氏名

ドモン コウジ

土門 晃二

職名

教授 (https://researchmap.jp/read0078032/)

所属

(社会科学部)

連絡先

メールアドレス

メールアドレス
domon-5stars@waseda.jp

URL等

WebページURL

http://www.waseda.jp/sem-domon01/

研究者番号
00264995

本属以外の学内所属

兼担

社会科学総合学術院(大学院社会科学研究科)

学内研究所等

デジタル・ソサエティ研究所

研究所員 2016年-

学歴・学位

学位

修士(経済学) 早稲田大学

所属学協会

日本経済学会

日本経済政策学会

日本応用経済学会

日本知財学会

委員歴・役員歴(学外)

2018年06月-European Journal of Comparative EconomicsSection Editor
2019年05月-European Journal of Law and EconomicsConsultant Editor

受賞

TEPIA知的財産学術奨励賞日本知財学会特別賞

2010年06月

研究分野

キーワード

応用ミクロ経済学、産業組織論、法と経済学

共同研究希望テーマ

知的財産権の経済分析

希望連携機関:大学等の研究機関との共同研究

目的:共同研究

研究テーマ履歴

情報産業の経済分析

研究テーマのキーワード:電気通信,インターネット,規制緩和

知的財産権の経済分析

研究テーマのキーワード:著作権、商標権、意匠権

論文

Digital piracy in Asian countries

Koji Domon, Alessandro Melcarne, Giovanni B. Ramello

Journal of Industrial and Business Economics査読有り46(1)p.117 - 1352019年03月-2019年03月 

DOI

詳細

掲載種別:研究論文(学術雑誌)ISSN:0391-2078

模倣食品取引の経済分析―東南アジアにおけるフィールドワークによるケース・スタディー ―

土門晃二

経済政策ジャーナル査読有り13(1-2)2018年05月-

A survey on characteristics of Japanese academic job market and evaluation

Domon Koji, Kitamura Yoshihiro

Evaluation Review査読有り39(1)2015年01月-

DOI

詳細

ISSN:1552-3926

Indefinitely Renewable Copyright and the Current Copyright System: A Two Country Setting Comparison

Michael Y. Yuan and Koji Domon

Review of Economic Research on Copyright Issues査読有り8(2)p.35 - 542011年12月-

Profitable Piracy in Music Industries

Koji Domon and Tran D. Lam

Review of Economic Research on Copyright Issues査読有り6(1)p.1 - 112009年07月-

Unauthorized Copying and Copyright Enforcement in Developing Countries: A Vietnam Case Study

Koji Domon and Kiyoshi Nakamura

Review of Economic Research on Copyright Issues査読有り4(1)p.87 - 962007年06月-

市場融合化における託送料金とネットワーク設備投資

土門 晃二

ガス事業研究会報告書/(社)都市エネルギー協会2007年03月-

Price Discrimination of Digital Content

Koji Domon

Economics Letters査読有り93(3)p.421 - 4262006年12月-

発展途上国における違法コピーおよびファイル共有の経済分析−取引費用アプローチによるベトナムのケース・スタディ- (中村清氏との共著)

土門晃二・中村清

InfoCom Review査読有り38p.120 - 1292006年03月-

Effects of Copy Control on Profits and Social Welfare under Unauthorized Copying: A Note (with Kenichi Akao)

Kenichi Akao and Koji Domon

貯蓄経済理論研究会年報21p.153 - 1652006年03月-

An Optimal Settlement System for Network Interconnections: Reciprocal vs. Non-Reciprocal Access Charges (with Osamu Okochi)

Koji Domon and Osamu Okochi

貯蓄経済理論研究会年報202005年03月-

最適アクセス料金と投資インセンティブ

土門晃二

ガス事業研究会報告書/(社)都市エネルギー協会2005年03月-

Unauthorized File-Sharing and the Pricing of Digital Content (with Naoto Yamazaki)

