氏名

シイナ ケンペイ

椎名 乾平

職名

教授 (https://researchmap.jp/read0029950/)

所属

(教育学部)

連絡先

メールアドレス

メールアドレス
shiina@waseda.jp

URL等

研究者番号
60187317

本属以外の学内所属

兼担

教育・総合科学学術院(大学院教育学研究科)

商学学術院(商学部)

文学学術院(大学院文学研究科)

研究院(研究機関)/附属機関・学校(グローバルエデュケーションセンター)

学内研究所等

教育総合研究所

兼任研究員 1989年-

理工学総合研究センター

兼任研究員 1989年-2006年

現代教育実践研究所

研究所員 2015年-

理工学術院総合研究所(理工学研究所)

兼任研究員 2006年-2018年

学歴・学位

学歴

-1981年 早稲田大学 文学部 心理学
-1989年 早稲田大学 文学研究科 心理学

学位

文学修士 課程 早稲田大学

博士(文学) 論文 早稲田大学

所属学協会

日本心理学会

日本教育心理学会

日本基礎心理学会

日本行動計量学会

研究分野

キーワード

実験系心理学、教育・社会系心理学

科研費分類

人文学 / 心理学 / 実験心理学

研究テーマ履歴

認知心理学

個人研究

論文

カーソル軌跡から評定時間が予測できるか?

椎名乾平

学術研究(人文科学・社会科学編)67p.97 - 1112019年-

link

Polychoric correlations for ordered categories using the EM algorithm.

Shiina, K., Ueda, T., & Kubo, S.

Quantitative Psychology - The 82nd Annual Meeting of the Psychometric Society, Zurich, Switzerland,2017査読有りp.247 - 2592018年-

DOI

知られざるPearson(1913)のBroad-Category補正式について-カテゴリー尺度による相関係数の問題-

椎名乾平

学術研究(人文科学・社会科学編)65p.121 - 1422017年-

link

Bravais(1846)による2変量正規分布と相関係数の発見- Analyse mathématique sur les probabilités des erreurs de situation d’un point解題-

椎名乾平

学術研究(人文科学・社会科学編)64p.123 - 1452016年-

link

相関係数の起源と多様な解釈

椎名乾平

心理学評論59(4)p.415 - 4442016年-

DOI

Inverted-U and Inverted-J Effects in Self-Referenced Decisions.

Kenpei Shiina

Proceedings of the 36th Annual Conference of the Cognitive Science Society. https://mindmodeling.org/cogsci2014/papers/504/paper504.pdf2014年-

link

PCカーソルの軌跡で心理状態を推測する

椎名乾平

信学技報, vol. 113, no. 426, HCS2013-76113p.37 - 422014年-

CC1-4 評定尺度から計算される相関係数の困った性質(一般セッション 心理)

椎名 乾平;上田 卓司;久保 沙織

日本行動計量学会大会発表論文抄録集42p.40 - 432014年09月-2014年09月 

CiNii

De Moivre (1733) による正規分布の導出

椎名乾平

学術研究(人文科学・社会科学編)62p.99 - 1112014年-

link

七つの正規分布

椎名乾平

心理学評論56p.7 - 342013年-

DOI

When Choice Effects Compete: An Account by Extended EBA Model

Kenpei Shiina

Proceedings of the 34th Annual Conference of the Cognitive Science Society.http://mindmodeling.org/cogsci2012/papers/0403/paper0403.pdf2012年-

The Okuma illusion: a new illusion of leaning

Takashi Yasuda, Takashi Ueda, Kenpei Shiina

Perception41p.1277 - 12802012年-

DOI

評定尺度法とカーソル運動

椎名 乾平

知能と情報24(4)p.858 - 8702012年-2012年

CiNii

詳細

ISSN:1347-7986

概要:評定尺度法はいまだに心理学や認知科学で主要なデータ取得法であるが,我々は如何に評定判断が時間上で展開するかをよく知らない.この探索的研究では,評定判断の内的過程を探るために,PC のカーソル軌跡が記録され分析された.主な発見は: 1)カーソル軌跡の変動性と反応時間の相関は高く,これは軌跡の変動性が反応時間の逆U字型効果の原因であることを示唆する.2)軌跡は素早いサッカード状の成分を含む(この成分をストロークと呼ぶ).ストロークの分布は課題によってもたらされる認知的負荷によって変化した.3)tangential 速度の速さと形は,特に認知的負荷が高い時に,被検者の内的状態を示すかもしれない.最後に,4)決定時における動揺とためらいを軌跡を用いて推測することができた.特に,中間のカテゴリーに対する評定判断はより敏感に動揺する.心理測定学に対するいくつかの示唆が与えられた.

