見れば道徳的善と共通善との逆転(L.シュトラウス)と映ったであろう、こうした有徳と幸福の分離、公的徳と私的善の分離は、後のアメリカ革命における自由主義と共和主義との協調(ジェファソン)の下地となっていった。

フィレンツェ共和主義の比較研究--サルターティ、ブルーニ、グッチャルディーニ、マキァヴェッリ--

1999

Research Results Outline: 1999年度は、14-16世紀のフィレンツェ共和主義を代表する3人の著述家---Coluccio Salutati (1331-1406), Leo 1999年度は、14-16世紀のフィレンツェ共和主義を代表する3人の著述家---Coluccio Salutati (1331-1406), Leonardo Bruni (1369-1444), Francesco Guicciardini ... 1999年度は、14-16世紀のフィレンツェ共和主義を代表する3人の著述家---Coluccio Salutati (1331-1406), Leonardo Bruni (1369-1444), Francesco Guicciardini (1483-1540)---の所説を検討しつつ、とくに共和的自由・市民的徳・政体の概念について、マキァヴェッリとの比較を通じて、共和主義の近代的源泉に迫ることを試みた。 研究の焦点は、ペトラルカ流の人文主義的な修辞学の影響をなお強く受け継いでいるサルターティ、ブルーニ、グッチャルデーニの共和主義と対照して、マキァヴェッリの共和主義の近代的性格を明らかにすることであった。その際、唯一の公共意志への献身という市民的徳に支えられた一様な政治共同体を前提とするルソー的な一元的共和主義の要素と、国家内での階層対立を前提とする複合的な共和主義の要素とが、マキァヴェッリ共和主義のなかで同居している点に着目した。他国との事実上の力関係によって傲慢と卑屈を往復するのではなく、政治の論理と政治権力、公的正義と私的利害とを峻別しつつ、内なる独立と外なる独立、個人の自立と国家の自立とを不可分のものと考えていく点に、マキァヴェッリ国家論の共和主義的性格と近代的性格との双方が存する。マキァヴェッリの「永続的(運動の)共和国」(perpetual republic)が近代の非人格的国家への道を開いたとするH.マンスフィールドの主張や、マキァヴェッリの近代性の一端は道徳的徳と共和的徳との伝統的優位関係を逆転させた点に存するとするL.シュトラウスの主張は、共和主義と近代性との関係を考察する際の有益な示唆を与えてくれる。 本研究の特徴は、大西洋圏共和主義の伝統にマキァヴェッリを位置づけるJ.G.A.ポコックの手法にならいながらも、ポコックが同一地平上に見たマキァヴェッリとフィレンツェ共和主義者たちとの相違をむしろ浮き立たせ、近代的共和主義の観念を明確化しようとする点に存する。1999年度は、歴史的アプローチと理論的アプローチを併用しながら、サルターティ、ブルーニ、グッチャルデーニ、マキァヴェッリの著作および研究文献の収集と読解をすすめた。

シヴィック・ヒューマニズム概念の再検討-フィレンツェ歴史叙述における祖国愛と修辞術

2001

Research Results Outline:研究成果の一部は、下記研究成果発表記載の論文(1)において公表された。以下はその論文の英文による要約である。 This article aims研究成果の一部は、下記研究成果発表記載の論文(1)において公表された。以下はその論文の英文による要約である。 This article aims to put Machiavelli's Il Principe in the Florenti...研究成果の一部は、下記研究成果発表記載の論文(1)において公表された。以下はその論文の英文による要約である。 This article aims to put Machiavelli's Il Principe in the Florentine rhetorical tradition, and to review its relation to his historiography under the early modern transformation of philosophy/rhetoric problem. As some recent studies show, the revival of ancient rhetoric in the 15-16th centuries' Florentine humanism had a great influence on the style and composition of Il Principe. However, rhetorical factors in Il Principe such as paragone and periodus suggest not only that Machiavelli is in the Ciceronian tradition of practical----not aesthetic----rhetoric, but also that classical rhetoric/philosophy debate undergoes an important change in Florentine and Machiavelli's rhetorical historiography.  Ciceronian tradition of practical rhetoric emphasized two aspects of philosophy-rhetoric relation. (1)Philosophical truth (ratio) needs rhetoric (oratio) as persuasive means to be effective truth (verita effettuale), i.e., philosophers must be rhetoricians. (2)Eloquence must have philosophical truth as foundation of it, i.e., rhetoricians must be philosophers. Machiavelli's (and Florentine) practical and rhetorical historiography presupposes just the first meaning, and omits the second.  In my view, the first meaning of the practical rhetoric is in the center of Florentine instructive historiography. In Renaissance humanism, history is regarded as the mixed field of philosophy and eloquence. In other words, the mixture of 'history as discovery of truth (=true intention of the political man)' and 'history as effective policy lessons' formed 'the politics of history' in Renaissance, which can be traced back to Thucydides and Polybius. According to Leo Strauss, Hobbes discontinued this 'politics of history' as a kind of historicism, and Rousseau resumed it as 'the second wave of modernity'.

