Name

TOEDA, Hirokazu

Official Title

Professor

Affiliation

(School of Culture, Media and Society)

Contact Information

URL

Grant-in-aids for Scientific Researcher Number
40237053

Sub-affiliation

Sub-affiliation

Faculty of Letters, Arts and Sciences(Graduate School of Letters, Arts and Sciences)

Affiliated Institutes

ジャーナリズム研究所

研究所員 2015-2017

Educational background・Degree

Educational background

-1987 Waseda University Faculty of Literature
-1993 Waseda University Graduate School, Division of Letters

Career

1991-1992Waseda University, Research Assistant
1993-1997Otsuma Woman's college
1998-2002Waseda University, associate professor

Research Field

Keywords

Japanese Literature, Comparative Literature

Research interests Career

(BLANK)

Current Research Theme Keywords:Riichi Yokomitsu

Individual research allowance

Modern Japanese Literature and Film

Current Research Theme Keywords:Literature and FilmLiterature and Film

Individual research allowance

Paper

1926年日本,文学と映画との遭遇

十重田裕一

比較文学研究(東大比較文学会) 92p.5 - 172008/11-

肉筆と活字のあいだに映し出される文学の実験

十重田裕一

『「改造」直筆原稿の研究』(雄松堂) p.109 - 1242007/10-

堀辰雄、芥川全集を編纂する

十重田裕一

芥川龍之介全集第9巻月報 p.5 - 82007/09-

文芸雑誌「人間」にみる事前検閲と事後検閲の光と影

十重田裕一

インテリジェンス 8p.4 - 112007/04-

交錯する「蟹工船」と「上海」をめぐる序説

十重田裕一

国文学解釈と鑑賞 別冊 p.111 - 1202006/09-

広告から見た大正期「文藝春秋」の展開

十重田裕一

「国文学研究」(早稲田大学国文学会) (148) p.98 - 1092006/03-

新感覚派文学の中国における受容の一側面——『色情文化』を中心に——

十重田裕一

曙光(翰林書房) 2(3) p.55 - 622005/12-

坂口安吾とGHQ/SCAPの検閲——刻印された占領期の痕跡

十重田裕一

國文學(学燈社) 50(13) p.84 - 902005/12-

内容見本のなかの漱石

十重田裕一

漱石研究 18p.152 - 1642005/11-

文学者の神話形成をめぐるノート

十重田裕一

昭和文学研究(昭和文学会) (51) p.75 - 792005/09-

つくられる「日本」の作家の肖像——高度経済成長期の川端康成

十重田裕一

「文学」(岩波書店) 5(6) p.48 - 622004/11-

感触的北京日本近現代文学翻訳の現在

十重田裕一

「國文學」(学燈社) 49(10) p.120 - 1262004/09-

改造社と上海

アジア遊学(勉誠出版) (62) p.32 - 392004/03-

堀辰雄のメディア戦略

国文学 解釈と鑑賞 別冊(至文堂) p.49 - 572004/02-

書評・日高昭二著『菊池寛を読む』

週刊読書人 2003/06-

岡田茉莉子インタヴュー

ユリイカ/青土社 35;82003/05-

座談会・身も蓋もない話

早稲田文学/早稲田文学会 27;62002/11-

横光利一と映画・演劇/花園の思想/活動写真/狂つた一頁(映画)/『サンエス』/トーキー/ドストエフスキー/中山義秀

横光利一事典/おうふう 2002/10-

顔/映画/シネマ

堀辰雄事典/勉誠出版 2001/11-

織田信長

国文学 解釈と鑑賞 別冊『坂口安吾事典〔作品編〕』/至文堂 2001/09-

エロ・グロ・ナンセンス/円本/岸田国士/説教強盗/葉山嘉樹/文芸時代/吉行エイスケ

週刊朝日百科 世界の文学/朝日新聞社 952001/05-

横光利一—方法としてのモダニズム

週刊朝日百科 世界の文学/朝日新聞社 952001/05-