カテゴリー数の異なる順序カテゴリー尺度同士の相関係数の性質

大内善広・上田卓司・椎名乾平・岡田いずみ

学術研究−人文科学・社会科学編−60p.93 - 1032012年-

link

Trajectory-Variability and Inverted-U Effects in Rating Decisions

Kenpei Shiina

European Perspectives on Cognitive Science : Proceedings of the European Conference on Cognitive Science http://nbu.bg/cogs/eurocogsci2011/proceedings/pdfs/EuroCogSci-paper187.pdf2011年05月-

統計解析環境Rを活用した心理学実験  2:画像刺激の操作

安田孝・上田卓司・椎名乾平

学術研究−教育心理学編−59p.21 - 372011年02月-

統計解析環境Rを活用した心理学実験  1:心理学実験における刺激統制と実験準備

上田卓司・安田 孝・椎名乾平

学術研究−教育心理学編−59p.1 - 202011年02月-

Tracing the Process of Rating Decisions through Cursor Movements

Kenpei Shiina

Proceedings of the 33rd Annual Conference of the Cognitive Science Society http://csjarchive.cogsci.rpi.edu/Proceedings/2011/papers/0154/paper0154.pdf2011年-

ある反応時間の確率分布について−破産の問題−

椎名乾平

学術研究−教育心理学編−58p.1 - 162010年02月-

link

詳細

概要:Ratcliff(1978)の反応時間理論を徹底的に究明した論文です.

ポワソン差異モデルについて

椎名乾平

学術研究−教育心理学編−57p.1 - 172009年02月-

link

詳細

概要:オリジナルの反応時間モデルです.

カーソルの軌跡を用いて評定判断過程を分析する

椎名乾平

学術研究−教育心理学編−56p.1 - 92008年03月-

Vacillation and Hesitation in Category Rating: Evidence from PC Cursor Trajectories

Kenpei Shiina

Proceedings of the 30th Annual Conference of the Cognitive Science Society http://www.cogsci.rpi.edu/CSJarchive/Proceedings/2008/pdfs/p1894.pdf2008年-

EMアルゴリズムについて(その1)

椎名乾平

学術研究−教育心理学編−55p.1 - 212007年03月-

Linear Separability and Manifestations of Abstract Category Structures

Kenpei Shiina

Proceedings of the 28th Annual Conference of the Cognitive Science Society. http://www.cogsci.rpi.edu/CSJarchive/Proceedings/2006/docs/p2152.pdf2006年-

選択肢つき穴埋め問題の基本特性

椎名乾平

学術研究−教育心理学編−54p.1 - 122006年-

コンフリクト,迷いと意思決定

椎名乾平

知能と情報17p.672 - 6782005年12月-

The Explication of Similarity, Compromise, and Attraction Effects by the REGAL Model

Shiina Kenpei

Joint 2nd International Conference on Soft Computing and Intelligent Systems and 5th International Symposium on Advanced Intelligent Systems2004年09月-

反応時間の確率モデル

上田卓司 椎名乾平 浅川伸一

心理学評論46,2, 249-2732003年-

DOI

SOMDS:Multidimensional scaling through Self organization map

Shiina Kenpei Asakawa Shinichi

Proceedings of the 9th International Conference on Neural Information Processing,IEEE Publishing2002年-

高校成績,入試成績,大学成績の関係 椎名乾平・櫻井英博・楠元範明

早稲田教育評論15,1,49−562001年-

認知心理学における類似性研究

中本敬子 椎名乾平

日本ファジィ学会誌13,423-4302001年-

Adaptive Arrangement classifier via Neuro-Fuzzy Modeling

Shiina Kenpei

Proceedings of the 9th IEEE International Conference on Fuzzy Systems,IEEE PublishingPp.577-5802000年-

反応時間の確率分布

学術研究−教育心理学編47,25-361999年02月-

Mathematical properties of the biased choice and related models.

