氏名

タカハシ リュウザブロウ

高橋 龍三郎

職名

教授 (https://researchmap.jp/read0078096/)

所属

(文学部)

連絡先

メールアドレス

メールアドレス
ryuza@waseda.jp

URL等

研究者番号
80163301

本属以外の学内所属

兼担

文学学術院(大学院文学研究科)

研究院(研究機関)/附属機関・学校(グローバルエデュケーションセンター)

政治経済学術院(政治経済学部)

学内研究所等

先史考古学研究所

プロジェクト研究所所長 2001年-2006年

先史考古学研究所

プロジェクト研究所所長 2006年-2011年

長江流域文化研究所

研究員 2007年-2011年

アジア研究所

研究所員 2006年-2011年

東アジア「仏教」文明研究所

研究所員 2010年-2014年

文化財総合調査研究所

研究所員 2015年-

アジア研究所

研究所員 2011年-2012年

長江流域文化研究所

研究員 2011年-2012年

長江流域文化研究所

研究員 2012年-2013年

アジア研究所

研究所員 2012年-2013年

東アジア都城・シルクロード考古学研究所

研究所員 2015年-

アジア研究所

研究所員 2013年-2014年

長江流域文化研究所

研究員 2013年-2014年

會津記念博物館

兼任研究員 1989年-2010年

會津記念博物館

兼任研究員 2010年-2011年

アジア研究所

研究所員 2015年-2015年

アジア研究所

研究所員 2014年-2014年

長江流域文化研究所

研究員 2014年-2014年

長江流域文化研究所

研究所員 2015年-2015年

アジア研究所

研究所員 2016年-

先史考古学研究所

プロジェクト研究所所長 2011年-2016年

先史考古学研究所

プロジェクト研究所所長 2016年-2021年

先史考古学研究所

研究所員 2016年-

比較考古学研究所

研究所員 2016年-

学歴・学位

学歴

-1976年 早稲田大学 政治経済学部 経済学科

学位

修士(文学) 課程 早稲田大学

経歴

1983年-1986年早稲田大学助手
1986年-1990年早稲田大学非常勤講師
1990年-1994年近畿大学講師
1994年-1995年近畿大学助教授
1995年-1999年早稲田大学助教授
1999年-2001年早稲田大学教授

所属学協会

日本考古学協会

早稲田大学史学会 学内評議委員

早稲田大学考古学会 理事

研究分野

キーワード

先史考古学、考古学

共同研究希望テーマ

亀ヶ岡社会の階層化過程の研究

希望連携機関:大学等の研究機関との共同研究

ナイル河流域における中期旧石器時代の石材採掘活動

希望連携機関:大学等の研究機関との共同研究

研究テーマ履歴

2007年-台湾原住民社会の研究

研究テーマのキーワード:原住民、首長制、部族社会、社会構造

機関内共同研究

パプア・ニューギニアにおける民族誌調査

研究テーマのキーワード:土器型式、分布、イーストケープ、親族組織

機関内共同研究

縄文社会の複雑化過程の研究

研究テーマのキーワード:リーダー、親族組織、先祖祭祀、社会の階層化過程

個人研究

2002年-2004年亀ヶ岡社会の階層化過程の研究

研究テーマのキーワード:階層化,威信財,地域的リーダー

個人研究

ナイル河流域の旧石器文化

研究テーマのキーワード:中期旧石器文化,発掘調査,石材採掘坑

個人研究

アフリカにおける牧畜社会の起源

研究テーマのキーワード:遊牧民,ウシ,友好関係

個人研究

亀ヶ岡式土器の型式学的研究、 

個人研究

ナイル河流域の旧石器文化の研究

個人研究

サハラ周辺部の牧畜の起源

個人研究

縄文社会の複合化・階層化過程の研究

個人研究

論文

第1・2次加曽利貝塚三次元測量・地中レーダー探査調査概報

高橋龍三郎

早稲田大学文学研究科紀要査読有り642019年02月-

詳細

概要:2016年12月、2017年8月に実施した千葉市加曽利貝塚における3D測量と地風レーダー探査の報告

近年の考古学が描き出す縄文社会像

高橋龍三郎

日本教育招待有り2018年(11月号)2018年11月-

詳細

掲載種別:研究論文(学術雑誌)

概要:最近の調査研究から明らかにされた縄文社会の実態と過去の学説について

世界の民族誌を学ぶことで、縄文時代の何が見えてくるのか?」

高橋龍三郎

日本人の起源p.78 - 812018年05月-

詳細

掲載種別:研究論文(学術雑誌)

概要:縄文文化・社会を研究する上で、パプアニューギニア等の民族誌を研究することの意義について

パプアニューギニアにおける民族考古学的調査(15)

高橋龍三郎

史観査読有り(178)p.80 - 1022018年03月-

詳細

掲載種別:研究論文(学術雑誌)

概要:2017年8月に実施したパプアニューギニア、ミルンベイ州、イーストケープにおける民族考古学調査の成果報告

地中レーダー探査(GPR)は貝塚の実態をどこまで明らかにできるかー加曽利貝塚の探査を通じてー

高橋龍三郎

3D考古学への再挑戦p.42 - 542017年11月-

詳細

掲載種別:研究論文(研究会,シンポジウム資料等)

概要:千葉市加曽利貝塚における地中レーダー探査(GRP)の報告

パプア・ニューギニアの土器作りと縄文土器

高橋龍三郎

進化する縄文土器 〜流れるもようと区画もよう〜長野県立歴史館発行招待有り2017年10月-2017年10月 

詳細

掲載種別:研究論文(その他学術会議資料等)

概要:中期縄文土器に見る動物形突起に関して、それがトーテミズムの表象的意味を持つことをパプアニューギニア民族誌から述べた。

縄文時代の結社組織

高橋龍三郎

山本暉久先生古稀記念論文集2017年05月-2017年05月 

詳細

概要:縄文時代後期の結社組織について、儀礼・祭祀の施設、呪物などから言及した。

パプアニューギニアにおける民族考古学的調査(14)

高橋龍三郎、大網信良、平原信崇、山崎太郎

史観査読有り176p.77 - 1022017年03月-

詳細

掲載種別:研究論文(学術雑誌)

概要:2016年8月に実施したパプアニューギニアの民族誌調査の成果報告

パプアニューギニアにおける民族考古学的調査(13)

高橋龍三郎・根岸洋・平原信崇

史観査読有り175冊p.99 - 1152016年09月-

詳細

掲載種別:研究論文(学術雑誌)

概要:2015年3月に実施したパプアニューギニアの民族誌調査の成果報告。

パプアニューギニアにおける民族考古学的調査(12)

高橋龍三郎・大網信良・平原信崇・山崎太郎

史観査読有り第174冊p.98 - 1192016年03月-2016年03月 

詳細

概要:2015年8月に実施したパプアニューギニアにおける家庭的土器生産Ⅱ関する民族誌調査報告。

縄文後・晩期社会におけるトーテミズムの可能性について

高橋龍三郎

古代査読有り138p.75 - 1412016年03月-

詳細

掲載種別:研究論文(学術雑誌)

概要:東日本を中心とした縄文時代の後期、晩期におけるトーテミズムの可能性について、動物形土製品、供犠、埋葬状況などから論じ、氏族性社会への以降について論じた。

個人間の争いから集団間の争いへ

高橋龍三郎

新鐘招待有りp.14 - 152016年03月-

詳細

掲載種別:研究論文(大学,研究機関紀要)

概要:人間の戦争行為について、その起源を歴史的に遡ると旧石器時代に達する。従来は生産経済が出現して余剰生産物が生まれると、その余剰生産物をめぐって戦争が生まれたと説かれたが、未開社会の民族誌を見ると、魔術や呪術などが原因になっていることが多い。

縄文中期社会と諏訪野遺跡

高橋龍三郎

『縄文中期の大環状集落を探る』招待有りp.13 - 202016年01月-2016年01月 

詳細

概要:埼玉県埋蔵文化財センターが発掘した諏訪野遺跡の環状集落について、成立と衰退の変遷過程に注目し、それが関東地方全域でほぼ同時に惹起したことから、婚姻システムと親族構造の変化であると措定し、後期の単系出自社会に向けた大きな変動であることを、後期のトーテミ制氏族社会の成立から解明した。

「パプアニューギニアにおける民族考古学的調査(11)」

高橋龍三郎・中門亮太・平原信崇

『史観』 早稲田大学史学会第172冊p.82 - 1032015年03月-

「パプアニューギニアの土器製作と社会的意味」

高橋龍三郎

佐々木幹夫・斎藤正憲編 『アジアの土と炎—民族誌と実験考古学の最前線』p.55 - 612014年03月-

「パプアニューギニアにおける民族考古学的調査(10)」

高橋龍三郎・中門亮太・平原信崇

『史観』 早稲田大学史学会第170冊p.98 - 1212014年03月-

縄文身体装飾の社会的意味

高橋龍三郎

公開シンポジウム「縄文時代装身具の考古学」予稿集p.59 - 672013年11月-

セピク川中流域の儀礼と霊(spirits)

高橋龍三郎

天理参考館報26p.7 - 202013年10月-

発掘調査・管理に必要な専門的能力をどう確保するかー人材育成と資格認定の意義ー

高橋龍三郎

都市問題104(9)p.59 - 712013年09月-

亀ヶ岡式三足土器の新たな事例

高橋龍三郎

技術と交流の考古学p.145 - 1572013年02月-

パプアニューギニアにおける民族考古学的調査(九)