Economics Letters査読有り85(2)2004年11月-

Alternatives to an Inefficient International Telephony Settlement System

貯蓄経済理論研究会年報第19巻2004年03月-

都市ガス・電力産業融合の経済分析

ガス事業研究会報告書/(社)都市エネルギー協会2003年03月-

A Note on the Efficient Component Pricing Rule for Network Access Pricing

貯蓄経済理論研究会年報第18巻2003年03月-

インターネットにおける外部性の効果

オペレーションズ・リサーチ/日本オペレーションズ・リサーチ学会第47巻11号2002年11月-

誘引規制の理論的背景

ガス事業研究会報告書/(社)都市エネルギー協会2002年03月-

Access Pricing and Market Structure

Koji Domon and Koshiro Ota

Information Economics and Policy査読有り132001年03月-

通信網の接続問題について:サーベイ(浅井澄子氏との共著)

公益事業研究/白桃書房52巻2号2000年12月-

The Accounting Rate System in International Telecommunications Industries

貯蓄経済理論研究会年報/貯蓄経済研究センター15巻1999年12月-

A Voluntary Subsidy Scheme for Accounting Rate System in International Telecommunications Industries

Koji Domon and Kazuharu Kiyono

Journal of Regulatory Economics査読有り161999年09月-

規制緩和と政府の役割

貯蓄経済理論研究会年報/貯蓄経済研究センター14巻1999年01月-

A Note: Global Environmental Problems between a Developed Country and a Developing Country

『貯蓄経済理論研究会年報』,貯蓄経済研究センター第13巻1997年12月-

「国際的な環境資源問題−微分ゲームの手法と分析のサーベイ」

『貯蓄経済理論研究会年報』,貯蓄経済研究センター第12巻1997年02月-

「通信網の所有形態、通信市場の分割及び接続料金の競争に与える影響について」

『電気通信普及財団研究調査報告書』No.11(財)電気通信普及財団1997年02月-

書籍等出版物

An Economic Analysis of Intellectual Property Right Infringementsー Field Studies in Developing Countries: Palgrave Studies in Institutions, Economics and Law

Koji Domon(単著)

Palgrave Macmillan2018年 07月-

Small and Medium-sized Enterprises: The Way to Success

Yukio Ikemoto, Koji Domon and Tran Dinh Lam, ed.(共編著)

VNU-HCM Publishing House (Vietnam National University)2014年 06月-

Intellectual Property Rights in Developing Countries: Conference Proceedings, Vietnam 2012

Koji Domon, Tran Dinh Lam and Simrit Kaur, ed.(共編著)

VNU-HCM Publishing House (Vietnam National University)2013年 03月-

託送供給とパイプライン整備

水野敬三・土門晃二(分担執筆)

竹中康治編『都市ガス産業の総合分析』、NTT出版2009年 03月-

Copy Control of Digital Broadcasting Content: An Economic Perspective (with Eulmoon Joo), Digital Broadcasting

Koji Domon and Eulmoon Joo(分担執筆)

Edward Elgar2006年 08月-

通信網の接続料金について

土門晃二(分担執筆)

『現代経済論叢』、学文社2000年 03月-

「電気通信産業における接続料金と分離問題」(第11章)

土門晃二(分担執筆)

『経済学の諸相』,学文社1998年 03月-

「環境規制と市場」(第11章)

土門晃二(分担執筆)

細江守紀編『公共政策の経済学』,有斐閣1997年 10月-

「ゲーム理論序説」(第6章前半)および「産業組織の動学分析」(第7章)

土門晃二(分担執筆)

小野俊夫編『経済動学の展開』,学文社1996年 09月-

講演・口頭発表等

Piracy in Asian Countries

Koji DOMON, Giovanni B. RAMELLO, and Alessandro MELCARNE

The 14th International Conference of the Japan Economic Policy Association2015年11月

詳細

国際会議口頭発表(一般)

An Empirical Analysis on Counterfeit Foods in Southeast Asian Countries

Koji DOMON, Giovanni B. RAMELLO, and Alessandro MELCARNE

The 14th International Conference of the Japan Economic Policy Association2015年11月

詳細

国際会議口頭発表(一般)

Piracy in Asian Countries

Koji DOMON, Giovanni B. RAMELLO, and Alessandro MELCARNE

The World Congress of Comparative Economics2015年06月

詳細

国際会議口頭発表(一般)

模倣食品市場の経済分析―東南アジアにおけるフィールドワークによるケース・スタディー ―

土門晃二

日本経済政策学会第72回全国大会2015年05月

詳細

国内会議口頭発表(一般)