Shiina Kenpei

Behaviormetrika.25/,45-641998年-

あいまいな知識と問題解決

椎名乾平

学術研究-教育心理学編45/27-361997年03月-

Measurement of skills and knowledge states

椎名乾平

学術研究−教育心理学編441996年03月-

測定・評価と認知心理学

椎名乾平

教育心理学年報35/,1996年-

逡巡・ためらい・意思不決定-EBAモデルの拡張-

椎名乾平

心理学評論37/3,250-2641994年-

ルール評価アプローチの再検討

浅川伸一 椎名乾平

教育心理学研究41,1-81993年-

心理学における不確定性の様相と人間の対処

椎名乾平

日本ファジィ学会誌4,1033-10441992年-

概念の概念の概念

椎名乾平

基礎心理学研究101991年-

集合論的潜在特性理論-理論的考察-

椎名乾平

教育心理学研究381990年-

集合論的潜在特性理論の応用

椎名乾平

教育心理学研究381990年-

人工概念の諸相

椎名乾平 本間大一

心理学評論33,511-5401990年-

Osherson & Smithのパラドックス

椎名乾平

心理学評論321989年-

A fuzzy-set-theoretic feature model and its application to asymmetric similarity data analysis.

Shiina Kenpei

Japanese Psychological Research301988年-

A muximum likelihood nonmetric multidimensional scaling procedure for word sequences obtained in free-recull experiments.

Shiina Kenpei

Japanese Psychological Research281986年-

多変量正規分布によって定義された人工概念に対する学習及びプロトタイプ形成について

椎名乾平

心理学研究561985年-

カテゴリー数の異なる評定尺度で測られた変数間の相関係数に異常が生じる(一般セッション 教育と心理(3))

椎名 乾平;上田 卓司;岡田 いずみ;大内 善広

日本行動計量学会大会発表論文抄録集39p.379 - 3822011年09月-2011年09月 

CiNii

PE-011 性格評定における逆U字型反応時間について(3) : 実は逆J字型反応時間なのかもしれない(人格,ポスター発表)

椎名 乾平

日本教育心理学会総会発表論文集(54)2012年11月-2012年11月 

CiNii

PA-014 漢字の書字練習量とテスト得点の時系列分析(2)(教授・学習,ポスター発表)

長澤 誠;椎名 乾平

日本教育心理学会総会発表論文集(54)2012年11月-2012年11月 

CiNii

顔と名前の記憶:Baker-bakerパラドックスの成立について

上田 卓司;安田 孝;椎名 乾平

日本認知心理学会発表論文集2011(0)p.44 - 442011年-2011年

CiNii

詳細

概要:同じ名でも職業名として憶えるより名字として憶える方が顔との対連合記憶が低下する.Baker-bakerパラドックスとして知られるこの現象は,Bruce & Youngの顔‐人物認識モデルの枠組みでは,顔と結びつく氏名情報が職業名等の人物属性情報と比べ弱い,という観点で説明される.本研究では属性情報として地名を用いた日本版 Baker-baker 刺激を考案し,顔写真の提示方向(正立 / 倒立)による地名または人名記憶への影響も合わせて顔と名前の記憶過程について検討した.名前に対する手がかり再生課題および顔の再認課題の結果は,倒立顔に対する記憶成績が低下する倒立効果が見られたが,Baker-bakerパラドックスの成立は確認されなかった.文化心理学的要因および意味記憶表象の性質からパラドックス不成立の原因が検討された.

書籍等出版物

学力—いま、そしてこれから(山森 光陽 , 荘島 宏二郎 編)

ミネルヴァ書房2006年-

目撃証言の研究

北大路書房2001年-

ファジィとソフトコンピューティングハンドブック 

共立出版  2000年-

心理学辞典

有斐閣1999年-

構造方程式モデル −共分散構造分析・事例編−(豊田秀樹 編)

北大路書房1998年-

認知心理学の視点

ナカニシヤ出版1997年-

ファジィ理論と心理学   第3章「ファジィ理論と心理学」

山下利之 椎名乾平

日刊工業新聞社1994年-

講演・口頭発表等

高校教育での相関係数と心理学 -データサイエンスとしての心理学をアピールするチャンスか?

