イトウ マモル
教授 (https://researchmap.jp/read0021720/)
(教育学部)
教育・総合科学学術院(大学院教育学研究科)
政治経済学術院(大学院政治学研究科)
研究院(研究機関)/附属機関・学校(グローバルエデュケーションセンター)
兼任研究員 1989年-
プロジェクト研究所所長 2005年-2005年
研究所員 2015年-
プロジェクト研究所所長 2008年-2013年
プロジェクト研究所所長 2013年-2018年
研究所員 2013年-2018年
社会学修士 論文
社会情報学会(SSI) 会長
日本学術会議 連携委員
日本社会情報学会(JSIS) 会長
日本マス・コミュニケーション学会 理事
研究テーマのキーワード:文化権力,情報様式
国内共同研究
研究テーマのキーワード:自己言及性,自己組織性,意味
機関内共同研究
研究テーマのキーワード:表象、文化の政治学、カルチュラル・スタディーズ
個人研究
国際共同研究
伊藤守、米山優、遠藤薫、伊藤賢一、田中秀幸
社会情報学1巻3号p.67 - 902013年03月-
伊藤 守
学術の動向18巻1号p.8 - 142013年01月-
伊藤 守 (「カルチュラル・スタディーズ」「マス・コミュニケーション」の2項目を執筆)
弘文堂2012年12月-
伊藤 守
UP (東京大学出版会)481号p.7 - 122012年11月-
伊藤 守
社会情報学1巻1号p.3 - 192012年09月-
伊藤 守
札幌学院大学総合研究所BOOKLET No.44号p.11 - 272012年03月-
伊藤 守 (「ドメスティック・セオリー」「記憶とメディア」の2項目を執筆)
丸善2010年09月-
伊藤 守
学術の動向15巻7号p.94 - 972010年07月-
伊藤 守
學鐙 (丸善)VOL.105 No.2p.48 - 492008年06月-
伊藤 守
現代思想vol.36-1p.146 - 1592008年01月-
伊藤 守
現代思想vol.35-14p.84 - 1082007年11月-
伊藤 守
社会学評論vol.57 No.4p.727 - 7542007年03月-
伊藤 守
図書新聞2006年08月-
橋元良明編
朝日新聞社2004年01月-
伊藤守
思想/岩波書店956p.174 - 1902003年12月-
伊藤 守 (メディア、情報、文化に関する約100項目を執筆)
岩波書店2003年10月-
R.シルバーストーン著 吉見俊哉、伊藤守、土橋臣吾訳
せりか書房2003年04月-
伊藤守
木野評論342003年03月-
伊藤守
言語vol.31 no.132002年12月-
mamoru ITO
International Journal of Japanese Sociologyno.112002年10月-
伊藤守
D/signno.32002年01月-
伊藤 守
放送学研究/NHK放送文化研究所no.462000年05月-
マス・コミュニケーション研究/日本マス・コミュニケーション学会no.551999年10月-
伊藤 守
マス・コミュニケーション研究(77)p.286 - 2872010年07月-2010年07月
ISSN:13411306
伊藤 守
社会情報学1(1)p.3 - 192012年09月-2012年09月
ISSN:21872775
概要:情報とは何か。この問いに対して,これまで多くの研究者が考察を加え,実り多い概念規定がおこなわれてきた。それら多くの規定に共通するのは,情報を主知主義的な枠組みから把握するというアプローチの視点である。つまり,情報を,知識やデータを「知らせる,通知する」という認知的過程から捉えるアプローチである。しかし,情報過程は,知の対象や知のみを伝達するわけではない。本論文の狙いは,これまでの主知主義的なアプローチを離れて,身体や運動そして生成といった契機と関連づけながら情報概念を再検討することにある。そのための導きの糸となるのは,ライプニッツ,タルド,ベルグソン,そしてドゥルーズの思索-普遍論争以降,一般に実在論と呼ばれてきた知的系譜-である。かれらの思索は,渾然とした知の在り方,さらには情動の生成の問題とも深く結びついているからである。本稿では,さらに,こうした情報概念の拡張が,情報社会をいかなる社会として展望するのか,という問題とも深くかかわっていることを示唆する。
伊藤 守
社会情報学会(SSI)学会大会研究発表論文集20122012年09月-2012年09月
伊藤 守
成城大学社会イノベーション研究10(1)p.23 - 382015年01月-2015年01月
ISSN:18806414
伊藤 守
社会学評論査読有り招待有り65(4)p.541 - 5562015年03月-
ISSN:0021-5414
概要:本稿の目的は, 日本における映像アーカイブズの現状を概括し, そのうえで映像アーカイブ研究, とりわけテレビ番組アーカイブを活用した映像分析の方法を考察することにある. アーカイブに向けた動きが欧米と比較して遅かった日本においても, 記録映画の収集・保存・公開の機運が高まり, テレビ番組に関してもNHKアーカイブス・トライアル研究が開始され, ようやくアーカイブを活用した研究が着手される状況となった. 今後, その動きがメディア研究のみならず歴史社会学や地域社会学や文化社会学, さらには建築 (史) 学や防災科学など自然科学分野に対しても重要な調査研究の領域となることが予測できる.こうしたアーカイブの整備によって歴史的に蓄積されてきた映像を分析対象するに際して, あらたな方法論ないし方法意識を彫琢していく必要がある. あるテーマを設定し, それに関わる膨大な量の映像を「表象」分析することはきわめて重要な課題と言える. だが, 「アーカイブ研究」はそれにとどまらない可能性を潜在していると考えられるからである. 本稿では, M. フーコーの言説分析を参照しながら, アーカイブに立脚した分析を行うための諸課題を仮説的に提示する.