書評・小田桐弘子著『横光利一—比較文化的研究』

比較文学/日本比較文学会 432000/01-

徳田秋声と横光利一—「芭蕉と歯朶」評を中心に

徳田秋声全集 月報/八木書店 202001/01-

女子校—中原俊『桜の園』

國文學/学燈社 46;32001/02-

横光利一研究展望

川端文学への視界/教育出版センター 152000/06-

詩・現実/北川冬彦

新研究資料現代日本文学 第七巻/明治書院 2000/06-

川崎照代/永井愛

新研究資料現代日本文学 第一巻/明治書院 2000/03-

新感覚派の市場性—出発期「文藝春秋」から「文藝時代」へ—

日本近代文学会 2001/06-

編集される本文—横光利一と「時間」の再検討

日本近代文学/日本近代文学会 692003/10-

引き裂かれた本文—横光利一「微笑」と編集者による自主規制

文学/岩波書店 4;52003/09-

志賀直哉と他者—「城の崎にて」、忘却される起源

国文学 解釈と鑑賞/至文堂 8672003/08-

日夏耿之介宛書簡集 学匠詩人の交友圏

飯田市美術館 2002/07-

出版メディアと作家の新時代—改造社と横光利一の一九二〇-三〇年代

文学/岩波書店 4;22003/03-

一九二八年の横光利一—上海へ、新たなる展開への模索—

アジア遊学/勉誠出版 482003/02-

新感覚派の光と影

文学/岩波書店 3;62002/11-

出発期「文藝春秋」のメディア戦略

日本近代文学/日本近代文学会 662002/05-

交錯する雑誌のゆくえ—「文藝時代」と「文藝春秋」

文学/岩波書店 2;42001/07-

山田美妙「竪琴草紙」本文の研究

笠間書院 2000/07-

横光利一にとって「国語」とは何か

昭和文学研究/昭和文学会 402000/09-

鏡としてのドストエフスキー・ストリンドベリイ——大正期・横光利一への視角

国文学 解釈と鑑賞/至文堂 8292000/06-

川端康成と映画

川端文学の世界 4 その背景/勉誠出版 1999/05-

『君が壊れてしまう前に』—「日記」という規制

國文學 臨時増刊号/学燈社 1999/07-

坂口安吾の豊臣秀吉—〈歴史〉の可能性—

国文学 解釈と鑑賞 別冊/至文堂 1999/09-

井上ひさしと映画

国文学 解釈と鑑賞 別冊/至文堂 1999/12-

定本 横光利一全集 補巻

河出書房新社 1999/10-

新感覚派映画聯盟

横光利一と川端康成展/世田谷文学館 1999/04-

二瓶浩明著『宮本輝 宿命のカタルシス』

国文学 解釈と鑑賞 8151999/04-

保昌正夫著『横光利一—菊池寛・川端康成の周辺』

図書新聞 24772000/03-

横光利一研究展望

川端文学への視界 14/教育出版センター 1999/06-

横光利一座談会—ある不用意な作家の肖像

早稲田文学 24;61999/11-

『定本 横光利一全集 補巻』刊行に際して

日本近代文学館 1721999/11-

平野共余子/天皇と接吻 アメリカ占領下の日本映画検閲

國文學 45;3/学燈社 2000/03-

メアリ・アン・ドーン/欲望への欲望 1940年代の女性映画

國文學 45;3/学燈社 2000/03-

横光利一の習作期と<外国文学>—ドストエフスキーとストリンドベリを中心に

早稲田大学比較文学研究室例会 1999/10-

文学と映画—「狂った一頁」に見る新感覚派映画聯盟の試み

世田谷文学館 1999/04-

「新感覚派映画聯盟」と横光利一—一九二〇年代日本における芸術交流の一側面

国文学研究/早稲田大学国文学会 127,pp33-441999/03-

大正九年・習作期横光利一の検討—「ドストヱフスキー論(メレンヂコフスキー)をめぐって」

日本文学研究論集成38 横光利一/若草書房 pp7-271999/03-

横光利一研究展望

川端文学への視界 13/教育出版センター pp132-1381998/06-

「評伝」というモード

日本文学/日本文学協会 543,pp64-651998/09-

ピエール・ブルデュー『芸術の規則』

國文學/学燈社 43;10.pp48-491998/09-

ヒリス・ミラー『イラストレーション』

國文學/学燈社 43;10.pp94-951998/09-

井上ひさし

國文學/学燈社 44;3.pp28-291999/02-

安岡章太郎

國文學/学燈社 44;3.pp194-1951999/02-

「新感覚派映画聯盟」と横光利一

川端文学研究会第25回大会 366981998/06-

川?照代,坂手洋二,渡辺えり子,三谷幸喜

「國文學」/学燈社 第43;4p.128,130,131,1371998/03-

安西冬衛宛瀧口武士書簡〈附〉瀧口武士宛安西冬衛書簡

『大妻女子大学文学部三十周年記念論集』/大妻女子大学文学部 p.183-2081998/03-

江藤茂博『映像批評の方法』

「日本文学」/日本文学協会 47;2p.81-821998/02-

水の記憶——「早稲田の森」の光景

「国文学 解釈と鑑賞」別冊/至文堂 p.189-1921998/02-