中国を中心とした模倣食品供給の国際分業

土門晃二

第12回日本知財学会年次学術研究発表会2014年11月

詳細

国内会議口頭発表(一般)

Transnational Counterfeit Food Production in Asia

Koji Domon and Michael Yuan

2014 Annual Conference, Intellectual Property Rights in Developing Countries: Counterfeit Food Industry in Asia2014年09月

詳細

国際会議口頭発表(一般)開催地:Vietnam National University of Social Sciences and Humanities Ho Chi Minh City ( Vietnam)

ベトナム二輪スペアパーツ模倣品市場における消費者動向について

土門晃二

ベトナム知的財産セミナー(ジェトロ)招待有り2014年07月

詳細

国内会議セミナー開催地:ジェトロ本部

Food for Thought: Food Problems and IPR’s Role in Their Solutions

Koji Domon and Michael Yuan

2nd International Conference on IP Rights in Developing Countries(JETRO Bangkok)2013年12月

詳細

国際会議口頭発表(一般)開催地:JETRO Bangkok (Thailand)

Incentives for Counterfeit Spare Parts: A Vietnam Case Study in Motorcycle

Koji Domon and Kazuo Yoshida

2012 Annual Conference Intellectual Property Rights in Developing Countries(Vietnam National University of Social Sciences and Humanities Ho Chi Minh City)2012年12月

詳細

国際会議口頭発表(一般)開催地:Vietnam National University of Social Sciences and Humanities Ho Chi Minh City (Vietnam)

A Better Copyright System? Comparing Indefinitely Renewable copyright and the Current Copyright System in International Setting

Michael Yuan and Koji Domon

The Annual Congress of the Society of Economic Research on Copyright Issues2011年07月

詳細

国際会議口頭発表(一般)開催地:Bilbao (Spain)

Copyright Infringements in Latin America and Asia

Koji Domon and Michael Yuan

Conference on Copyright in Developing Countries(Vietnam National University, Ho Chi Minh City)2010年03月

詳細

国際会議口頭発表(一般)

Profitable Piracy and Media Development in the Music Industry

Koji Domon

The Annual Congress of the Society for Economic Research on Copyright Issues Congress2009年07月

詳細

国際会議口頭発表(一般)開催地:Berkeley/San Francisco (USA)

The Incentives for Cooperation in International Copyright: Comparing Comparative and Competitive Models

Michael Yuan and Koji Domon

The Annual Congress of The Society for Economic Research on Copyright Issues2009年07月

詳細

国際会議口頭発表(一般)開催地:Berkeley/San Francisco (USA)

Unauthorized Copying and Copyright Enforcement in Asian Countries

Koji Domon

Conference in Centro de Estudios de Asia y África(EL COLEGIO DE MÉXICO)招待有り2008年09月

Network Externalities on the Internet

Koji Domon

International Conference on Convergence in Communications Industries2002年11月

詳細

開催地:Warwick University, UK.

外部研究資金

科学研究費採択状況

研究種別:

発展途上国・新興国における知的財産権保護戦略の経済学的調査研究

2011年-1月-2015年-0月

配分額:¥12090000

研究種別:

発展途上国における最適著作権保護の調査研究:経済学的視点から

配分額:¥11570000

研究種別:

諸外国におけるネットワークを利用した違法コピーの実態調査:経済学的視点から

配分額:¥7230000

研究種別:

ネットワーク設備共同利用環境の産業組織論研究

配分額:¥1800000

研究種別:

都市ガス・電力市場融合の経済分析

配分額:¥3000000

研究種別:

ネットワークを利用した違法コピーの経済分析

配分額:¥1000000

研究種別:基盤研究(C)

インターネット上の情報検索機能によるプライバシー侵害の経済分析

2012年-2014年

研究分野:応用経済学

配分額:¥3770000

研究種別:

インターネット上の情報検索機能によるプライバシー侵害の経済分析

2012年-0月-2015年-0月

配分額:¥3770000

学内研究制度

特定課題研究

発展途上国・新興国における知的財産権保護戦略の経済学的調査研究

2011年度

研究成果概要: 本研究では、まずベトナムでのフィールドワークを実施し、バイク市場での模倣部品の実態調査を実施した(科学研究費追加採択のため、途中から本研究は科学研究費による研究に移行し、本研究費の1/10以下を使用)。ベトナムを対象とした理由は... 本研究では、まずベトナムでのフィールドワークを実施し、バイク市場での模倣部品の実態調査を実施した(科学研究費追加採択のため、途中から本研究は科学研究費による研究に移行し、本研究費の1/10以下を使用)。ベトナムを対象とした理由は、モータリゼーション前夜の経済状況でバイク市場規模が大きく、また知的財産権侵害の取り締まりがほとんど行われていない状況で、正規部品と模倣部品の競合関係を調査することが可能である点にある。対象地域は、ホーチミン市を中心とした都市部、および中部内陸(プレイク)・沿岸部(クイナン)の地方都市である。 その調査によって、違法行為の巧妙さ(正規ディーラーの修理工が新車の部品を販売前に模倣品に変えて、町の修理工場に販売する、等)や、模倣部品による人身事故被害者による取り締まり強化への声、規制当局の取り締まり実態(メーカー、弁護士、政府機関関係者によるワークショップを開催)の概要が明らかになった。一方で、安い模倣部品の需要も大きく、主に中国から入ってくる模倣部品は、すぐに壊れることは分かっていても貧困層による需要ある。最も安いバイクは中国製であるが、その中間として日本製バイクのエンジン部分やサスペンションを中国製品に換え、ボディー・カバーの模造品を使用して、外見上は日本製品と区別できないようにしているバイクも多く販売されている。また、模倣部品製造企業にも高品質の部品を供給しているものもいるが、パッケージやロゴなどは日本製正規部品メーカーのものを模倣しており、このことは商標の意義・利益の大きさを証明しているともいえる。 その他、本研究では理論的な研究として、国際間における著作権保護期間の競合関係について考察を行った。その中で、各国の需要や費用、財のバラエティー、需要弾力性の違いを考慮して、著作権更新制度と有限期間著作権保護制度との比較を行い、パラメーターの違いによる両制度の優位性の違いを検証した。需要が非弾力的で財のバラエティーの効用が大きい場合には、著作権更新制度がグローバルな経済厚生向上のためには効果的であることを、シミュレーションで明らかにしている。この分析には、パラメーターの設定によって途上国と先進国の競合関係も含まれている。国際学会で、この成果は発表された。

複雑ネットワークを用いた仮想空間における社会ネットワーク構造の経済分析

2013年度

研究成果概要: 本研究では、応用数学の文献を読み「スモール・ワールド」の特徴(平均次数やベキ則など)の応用について考察を深めた。従来の応用数学の議論では、モデルの中でネットワークのつながり方のみが変数として扱われてきた。経済学的にはネットワーク... 本研究では、応用数学の文献を読み「スモール・ワールド」の特徴(平均次数やベキ則など)の応用について考察を深めた。従来の応用数学の議論では、モデルの中でネットワークのつながり方のみが変数として扱われてきた。経済学的にはネットワークにつなげる個人合理性を、次数(ネットワークのつながる数)を変数とした効用関数で導くことが必要で、その方法について具体的な効用関数を用いて考察を行った。 背景になっている状況は、SNSやブログといった双方向のコミュニケーション・ツールで、モデルではランダムグラフを仮定している。具体的なユーザーの効用関数は、2つの要因によって規定され、一つは自分の情報をアップすること、もう一つは相手の情報を見ることである。この場合に、ネットワーク外部性が発生し、この二つの要因による外部性の大小によってネットワークが拡張するのか(参加者の増加)、縮小するのかを明らかにした。前者の要因による限界効用が後者のものよりも小さい場合に、ネットワークは拡張される。ただし、この帰結は特定の効用関数に依存しており、効用関数の一般化への拡張が必要とされ、本研究でその方向性をさらに探った。以上の考察はメモの段階であり、論文の公表には至っていない。近日中にまとめる予定である。 また、本研究に関わる考察として、理論分析とは異なった制度研究も行った。日本の研究者の相互依存関係を研究論文および研究箇所の移動、学位取得箇所から明らかにし、国際的な比較を行った。研究者間の世界も一種の「スモール・ワールド」であり、その中で国際的に日本の研究体制は国内自己完結型であることを明らかにした。また、日本における各研究者の研究へのインセンティブ(ネットワークに例えれば情報のアップロード:論文の公表)は、引用回数や学術雑誌のインパクト・ファクターといった指標による短期的な評価基準(給与水準)よりも、長期的な評価にあることをデータで明らかにした。この考察は、英文学術雑誌で受理され掲載予定である。