伊藤守
現代思想(特集=社会学の行方)招待有り42(6)p.58 - 682014年12月-
伊藤守
現代思想(臨時増刊号 総特集=現代を生きるための映像ガイド51)招待有り46(4)p.164 - 1672018年02月-
伊藤守
年報カルチュラル・スタディーズ〈06〉情動招待有り(6)p.5 - 232018年07月-
伊藤守
成城大学社会イノベーション研究招待有り10p.232015年01月-
社会情報25(1-2)p.257 - 2592017年02月-
伊藤守
マス・コミュニケーション研究査読有り招待有り(89)p.21 - 432016年07月-
伊藤守
コミュニケーション科学招待有り(47)p.19 - 222018年02月-
談
(103)p.57 - 842015年07月-
伊藤守
現代思想(特集=現代思想の316冊 ブックガイド2018)招待有り46(6)p.77 - 862018年04月-
伊藤 守
せりか書房2013年 05月-
伊藤 守、花田達朗、他
早稲田大学出版部2013年 04月-
伊藤 守
岩波書店2012年 08月-
伊藤守、花田達朗、他
日外アソシエーツ2012年 06月-
伊藤 守、正村俊之、山内志朗、大黒岳彦、遠藤薫、柴田邦臣
勁草書房2012年 04月-
伊藤 守
平凡社2012年 03月-
伊藤 守、水嶋一憲、他
世界思想社2011年 03月-
伊藤 守、小林宏一、藤田真文、丹羽美之、花田達朗、毛利嘉孝、他
NHK出版2011年 03月-
伊藤 守、吉見俊哉、名和小太郎、他
岩波書店2010年 11月-
伊藤 守、清水知子、林香里、塩原良和、他
青弓社2010年 06月-
伊藤 守、清水瑞久、小林直毅、他
法政大学出版局2010年 03月-
伊藤 守、長谷正人、中村秀之、他
ミネルヴァ書房2009年 03月-
伊藤 守、石田英敬、他
慶應大学出版会2007年 06月-
伊藤 守、大石裕、藤田真文、他
藤原書店2007年 06月-
伊藤 守、清水瑞久、岡井崇之、田中東子、他
世界思想社2006年 04月-
伊藤 守、新原道信、奥山眞知、他
ハーベスト社2006年 04月-
伊藤 守
法政大学出版局2005年 10月-
伊藤 守
法政大学出版局2005年 08月-
伊藤守、渡辺登、松井克浩、杉原奈穂子
リベルタ出版2005年 06月-
Mamoru Ito
Hong Kong University2004年 10月-
伊藤 守
早稲田大学出版部2004年 09月-
伊藤 守
山川出版2004年 04月-
伊藤 守
せりか書房2004年 04月-
伊藤 守
せりか書房2004年 07月-
伊藤 守
早稲田大学出版部2004年 03月-
伊藤守(単著)
青土社2017年 10月-
総ページ数:267
伊藤守,毛利嘉孝(共編著)
せりか書房2014年 04月-
総ページ数:330
伊藤守(単著)
출판사 : 갈무리2016年 01月-
総ページ数:320
伊藤守,岡井崇之(共編著)
世界思想社2015年 02月-
総ページ数:278
ハラルド・マイヤー,西山崇宏,伊藤守(共編著)
せりか書房2018年 03月-
総ページ数:251
アントニオ・ネグリ,市田良彦,伊藤守,上野千鶴子,大澤真幸,姜尚中,白井聡,毛利嘉孝(共著)
NHK出版2014年 03月-
総ページ数:235
早稲田大学・震災復興研究論集編集委員会
早稲田大学出版部2015年 03月-
総ページ数:1003担当ページ数:898-908
伊藤守,小泉秀樹,三本松政之,似田貝香門,橋本和孝,長谷部弘,日髙昭夫,吉原直樹(共編著)
春風社2017年 06月-
総ページ数:1143
柳啓明,千葉直美,奥谷雄一,島田昭仁(共著)
八千代出版2017年 03月-
総ページ数:371担当ページ数:65-96, 181-200
日本社会科教育学会(共著)
明石書店2018年 08月-
総ページ数:230担当ページ数:66-77
西垣通,伊藤守(共編著)
ミネルヴァ書房2015年 05月-
総ページ数:217
中村隆志(共著)
青弓社2014年 01月-
総ページ数:241
International Symposium Multitude and Power2013年04月06日
Association for Asian Studies2013年03月21日
口頭発表(一般)
社会情報学会2012年09月
口頭発表(一般)