大正九年・習作期横光利一の検討——「ドストヱフスキー論(メレンヂコフスキー)」をめぐって

「季刊 文学」/岩波書店 第9巻第1号p.77-881998/01-

「春は馬車に乗つて」のドラマツルギー

「日本近代文学」/日本近代文学会 第57集p.37-491997/10-

顔のマニア——犀星の昭和初年代への視角

「昭和文学研究」/昭和文学会 第35号p.13-221997/07-

シェストフ的不安と行動主義

『時代別日本文学史事典 現代編』/東京堂出版 p.132-1391997/05-

芹沢光治良、その文壇登場——デビュー作「ブルジョア」の周辺

『芹沢光治良展』/世田谷文学館 p.72-751997/04-

Books And Publication

占領期雑誌資料大系 文学編 第1〜5巻

十重田裕一, 山本武利,川崎賢子,宗像和重

岩波書店2009/11-2010/08

〈名作〉はつくられるーー川端康成とその作品

十重田裕一

NHK出版2009/07-

Detali

ISBN:978-4-14-910710-3

昭和の文学者たち 4

十重田裕一,佐藤健一,曾根博義,安藤宏

博文館新社2007/05-

『映画館』

十重田裕一

ゆまに書房2006/05-

「旅愁」ーーさまよえる本文

十重田裕一

『横光利一の文学世界』(翰林書房)2005/03-

交流する芸術の時代——一九二〇年代と『映画戯曲論』

十重田裕一

『日本映画論言説大系25』(ゆまに書房)2006/01-

〈名作〉はつくられる——川端康成「伊豆の踊子」の一九二〇-七〇年代とマス・メディア

十重田裕一

E・クロッペンシュタイン・鈴木貞美編『日本文化の連続と非連続 1920年—1970年』(勉誠出版)2005/11-

『南部修太郎集 三篇』

十重田裕一

EDI2005/05-

文学者の手紙6 高見順 秋子との便り・知友との便り

十重田裕一

博文館新社2004/02-

交流する芸術の時代——一九二〇年代と『映画戯曲論』

十重田裕一

田村俊夫『映画戯曲論』(ゆまに書房)2004/07-

富ノ澤麟太郎——光と影の散歩者

十重田裕一

『日本のアヴァンギャルド』(世界思想社)2005/05-

第二次世界大戦後版「旅愁」第一篇の検閲と表現

十重田裕一

『表現と文体』(明治書院)2005/03-

横光利一の1920年代——「新感覚派」作家としての方法と展開

十重田裕一

『21世紀中国における日本語教育研究』(吉林人民出版社)2004/06-

映画と文学を横断する表現者の軌跡——北川冬彦『純粋映画記』をめぐって

十重田裕一

『北川冬彦『純粋映画記』(ゆまに書房)2004/06-

Research Grants & Projects

Grant-in-aids for Scientific Research Adoption Situation

Research Classification:

Expressions and Representations of Modern War : Comparing Literature and Cinema in China, France and Japan

Allocation Class:¥14690000

Research Classification:

A Study of Pluralistic Relations Between Representation in Film, Print Culture, and Literature in Modern Japan

Allocation Class:¥4000000

Research Classification:

A Study on English Translation of Japanese Literature in the 1950s and 60s

2013/-0-2016/-0

Allocation Class:¥4420000

Research Classification:

A Study of Home Ministry and GHQ Censorship as it Relates to Modern Japanese Literature in Light of the Development of an International Foundation

2012/-0-2015/-0

Allocation Class:¥4940000

Research Classification:

A comprehensive study on the developmental process of literature as the cultural industry in the 1950s and 60s

Allocation Class:¥4290000

Research Classification:

A comprehensive study on the Japanese literature in the 1950-70s as cultural capital and cultural resources .