15-16世紀イタリア政治思想における古代ローマの継受

2004

Research Results Outline: 2004年度は、おもに当該テーマにかかわる国内外の一次・二次文献の収集をおこない、読解に着手した。なかでも、インターネット古書サイトを利用して、現在 2004年度は、おもに当該テーマにかかわる国内外の一次・二次文献の収集をおこない、読解に着手した。なかでも、インターネット古書サイトを利用して、現在品切れ中のThe Digest of Justinian(ローマ法原文ラテン語英語対訳)を海外の古... 2004年度は、おもに当該テーマにかかわる国内外の一次・二次文献の収集をおこない、読解に着手した。なかでも、インターネット古書サイトを利用して、現在品切れ中のThe Digest of Justinian(ローマ法原文ラテン語英語対訳)を海外の古書店より入手できたことは、文献上の収穫であった。 ローマ法そのものの研究への着手にくわえて、もうひとつの課題であるルネサンス・フィレンツェ政治思想(とりわけマキァヴェッリ)へのローマ法思想の影響についても研究を進めた。マキァヴェッリにおけるローマ・イメージと共和主義の近代的性格について、研究文献の読解と論文執筆を継続し、これまでの研究にさらに内容を加味することができた。これらをふまえて、これまでのマキァヴェッリ研究の成果を「マキァヴェッリの拡大的共和国----近代の必然性と「歴史の政治学」」と題した博士学位論文にまとめ、2005年1月に早稲田大学大学院政治学研究科に提出し、同2月9日付で受理通知をいただいた。この博士学位請求論文をもとにした単著を2005-2006年度内に上梓することを計画し、現在出版社と交渉中である。あわせて、そのための出版助成金の申請も準備中である。 2004年度後期から学術院長補佐としての職務が加わったこともあって、当初予定していたアメリカ政治学会への出張は実現できなかったが、これまでの研究の取りまとめと新たな文献収集・読解への着手ができたことは、申請者の研究経過において大きな意味をもつ1年であったと考えている。(2/19/2005)

貴族政の政治思想史:イタリア人文主義におけるローマ史像転換を軸として

2006

Research Results Outline:2006年度は、当該テーマにかかわる文献の収集をおこなった。また、当該テーマそのものとは若干異なるものの、当該テーマに深くかかわるこれまでの研究をまと2006年度は、当該テーマにかかわる文献の収集をおこなった。また、当該テーマそのものとは若干異なるものの、当該テーマに深くかかわるこれまでの研究をまとめた単著が、2007年3月下旬もしくは4月上旬に木鐸社より刊行されることになっている。これらをふま...2006年度は、当該テーマにかかわる文献の収集をおこなった。また、当該テーマそのものとは若干異なるものの、当該テーマに深くかかわるこれまでの研究をまとめた単著が、2007年3月下旬もしくは4月上旬に木鐸社より刊行されることになっている。これらをふまえて、今後の研究に生かしていく所存である。