高橋龍三郎・中門亮太・平原伸崇

史観168p.103 - 1202013年02月-

考古調査士資格と今後の見通し

高橋龍三郎

考古学ジャーナルN0.633p.36 - 372012年10月-

縄文時代における熊谷周辺とその社会

高橋龍三郎

発掘出土品展記念講座講義録p.1 - 202012年03月-

パプアニューギニアにおける民族考古学的調査(八)

高橋 龍三郎;中門 亮太;平原 信崇;岩井 聖吾;服部 智至

史觀(166)p.83 - 992012年03月-2012年03月 

CiNii

詳細

ISSN:03869350

戸ノ内貝塚発掘調査報告

高橋龍三郎・中門亮太・平原信崇:岩井聖吾

印西市の歴史第6号p.33 - 432012年02月-

パプアニューギニアの土器製作民族誌から学ぶ

高橋龍三郎

パプアニューギニア民族誌から探る縄文社会  三大学合同シンポジウム要旨集p.1 - 62012年02月-

千葉県印西市(旧印旛郡印旛村)戸ノ内貝塚第7次発掘調査概報

高橋龍三郎・中門亮太・平原信崇・岩井聖吾・服部智至

早稲田大学大学院文学研究科紀要第57輯p.57 - 822012年02月-

パプアニューギニアにおける民族考古学的調査(七)

高橋 龍三郎;中門 亮太

史觀(164)p.104 - 1162011年03月-2011年03月 

CiNii

詳細

ISSN:03869350

「M.ゴドリエのグレートマン理論」

高橋龍三郎(共著) 菊池徹夫編

『比較考古学の新地平』 同成社p.937 - 9482010年02月-

「パプア・ニューギニアにおける民族考古学調査(6)」

高橋龍三郎・井出浩正・中門亮太

『史観』第162冊p.79 - 1002010年02月-

千葉県印旛郡印旛村戸ノ内貝塚第5次発掘調査概報」

高橋龍三郎他

『早稲田大学大学院文学研究科紀要』第55輯p.65 - 822010年02月-

「今月の言葉 大学教育と埋蔵文化財」

高橋龍三郎

『考古学ジャーナル』593号2009年10月-

Symbiotic Relations between Paddy-Field Rice Cultivators and Hunter-Gatherer-Fishers in Japanese Prehistory:Archaeological Considerations of the Trasition from the Jomon Age to the Yayoi Age

Ryuzaburou Takahashi

Senri Ethnological Studies 73, Interactions between Hunter-Gatherers and Farmers: from Prehistory to Present(73)p.71 - 972009年04月-

パプア・ニューギニアにおける民族考古学調査(5)

高橋龍三郎、井出浩正、根岸洋、中門亮太、根兵皇平

史観160p.72 - 892009年03月-

千葉県印旛郡印旛村戸ノ内貝塚第4次発掘調査概報

高橋龍三郎、井出浩正、中門亮太、大網信良、新海達也、根兵皇平、高橋想、斎藤直幸

早稲田大学大学院文学研究科紀要54(4)p.109 - 1352009年02月-

書評 縄文土器総覧 (小林達雄編)

高橋龍三郎

季刊 考古学106p.105 - 1062009年01月-

縄文社会の変化と階層化

高橋龍三郎・谷口康浩・安斎正人

『季刊 東北学』15p.6 - 242008年05月-

Palaeolithic Culture and Society in Nile River Valley,

Ryuzaburou Takahashi

Orient Vol.XLⅢXLIIIp.3 - 322008年05月-

DOI

総論 縄文時代の社会組織

高橋龍三郎

縄文時代の考古学10 人と社会  同成社p.17 - 262008年04月-

千葉県印旛郡印旛村戸ノ内貝塚第3次発掘調査概報

高橋龍三郎・菊地有希子・森下壽典・井出浩正・中門亮太・根兵皇平・大網信良・新海達也

早稲田大学大学院文学研究科紀要53p.61 - 852008年03月-

パプア・ニューギニアにおける民族考古学的調査報告4

高橋龍三郎・細谷葵・井出浩正・根岸洋・中門亮太

史観158p.74 - 992008年03月-

縄文社会理解のための民族誌と理論

高橋龍三郎

縄紋社会を巡るシンポジウムⅤ 『縄紋社会の変動を読み解く』 縄文社会研究会p.79 - 932007年10月-

縄文社会の変革と堅果類利用」

高橋龍三郎

『民俗文化』 近畿大学民俗学研究所(第19号)2007年03月-

「千葉県印旛郡印旛村戸ノ内貝塚第2次発掘調査概報」

高橋龍三郎(井出浩正・菅原広史らと共著)

『早稲田大学大学院文学研究科紀要』(第52輯)2007年03月-

「パプア・ニューギニアにおける民族考古学調査(三)」

高橋龍三郎(細谷葵・井出浩正・根岸洋と共著)

『史 観』(156冊)2007年03月-

編著「総 論」

高橋龍三郎

『季刊考古学』 雄山閣(98)2007年01月-

「研究成果の総括と“アジア地域文化論”」

高橋龍三郎

『国際シンポジウム アジア地域文化学の構築Ⅳ資料集』p.49 - 522006年11月-

編著「総 論」

高橋龍三郎

『アジア地域文化学の発展—21世紀COEプログラム研究集成』雄山閣2巻2006年11月-

「千葉県印旛村戸ノ内貝塚第一次発掘調査報告」

高橋龍三郎他

『早稲田大学大学院文学研究科紀要』 第51輯 早稲田大学文学研究科2006年03月-

「北米ミシシッピー文化の比較考古学的基礎研究」

高橋龍三郎(菊池徹夫・佐藤宏之と共著)

『史観』  早稲田大学史学会155冊(第155冊)2006年03月-

「弥生社会の発展と東アジア世界 」

高橋龍三郎

」『21世紀COE叢書』21世紀アジア地域エンハンシング研究センター 雄山閣2006年03月-

「書評-『千葉県の歴史 資料編考古4」

高橋龍三郎

『千葉県史研究』 第14号 千葉県史料研究財団2006年03月-

“How symbiosis between hunters-gatherer and farmer began in Japanese prehistory” in World

Ryuzaburo TAKAHASHI

Archaeological Congress Inter-Congress:Osaka, WAC Osaka Executive Committeep.402006年01月-

「民族誌からみた縄文土器型式の意味」

高橋龍三郎

『縄文社会をめぐるシンポジウムⅢ』    早稲田大学先史考古学研究所2005年11月-

クイーン・シャーロット諸島における民族考古学的研究

高橋龍三郎   (菊池徹夫、佐藤宏之、熊林佑允と共筆)

史観   早稲田大学史学会第153冊p.97 - 1202005年09月-

第4章 調査研究組織と諸問題

高橋龍三郎

日本考古学協会編 第3次埋蔵文化財白書p.202 - 2042005年05月-

2003年度の考古学界ー埋蔵文化財保護活動の動向ー

高橋龍三郎

日本考古学年報56p.12 - 232005年05月-

「千葉県印旛村戸ノ内貝塚測量調査報告」  2005年3月

高橋龍三郎他

『早稲田大学大学院文学研究科紀要』第50輯  早稲田大学文学研究科2005年03月-

パプアニューギニアにおける民族・考古学的研究(二)

高橋龍三郎(細谷葵、井出浩正と共筆)

史観 早稲田大学史学会152p.87 - 1132005年03月-

早稲田大学収蔵の北上市牡丹畑遺跡出土の縄文土器について

高橋龍三郎 (稲野裕介と共筆)

會津八一記念博物館研究紀要(6)p.99 - 1122005年02月-

北米北西海岸部の比較考古・民族学的研究ー縄文文化社会の複雑化過程解明のためにー

高橋龍三郎(菊地徹夫・熊林佑允と共著)

史観  早稲田大学史学会1502004年03月-

パプア・ニューギニアの民族考古学的調査

高橋龍三郎(細谷葵・井出浩正と共著)

史観  早稲田大学史学会1472003年09月-

縄文後期社会の特質

高橋龍三郎

縄文社会を探る  学生社2003年05月-

埋蔵文化財保護活動の動向

高橋龍三郎

日本考古学年報 日本考古学協会542003年05月-

Nut exploitation in Jomon Society

Ryuzaburo Takahashi, Aoi Hosoya

Hunter and Gatherer Archaeology, (eds.)Maison,S.L.R.and J.G.Hather,Institute of Archaeology,University of College London2002年03月-

縄文後・晩期社会の複合化と階層化過程をどう捉えるか

高橋龍三郎

早稲田大学大学院文学研究科紀要第47輯2002年03月-

集落と墓制、祭祀から見た縄文社会

高橋龍三郎

縄文社会を探る   第2回大学合同シンポジウム実行委員会2001年10月-

原始農耕と栽培農耕

高橋龍三郎

歴史が動く時  歴史学協議会   青木書店2001年10月-

アフリカ東北部の牧畜社会

高橋龍三郎

現代の考古学6 村落と社会の考古学    朝倉書店 2001年10月-

総論

高橋龍三郎

現代の考古学6 村落と社会の考古学  朝倉書店2001年10月-

旧本丸西貝塚出土の遺物

高橋龍三郎

『江戸城の考古学』 千代田区教育委員会 2001年03月-

丘陵頂部における旧石器の調査

高橋龍三郎(長崎潤一と共著)