2015/-0-2018/-0

Allocation Class:¥4420000

On-campus Research System

Special Research Project

占領期の川端康成の文学的活動とメディア検閲

2014

Research Results Outline: 2014年9月17、18日の2日間にわたり、フランス共和国の首都・パリで川端康成の国際シンポジウムが開催された。この国際シンポジウムを、セシル坂井氏 2014年9月17、18日の2日間にわたり、フランス共和国の首都・パリで川端康成の国際シンポジウムが開催された。この国際シンポジウムを、セシル坂井氏(パリ・ディドロ第7大学)、和田博文氏(東洋大学)、紅野謙介氏(日本大学)、マイケル・ボーダッシュ... 2014年9月17、18日の2日間にわたり、フランス共和国の首都・パリで川端康成の国際シンポジウムが開催された。この国際シンポジウムを、セシル坂井氏(パリ・ディドロ第7大学)、和田博文氏(東洋大学)、紅野謙介氏(日本大学)、マイケル・ボーダッシュ氏(シカゴ大学)とともに企画した。シンポジウムのタイトルは「川端康成21世紀再読―—モダニズム、ジャポニズム、神話を越えて」(Relire Kawabata au 21esiècle - modernisme et japonisme au-delà des mythes)である。十重田は、「占領期言語統制下の創作と出版活動」と題する研究発表において、アメリカ軍による占領終了前後に見られた錯綜するメディア規制と川端の小説との関連を考察した。 

横光利一の1930-40年代と二つのメディア検閲の総合的研究

2016

Research Results Outline: 本研究は、横光利一の1930-40年代と二つのメディア検閲との関連を総合的に研究することを目的として計画された。二つのメディア検閲とは、明治時代から 本研究は、横光利一の1930-40年代と二つのメディア検閲との関連を総合的に研究することを目的として計画された。二つのメディア検閲とは、明治時代から第二次世界大戦敗戦まで帝国日本で実施された内務省の検閲と、アメリカ軍によって占領期に行なわれたGH... 本研究は、横光利一の1930-40年代と二つのメディア検閲との関連を総合的に研究することを目的として計画された。二つのメディア検閲とは、明治時代から第二次世界大戦敗戦まで帝国日本で実施された内務省の検閲と、アメリカ軍によって占領期に行なわれたGHQ/SCAP(General Headquarters/Supreme Commander for the Allied Powers 連合国軍最高司令官総司令部)の検閲である。横光利一が1930-40年代に発表した著作と同時代のメディア規制との関連を、内務省・GHQ/SCAPの資料調査と本文の校合を行うことで総合的に解明するべく、この作家の代表作『旅愁』を対象に研究を実施した。メリーランド大学プランゲ文庫における調査で得られた新資料を活用しながら、横光利一とメディア規制とのかかわりを内務省とGHQ/SCAPという、二つの異なる検閲との関連から総合的に分析する基盤をつくるべく、岩波文庫『旅愁』上巻・下巻を2016年8月、9月に刊行した。上巻には、研究成果の一部となる「解説」を執筆した。その後、学術論文を雑誌『文学』(岩波書店、2016年11月)に発表した。

新感覚派時代を中心とする横光利一の国際的研究の展開

2017

Research Results Outline: 2004年4月から2005年3月まで、早稲田大学で特別研究期間を取得し、4〜6月には中華人民共和国の北京日本学研究センターに研究員として滞在し、研究 2004年4月から2005年3月まで、早稲田大学で特別研究期間を取得し、4〜6月には中華人民共和国の北京日本学研究センターに研究員として滞在し、研究に従事した。その後、8〜9月、2005年2〜3月にはフランス共和国に滞在、パリ第7大学に所属し研究... 2004年4月から2005年3月まで、早稲田大学で特別研究期間を取得し、4〜6月には中華人民共和国の北京日本学研究センターに研究員として滞在し、研究に従事した。その後、8〜9月、2005年2〜3月にはフランス共和国に滞在、パリ第7大学に所属し研究を推進した。2005年3月には、アメリカ合衆国・コロンビア大学のドナルド・キーンセンターで招待講演を行うと同時に、同大学の教授陣、大学院生らと親交を深めた。研究期間中、アジア・欧洲・北米で研究活動を展開し、世界各国の多くの研究者との実りある学術交流を通じて、日本文学研究の国際化の基盤をつくることができたのが最大の収穫であった。