椎名乾平, 久保沙織

日本教育心理学会60回総会2018年

風変わりな相関係数 -楕円一様分布のおもしろい性質-

日本教育心理学会59回総会2017年10月

Pearson(1913)のIdea を用いた評定データのための相関計算(理論編)

椎名乾平, 久保沙織, 上田卓司

日本心理学会第81回大会2017年09月

Pearson(1913)のIdea を用いた評定データのための相関計算(数値編)

上田卓司, 久保沙織, 椎名乾平

日本心理学会第81回大会2017年09月

The role of perspective on the greenback illusion

Kenpei Shiina

ECVP Berlin2017年08月

Correlation Computation for Ratings Using the Idea of Pearson (1913)

Kenpei Shiina

IMPS Zurich2017年07月

Likert型評定法の元々の意味 ― Thurstone, Thorndike, Karl Pearsonとの関係―

椎名乾平

日本教育心理学会58回総会 香川大学2016年10月

The Greenback Illusion: a new geometrical illusion.

Kenpei Shiina

ECVP Barcelona2016年08月

The Piling Illusion

Shiina,K., and Takahashi, N

ECVP Liverpool2015年

評定カテゴリー数の異なる尺度を用いると「幻の因子」がでることがある

日本教育心理学会第56回大会2014年11月

詳細

口頭発表(一般)

REAL2変量正規分布簡易発生装置(実践編)塵も積もれば正規分布になるか?

日本心理学会第78回大会2014年09月

詳細

ポスター発表

REAL2変量正規分布簡易発生装置(理論編)塵も積もれば正規分布になるか?

日本心理学会第78回大会2014年09月

詳細

ポスター発表

評定尺度から計算される相関係数の困った性質

日本行動計量学会第42回大会2014年09月

詳細

口頭発表(一般)

信頼性係数のパラドックス-尺度のカテゴリー数を増やすと信頼性係数が減ることがある

日本心理学会第77回大会2013年09月

詳細

ポスター発表

性格評定における逆U字型反応時間について(3)─実は逆J字型反応時間なのかもしれない─

日本教育心理学会第54回大会 琉球大学2012年11月

詳細

ポスター発表

カーソルは心の窓になるか?

日本認知科学会第28回大会2011年09月

詳細

ポスター発表

七つの正規分布−正規分布はどこから来たのか?

日本心理学会第75回大会2011年09月

詳細

ポスター発表

評定判断における逆U字型効果

日本心理学会第74回大会2010年09月

詳細

ポスター発表

学会プログラムをGAを用いて自動作成する

日本教育心理学会第52回大会2010年08月

詳細

口頭発表(一般)

性格評定における逆U字型反応時間について(2)

日本教育心理学会第51回大会2009年09月

詳細

ポスター発表

多選択肢選択反応時間に対するポワソン差異モデル

日本心理学会第73回大会2009年08月

詳細

ポスター発表

性格評定における逆U字型反応時間について

日本教育心理学会第50回大会2008年10月

詳細

ポスター発表

カーソルの軌跡は評定判断について何を語るか?

日本行動計量学会36回大会2008年09月

詳細

口頭発表(一般)

軌跡速度を用いた評定判断の迷いの分析

日本心理学会72回大会2008年09月

詳細

ポスター発表

平均軌跡との乖離による評定判断の迷いの分析

日本心理学会71回大会2007年09月

詳細

ポスター発表

選択肢付穴埋め問題の信頼性

日本教育心理学会第49回大会 文教大学2007年09月

詳細

ポスター発表

評定尺度判断の迷いの指標

日本心理学会70回大会2006年11月

詳細

ポスター発表

選択肢つき穴埋め問題の諸特性と真の得点推定

日本テスト学会第4回大会2006年08月

詳細

ポスター発表

「新しい学力観」は定着したか? 年代別調査

日本教育心理学会第47回大会2005年09月

詳細

ポスター発表

SOMDSと数量化4類

日本行動計量学会33回大会2005年08月

詳細

口頭発表(一般)

「選択肢つき穴埋め問題」の特性

日本心理学会68回大会2004年09月

詳細

ポスター発表

The REGAL model: a generalization of EBA model

27th International Congress of Psychology2000年

詳細

開催地:Stockholm Sweden

A mathematical model for reluctant decision making

24th International Congress of Applied Psychology.1998年.8月

詳細

開催地:San Francisco

Fuzzy logical neural network models for categorization

26th International Congress of Psychology1996年.8月

On general cycle conditions of the biased choice model

European Congress of Psychology.1995年

詳細

開催地:Athens,Greece

Statistically revealing plural developmental paths in basic arithmetic skills.