311福島第一原子力発電所事故をめぐる社会情報環境の検証2012年06月
口頭発表(一般)
中国伝媒大学・早稲田大学主催国際シンポジウム 中日マスメディア・サミット2011年03月
口頭発表(一般)
沖縄・映像表現の新潮流2010年11月
口頭発表(一般)
第20回社会と情報に関するシンポジウム2010年09月
口頭発表(一般)
自治体議会政策学会大会2010年度シンポジウム2010年07月
口頭発表(一般)
日本マスコミュニケーション学会春季大会シンポジウム2010年07月
口頭発表(一般)
国際シンポジウム 公共圏の創成と規範理論の探究2010年06月
口頭発表(一般)
シンポジウム 「いまこそ、沖縄に向き合う:基地、祝祭空間、オキナワを考える」2010年05月
口頭発表(一般)
国際シンポジウム:新たなコミュニケーション手段と新たな社会運動:イランを事例として2010年03月
口頭発表(一般)
明治大学公開研究会2010年03月
口頭発表(一般)
世界のグーグル化とメディア文化財の公共的保全・活用2010年01月
口頭発表(一般)
国際シンポジウム テレビがつなぐ東アジアの市民2009年07月
口頭発表(一般)
ワークショップ:グローバル世界とメディアのジオ・ポリティックス2008年02月
口頭発表(一般)
大学院における社会調査教育はどうあるべきか2007年12月
口頭発表(一般)
日仏会館国際シンポジウム「テレビ分析の最前線」2006年05月
口頭発表(一般)
日本社会学会大会シンポジウム2003年10月
口頭発表(一般)
이토 마모루 (伊藤守)
韓国カルチュラル・スタディーズ学会基調講演【国内学術会議の】メディアと情動の政治(韓国カルチュラル・スタディーズ学会)招待有り2016年12月10日
国際会議口頭発表(基調)
伊藤守
(Bonn University)招待有り2017年07月11日
国際会議シンポジウム・ワークショップ パネル(指名)開催地:ボン大学
伊藤守
招待有り2016年09月26日
杉村昌昭、ギャリー・ジェェノスコ、ジョディ・ディーン 、村澤真保呂、伊藤守
カルチュラル・タイフーン2018招待有り
国内会議口頭発表(基調)開催地:龍谷大学
杉村昌昭、マウリツィオ・ラッツァラート、鵜飼哲、 中山智香子、伊藤守
カルチュラル・タイフーン2017招待有り2017年06月24日
国内会議口頭発表(基調)開催地:早稲田大学
伊藤守
The 24th Nichibunken International Symposium: Japanese Studies After 3.11招待有り2017年11月10日
国際会議シンポジウム・ワークショップ パネル(公募)
芸術活動2010年-
2004年-
2002年-
2000年-
1996年-
1991年-
1990年-
1988年-
研究種別:
学際的学問分野のBOK策定を事例とした知の創成と検証支援システムの研究・開発2010年-0月-2013年-0月
配分額:¥18330000
研究種別:
メディア環境における水俣病事件の構築と記憶2010年-0月-2013年-0月
配分額:¥7800000
研究種別:
80年代の出版・活字文化生産過程に関する実証的研究2010年-0月-2013年-0月
配分額:¥3250000
研究種別:
公共圏の創成と規範理論の探究-現代的社会問題の実証的研究を通して配分額:¥44980000
研究種別:
ユビキタス社会の社会情報学基礎論配分額:¥12220000
研究種別:
20世紀後半の東アジアの都市大衆文化における「アメリカ」の受容と反発配分額:¥14860000
研究種別:
水俣病事件報道のメディアテクストとディスクールにかんする研究配分額:¥6900000
研究種別:
「ニュース」「報道」番組の編制モードならびに言説の分析配分額:¥6100000
研究種別:
地球情報社会における地域社会発展の条件に関する研究配分額:¥31820000
研究種別:
地域社会における高度情報化の展開とコミュニケーション行為の変容配分額:¥10200000
研究種別:
「差異」の商品化と地域アイデンティティー地域文化形成における観光開発の位置づけ配分額:¥11400000
研究種別:
コミュニケーション行為と高度情報化社会配分額:¥7000000
研究種別:
ポストメディア文化研究の理論構築:創造産業論の日英比較を中心に2017年-0月-2021年-0月