1920年代・日本モダニズム文学の研究

1998

Research Results Outline: 1920年代に活躍した作家たちの活動を、同時代の様々な文化・社会現象と関連に留意しながら検討していくこと。それが、特定課題研究助成費を活用しながらの 1920年代に活躍した作家たちの活動を、同時代の様々な文化・社会現象と関連に留意しながら検討していくこと。それが、特定課題研究助成費を活用しながらの研究テーマであった。 こうしたテーマのもと、1926(大正15)年に、横光利一川端康成をはじめとす... 1920年代に活躍した作家たちの活動を、同時代の様々な文化・社会現象と関連に留意しながら検討していくこと。それが、特定課題研究助成費を活用しながらの研究テーマであった。 こうしたテーマのもと、1926(大正15)年に、横光利一川端康成をはじめとする新感覚派の作家たちと映画監督の衣笠貞之助らによって結成された「新感覚派映画聯盟」の検討を中心に行った。1920年代日本の前衛芸術家たちの交流を検討することで、この時代の芸術思潮を照射できると考えたからである。 今回特に注目したのは、これまで本格的検討の行われてこなかった、横光利一と「新感覚派映画聯盟」第一回作品「狂った一頁」との関連である。「狂った一頁」の映画及びシナリオに見られるモチーフや表現の痕跡は、この時期の横光の小説に認められる。そればかりではなく、「新感覚派映画聯盟」という芸術交流の「場」において共有された芸術城の理念は、横光の創作理念、とりわけ、昭和初年代に標榜された「形式主義」と深く関わっている。映像そのものの形式や構成を重視し、映像の純粋性を追求した同時代の前衛映画「狂った一頁」とこの映画を巡る批評に接することで、横光は「形式主義」に確信を持つに至るのである。 以上のことを解明するとともに、映画をめぐる言説と文学をめぐる言説が相互関連しつつ形成されたこの時代の特色についても言及し、本研究テーマが、横光利一という一作家に限定されるものではなく、1920年代の芸術思潮の一局面を形成する、共時的広がりをもつ問題であることの意味づけも行った。

新感覚派文学における言語観の歴史的研究

2002

Research Results Outline: 今年度は昨年度に引き続き、新感覚派文学に特徴的な言語観を、1920年代マス・メディアの拡大にともなう文学受容の場およびメディア状況の変容という視点 今年度は昨年度に引き続き、新感覚派文学に特徴的な言語観を、1920年代マス・メディアの拡大にともなう文学受容の場およびメディア状況の変容という視点から解明するべく、継続して研究を進めた。 様々なマス・メディアが交錯する1920年代で特に力点を... 今年度は昨年度に引き続き、新感覚派文学に特徴的な言語観を、1920年代マス・メディアの拡大にともなう文学受容の場およびメディア状況の変容という視点から解明するべく、継続して研究を進めた。 様々なマス・メディアが交錯する1920年代で特に力点を置いたのは、映画と出版である。出版のなかでは、1920年前後に創刊された総合雑誌「改造」(1919年創刊)と「文藝春秋」(1923年創刊)を重視し、これらの雑誌が作家の創作ならびに表現とどのように関連するかを検討した。 このような研究計画のもと、今年度は、大学院生やデータ入力に習熟した社会人の助力を仰ぎながら、前年度に調査、収集したデータを整理する一方、研究成果を公表することに力を注いだ。現段階で公表した主な論文は、「研究成果発表」に示した以下の4点である。他にも、2003年度中に、研究成果を発表する準備を進めている。