23rd International Congress of Applied Psychology.1994年

詳細

開催地:Madrid

Linearly separable categories are easier to learn

25th International Congress of Psychology1992年.7月

詳細

開催地:Brussels, Belgium

Measurement of plural developmental paths

22nd International Congress of Applied Psychology.1990年

詳細

開催地:京都

ファジーINRC群による思考解析

日本教育心理学会32回大会1990年

自由再生プロセスをモデル化したMDS

日本心理学会48回大会1984年

判別分析とプロトタイプ

椎名乾平

日本心理学会47回大会1983年

文中での語共起関係を指標とした意味記憶の研究

日本心理学会46回大会1982年09月

詳細

口頭発表(一般)

作品・ソフトウェア・教材・フィールドワーク等

第3回 錯視コンテスト  2011 グランプリ 「大隈錯視」

2011年-

外部研究資金

科学研究費採択状況

研究種別:

あいまい集合論の認知的心理過程モデル化への応用

1987年-

研究種別:

知識構造の数理心理的モデルの構成

1989年-1990年

研究種別:

カテゴリーの線形分離と「理論」によるカテゴリー形成の関係

1992年-

研究種別:

知識・概念構造を測定するためのテスト理論

配分額:¥1300000

研究種別:

評定・選択判断の反応時間分布の研究

配分額:¥800000

研究種別:

評定判断における意思決定過程の研究

2011年-0月-2014年-0月

配分額:¥1560000

研究種別:

多肢選択肢における回答行動の統合的研究:質問紙・ウェブ調査法の設計と妥当性の検討

2016年-0月-2019年-0月

配分額:¥34970000

研究種別:

相関係数の異常な挙動の解明とそれに対する対処

2018年-0月-2021年-0月

配分額:¥2600000

学内研究制度

特定課題研究

「価値観」による人間のカテゴリー化の研究-展開法モデルを用いて-

1996年度

研究成果概要: 展開法モデル」とは心理学的尺度化法の一つであり、被験者に刺激の順序づけを行なわせ、そのデータから、被験者と刺激の性質についての多次元尺度を構成するものである。またここで言う「価値観」とは個々人が人生においてどのような対象に価値を... 展開法モデル」とは心理学的尺度化法の一つであり、被験者に刺激の順序づけを行なわせ、そのデータから、被験者と刺激の性質についての多次元尺度を構成するものである。またここで言う「価値観」とは個々人が人生においてどのような対象に価値を与えるかということで、例えばシュプランガーの理論型、経済型、審美型、宗教型、権力型、社会型の分類が有名である。研究目的は、展開法の発想を用いて、被験者個々人が自分がどのような価値観を持つのかを判断できるような手法を提案し、実際のデータで検証することである。 2)価値観よる人間のカテゴリー化には様々な理論的興味がある。まず、カテゴリー化研究の文脈において、展開法モデルは「事例モデル」の一つの形態と捉えることができる。従って自分自身がどの価値観カテゴリーに属するのかを判断させることにより、人間が自分自身をカテゴリー化する際の過程を捉えることができるようになる。さらに、どの価値観を選択するのかは複雑な意思決定過程であり、そこでのまよいや逡巡は心理学的に興味深い問題である。 3)人間の価値観を明らかにするのは、大きな応用上の要請もある。なぜなら、自分の価値観をはっきりさせるのは、(大げさに言うと)「どのような人生を生きるべき」かを決定する事になるからである。例えば、就職先を探す際に、いつまでも決定できない学生が多いがこれは、自分がどのような価値観をもつのかを自ら判断できない者が多いからであるという解釈も可能である。 4)様々な価値観を記述した文章群に対して、順序づけ、あるいは一対比較を行わせて、データとする。被験者はとりあえず大学生としたが、様々な専攻にわたってデータをとり、なるべく多様な価値観を取り上げるようにした。 5)このデータを数年前開発した最尤多次元展開法モデルによって解析する。 6)専攻別に典型的な価値観が見られるか、他人と異なる価値観を持つ被験者がその専攻内で適応できているのかを調べるのがとりあえずの目的となるが、目下鋭意解析中である。