配分額:¥16120000
研究種別:
デジタルメディア時代の政治的公共性とナショナリズム2014年-0月-2018年-0月
配分額:¥11050000
研究種別:
テレビアーカイブに見る戦後日本イメージの形成と変容2014年-0月-2018年-0月
配分額:¥16120000
研究種別:
多文化社会におけるメディアの公共性と文化的市民権2011年-0月-2014年-0月
配分額:¥16510000
研究種別:
「ソーシャルメディア型」の世論形成と情動現象の総合的研究2019年-0月-2022年-0月
配分額:¥10790000
2013年度
研究成果概要: 本研究の目的は、2011年度から2012年度にかけて行った「1980年代における出版・活字文化の変容に関する実証的研究」を発展させるかたちで、考察の時期を1970年代にまで広げて、学術出版活動における編集者の位置、役割がいかなる... 本研究の目的は、2011年度から2012年度にかけて行った「1980年代における出版・活字文化の変容に関する実証的研究」を発展させるかたちで、考察の時期を1970年代にまで広げて、学術出版活動における編集者の位置、役割がいかなるものであったか、さらに高度消費社会へと日本社会が大きく変化する中で、編集者自身がどのような問題関心の下で、いかに執筆者との関係をつくりながら、知の生産を行っていたのか、を検討することにあった。1970年代まで考察の範囲を拡大したのは、編集者へのインタビューを通じて、戦後の学問的知の変容、読者層による知の受容や消費の変化はすでに1970年代に根差しており、1970年代から1980年代にかけての通時的な射程から考察する必要性が浮かび上がってきたことによる。 こうした課題を遂行するために、本研究では、長年にわたり書評紙『週刊読書人』の編集長を務め、学術出版の歴史的経緯に詳しい武秀樹氏、月刊『ローリングストーン』(日本版)や季刊『is』(ポーラ文化研究所)の編集長を務めた七字英輔氏、さらに『美術手帖』の編集者として様々な特集号を企画した三上豊氏にインタビュー調査を行うとともに、せりか書房の編集長である船橋純一郎氏にも再度のインタビューを行った。 以上の編集者のインタビューから明らかになった諸点は次のようなものである。いずれの編集者にも共通に抱かれていたのは、仮説として想定したように、1970年代の半ばに、アカデミズムの知の変容とともに読者層の関心や志向の変化が徐々に顕在化し、新たな出版企画を出していかざるを得ない状況が生まれたということである。七字氏によれば、政治的な主張を含みつつもポップな色彩感と大胆な写真構成からなる『ローリングストーン』日本語版は若者世代のライフスタイルの変化を先取りするものであった。また伝統的な絵画や日本画の紹介を中心にしてきた『芸術新潮』とは異なり、現代美術に特化した編集の方針を貫いてきた『美術手帖』も制作者にための雑誌からより広範な読者(美術館の拡大に伴う絵画鑑賞者の急激な増加に対応している)ための紙面構成へと変化した、と述べた三上氏の発言もこの変化を裏付けるものであった。特に、『ぴあ』に代表される細分化した「情報」提供する雑誌、既存の「知識」を提供する雑誌、これらとは一線を画した「ガイド」として「美術手帖」を位置付けた三上氏の発言は、この時期の出版・活字文化の変容と多元化を象徴的に言い表している。このような雑誌文化の変化は、その後、学術出版の分野にも通底することになる。
2000年度
研究成果概要: 2000年度の調査時点では、台北で、従来の地上波放送5局をはじめ、音楽専門局、総合編制局、アニメ専門局、映画専門局、日本の番組専門局、宗教専門局、CNNやHBOやESPNなどの欧米系衛星テレビ局を含めて、90チャンネル以上視聴可... 2000年度の調査時点では、台北で、従来の地上波放送5局をはじめ、音楽専門局、総合編制局、アニメ専門局、映画専門局、日本の番組専門局、宗教専門局、CNNやHBOやESPNなどの欧米系衛星テレビ局を含めて、90チャンネル以上視聴可能である。香港資本が出資するTVBSG局や2000年からSONYが出資した超視に象徴されるように、現在の台湾のテレビメディアは、台湾/欧米/日本/香港のメディア資本が複雑に交錯する経済/政治的環境のもとで、日本語/英語とともに「国語」たる北京語、さらに放送用語として近年使用されはじめてきたミン南語など、多様な言語が飛び交い、異質な文化が重層化する、複合的なメディア空間を作り上げている。