初期近代人文主義政治思想史におけるエピクロス主義の影響

2017

Research Results Outline:当該課題に関連して、2017年度は以下の研究活動を実施した。(1)2017年6月にケンブリッジ大学において実施された初期近代イタリア政治思想についての当該課題に関連して、2017年度は以下の研究活動を実施した。(1)2017年6月にケンブリッジ大学において実施された初期近代イタリア政治思想についてのカンファレンスに参加した。(2)(1)にあわせて、大英図書館、ケンブリッジ大学図書館、オクスフォー...当該課題に関連して、2017年度は以下の研究活動を実施した。(1)2017年6月にケンブリッジ大学において実施された初期近代イタリア政治思想についてのカンファレンスに参加した。(2)(1)にあわせて、大英図書館、ケンブリッジ大学図書館、オクスフォード大学図書館にて、エピクロス主義者ルクレティウスのルネサンス期における写本調査と史料収集を実施した。(3)関連先行研究論文の読解と研究メモの執筆を進めた。 (4)「徳の政治学の系譜」との関連で、ルネサンス・イタリアにおけるユートピア政治思想にかんする次の論文を公刊した。厚見恵一郎「ルネサンス・イタリアにおける反キケロ主義とユートピア」、石崎嘉彦・菊池理夫編『ユートピアの再構築』、晃洋書房、2018年1月、30-55頁、ISBN:978-4-7710-2931-6

初期近代人文主義政治思想史におけるエピクロス手記の影響――徳の政治学の功利的変容

2018

Research Results Outline: 2018年度は、表記課題についておもに以下の4点で研究を遂行した。(1)関連研究資料の読解:引き続き当該課題に関連する国内外の資料を収集し、読解に着 2018年度は、表記課題についておもに以下の4点で研究を遂行した。(1)関連研究資料の読解:引き続き当該課題に関連する国内外の資料を収集し、読解に着手した。(2)研究講演会の開催:2018年5月19日(土)に、早稲田大学26号館地下多目的講義室に... 2018年度は、表記課題についておもに以下の4点で研究を遂行した。(1)関連研究資料の読解:引き続き当該課題に関連する国内外の資料を収集し、読解に着手した。(2)研究講演会の開催:2018年5月19日(土)に、早稲田大学26号館地下多目的講義室において、James Hankins氏(ハーバード大学歴史学部教授)を招聘しての講演会を開催した。メリトクラシーの東西比較の観点から徳の政治学の内容にも言及した内容の講演であり、講演終了後の活発な質疑応答も含め、有益な学びのときとなった。(3)関連学会への出席:2019年3月17-19日にトロントで開催されたRenaissanceSociety of Americaの年次大会に出席し、いくつかのセッションを聴講した。(4)論文の執筆:ルネサンス政治思想におけるエピクロス主義の影響についての研究の一環として、先行研究を参照しつつ、マキァヴェッリと原始主義(primitivism)の関係にかんする論文の執筆を進めた。