メタファーとしての学力

1999年度

研究成果概要: 本研究は、日常言語として定義があいまいなまま用いられている「学力」概念をとりあげ、この概念がどのようなものとして取り上げられているか、すなわち、素朴な「学力」観を検討することを目的とした。日本の学校教育では、「学力」という概念が... 本研究は、日常言語として定義があいまいなまま用いられている「学力」概念をとりあげ、この概念がどのようなものとして取り上げられているか、すなわち、素朴な「学力」観を検討することを目的とした。日本の学校教育では、「学力」という概念が頻繁に用いられているにも関わらず、使用される文脈によって、あるいはそれを使用する人によって、その意味が変化しているように見受けられる。「学力」の理念的側面は教育学的研究が蓄積されているが、日常言語としての「学力」はあまり検討されていないように見受けられる。このような理由から、日常語としての素朴「学力」観の特性を明らかにすることを試みた。 日常用いられる抽象概念の多くがメタファー的思考により支えられており、言語使用にその一端が現れるとする認知意味論者の主張に準じ、「学力」とともに用いられる言語表現の特徴を検討する方法を用いた。言語表現の収集のために、1)現職教員を対象とした聞き取り調査、2)教員免許取得見込み者を対象とした自由記述調査を実施した。収集された言語表現を意味ユニット単位で分析・整理し、近年、学習指導要領などで提唱されている「新しい学力観」「生きる力」との関連から、素朴学力観について考察を加えた。現職教員への聞き取りの結果から、現職教員にとって「新しい学力観」「生きる力」は従来から考えられており、その理念自体には特に感銘を受けておらずスローガンとしても有効に機能していないこと、興味・関心・態度を評価に組み込むことには少なからぬ者が否定的であることが明らかになった。教員免許取得見込み者の自由記述からは、自律的成長を重視する「植物」観、基礎からの積み重ねを重視する建築物観、やる気等を重視するエネルギー観等が混在して「学力」を捉えていることが明らかになった。 今後、教員への聞き取りや自由記述による調査を続行し、どのような文脈で素朴「学力」観のどの側面が特に重視されるのかを検討することが課題である。

現在担当している科目

科目名開講学部・研究科開講年度学期
教育心理学(中・高) C教育学部2019春学期
教育実習演習(中・高)(3週間) AA教育学部2019春学期
教育実習演習(中・高)(2週間) AA教育学部2019春学期
教職実践演習(中・高) AA教育学部2019秋学期
心理学研究法I (心理学統計法)教育学部2019通年
心理学実験演習I教育学部2019通年
教育心理学演習I D教育学部2019通年
教育心理学演習II D教育学部2019通年
心理学実験演習II A教育学部2019通年
数理モデル1大学院文学研究科2019春学期
数理モデル2大学院文学研究科2019秋学期
教育評価・測定研究指導(M-1)(椎名)大学院教育学研究科2019春学期
教育評価・測定研究指導(M-2)(椎名)大学院教育学研究科2019秋学期
教育評価・測定演習(M1-1)(椎名)大学院教育学研究科2019春学期
教育評価・測定演習(M1-2)(椎名)大学院教育学研究科2019秋学期
教育評価・測定演習(M2-1)(椎名)大学院教育学研究科2019春学期
教育評価・測定演習(M2-2)(椎名)大学院教育学研究科2019秋学期
教育評価・測定特論A大学院教育学研究科2019春学期
教育評価・測定特論B大学院教育学研究科2019秋学期
教育心理学研究指導(D-1)(椎名)大学院教育学研究科2019春学期
教育心理学研究指導(D-2)(椎名)大学院教育学研究科2019秋学期
教育評価・測定研究演習(D-1)(椎名)大学院教育学研究科2019春学期
教育評価・測定研究演習(D-2)(椎名)大学院教育学研究科2019秋学期