アブ・シール南(1)  早稲田大学エジプト学研究所2001年02月-

旧石器時代の遺跡と環境

高橋龍三郎

『エジプトを掘る』第14回「大学と科学」公開シンポジウム組織委員会 クバプロ 2000年10月-

岩手県大船渡市長谷堂貝塚の研究(2)(このうち、土器を担当PP82−86、PP94−100)

高橋龍三郎(植月学他と共著)

早稲田大学院文学研究科紀要第45号2000年02月-

総論、土器型式編年研究(1) 東北地方 晩期(亀ヶ岡式)

高橋龍三郎

『縄文時代文化研究の100年』 縄文時代第10号1999年12月-

東日本—関東地方における縄文後期前半の墓制

高橋龍三郎

『季刊 考古学』 雄山閣第69号1999年11月-

東部サハラにおける牧畜の起源

高橋龍三郎

史観第141冊1999年09月-

縄文時代の貝塚と環境

高橋龍三郎

會津八一記念博物館 企画展1999年09月-

考古学から見たセミ・ドメスティケーション

高橋龍三郎

史観第140冊1999年03月-

岩手県大船渡市長谷堂貝塚の研究(1)(このうち、土器を担当PP59−69)

高橋龍三郎(他)

早稲田大学大学院文学研究科紀要第44楫1999年02月-

Archaeological Studies of Japan:Current Studies of Jomon Archaeology. ACTA ASIATICA.  Bulletin of the Institute of Eastern Culture 63 1997 Jun

Ryuzaburo Takahashi,Yasusi Kojo,Takeji Toizumi

「日本考古学」第5号に再録 1998年05月-

考古資料ーよみがえる古代文化ー

高橋龍三郎(岡内三眞と共著)

早稲田大学会津八一記念博物館 開館記念名品図録(岡内三眞氏と共筆) 1998年05月-

考古資料ー関東・東北地方の考古遺物を中心にー

1998年05月-

2 原始

高橋龍三郎(樋泉岳二と共著)

新編 千代田区史 通史資料編 行政出版P17-271998年03月-

縄文時代の千代田区域

高橋龍三郎(樋泉岳二と共著)

新編 千代田区史 通史編 行政出版P42-541998年03月-

塚本山古墳群測量調査報告3

早稲田大学文学研究科紀要43号/P41-421998年03月-

塚本山古墳群測量調査報告II

文学研究科紀要/文学研究科421997年03月-

青森県虚空蔵遺跡出土土器の共同研究

高橋龍三郎(菊池徹夫、岡内三眞と共著)

文学研究科紀要/文学研究科421997年03月-

「紙上考古学講座 いま考古学がおもしろい」

高橋龍三郎

公明新聞日曜版連載(合計20回)1997年01月-1997年06月 

早稲田中学校記録に見る武者金吉、山内素行

高橋龍三郎

画龍点晴−山内清男先生没後25年記念論集1996年09月-

1995年の縄文時代学界動向 土器型式編年論晩期(西日本)

高橋龍三郎

縄文時代/縄文時代文化研究会71996年05月-

青森県虚空蔵遺跡出土の土器について

高橋龍三郎

日本考古学協会第62回総会発表要旨/日本考古学協会1996年05月-

弥生時代以降の淡水漁撈について

高橋龍三郎

早稲田大学大学院文学研究科紀要/大学院文学研究科411996年03月-

縄文時代の遺構と遺物

高橋龍三郎

下戸塚遺跡の調査 第1部 旧石器時代から縄文時代/早稲田大学文化財調査室1996年03月-

縄文から弥生へ

高橋龍三郎

早稲田大学史学会大会1995年10月-

考古学における生業研究と民俗例

高橋龍三郎

1995年05月-

考古調査士養成プログラム

高橋龍三郎

考古学ジャーナルNo.603p.6 - 9

DOI

四万十川流域に残る木の実の食習

高橋龍三郎

季刊VestaNo25/P72-77

書籍等出版物

縄文時代の結社組織

高橋龍三郎

六一書房2017年 06月-

詳細

総ページ数:400担当ページ数:44-54

概要:縄文時代の秘密結社について、土製仮面や儀礼の痕跡から、主に縄文中期から後晩期にかけて顕著に発達したことを述べた。

「縄文社会の複雑化と民族誌」を執筆 『縄文時代ーその枠組み・文化・社会をどう捉えるか?-』所収

高橋龍三郎・山田康弘編(共著)

吉川弘文館2017年 03月-

詳細

単行本(学術書)総ページ数:260担当ページ数:15

概要:縄文時代の社会複雑化、階層化課程を論じるに当たって、民族誌研究の重要性と必要性を述べる。

『仏教文明と世俗秩序—国家・社会・聖地の形成—』

新川登亀男編  高橋龍三郎(共著) 「霊(タマ)からカミへ、カミから神へ」pp490-538を分担執筆

勉誠出版2015年 03月-

『講座 日本の考古学4 縄文時代(下)』

今村啓爾編 高橋龍三郎(共著) 「縄文社会の複雑化」pp616-651を分担執筆

青木書店2014年 05月-

『縄文後・晩期社会の研究—千葉県印西市戸ノ内貝塚発掘調査報告書—』

高橋龍三郎編著 早稲田大学考古学コース刊

平電子2014年 04月-

『アジア学のすすめ』 社会文化編 早稲田大学アジア研究機構

高橋龍三郎(共著)  村井吉敬編

弘文堂2010年 03月-

詳細

ISBN:978-335-5011208

『東アジアの歴史・民族・考古』 アジア研究機構叢書 人文学篇2

高橋龍三郎・新川登亀男編

雄山閣出版2009年 03月-

詳細

ISBN:978-639-02083-7

縄文時代の社会考古学

安斎正人・高橋龍三郎  共編著

同成社2007年 12月-

詳細

ISBN:978-4-88621-417-1

現代の考古学1 考古学と現代社会

高橋龍三郎編著  (岩崎卓也氏と共著)

朝倉書店2007年 09月-

関東地方中期の廃屋墓

高橋龍三郎

同成社 『縄文時代の考古学9 死と弔い』2007年 05月-

縄文文化研究の最前線

高橋龍三郎

トランスアート社2004年 03月-

『現代の考古学6 村落と社会の考古学』

高橋龍三郎編著 「総 論」

 朝倉書店2001年 10月-

『歴史が動く時』   歴史学協議会編

深谷克己編  高橋龍三郎「原始農耕と栽培農耕」を分担執筆

青木書店2001年 10月-

講演・口頭発表等

縄文時代の社会と宗教―考古学から見た関東地方の縄文時代後晩期社会について―

高橋龍三郎

相模原市ハテナ館講演会 (相模原市教育委員会)招待有り2018年03月10日

詳細

国内会議口頭発表(招待・特別)開催地:相模原市

概要: 相模原市の縄文時代中期から後期への集落変遷と社会、宗教について講演した。

地中レーダー探査(GPR)は貝塚の実態をどこまで明らかにできるかー加曽利貝塚の探査を通じてー

高橋龍三郎・菅谷通保・西野雅人・松田光太郎

3D考古学への再挑戦(早稲田大学考古学研究室)2017年11月

詳細

国内会議口頭発表(一般)開催地:東京

概要: 地中レーダー探査による千葉市加曽利貝塚の調査報告

パプア・ニューギニアの土器作りと縄文土器

高橋龍三郎

長野県立歴史館講演会 (長野県立歴史館)招待有り2017年10月28日

詳細

国内会議口頭発表(招待・特別)開催地:長野市

概要: パプアニューギニアの土器製作民族誌から見た縄文式土器の特性、特に社会的見地から、トーテム表象と氏族社会のついて

パプアニューギニアの民族考古学的研究総論

高橋龍三郎

日本考古学協会総会第83回総会(日本考古学協会)2017年05月28日

詳細

国内会議口頭発表(一般)開催地:東京 大正大学

概要: セッション2「パプアニューギニア民族誌研究から縄文土器型式の成立を探る」を担当し、4名の研究発表の代表者。

A Consideration of Totemism in Late-Latest Jomon Age Based on Archaeological Records.

Ryuzaburo Takahashi

82nd Annual Meeting of Society for American Archaeology(Society for American Archaeology)2017年03月29日

詳細

国際会議口頭発表(一般)開催地:Vancouver

概要: Though Totemism has been a old fashioned term today in social anthropology, recently discovered archaeological records of Zoomorphological clay figures in Jomon sites in combination with sacrificed animals in burials and polite attitude for special animals strongly suggest that at least social relation between Jomon people and specific animals had important meaning in the clan system of the Late-Latest Jomon society.