マキアヴェリ政治秩序観念に関する思想史的研究-現実主義と歴史-

1995

Research Results Outline: 95年度は,論文(1)において,マキアヴェリの「現実主義」的な秩序観と人間観の成立を確認し,それを前提とした歴史叙述の手法と共和主義の倫理観および 95年度は,論文(1)において,マキアヴェリの「現実主義」的な秩序観と人間観の成立を確認し,それを前提とした歴史叙述の手法と共和主義の倫理観および国家観を検討した。マキアヴェリの「現実主義」的な秩序観は,普遍的な実在規範が消失しながらもなお近代... 95年度は,論文(1)において,マキアヴェリの「現実主義」的な秩序観と人間観の成立を確認し,それを前提とした歴史叙述の手法と共和主義の倫理観および国家観を検討した。マキアヴェリの「現実主義」的な秩序観は,普遍的な実在規範が消失しながらもなお近代科学的な構成主義的秩序観が未成立であった時代にもたらされた世界像の動態化を前提としつつ,自然ではなく人為の力によってそれを秩序づけようとしたものであり,その際このような世界の動態化それ自身が,臨機応変な規範としての循環する歴史の物語を倫理基準として要請していったことを確認した。 また,論文(2)では,マキアヴェリ政治思想のなかに政治倫理の基準としての循環的・教訓的歴史が登場する経緯に焦点を絞って,古代との連続・非連続を考察した。マキアヴェリにおいて,哲学の補助手段でも事実の混沌とした集積でもなく教訓の宝庫としての歴史が成立しうるのは,歴史が秩序と無秩序の往復と考えられたからであり,循環する歴史(=フォルトゥナ)への期待があったからである。マキアヴェリにとって,世界は実体的形相の複合体ではなく,上下なき一様な運動の必然性であり,機能的に一元化された同質的空間と映った。人間はどの時代にも同じであり,古代と現代の隔たりは同一平面上での相対的なものにすぎず,しかも歴史が循環し繰り返すとすれば,過去の偉人と現代のわれわれは似通った経験を共有することができるし,過去に実際にあった栄誉はこれからも実現されうるであろう。歴史とは,一方向へと不可逆的に進展する普遍的な理念の実現過程ではなく,各時代各民族の文化の個性をひとつの典型として後世に伝え,永続的にその民族の文化を価値あらしめるような,想像力で補われた史料にもとづく描写である。マキアヴェリの政治学は,現実政治の客観的な観察から出発して,状況に応じた政策を提示しようとする帰納的性格だけでなく,歴史世界の同型性という前提のもとに,古代ローマを模範とした理念的人間像から出発して現実を構成していこうとする演繹的性格をももっているのである。 マキアヴェリにとっては,目的論と因果論がひとつになり,すべてを呑み込む必然性をもって目標に向かっていく直線的な普遍史観=歴史全体法則主義は,個々の出来事の独立した意味を歴史法則の必然によって薄めてしまい,過去の軽視を招くものであった。こうした必然から過去の生の事例の意味を救出し,それらを現在の生という「現実」に生かすことこそが,政治と秩序をつなぐ「現実主義」的な教訓的歴史の役割であった。可変的なものを独立して考究しようとするこのようなマキアヴェリの立場は,価値や意味は多元的なものとして個々の実例に内在していると考えるローマ的な歴史編纂の前提に則っている。そこでは,特殊を総合するための中心的な契機として「時間」を要請するような歴史概念は不要であった。個別を取りまとめて意味を付与し,たんなる実例の集積を教訓の手段たる「歴史」たらしめるものがあるとすれば,それは一定方向への時間の流れではなくて,あらゆる出来事がそれへと回帰する中心的かつ決定的な唯一の「はじまり」--すなわちローマの都市の「創設」という事件--だったのである。マキアヴェリが,現在の生に奉仕する歴史の模範をローマの創設時代に求めるのも,循環史観の始源回帰的性格のゆえであろう。論文(1)「マキアヴェリ-共和主義・国家理性・歴史」(藤原保信・飯島昇蔵編『西洋政治思想史I』,新評論,1995年5月)論文(2)「政治と秩序をつなぐもの(上)-マキアヴェリと政治の秩序(5)」(『早稲田社会科学研究』第51号,1995年10月)

マキアヴェリにおける歴史叙述と共和主義国家

1996

Research Results Outline: 本研究は、マキアヴェリにおける歴史観と国家観のつながりについてひとつの解釈を提供しようとするものであった。これは、哲学的著作を残さなかったマキアヴェ 本研究は、マキアヴェリにおける歴史観と国家観のつながりについてひとつの解釈を提供しようとするものであった。これは、哲学的著作を残さなかったマキアヴェリの政治思想を、その世界観的基礎にまで遡って原理的かつ体系的に考察し、それを近代政治思想史の出発点... 本研究は、マキアヴェリにおける歴史観と国家観のつながりについてひとつの解釈を提供しようとするものであった。これは、哲学的著作を残さなかったマキアヴェリの政治思想を、その世界観的基礎にまで遡って原理的かつ体系的に考察し、それを近代政治思想史の出発点に位置づけようとする試みの一部である。96年度発行の以下のふたつの論文にその成果がまとめられた。 (a)「政治と秩序をつなぐもの(下):マキアヴェリと政治の秩序(6)」(『早稲田社会科学研究』第53号、1996年10月) (b)「マキアヴェリにおける政体の設立と選択:マキアヴェリの歴史的国家理論(1)」(『早稲田社会科学研究』第54号、1997年3月) 論文(a)では、マキアヴェリの歴史観における歴史認識のありかた、つまり歴史物語から政治的教訓を読みとる解釈技法の実践的な性格を明らかにしつつ、そうした歴史解釈が公共体的国家論と結合していく論理的経過を考察した。論文(b)では、論文(a)の内容をもふまえて、とりわけ政体の設立と選択に関する古典的政治学との異同に焦点を当てながら、マキアヴェリの歴史的国家の具体的内容を検討した。97年度以降も、政体論を中心に、引き続きマキアヴェリの国家理論の研究をすすめていく予定である。