横光利一とマスメディアの相互関連性の研究

2005

Research Results Outline: 横光利一とマスメディアとの相関性を総合的に解明しようとする本研究では、今年度、主に以下の二点のテーマに取り組んだ。一点目は、マスメディアが拡大、多 横光利一とマスメディアとの相関性を総合的に解明しようとする本研究では、今年度、主に以下の二点のテーマに取り組んだ。一点目は、マスメディアが拡大、多様化する大正後期から昭和初期に、横光利一をはじめとする新感覚派がどのように展開したか、ということ。... 横光利一とマスメディアとの相関性を総合的に解明しようとする本研究では、今年度、主に以下の二点のテーマに取り組んだ。一点目は、マスメディアが拡大、多様化する大正後期から昭和初期に、横光利一をはじめとする新感覚派がどのように展開したか、ということ。もう一点目は、第二次世界大戦後のアメリカのGHQ/SCAP(General Headquarters/Supreme Commander for the Allied Powers)による検閲と横光の「旅愁」との関係について検討することである。前者については、「富ノ澤麟太郎――光と影の散歩者」(『日本のアヴァンギャルド』2005・5 世界思想社 214-227P)、「新感覚派文学の中国における受容の一側面――『色情文化』を中心に――」(「曙光」第3号 翰林書房 2005・12 55-62P)、「広告から見た大正期「文藝春秋」の展開」(「国文学研究」第148号 早稲田大学国文学会 2006・3 98-109P)として、後者については「さまよえる本文――第二次世界大戦後版「旅愁」の成立」(『横光利一の世界』 翰林書房 2006・3 予定)として、それぞれ論文に著した。 なお、研究ノートの「文学者の神話形成をめぐるノート――横光利一と「文学の神様」について――」(「昭和文学研究」第51集 2005・9 昭和文学会 75-79P)では、「文学の神様」という神話作用の再考を行った。ここでは、これまで「小説の神様」=志賀直哉、「文学の神様」=横光利一とされてきた定説に再検討を加え、「文学の神様」=横光利一がマスメディアと文壇状況によっていかにつくりだされ、変容したかを明らかにし、あわせて、そのプロセスを検討することにより、この作家の神話作用を批評的に考察した。 他に、本研究に関連する研究成果として、日本比較文学会第67回全国大会シンポジウムでの発表「新感覚派の文学と映画が出会うとき」(2005年6月18日)、フランス国立東洋言語文化学院(INALCO)での講演「引き裂かれたメディア――占領期日本文学検閲の一側面」(2006年3月6日)がある。

横光利一直筆原稿の総合的研究

2008

Research Results Outline: 2008年度単年度の研究期間で重視したのは、横光利一の直筆原稿の蒐集と閲覧を通じて、これまで行ってきた当該研究テーマをより発展させる基盤をつくること 2008年度単年度の研究期間で重視したのは、横光利一の直筆原稿の蒐集と閲覧を通じて、これまで行ってきた当該研究テーマをより発展させる基盤をつくることであった。いくつかの図書館で調査を行うと同時に、横光利一の原稿(書簡)を購入するなど、その成果は十... 2008年度単年度の研究期間で重視したのは、横光利一の直筆原稿の蒐集と閲覧を通じて、これまで行ってきた当該研究テーマをより発展させる基盤をつくることであった。いくつかの図書館で調査を行うと同時に、横光利一の原稿(書簡)を購入するなど、その成果は十分に達成することができた。また、これまで調査をした横光利一の直筆原稿の見直しもあわせて行い、研究課題にかかげた「総合的」な研究としてまとめるべく、調査と考察を進めた。そうすることで得た成果の公表は、2009年度から2010年度にかけて行う予定である。すでに準備を整え、日本近代文学の直筆原稿を総合的に検討する研究会での報告を経た後に、学術論文としてまとめる段取りがついている。本格的な研究成果の公表は2009年度以降となるものの、2008年度中にも、関連する研究成果を公にしている。その一つが、「1926年、文学と映画との遭遇」(『比較文学研究』、東大比較文学会、2008年11月)である。横光利一に関するこの論文は、2008年5月にアメリカ合衆国のコロンビア大学(キーンセンター)、ハーバード大学(ライシャワーセンター)での講演をもとに学術論文としてまとめたものである。なお、発表は次年度になるが、すでに校正を終えている研究論文に、「メディアに映し出される〈文学の神様〉の欧州紀行――一九三六年、横光利一の外遊とその報道をめぐって――」(『横光利一 欧洲との出会い――「歐洲紀行」から「旅愁」へ――』、おうふう、2009年5月刊行予定)がある。この論文では、横光利一の欧州旅行での手帳を参照し、新聞・雑誌などのマス・メディアに掲載された横光をめぐる言説を考察しながら、彼の外遊とその報道について検討している。

Foreign Countries Research Activity

Research Project Title: モダニズム文学の研究

2004/04-2005/03

Affiliation: パリ第7大学(フランス)、コロンビア大学(アメリカ)、北京大学(中国)

Lecture Course

Course TitleSchoolYearTerm
Japanese Literature 12-1: Research SeminarGraduate School of Letters, Arts and Sciences2019spring semester
Japanese Literature 12-2: Research SeminarGraduate School of Letters, Arts and Sciences2019fall semester
Global Japanese Literary and Cultural Studies 2-1: Research SeminarGraduate School of Letters, Arts and Sciences2019spring semester
Global Japanese Literary and Cultural Studies 2-2: Research SeminarGraduate School of Letters, Arts and Sciences2019fall semester