A Consideration on the Functions of Large Buildings of Late Jomon Age seeing from Ethnography of House Tambaran in the Middle Sepik River, PNG

Ryuzaburo Takahashi

国際考古学会(溝口孝司国際考古学会会長)2016年08月30日

詳細

国際会議口頭発表(一般)開催地:Kyoto

概要: 縄文時代後・晩期に関東地方を中心に建築された大型建物(住居)の機能を考えるに当たって、パプアニューギニアのハウスタンバランの民族誌から類推する方法について論じた。

パプアニューギニアの民族誌調査と縄文文化研究

高橋龍三郎

昭和女子大学特殊研究講座講演会 (昭和女子大学)招待有り2016年06月29日

詳細

国内会議口頭発表(招待・特別)開催地:東京

概要: 講演者が自ら実施するパプアニューギニアの民族誌調査の成果を踏まえて、縄文時代の文化と社会について論じる。

加曾利貝塚の埋葬犬と縄文社会

高橋龍三郎

シンポジウム「縄文文化を世界から見る」(千葉市教育委員会)招待有り2016年02月27日

詳細

国内会議口頭発表(招待・特別)開催地:千葉市

概要: 加曽利貝塚出土の埋葬犬の社会的意義について、トーテミズムと氏族制社会の発生と絡めて論じる。

縄文中期社会と諏訪野遺跡

高橋龍三郎

縄文中期の大環状集落を探るシンポジウム(埼玉県埋蔵文化財調査事業団主催、埼玉県教育委員会)招待有り2016年01月17日

詳細

国内会議口頭発表(基調)開催地:さいたま市

概要: 縄文中期の大型環状集落が出現する社会的背景について婚姻組織の重要性について論じ、諏訪野遺跡の分析から明らかにする。

縄文社会の複雑化と民族誌―民族誌から見た社会の階層化、複雑化理論―

高橋龍三郎

第99回歴博シンポジウム『縄文時代・文化・社会をどのように捉えるか?(国立歴史民俗博物館)招待有り2015年12月06日

詳細

国内会議口頭発表(招待・特別)開催地:東京

概要: 縄文社会の階層化課程と複雑化過程について、それを社会人類学的研究方法から説き起こし、オセアニア、台湾の民族誌を参照して部族社会の発展段階を3段階に分け、縄文後・晩期社会を氏族制社会として位置づけ、複雑化の要因を祭祀・儀礼などの発達に求めた。

縄文後・晩期の呪術社会と階層化過程

高橋龍三郎

東アジア古代文化を考える会(東アジア古代文化を考える会)招待有り2015年11月14日

詳細

国内会議口頭発表(招待・特別)開催地:東京

概要: 縄文時代後期、晩期における呪術と宗教(先祖祭祀、トーテミズム)について考古学資料から論じ、社会の階層化、複雑化課程について論じた。

「民族誌と理論から探る下野谷遺跡の集落」

西東京市教育委員会主催 下野谷遺跡国指定記念行事2015年03月22日

詳細

口頭発表(一般)

「台湾原住民およびメラネシア民族誌からみた縄文社会の階層化過程」

早稲田大学アジア研究機構 第90回アジアセミナー2014年07月

詳細

口頭発表(一般)

「民族誌と理論から探る縄文後・晩期社会」

明治大学博物館友の会講演会2014年06月14日

詳細

口頭発表(一般)

「イアツムル族の移動戦略と社会」

南山大学 三大学合同シンポジウム『オセアニアの物質文化・民族造形 〜今泉コレクションを中心に 〜 』2014年02月

詳細

口頭発表(一般)

縄文時代のトーテミズムの可能性を探る

国立歴史民俗博物館 先史時代における社会複雑化・地域多様化の研究2013年11月30日

詳細

口頭発表(一般)

縄文身体装飾の社会的意味

公開シンポジウム 縄文時装身具の考古学2013年11月17日

詳細

口頭発表(一般)

縄文社会研究の最前線

四次元との対話ー縄文時代と現代2013年10月26日

詳細

口頭発表(一般)

セピク川中流域の儀礼と霊(spirits)

三大学合同シンポジウム2013年03月02日

詳細

口頭発表(一般)

パプアニューギニアの精霊とハウスタンバラン

鶴ヶ島市教育委員会主催講演会2012年12月18日

詳細

口頭発表(一般)

オセアニアの民族例から見た装飾

重要文化財指定記念 桑野遺跡出土展 福井県芦原市記念講演会2012年07月15日

詳細

口頭発表(一般)

縄文社会はどこまでわかったか

『古代七つの文明展』2012年06月16日

詳細

口頭発表(一般)

パプアニューギニアの土器製作民族誌から学ぶ

三大学合同シンポジウム2012年02月25日

詳細

口頭発表(一般)

是川遺跡からみた亀ヶ岡社会

八戸市縄文館主催講演会2011年12月17日

詳細

口頭発表(一般)

縄文時代の社会と文化

日本古代文化特別展記念講演会2011年04月28日

詳細

口頭発表(一般)

縄文時代の社会と文化

日本古代文化特別展図録2010年10月14日

詳細

口頭発表(一般)

講演会 「亀ヶ岡文化に見る縄文社会」

講演会『亀ヶ岡文化の新たな展望』2009年12月

詳細

口頭発表(一般)

「土器の型式変化と分布に関する民族考古学的研究-パプアニューギニア・ミルンベイ州の事例から」

第15回早稲田考古学会2009年12月

詳細

口頭発表(一般)

「社会の階層化過程:台湾原住民社会とパプア・ニューギニア社会」

アジア研究機構シンポジウム 2009年7月2009年07月

詳細

口頭発表(一般)

「早稲田大学の考古調査士養成プログラム」

日本考古学協会研究環境委員会 関西シンポジウム「埋蔵文化財の資格制度を考える」2009年07月

詳細

口頭発表(一般)

「早稲田大学の考古調査士養成プログラム」

日本考古学協会第75回総会2009年05月

詳細

口頭発表(一般)

「土器型式の地理的分布に関する民族誌的研究」

日本考古学協会第75回総会2009年05月

詳細

ポスター発表

「縄文時代晩期集落研究—千葉県印旛郡印旛村戸ノ内貝塚発掘調査成果を中心にー」

日本考古学協会第75回総会2009年05月

詳細

口頭発表(一般)

パプア・ニューギニアにおける民族考古学

公開研究会「パプア・ニューギニアの物質文化  南山大学2009年01月

詳細

口頭発表(一般)

縄文社会の復元に向けて

日本考古学協会60周年記念講演会『大学考古学と地域社会ー縄文研究の最前線ー』2008年10月

詳細

口頭発表(一般)

千葉県印旛郡印旛村戸ノ内貝塚発掘調査の概要

日本考古学協会第74回総会2008年05月

詳細

口頭発表(一般)

外部研究資金

科学研究費採択状況

研究種別:基盤研究A

縄文時代の氏族制社会の成立に関する考古学と集団遺伝学の共同研究

2018年04月-2021年03月

研究分野:考古学

配分額:¥41210000

研究種別:

民族誌から読み解く土器型式変化の理論的研究

2014年-0月-2017年-0月

配分額:¥3510000

研究種別:基盤研究(A)

文明移動としての「仏教」からみた東アジアの差異と共生の研究

2011年-2014年

研究分野:史学一般

配分額:¥27040000

研究種別:

民族誌を用いた土器型式の動態把握のための理論的研究

2011年-0月-2014年-0月

配分額:¥5070000

研究種別:

完新世の気候変動と縄紋文化の変化

2010年-0月-2014年-0月

配分額:¥16900000

研究種別:

未開社会の土器生産と縄文社会の比較研究

配分額:¥4550000

研究種別:

環南シナ海先史時代の交流に関する基礎的研究

配分額:¥3860000

研究種別:基盤研究(A)

東アジア村落における水稲文化の儀礼と景観

2004年-2007年

研究分野:日本史

配分額:¥35100000

研究種別:基盤研究(B)

古代社会の発展と都市化の比較考古学的研究

2002年-2005年

研究分野:考古学(含先史学)

配分額:¥7900000

研究種別:基盤研究(B)

中国新彊トルファンヤールホト古墳群の総合研究

1998年-2000年

研究分野:考古学(含先史学)

配分額:¥9200000

研究種別:

亀ヶ岡文化における土器の文様類型と地域性に関する研究

配分額:¥2500000

研究種別:

四川省成都盆地における巴蜀文化の研究

配分額:¥8700000

研究種別:

エジプト・アラブ共和国アブ・シール南地区における丘陵頂部および周辺遺跡の調査

配分額:¥27200000

研究種別:

エジプト・アラブ共和国 アブ・シール地区におけるピラミッドおよび周辺遺跡の調査

配分額:¥38000000

研究種別:

縄文時代の氏族制社会の成立に関する考古学と集団遺伝学の共同研究

2018年-0月-2022年-0月

配分額:¥41210000

研究資金の受入れ状況

実施形態:共同研究

共同研究 国立歴史民俗博物館 先史時代における社会複雑化・地域多様化の研究2012年-

実施形態:共同研究

文部科学省委託事業 埋蔵文化財調査士の養成および資格授与のための埋蔵文化財科学実践プログラム2007年-2009年

実施形態:共同研究

縄文時代における堅果類利用に関する研究2000年-

提供機関:文部科学省

アジア地域文化に関する共同研究:中国1998年-2002年

実施形態:共同研究

岩手県名川町虚空蔵遺跡出土土器の共同研究1997年-

実施形態:共同研究

エジプト、アブ・シール遺跡の旧石器遺跡の研究1992年-2001年

学内研究制度

特定課題研究

早稲田大学収蔵のパプア・ニューギニア民族資料データベース制作のための基礎的研究

2012年度

研究成果概要: 2011年3月11日に見舞われた東日本大震災のために、大学院博士課程の2名が東北出身者で家が被災したが、小康状態を得たので、同年8月10日~8月24日まで、代表者の高橋は大学院生3名を引率してパプア・ニューギニアのセピク川中流域... 2011年3月11日に見舞われた東日本大震災のために、大学院博士課程の2名が東北出身者で家が被災したが、小康状態を得たので、同年8月10日~8月24日まで、代表者の高橋は大学院生3名を引率してパプア・ニューギニアのセピク川中流域において、主にクォーマ族の民族調査を実施した。これは會津八一記念博物館に収蔵される「オセアニア民族工芸品」に関する聞き取り調査を目的としたものであった。調査は順調に進展し、イェナ、ミンジャ、ノクイというヤム・カルトに関する社会組織と、それらと密接に関係する木彫工芸品、土器などについて重要な情報を収集できた。その成果は2012年2月25日・26日に早稲田・天理・南山大学の3大学による合同シンポジュウム『パプアニューギニア民族誌から探る縄文社会』を早稲田大学で開催し、その席上で公表した。また研究成果は早稲田大学史学会刊行の『史観』第168冊にも論文で発表した。さらに2013年3月2日には天理大学主催の合同シンポジウム『パプアニューギニアの生活と神々の形』において、高橋と中門が研究成果を公表した。 2013年3月17日~24日まで、台湾の台中に所在する国立自然科学博物館を訪ね、同館大洋州セクションに展示収蔵資料される「パプアニューギニア資料」を見学し、細かな観察をおこなった。それは展示資料中に早稲田大学に収蔵されると同じジャパンダイやワシュクク、パリンベイ、カナガムンなどの集落資料と関連する資料が多数収蔵されているためである。特にジャパンダイ村にはイェナ像、ミンジャ像、ノクイ族などの関連資料があり、本来のクォーマ族の本貫地を離れて、なぜイアツムル族のジャパンダイ村にあるのかを、物質資料から解き明かすことを目的とした。その結果、イェナ像には、ワシュククやミノ、トングィンジャブ村などクォーマ族の本来のものとは若干の違いのある逸脱した特徴が見られるなど、重要な学術的成果を得た。またパプアニューギニア原住民社会と共通する部族社会を構築する台湾原住民社会と比較研究するために、台湾大学人類学研究所博物館、中央研究院民族学研究所付属博物館、順益台湾原住民博物館、三地門台湾原住民資料館などの部族関係の資料を見学収集し、現在も山奥深くに生活するルカイ族、パイワン族の村に出向いて、多納村、霧台村、阿礼村などの石板家屋の見学を実施した。また日本の領台期に日本式の教育を受けた現地人からルカイ族とパイワン族に関する聞き取り調査を行うことができた。これらは地域を異にし、成立の歴史を異にするはずの両文化・民族が、結果として類似した部族社会をなぜ構築するのかについて考察するうえで大変重要な資料となった。

亀ヶ岡式土器に見る呪術的要素の民族誌的研究

2014年度

研究成果概要:縄文土器一般の特徴として、器形の多様性や文様の加飾性について強調されることが多い。煮炊きなどの実用を越えた中に縄文土器装飾を読み取るわけだが、時に装飾性の取っ手、突起などは機能を阻害する要因にすらなる。パプアニューギニなどの氏族社...縄文土器一般の特徴として、器形の多様性や文様の加飾性について強調されることが多い。煮炊きなどの実用を越えた中に縄文土器装飾を読み取るわけだが、時に装飾性の取っ手、突起などは機能を阻害する要因にすらなる。パプアニューギニなどの氏族社会で土器の民族誌を調査すると、それら文様や図柄が、単に装飾に留まらず、彼らの精神世界と結びついていることが理解される。呪術や儀礼と関わるのは、それを製作した土器製作者が自身で製作した土器を呪術や儀礼に用いるからである。その証明として、土器以外のj呪術、儀礼遺物である石棒や土偶、岩偶などの文様比較から、きわめて近似した内容であることがわかり、土器そのものが呪術・儀礼用に製作されたことがわかる。

縄文土器製作者の呪性に関する民族誌的研究

2015年度共同研究者:大網信良, 平原信崇

研究成果概要:縄文精製土器の装飾が実用の煮炊き機能や貯蔵機能を大きく超えて、いわば過剰な装飾となっていることは以前より知られていた。しかし、その理由については、よく解明されないまま今日に至っている。この課題を解明するためには、家庭的な素焼土器の...縄文精製土器の装飾が実用の煮炊き機能や貯蔵機能を大きく超えて、いわば過剰な装飾となっていることは以前より知られていた。しかし、その理由については、よく解明されないまま今日に至っている。この課題を解明するためには、家庭的な素焼土器の製作を行っている未開社会の民族誌を調査し、土器が実用機能を超えて、どのような社会的、宗教的背景と関係するかを調査する必要がある。本研究ではその研究目的に接近するために、夏季休暇を利用して、パプアニューギニアに出張し女性土器製作者に関する民族誌調査を実施した。 

縄文社会の呪術と儀礼に関する研究

2016年度

研究成果概要:「縄文社会の呪術と儀礼に関する研究」を遂行するうえで、大きな課題が2つある。1つは、縄文時代の呪術と儀礼、祭祀が最も高揚するのは縄文時代の全時期にあるのではなく、後期-晩期に限られることで、その根本的原因が「縄文社会の複雑化・階層...「縄文社会の呪術と儀礼に関する研究」を遂行するうえで、大きな課題が2つある。1つは、縄文時代の呪術と儀礼、祭祀が最も高揚するのは縄文時代の全時期にあるのではなく、後期-晩期に限られることで、その根本的原因が「縄文社会の複雑化・階層化過程」と密接にかかわることである。その点を確認するうえで、縄文社会の複雑化の様相を具体的に解明することが重要である。研究の結果、先祖祭祀をはじめとする様々な儀礼と祭祀において、霊的存在を媒介にして儀礼と祭祀が発達し、社会の複雑化と関係したことが判明してきた。その仮説を民族誌において確認することが2つ目の課題である。その課題に向けて、パプアニューギニア社会の民族誌を調査・研究し、先祖祭祀をはじめ様々な霊的存在を媒介にした儀礼と祭祀が氏族社会の発達と維持に必要不可欠の根本要因であることを解明した。

縄文土器の型式は誰が変えたのかー民族誌研究が明らかにする土器型式と精神世界ー

2017年度

研究成果概要:2018年3月10日~21日までミルンベイ州イーストケープと(ケヘララ、トパ)およびノルマンビー島クラダのフィールド調査をした。(1)土器型式の成立で女性土器製作者の婚後夫方移動が重要な契機になること、(2)本島とノルマンビー島の...2018年3月10日~21日までミルンベイ州イーストケープと(ケヘララ、トパ)およびノルマンビー島クラダのフィールド調査をした。(1)土器型式の成立で女性土器製作者の婚後夫方移動が重要な契機になること、(2)本島とノルマンビー島の土器交流が、基本的に親族間(クラン間)の「キドコ交易」に由来すること、(3)型式の変化について、土器製作者の持つ精神世界が重要な役割を果たすことを見出してきた。(3)に関して土器製作者の持つ精神世界の研究を深め、石造遺構(立石(ガイマ、ダイ、ダイダイ))と墓地との強い関係、クラン墓と霊山ブウェブウェッソ山との強い関係、立石と呪力の強い関係性などを新事例の発見を通じて明らかにした。

縄紋時代晩期の社会と文化の研究-縄紋時代終末期の文化適応と文化変動について

1996年度

研究成果概要: 縄紋時代晩期の日本列島は、石器時代の終末を迎えて様々な地域的展開を示す。その一つに、西日本を中心とした稲作農耕への顕著な動きがある。その生態学的背景として、晩期終末から弥生前期にかけての気候環境の悪化に対する、縄紋人の文化的適応... 縄紋時代晩期の日本列島は、石器時代の終末を迎えて様々な地域的展開を示す。その一つに、西日本を中心とした稲作農耕への顕著な動きがある。その生態学的背景として、晩期終末から弥生前期にかけての気候環境の悪化に対する、縄紋人の文化的適応の示現した姿を看取することができる。生態系の変化に応じて、悪化した食料事情に対する文化的適応の一選択肢として、稲作農耕を位置付けるわけだが、その傾向は九州・中国・近畿・東海の諸地方に顕著である。しかし、東北地方や北海道方面では、大きな文化的変容は看取されない。この点について、気候環境の変化が必ずしも日本列島全体に対して一様な影響を与えたわけではなく、生態学的変化の程度や質には多様性があり、地域的に異なった対応の仕方があったと考える。東北地方の晩期に隆盛を誇った亀ヶ岡文化の経済的基盤を支えたと考えられるサケ・マスの漁労活動は、寒冷化の影響による食料資源の相対的減少を最小限にくいとめる重要な働きをなくしたと思われる。その捕獲活動が周年的でなく季節的に限定されるだけに、保存備蓄の技術が重要な鍵となる。北太平洋の北方海域をめぐる沿海地域には、乾燥保存して備蓄したサケに年間食料の大部分を依存する民族例が多数あり、多くの示唆を与える。日本基層文化に残るサケ・マスの民俗例も縄紋時代の生業を復元する上で重要な参考資料と考えられるので、私は昨年9・12月に新潟県村上市を流れる三面川に出向き、著名なサケ居繰り網漁を民俗調査した。特に注目されたのは保存法で、内臓を除去してから軒下に大量に吊して自然乾燥させる保存方法は、当地域に残る最も簡便な乾燥法として知られ、技術の単純さ、用いる道具の簡便さから判断して、最も原初的な保存法と考えられる。これらの事例に共通の原初的保存技術は、縄紋時代晩期の河川漁労と保存備蓄技術を復元する上で重要な手掛かりを与えてくれる。