マキアヴェリ国家論の研究-歴史的公共体の政体論-

1997

Research Results Outline:本研究は、マキアヴェリの国家論を、その政体論に焦点をしぼりつつ歴史的に検討するものである。かれの政治理念を歴史的公共体の政治思想として提示し、「近代政本研究は、マキアヴェリの国家論を、その政体論に焦点をしぼりつつ歴史的に検討するものである。かれの政治理念を歴史的公共体の政治思想として提示し、「近代政治思想の開幕者」「公民的共和主義の伝統の継承者」「国民国家形成期の絶対主権論を生み出した国家理性論...本研究は、マキアヴェリの国家論を、その政体論に焦点をしぼりつつ歴史的に検討するものである。かれの政治理念を歴史的公共体の政治思想として提示し、「近代政治思想の開幕者」「公民的共和主義の伝統の継承者」「国民国家形成期の絶対主権論を生み出した国家理性論者」といったマキアヴェリのさまざまな相貌間の緊張を調停するための一助としていきたいと考えている。 本年度は、『ディスコルシ』の読解をつうじて、マキアヴェリの国家論のなかでの政体論と共和主義との関係を考察した。キケロらに代表される伝統的共和主義とマキアヴェリの国家論との異同が、共同性を実現する栄誉を自由と考える自由観や、共同性の維持と不可分に結合した個々の徳目観にも見いだされることを確認することができ、それをマキアヴェリ共和主義を扱った別記論文として公表した。いかなる都市も自由なくして栄誉を獲得することはできないという主張、そして共和的政治体制の維持なくして自由な政治生活を維持することはできないという主張。これらがマキアヴェリ的共和主義が伝統的共和主義から継承した政治的自由観念の本質であった。たしかに、法にしたがって形成された体制=政治体制body politicを指すのにres publica, repubblicaの語を用いていた人文主義者たちの用語法と、ときとしてstatoをも用いるマキアヴェリの用語法とは異なる。しかし共通善と共和体制を不可分と考える点はマキアヴェリも伝統的共和主義者の人文主義者たちも同じであって、共和主義的な選挙体制下でのみ公民的偉大さが発達しうるとマキアヴェリは考えていた。換言すれば、マキアヴェリにとっても、政治や国家は「差異の」自由を擁護するためではなく、公共体に「共通する」自由を擁護するためにあるのである。マキアヴェリの歴史的公共体の国家論には、こうした共和主義の要素が含まれている。研究成果の発表:論文「マキアヴェリ共和主義の再検討(上)-マキアヴェリの歴史的国家理論(2)-」(『早稲田社会科学研究』第55号、1997年10月)

Lecture Course

Course TitleSchoolYearTerm
Pre-seminar on Political Science[J] (Atsumi, K)School of Political Science and Economics2019winter quarter
Seminar on Political Science I[J] (Atsumi, K)School of Political Science and Economics2019spring semester
Seminar on Political Science II[J] (Atsumi, K)School of Political Science and Economics2019fall semester
Seminar on Political Science III[J] (Atsumi, K)School of Political Science and Economics2019spring semester
Seminar on Political Science IV[J] (Atsumi, K)School of Political Science and Economics2019fall semester
Graduation Thesis[J] (Atsumi, K)School of Political Science and Economics2019spring semester
Graduation Thesis[J] (Atsumi, K)School of Political Science and Economics2019fall semester
Contemporary Citizenship TheoriesSchool of Social Sciences2019spring semester
Introduction to Political Science ASchool of Social Sciences2019spring semester
Introduction to Political Science BSchool of Social Sciences2019fall semester
History of Political Thought ISchool of Social Sciences2019spring semester
History of Political Thought IISchool of Social Sciences2019fall semester
SeminarI (Research Workshop in Political Theory/fall semester)School of Social Sciences2019fall semester
SeminarII (Research Workshop in Political Theory/spring semester)School of Social Sciences2019spring semester
SeminarII (Research Workshop in Political Theory/fall semester)School of Social Sciences2019fall semester
SeminarIII (Research Workshop in Political Theory/spring semester)School of Social Sciences2019spring semester
SeminarIII (Research Workshop in Political Theory/fall semester)School of Social Sciences2019fall semester
History of Political Thought, Political Philosophy IGraduate School of Social Sciences2019fall semester
History of Political Thought, Political Philosophy IIGraduate School of Social Sciences2019spring semester
Political Thought I(spring semester)Graduate School of Social Sciences2019spring semester
Political Thought I(fall semester)Graduate School of Social Sciences2019fall semester
Political Thought II(spring semester)Graduate School of Social Sciences2019spring semester
Political Thought II(fall semester)Graduate School of Social Sciences2019fall semester