基幹的テレビ局である台視(TTV)、中視(CTV)、華視(CTS)の3局は、「国民党寄り」「保守的」とみなされており、とりわけ「娯楽番組」は面白くないとの評価を受けている。他方で、CATVが浸透してからは、番組のスタイルが「ソフト化」したとの評価もある。CATV各局は、チャンネルが濫立し過当競争の状態にあると認識されており、他社との差異化をどうはかり、独自性をいかに発揮するかが課題である。放送内容に関しては、送り手側/受け手側ともに、暴力場面や性的描写が多いことに危惧している。日本の番組に関しては、欧米の番組と比較して、年代を超えて「親しみやすい」「近しい感じ」と受け止められている一方で、「裸のシーンが多い」とのマイナスの評価もある。特に若年層では、日本のアニメについて、「緻密さ」「画面の美しさ」「ストーリー性」で高く評価されていることがわかった。さらに、日本の番組については、その評価が、年代差よりも、「外省人」「本省人」という差異によってかなり異なる、との意見があったことは、大変興味深い。今後の調査で検証すべき点である。 今後は、今回の調査をふまえ、CATV各社の経営体質、外国資本との関係、自主制作番組の割合、制作理念、北京語とミン南語の併用についての局の考え方などより詳しく解明することが必要である。また、多角的な報道がなされていると視聴者が認識しているか、外国の番組とりわけ日本のドラマ番組や情報番組を視聴者がどのように受容/消費しているか等々、オーディエンスの視点からの調査を実施することが、台湾の文化的アイデンティティを考える場合、不可欠であるだろう。
2005年04月-2006年03月
機関: ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス・オブ・ポリティカルサイエンス(イギリス)
科目名 | 開講学部・研究科 | 開講年度 | 学期 |
---|---|---|---|
公共市民学I-1(公共圏とメディア) | 教育学部 | 2021 | 春学期 |
公共市民学II-2(記憶と記録) | 教育学部 | 2021 | 秋学期 |
オープンデータ論 | 教育学部 | 2021 | 秋学期 |
メディア市民学I | 教育学部 | 2021 | 春学期 |
メディア市民学II | 教育学部 | 2021 | 秋学期 |
ゼミナールI(放送学) | 教育学部 | 2021 | 春学期 |
ゼミナールII(放送学) | 教育学部 | 2021 | 秋学期 |
ゼミナールIII(放送学) | 教育学部 | 2021 | 春学期 |
ゼミナールIV(放送学) | 教育学部 | 2021 | 秋学期 |
複合文化学演習3I | 教育学部 | 2021 | 春学期 |
複合文化学演習3 II | 教育学部 | 2021 | 秋学期 |
メディア・コミュニケーション学研究指導(M-1)(伊藤) | 大学院教育学研究科 | 2021 | 春学期 |
メディア・コミュニケーション学研究指導(M-2)(伊藤) | 大学院教育学研究科 | 2021 | 秋学期 |
メディア・コミュニケーション学演習(M1-1)(伊藤) | 大学院教育学研究科 | 2021 | 春学期 |
メディア・コミュニケーション学演習(M1-2)(伊藤) | 大学院教育学研究科 | 2021 | 秋学期 |
メディア・コミュニケーション学演習(M2-1)(伊藤) | 大学院教育学研究科 | 2021 | 春学期 |
メディア・コミュニケーション学演習(M2-2)(伊藤) | 大学院教育学研究科 | 2021 | 秋学期 |
メディア・コミュニケーション学特論III-1 | 大学院教育学研究科 | 2021 | 春学期 |
メディア・コミュニケーション学特論III-2 | 大学院教育学研究科 | 2021 | 秋学期 |
社会科内容学研究指導(D-1)(伊藤) | 大学院教育学研究科 | 2021 | 春学期 |
社会科内容学研究指導(D-2)(伊藤) | 大学院教育学研究科 | 2021 | 秋学期 |
メディア・コミュニケーション学研究演習(D-1)(伊藤) | 大学院教育学研究科 | 2021 | 春学期 |
メディア・コミュニケーション学研究演習(D-2)(伊藤) | 大学院教育学研究科 | 2021 | 秋学期 |