縄文時代終末期における土器形式の変化に関する研究

1998年度

研究成果概要: 上記の研究課題を達成する上で、本年度は二つの大きな作業を実施した。一つは故西村正衛教授が昭和30年に発掘した岩手県長谷堂貝塚の土器群の整理であり、他方はその成果に準拠した他遺跡資料の収集と分析である。長谷堂貝塚資料は、お陰さまで... 上記の研究課題を達成する上で、本年度は二つの大きな作業を実施した。一つは故西村正衛教授が昭和30年に発掘した岩手県長谷堂貝塚の土器群の整理であり、他方はその成果に準拠した他遺跡資料の収集と分析である。長谷堂貝塚資料は、お陰さまで精製土器に関してはほぼ整理作業が終了し、実測や写真撮影が完了した。その結果長谷堂貝塚の縄文時代晩期終末期の土器群は、基本的に壷、浅鉢、台付き皿を主として構成され、他にわずかながら甕や注口などが共伴することが判明した。器種構成と文様の系統に関するかぎり、後の弥生時代の共通する性格をもっており、東北地方の弥生式が縄文時代晩期の大洞A・A‘式の伝統の上に成立していることが具体的な資料から予想される。今後弥生最初期の土器群との比較が重要な検討課題である。また本年度の中半から粗製土器の整理作業も開始し、粗製土器の型式区分にしたがって、どのような形態変化を引き起こしているのかについて、並行関係を探っている。これらの作業を通じて、東北地方の縄文時代晩期から弥生時代への変化を探る上で重要な資料を握ることになった。 これらの整理作業の成果を受けて、岩手県埋蔵文化財センターに出向き、1997年度に同センターで実施した長谷堂貝塚(早稲田の地点とは近距離)の遺物を見学した。その遺物は大洞A‘式を主体として、早稲田の資料より年代的に新しく、一型式のズレがある。型式変化に現れた年代的な変化を知ることが出来たが、同一遺跡での変化だけに重要な資料となる。この他に、盛岡市の川岸場遺跡の土器資料を見学することもでき、岩手県を中心として、東北三県でほぼ類似した変化を遂げていることが予想される。それら研究の成果は、文学研究科紀要に投稿している。また関連論文は全国誌『縄文時代』に投稿した。さらに早稲田大学の学術データベースにも、すでに今までの成果について公表しているが、今年度の成果を含めて、改訂版として追加・補訂し、全国に発信する準備を進めている。

縄文時代終末期における土器型式の変化に関する研究

1999年度

研究成果概要: 上記の課題に対して、二つの方面から研究活動を実施した。一つは岩手県大船渡市長谷堂貝塚から昭和31年の発掘調査で出土した土器資料を分析し、土器型式に現れた年代の微細な差異について検討し、さらに他の遺跡から出土した土器資料と比較検討... 上記の課題に対して、二つの方面から研究活動を実施した。一つは岩手県大船渡市長谷堂貝塚から昭和31年の発掘調査で出土した土器資料を分析し、土器型式に現れた年代の微細な差異について検討し、さらに他の遺跡から出土した土器資料と比較検討した。大洞A式土器から大洞A'式以後にかけての土器の変化は、単に土器形式の変化に留まらず、縄文時代の最終末から弥生初期にかけての文化史上、大変大きな画期に相当するが、その変遷過程を器形、文様装飾の上から追及し、年代学上の基礎を築くことができた。型式の変遷は精製土器と粗製土器の双方において認めることができ、精製土器においては、大洞A式が新古の2段階に細分されること、また大洞式に至る変遷過程に介在する、しかし長谷堂貝塚にはない未知の細別段階が想定され、近隣遺跡に相当する資料があることが判明した。粗製土器は精製土器に比較して、装飾的要素に乏しく、型式変化を捉えにくいが、分析の結果、沈線文様や刻目などの僅かな装飾要素の組み合わせに微細な年代的変化をたどることができ、土器型式による編年研究のための大変有用な情報を入手することができた。第二として、比較のために東北各地の縄文晩期遺跡から出土した大洞A式土器資料を求めて、各地の県立埋蔵文化財センターに収蔵される土器資料を観察した。訪ねた土器資料は岩手県大船渡市大洞貝塚、山形県北柳遺跡、砂子田遺跡、高瀬山遺跡、漆坊遺跡、宮ノ前遺跡などである。それらは長谷堂貝塚資料との比較研究のための重要な資料となった。粗製土器の型式編年学的研究の成果は早稲田大学大学院文学研究科紀要に発表した。

英国の博物館施設に収蔵されている亀ヶ岡式土器の実体調査

2000年度

研究成果概要: 研究課題に沿って、英国の博物館施設に収蔵される日本の先史時代遺物、特に亀ヶ岡式土器関係の資料について知るため、ケンブリッジ大学のホッドン考古学博物館、オックスフォード大学アシュモレアン博物館、ピット・リヴァース博物館、エジンバラ... 研究課題に沿って、英国の博物館施設に収蔵される日本の先史時代遺物、特に亀ヶ岡式土器関係の資料について知るため、ケンブリッジ大学のホッドン考古学博物館、オックスフォード大学アシュモレアン博物館、ピット・リヴァース博物館、エジンバラ市に所在するスコットランド国立博物館を訪ねた。その結果以下のような事柄を確認することができた。 明治年間に、横浜でゼネラル・ホスピタル病院の院長として活躍したG.N.マンローは、医師業の傍ら、日本の先史時代の研究に興味を持ち、北海道を始めとして、日本各地の遺跡を訪れ、多くの遺物を採集している。その研究成果は、傑出した概説書として知られるPrehistoric Japanとして1911年に横浜から刊行された。その後永住の地と定めた北海道二風谷で彼が死去したため、北海道などで収集した考古資料は、マンロー・コレクションとして、英国エジンバラ市に輸送され、スコットランド国立博物館に収蔵されることとなった。しかし、そのコレクションの実態については、ほとんど外部には知られておらず、日本の研究者間でも、一部を除いてその内容を知るものは少ない。 2000年8月7日~同11日まで、エジンバラ市の同博物館を訪ね、主に縄文時代の遺物資料を中心に観察することができた。展示資料中で注目されたのは、縄文時代晩期に北海道方面に盛行した聖山式土器が豊富に含まれていたことである。土器の体部文様に描かれる入り組み文系、工字文系の磨消縄文の文様は、紛れもなく青森県北部から渡島半島を超えて北海道南部に分布する聖山式の特徴に一致する。これらの資料の由来が北海道を中心とした地域にあったことを示している。かつて國學院大學の小林達雄教授が実地に博物館のマンロー・コレクションを観察して、『朝日新聞』(夕刊1999年)に紹介された三足土器は、都合で残念ながら実見することはできなかった。三足土器は、晩期の後半を中心に、主に青森県で合計4点が確認されただけの希少な資料である。形態の異質な点からして、また資料の偏在の仕方から、亀ヶ岡式文化の中でも、特異なあり方を示す。それがより北方の北海道方面に展開することは、重要な意味をもつと考えられる。資料全体は膨大な量なので、それらの資料調査には、さらに多くの時間が必要である。

民族誌比較に基づく亀ヶ岡社会の階層化過程の研究

2003年度

研究成果概要: 縄文時代晩期の亀ヶ岡文化の社会について、報告者は平等社会を脱して、すでに位階による上下区分が生じた「階層化過程にある社会」だと考える。そのような階層化が進展する原因には普遍性があり、現在でも世界の各地に残る自然民族の民族誌を比較... 縄文時代晩期の亀ヶ岡文化の社会について、報告者は平等社会を脱して、すでに位階による上下区分が生じた「階層化過程にある社会」だと考える。そのような階層化が進展する原因には普遍性があり、現在でも世界の各地に残る自然民族の民族誌を比較研究することによって、日本では3000年前に起こったことを理論的に復元できるのである。この目的のために2002年度にはパプア・ニューギニア高地のマウント・ハーゲン地区を訪ね、親族構造や出自体系、儀礼と祭祀、ビッグ・マンなどの政治的リーダーにつて調査した。また翌2003年にはパプア・ニューギニア北部を流れるセピク川流域地方をカヌーで訪ね、儀礼や祭祀、イニシェーション、ビッグ・マンの役割と機能、親族構造、出自体系などについて聴き取り調査を実施して情報を収集した。また同年には、もう一つの階層化社会の典型とされる北米北西海岸の先住民社会を調査するためにカナダ・アメリカを訪ね、博物館に収蔵される物質文化を調査し、不平等社会が形成される社会的背景について調査した。 このようにオセアニアと新大陸の両地域を調査したのは、自然環境も異なり生業も異なる両地域において、なぜ共通した社会の階層化過程が見られるかという問題に対して、解答を得ることができると考えたからである。特に定住生活と貯蔵経済、儀礼の専門的知識(秘術)の管掌の格差と生業分化などが重要な要因であることが知られた。この成果を加えて、2003年度には早稲田大学と明治大学において下記のようなシンポジウムを開催して、縄文社会の複合化、階層化過程について議論した。1.「縄文社会を考えるシンポジウム Ⅰ」(2003年10月11日・12日)早稲田大学2.「縄文と弥生」(2003年11月23日・24日)明治大学

