氏名

ウダガワ ヒロシ

宇田川 博

職名

准教授 (https://researchmap.jp/read0206497/)

所属

(商学部)

連絡先

URL等

研究者番号
50267423

本属以外の学内所属

学内研究所等

産業経営研究所

兼任研究員 1989年-

所属学協会

日仏経営学会

研究分野

キーワード

資本主義システム論、現代社会思想論

科研費分類

人文学 / 哲学 / 思想史

研究テーマ履歴

日本型システム論

個人研究

論文

フランス・ノート

文化論集/早稲田商学同攻会(26)2005年03月-

ヨーロッパでの思索

文化論集/早稲田商学同攻会(25)2004年09月-

日本型システムの研究——『ジャパン・アズ・ナンバーワン』の時代から現在へ(2) 日本的経営と集団主義——

早稲田商学/早稲田商学同攻会382号(pp73-140)1999年10月-

日本型システムの研究——『ジャパン・アズ・ナンバーワン』の時代から現在へ(3) 「総合利益」「フェア・シェア」の理念と高コスト構造——

産業経営/早稲田大学産業経営研究所26号(pp85-111)1999年12月-

日本型システムの研究Ⅱ——99年度年次経済報告(経済白書)に読む日本型システムの問題点——

文化論集/早稲田商学同攻会16号(pp21-62)2000年03月-

大学問題を考える—大学教員の任期制について

文科論集/早稲田商学同攻会131998年10月-

日本型システムの研究—『ジャパン・アズ・ナンバーワン』の時代から現在へ(1)

産研シリーズ/産業経営研究所321999年03月-

幕末蘭学、『陽だまりの樹』の時代——医学史への視点—

文化論集/早稲田商学同攻会第11号1997年10月-

大学問題を考える——「臨教審の時代」から大学設置基準の改訂へ——

文化論集/早稲田商学同攻会第12号1998年03月-

「ヘモフィリア・ホロコースト」への道−薬害エイズ犯罪の告発

文化論集/早稲田商学同攻会91996年09月-

死の不可視性と先端 医療時代の倫理

情況/情況出版111996年09月-

フランス語ライブ教室−発信できるフランス文法

駿河台出版社1996年08月-

ルイ・ド・ブロイ−二十世紀物理学の貴公子

国文社1995年06月-

「脳死」の時間論とトポロジー−現代医学の視点

文化論集/早稲田商学同攻会71995年11月-

書籍等出版物

科学・環境・生命を読む(共著)

状況出版社2002年 03月-

学内研究制度

特定課題研究

先端医療と生命倫理―脳死問題を中軸として―

1997年度

研究成果概要:脳死問題を中軸とした生命倫理のテーマでは、小松美彦著『死は共鳴する』を批判的に取り上げ、1.死の概念、2.死の本来性、3.死と共同体、4.死と死亡、5.死と判定基準、6.死と所有権、7.脳死と心臓死、8.臨床医学、の諸問題等を考察...脳死問題を中軸とした生命倫理のテーマでは、小松美彦著『死は共鳴する』を批判的に取り上げ、1.死の概念、2.死の本来性、3.死と共同体、4.死と死亡、5.死と判定基準、6.死と所有権、7.脳死と心臓死、8.臨床医学、の諸問題等を考察した。 小松氏は「個人閉塞した死」を乗り越えて「共鳴する死」を回復させることを望んでいるかに思われ、また、氏は臨床医学の誕生に歴史的な断絶を見ているが、その結果心臓死と脳死との断絶が希薄化されているきらいがある。氏の脳死論の根幹は「死」の「死亡」への還元ということであるが、そうした批判が成立する以前に、両者を区別しうることがアプリオリな前提となっている。氏の脳死論は多くの示唆をはらんでいるが、「死亡」を「客観的事実」「現象」の自明性のレベルに措定していることに、批判の第一歩を置くことができるだろう。この研究は引き続き継続される。 小松氏は医学史の専門家であり、小松氏を正当に批判するためにも、現代医学の認識を深めるためにも、医学史を研究することが望まれた。その成果が「幕末蘭学、『陽だまりの樹』の時代 ―医学史への視点―」である。手塚治虫の晩年の大作『陽だまりの樹』を素材とし、適塾の教育、緒方洪庵の業績(『病学通論』、『扶氏経験遺訓』、コレラ治療、除痘館活動、江戸種痘所)を通して、漢方と蘭学との角逐史、当時の蘭学の基本的イデオロギー等を考察した。幕末に導入された蘭学が「自然治癒」を重視していることは、脳死を頂点とする先端医療が、ますます細分化と技術化の道を邁進していることに鑑み、興味深い視点を提供してくれた。また、チーム医療やインフォームド・コンセントに関し、現代医療とは異なった見解を持っていたことも参考となろう。総じて、医の倫理意識が技術の発達に伴って逆に反比例的に低下してきたことが、先端医療批判として有効な素材を提供してくれたものと考えられる。研究成果の発表1997・10 早稲田大学商学部商学同攻会、文化論集第11号、「幕末蘭学、『陽だまりの樹』の時代 ―医学史への視点―」