縄文社会の複合化・階層化過程の研究

2004年度

研究成果概要:  縄文社会の性格と複雑化・階層化の様相について研究するために、同程度の文化発展段階にあると目される北米北西海岸部のネイティブ・インディアンの民族誌を調査した。カナダのクイーン・シャーロット島には、かつてハイダ族が居住した集落跡が...  縄文社会の性格と複雑化・階層化の様相について研究するために、同程度の文化発展段階にあると目される北米北西海岸部のネイティブ・インディアンの民族誌を調査した。カナダのクイーン・シャーロット島には、かつてハイダ族が居住した集落跡が多数残り、200年ほど前の廃屋やトーテムポールが朽ち果てた形で残されている。8月2日~10日の日程で、同島に残されたニンスティンツ遺跡やスケダン遺跡、タヌー遺跡等を巡検して、これらの遺跡景観、集落構成と家屋規模、家屋構造などについて調査し、自然資源の獲得に立脚しながらも、親族組織を基盤にして首長を戴く階層化社会を達成した文化・社会の様相について研究した。その成果は同じく狩猟採集活動に基づく獲得経済段階にとどまった縄文社会の複雑化、階層化を考える上で大変重要な情報を提供してくれた。 それらの成果を受けて、10月2日・3日に縄文社会研究会(安斎正人代表)と先史考古学研究所との共催で昨年度に引き続き「縄文社会を巡るシンポジウムⅡ―景観と遺跡―」を早稲田大学で開催した。また比較考古学研究所(菊池徹夫所長)、シルクロード研究所(岡内三真所長)と先史考古学研究所との合同シンポジウム「考古学からみた社会の複雑化」を開催して(12月4日)、社会の複雑化過程を考古学ではどのように扱うかについて広い視野から検討し、私はパプア・ニューギニアでの調査研究の成果をもとに、未開社会の生業と社会構造について明らかにした。 また昨年度、考古学実習の一環として千葉県印旛村の戸ノ内貝塚を測量調査したが、目的は縄文社会の複雑化・階層化過程を実際の遺跡の上から探ることであった。本年度は図面、採集遺物の整理作業を通じて測量成果をまとめた。、測量調査の成果を受けて、2005年度には本格的な発掘調査を計画しており、地主や関係者との交渉など、調整作業に入った。

環太平洋地域における先史文化・社会の成立に関する民族考古学的研究

2005年度

研究成果概要: 以前からフィールド調査を実施していたパプア・ニューギニアにおいて、8月13日から8月20日の1週間、土器製作に関する民族調査を実施した。フィールドは、パプア・ニューギニアの東南部に位置するミルン・ベイ(Milne Bay)地方の... 以前からフィールド調査を実施していたパプア・ニューギニアにおいて、8月13日から8月20日の1週間、土器製作に関する民族調査を実施した。フィールドは、パプア・ニューギニアの東南部に位置するミルン・ベイ(Milne Bay)地方の孤島であるヤバム島(Yabum Island)に設定し、渡海して泊まり込みながら、集落の構造や、親族組織、土器製作者の技術などについて観察した。これは縄文土器型式に見るように、技術や装飾における伝統的属性が共有され、一地域に分布する型式として成立するメカニズムを研究するための基礎的調査である。ヤバム島は母系制社会であるために、イーストケープ伝統(Eastcape tradition)といわれる土器の製法技術や文様装飾などが、母から娘へと継承されていた。したがってその親子関係を通じて、その型式伝統の構成要素である、母親のもつ技術・装飾要素が世代を越えて継承されていく様を観察することができた。これは土器型式がなぜ、共通した製作技術、文様要素から成立するのかについて、有効な解答になると予測される。なぜならば、複数の娘達は同じ母親から伝授された土器製作技術・文様を分有するが故に、共通した属性を共有したまま婚姻などにより地域的に拡散することにより、型式的平面分布が形成されるのである。これは型式の基礎的属性の一つである面的な分布の形成要因であると推測された。さらに娘達が形成する土器製作者仲間の交友関係が、土器型式の分有と、面的拡散に重要な背景を提供していることが看取された。母親同士も、かつては娘仲間の集団として、技術や文様などを交流し共有する交友関係を築いた考えられ、しかもその結果、修得された技術総体をそれぞれの娘らに伝授するのであるから、世代を越えて、また親子関係を越えて、同じ技術伝統が継承される背景となる。これは短期間に土器型式が形成される社会的背景を説明するには有効なモデルとなる。これは縄文時代における土器型式成立の根本的背景と考えられる。 しかし、それでは土器型式は永遠に不変で、技術も文様装飾も変らないことになってしまい、縄文土器型式の実態と異なる。そこで、土器型式が変化する要因を探すことが重要な手立てとなるので、母ー娘関係では説明できない型式変異と、それを生み出すエイジェンシーを解明する必要がある。これについては母ー娘関係とは異質な、「先生ー弟子」関係による技術伝承があることが予測されたが、それを十分に解明できずに、今回の調査は終了した。

パプア・ニューギニアにおける土器型式成立過程の民族考古学的研究

2009年度

研究成果概要: 2009年8月5日から15日にかけて、大学院博士課程の学生を研究協力者として随行させ、パプア・ニューギニア東部、ミルンベイ地方のワリ島に渡海し、現地の女性たちが製作に関与する家庭的土器生産の実態について聞き取り調査を実施した。 ... 2009年8月5日から15日にかけて、大学院博士課程の学生を研究協力者として随行させ、パプア・ニューギニア東部、ミルンベイ地方のワリ島に渡海し、現地の女性たちが製作に関与する家庭的土器生産の実態について聞き取り調査を実施した。 同島は通称エンジニアリング・グループと称される独特の土器型式(ワリ式土器)を生産する島として有名である。この島は地力が衰えて農業生産が島人口を支持できないため、女性たちが家庭的な素焼きの土器を生産して、それを遠くに輸出して農産物を交換するシステムを早くから発達してきた。私の調査でも数十キロメートル離れたパプア・ニューギニア本島にももたらされた事実が判明している。 女性たちが土器生産を行い、男たちはそれをカヌーに乗せて島々に出掛けて売りさばくのに関与する。土器は母系制社会の中で生産されるために、女性たちは生まれた村で母親から技術を伝授され、娘に継承する。そのために同一のクランの製作技術が純粋に保存される契機となる。フィールド調査では各村の親族構造について調査し、土器製作者の系譜的な事実関係を聞き取った。これは土器製作技術や型式学的な特徴のまとまりが形成される大きな契機となる。同時に婚後の居住規定では、母系制社会でありながら夫婦は妻方、夫方のどちらにも居住できる独特の規定があるために、土器製作者の自由な移動が型式的特徴の拡散の契機となる。調査では土器型式を構成する様々な要素ー文様、施文具、文様帯、器形などの属性に注意しながら、各家庭に保存されるクランごとの土器について記録して資料を集積した。同時に各集落のクランとリネージ、さらにトーテムなどの情報を収集した。 今まで同島の詳細な測量図がないので、集落立地や地形などを記録するためにGPSによる測量を合わせておこなった。今後の調査に備えるためである。

日本先史土器型式の社会的背景を民族誌に探る

2010年度

研究成果概要: 縄文土器型式が成立するメカニズムと過程の課題は、長年にわたる日本考古学研究の中枢課題であった。しかし3000年前に過ぎ去った縄文時代を直接見ることは出来ないので、代わりに民族誌の観察から課題に接近するのが本研究の目的である。具体... 縄文土器型式が成立するメカニズムと過程の課題は、長年にわたる日本考古学研究の中枢課題であった。しかし3000年前に過ぎ去った縄文時代を直接見ることは出来ないので、代わりに民族誌の観察から課題に接近するのが本研究の目的である。具体的にはパプア・ニューギニアのイーストケープにフィールドを設定して、具体的に次の2課題を設置して調査を実施した。調査は8月18日から8月28日まで、研究代表者高橋と大学院学生4名(中門亮太、平原信崇、岩井聖吾、服部智至)で実施した。1.イーストケープ伝統の土器型式がなぜ一定の地理的範囲に分布するのか、その分布過程には、クランや親族構造、トーテムなど社会上の法則が作用しているのか。いるとすれば如何なる社会的背景をもつのか。2.地域間で交流する異系統土器(ワリ式)がどのようなメカニズムでもたらされ融合し模倣されるのか。これらの課題について報告者は過去数年間にわたってパプア・ニューギニアで家庭内使用の土器製作と土器交易に関する民族誌研究を行ってきた。その結果、一つの型式が成立する過程で、親族構造や婚姻、トーテムなどの人的・社会的要因が極めて重要な働きをしていることを突き止めた。 本年度はイーストケープ地方のトパ・ミッションとケヒララ・ミッションにおいて、土器製作の現場に立会い、多くのインタヴューを行った。特にケヒララ・ミッションのポルカナワナ村(サブクラン)のトレハ(葬儀)に立ち会うことができ、伝統的な親族集会と、そこで用いる家庭的土器の様相を把握することができた。多くの親族や来客をもてなすための料理器具であるワリ式土器などの実態について詳しく記録することができた。それらの特定サブクランに集合する土器型式の特徴と、他村との差異の原因を親族、クランなどのレベルから解明する端緒をえることができた。またトパ・ミッションの各サブ・クランを巡回し、村々の女性土器製作者に聞き取り調査を実施し、彼らのトーテムと婚姻システム、クラン名称などについて聞き取った。それら系統所属の違いによって、土器型式上、どの程度の差異が生じるのかを研究するよき材料となった。

海外研究活動

研究課題名: 英国における理論考古学の最近の発達について

2000年04月-2001年03月

機関: ケンブリッジ大学(イギリス)

現在担当している科目

科目名開講学部・研究科開講年度学期
基礎講義 5文学部2019春学期
基礎講義 6(再履)文学部2019秋学期
日本考古学概説文化構想学部2019秋学期
日本考古学概説文学部2019秋学期
考古学演習1(実習) A文学部2019春学期
考古学演習2(実習) A文学部2019春学期
考古学演習3(実習) A文学部2019秋学期
考古学演習4(実習) A文学部2019秋学期
考古学演習7(地域と時代の考古学)文学部2019春学期
考古学演習9(日本考古学)文学部2019春学期
考古学演習14(卒論演習)文学部2019秋学期
考古学演習(卒論)春学期(高橋 龍三郎)文学部2019春学期
考古学演習(卒論)秋学期(高橋 龍三郎)文学部2019秋学期
考古学専門実習大学院文学研究科2019通年
考古学研究指導7-1 M大学院文学研究科2019春学期
考古学研究指導7-2 M大学院文学研究科2019秋学期
考古学研究3大学院文学研究科2019春学期
考古学研究4大学院文学研究科2019秋学期
考古学演習7-1大学院文学研究科2019春学期
考古学演習7-2大学院文学研究科2019秋学期
考古学研究指導7-1 D大学院文学研究科2019春学期
考古学研究指導7-2 D大学院文学研究科2019秋学期
アジア地域文化学研究指導2-1 D大学院文学研究科2019春学期
アジア地域文化学研究指導2-2 D大学院文学研究科2019秋学期

教育内容・方法の工夫

考古学実習フィールドワーク

2005年03月-2005年03月

詳細

概要:千葉県印旛村所在の戸ノ内貝塚において、遺跡の発掘調査実習。専修2年生を主対象に、合宿生活を送りながら、縄文時代の遺構を調査。

考古学実習フィールドワーク

2004年03月-

詳細

概要:通常の教場授業に加えて、実際の遺跡調査の現場に出向いて技術を修得する。千葉県印旛村戸ノ内貝塚で地形測量調査を実施した。

作成した教科書・教材・参考書

縄文文化研究の最前線

2004年03月

詳細

概要:文学研究科専攻授業のオンデマンド授業副読本

教育方法・教育実践に関する発表、講演等

聞いて、発見!大学図鑑 早稲田大学文学部考古学コース

2013年07月

詳細

概要:Y-SAPIXジャーナル Vol.8 pp32−33

「国内におけるeラーニングの展開と遠隔協調授業の方向性について」『これからの大学教育とオンデマンド授業』pp27-33

2005年07月

詳細

概要:TRC公開講演「これからの大学教育とオンデマンド授業」(公開シンポジウム戸山リサーチセンター活動報告)にて、eラーニングの展開状況と、国策としての知的財産の基盤整備状況について概括し、eラーニングの実態とメリットを分析した。これからの大学の方向性について、通学制大学と通信制大学の間で、機能的に二極分化する可能性について言及した。

「オンデマンド授業における著作権の処理方法」『ネットワーク授業における新たなる壁』pp90〜pp96

2004年04月

詳細

概要:TRC公開講演会 戸山リサーチセンター活動報告、学術研究における著作権の問題点の指摘、特に考古学の発掘報告書の事実記載を引用するに当たっての許諾に関する具体例の提示。

「IT時代の高等教育における著作権について」『ネットワーク授業における新たなる壁』 工藤元男氏と共筆pp85〜pp89

2004年04月

詳細

概要:TRC公開講演会 戸山リサーチセンター活動報告収録r近年の著作権保護の動向。著作権の侵害と国益問題、送信可能化権、公衆送信権等の実態について。

日本のメディア教育における著作権の問題」『ネットワーク授業における新たなる壁』pp14〜pp21

2004年04月

詳細

概要:TRC公開講演会 戸山リサーチセンター活動報告rE-ラーニングにおける著作権問題と最近の動向に関して、特に公衆送信権等の概要と許諾の取り方について。

「閉会の挨拶」『オンデマンド授業の現在と未来』pp48〜pp49 年2月

2003年02月

詳細

概要:早稲田大学文学学術院戸山リサーチセンターにおけるオンデマンド授業の課題についてのシンポジウム記録集

その他教育活動

千葉県船橋市芝山西小学校 講演会

詳細

概要:船橋市の芝山西小学校の生徒達に、職業に就くことの大切さと、何故自分が考古学という学問の道を選んだのかについて、解りやすく話をした。

印旛村教育委員会主催 寿大学講演会

詳細

概要:地元で発掘調査を実施している千葉県印旛郡印旛村の住民に対して、戸ノ内貝塚遺跡の概要を説明するとともに、考古学の面白さや楽しさについて話した。

第13回早稲田考古学会 研究発表

詳細

概要:「縄文社会とトーテミズム」 主に縄文後・晩期社会の分節化構造と、動物形土製品の分布とあり方から、双分制社会、四分制社会などの可能性について発表。レヴィ=ストロース、デュルケーム、ラドクリフ・ブラヌウなどの学説を引用しながら、オセアニア、北米北西海岸部、オーストラリア大陸などの事例を参考に発表した。

武蔵野市寄付講座講演会

詳細

概要:「縄文土器は語るー日本先史考古学の父、山内清男ー」中近東文化センターにて、地元住民を対象に、考古学の入門講座を実施。日本縄文研究の生みの親、山内清男博士について業績と人柄について解説した。

西東京市教育委員会主催「平成18年度東京文化財ウィーク企画事業講演会」

詳細

概要:西東京市在住の市民に対する「考古学講座」で、東京都が主導する「平成18年度東京都文化財ウィーク企画事業」に合わせた講演会。「縄文社会」に関する最近の研究成果について講演した。特に、早稲田大学會津八一記念博物館で開催中の企画展示『下野谷遺跡展』は、西東京市でも同時開催しており、相互の交流が進展した意義は大きかった。

早稲田大学入試センター 「学問への誘い」模擬講義

詳細

概要:「縄文社会の考古学」というテーマで、高校生相手に、考古学という学問の内容について平易に解説した。

群馬県岩宿博物館「岩宿大学」講演会

詳細

概要:「縄文社会と考古学」というタイトルで、近年の縄文研究における最先端のトピックスを2時間講演した。

調布市市民カレッジ

詳細

概要:考古学入門講座:「日本の旧石器文化と社会」、「縄文社会の考古学」について2回にわたり講演した。

早稲田大学オープンキャンパス 模擬講義

詳細

概要:高校生を対象に、「縄文社会の考古学」を模擬講義した。

早稲田大学オープンカレッジ・遠隔講座(2003年春期講座)

詳細

概要:オープンカレッジ・遠隔講座関係 2003年春期講座(2003年4月〜2003年6月)①考古学への招待4/15〜(講師:高橋龍三郎・岡内三眞・近藤二郎・寺崎秀一郎・菊池徹夫)全5回②日本の考古学6/3〜(講師:高橋龍三郎・菊池徹夫)全5回年春期講座(2003年4月〜2003年6月)

船橋市飛ノ台史跡公園博物館講演会

詳細

概要:縄文大学—ここまでわかった縄文社会—-千葉県の遺跡を中心に-  千葉県の縄文遺跡と遺物から、社会の複雑化過程と階層化過程について解説する、パプア・ニューギニア等に見られるビッグマンなどのリーダーの権威と社会的役割について解説。

大田区文化講演会

詳細

概要:「縄文時代の社会と文化」 大田区の縄文遺跡から、縄文時代におけるリーダーの輩出の仕方などについて、民族誌を引用して解説。

埼玉県埋蔵文化財事業団講演会

詳細

概要:「縄文時代後・晩期社会の複雑化過程について」埼玉県の遺跡事例分析から、縄文中期社会の集落構造と、親族構造などについて解説。

明治大学考古学博物館公開講座

詳細

概要:「近畿地方における縄文後晩期社会とその変容」関西地方の縄文後・晩期社会について、遺跡・遺構・遺物から読み解く。特に社会の複雑化過程について解説。

仙台市 地底の森ミュージアム 講演会

詳細

概要:「東日本の始源文化を探る−亀ヶ岡文化とその社会−」東北地方縄文社会の階層化過程について、亀ヶ岡文化を例に、解りやすく解説。

船橋市飛ノ台史跡公園博物館 連続講演会(3回)

詳細

概要:船橋市飛ノ台史跡公園博物館 連続講演会2002年「縄文時代の社会を探る」 ●日 時 6月28日(金) 7月5日(金) 7月12日(金) 各日午後6時〜8時 ●内 容 1、縄文時代の漁業 2、縄文時代の集落と社会 3、縄文時代のお祭り

練馬区高齢者センター 連続講演会

詳細

概要:「日本人の起源を探る」3回連続講演会 2002年3月6日、13日、20日高齢者を対象とした最近の考古学について、解り易く解説。