日本型システムの研究-『ジャパン・アズ・ナンバーワン』の時代から現在まで-

1999年度

研究成果概要: 99年度特定課題研究助成を受け、エズラ・ヴォーゲル著『ジャパン・アズ・ナンバーワン』(1979年)を過去から照射点として、現在の日本型システムの有効性と限界を明らかにする諸論文を発表した。『ジャパン・アズ・ナンバーワン』で肯定的... 99年度特定課題研究助成を受け、エズラ・ヴォーゲル著『ジャパン・アズ・ナンバーワン』(1979年)を過去から照射点として、現在の日本型システムの有効性と限界を明らかにする諸論文を発表した。『ジャパン・アズ・ナンバーワン』で肯定的に叙述された日本型経営システム・日本型企業システムに関する歴史的研究は、①「日本型システムの研究―『ジャパン・アズ・ナンバーワン』の時代から現在へ(2)―日本的経営と集団主義―」、②「日本型システムの研究―『ジャパン・アズ・ナンバーワン』の時代から現在へ(3)―「総合利益」「フェア・シェア」の理念と高コスト構造―」で為された。日本型システムの終焉が喧伝される今日にあって、集団主義的企業システムと高コスト構造が問題とされることが多い。① ②では、これら二つの特徴が終身雇用・年功賃金といった雇用制度と相俟って、「長期性」の理念に立脚した日本型システムを構築し短期的収益性の追及と齟齬を生じる問題点が明らかにされた。 以上の両者においても現在の日本型システムとのリンクが試みられたが、それを主題的に論じたのが③「日本型システムの研究Ⅱ―99年度年次経済報告(経済白書)に読む日本型システムの問題点―」である。99年度白書は、冷静に日本型システムを分析し、キャッチアップの方向性を明確に否定するなど、短絡的な論調に陥っていない点で高く評価できる。しかし90年代不況と日本経済の構造的問題との関係という根本的論点については、前記の長期性/短期性の観点から疑問が提出された。本論ではとりわけ労働経済の観点を導入して、「二つのR」(リスク、リストラ)を吟味したことも、日本型システム研究として有益であった。上記三論文を通じて、今後続行する日本型システム研究の展望があきらかになったものと思われる。

現在担当している科目

科目名開講学部・研究科開講年度学期
フランス語I基礎A 2商学部2019春学期
フランス語I基礎A 3商学部2019春学期
フランス語I基礎B 2商学部2019秋学期
フランス語I基礎B 3商学部2019秋学期
フランス語II選択A読解(歴史・社会) 3商学部2019春学期
フランス語II選択B読解(歴史・社会) 3商学部2019秋学期

教育内容・方法の工夫

授業アンケート

詳細

概要:担当科目である、フランス語、総合教育科目演習(プロゼミ)の全科目で授業アンケートを実施し、学生達の意見を授業に反映している。

学生との距離の削減

詳細

概要:フランス語科目では、できる限り椅子に着席することなく授業を実施している。かくして質問等を受けやすくし、かつ学生の学習意欲の向上に努めている。

会話能力の向上

詳細

概要:フランス語科目では会話力の向上を目指し、CDを常時活用してリスニング能力を高め、かつ表現力(作文力)の指導に力を注いでいる。

小テストによる理解力チェック

詳細

概要:フランス語科目でのリスニングでは毎回小テストを行い、採点して返却する。かくして学生側は自分の弱点を知り、教える側は学生の弱点を把握することができる。

言語そのものへの関心の惹起

詳細

概要:フランス語だけでなく言語そのものへの関心を育てるため、世界15カ国語以上の言語を適宜、比較参照し、学生の興味を掻き立てている。

モチベーションの喚起

詳細

概要:フランス語科目では、自分の体験談を語ったり、世界の人々とコミュニケーションを取ることの喜びを伝えるなどして、学生のモチベーションの喚起に常時考慮している。

プレゼンテーション能力の開発

詳細

概要:総合教育科目演習(プロゼミ)「現代資本主義システム論」では、毎回2名の学生に研究発表をさせ、プレゼンテーション能力を開発させるよう努めている。

双方向授業の充実

詳細

概要:プロゼミでは他の学生の発表について、毎週感想のレポートをメールで送付させている。かくして受講者は、他人の意見を聞き流しにするのではなく、自分の見解をまとめ、知識を整理することができ、教える側は理解度をチェックすることができる。

フィールドワークの重視

詳細

概要:プロゼミの発表では、ただ参考文献を読んでまとめ上げたようなレポートを作成するのではなく、自分のフィールドワークに基づく成果を記すように指導している(たとえば失業問題についてなら、自らハローワークを訪れてみるといったような)。自分の体験を増すばかりでなく、聞く者の興味をいっそう掻き立てるような効果を来たいすることができる。

ゲストの招待

詳細

概要:各界のゲストをプロゼミに招いて話を聞くことを、年に数回行っている。毎回きわめて活発な質疑応答があって、学生達の関心の高さを知ることができる。

作成した教科書・教材・参考書

宇田川博著「フランス語ライブ教室」駿河台出版社

詳細

概要:無味乾燥な文法書ではなく、様々な工夫を凝らしてフランス語を「発信」できることを目指した参考書。

宇田川博著「ボンジュール・ムッシュー・アインシュタイン」駿河台出版社

詳細

概要:アインシュタインの生涯と理論に基づき、科学への関心を呼び起こしつつフランス語を学習できるようにした、フランス語文法読本

宇田川博著「ゴッホの旅」第三書房

詳細

概要:ゴッホの生涯を素材にしたフランス語文法読本。

宇田川博共著「オルセー物語」第三書房

詳細

概要:パリのオルセー美術館を素材にしたフランス語文法読本。