途上国・新興国における知的財産権保護戦略の経済学的調査研究

2014年度

研究成果概要:本研究では、現地調査をもとにした知的財産権保護と取締りに関する誘因との関係を考察した。調査対象は、バイク模倣部品と日本食品である。調査地域は、ベトナム、タイ、インドネシアを中心に、東南アジア全域である。模倣品市場の関係者へのインタ...本研究では、現地調査をもとにした知的財産権保護と取締りに関する誘因との関係を考察した。調査対象は、バイク模倣部品と日本食品である。調査地域は、ベトナム、タイ、インドネシアを中心に、東南アジア全域である。模倣品市場の関係者へのインタビューを地道に行い、またアンケート調査を実施し、権利侵害の背後で作用している各経済主体の行動誘因について調査した。その結果、情報の非対称性が存在する状況で、バイク模倣部品で生じている模倣行為を助長している囚人のジレンマ的な状況が明らかなり、その状況をベトナムとラオスで確認した。また、飲食店向けの輸入業者が、模倣食品供給に大きな影響を与えていることも分かった。

アジア諸国における中国を中心とした模倣・模造品生産の国際分業の実態調査

2015年度共同研究者:Giovanni B. RAMELLO

研究成果概要: 本研究では、現地フィールドワークを通して、中国からアジア諸国に流入する模倣・模造に関わる部品および食材の調査研究を実施した。現地フィールドワークでは、ベトナムの首都ハノイと中国国境港湾都市ハイフォンで、主に模倣バイク部品について... 本研究では、現地フィールドワークを通して、中国からアジア諸国に流入する模倣・模造に関わる部品および食材の調査研究を実施した。現地フィールドワークでは、ベトナムの首都ハノイと中国国境港湾都市ハイフォンで、主に模倣バイク部品について、継続調査を行った。データ分析では、2016年度にベトナム、タイ、インドネシアで収集したサンプル(アンケート調査各国サンプル数約100)を使って、日本食品の模倣品被害について考察を行った。

アジア諸国における中国を中心とした模倣・模造品生産の国際分業の実態調査

2015年度共同研究者:Giovanni B. RAMELLO

研究成果概要: 本研究では、現地フィールドワークを通して、中国からアジア諸国に流入する模倣・模造に関わる部品および食材の調査研究を実施した。現地フィールドワークでは、ベトナムの首都ハノイと中国国境港湾都市ハイフォンで、主に模倣バイク部品について... 本研究では、現地フィールドワークを通して、中国からアジア諸国に流入する模倣・模造に関わる部品および食材の調査研究を実施した。現地フィールドワークでは、ベトナムの首都ハノイと中国国境港湾都市ハイフォンで、主に模倣バイク部品について、継続調査を行った。データ分析では、2016年度にベトナム、タイ、インドネシアで収集したサンプル(アンケート調査各国サンプル数約100)を使って、日本食品の模倣品被害について考察を行った。

模倣品生産の国際分業:東南アジアのフィールドワークによる分析

2016年度

研究成果概要:本研究では、今までの現地調査で得たデータと資料を使い、中国から東南アジア諸国に流入する模倣・模造に関わる音楽コンテンツ、バイク部品および日本食材市場の制度的および法・経済的な考察を行った。詳細なアンケートデータ(一次データ)とイン...本研究では、今までの現地調査で得たデータと資料を使い、中国から東南アジア諸国に流入する模倣・模造に関わる音楽コンテンツ、バイク部品および日本食材市場の制度的および法・経済的な考察を行った。詳細なアンケートデータ(一次データ)とインタビュー情報から、経験財、信用財、騙しのない模倣品などのそれぞれの市場の特徴を比較考察し、取締りのほとんど存在しない状況で各経済主体に与える経済的誘因を明らかにした。また、先進国政府と途上国政府の間の誘因両立的な取締りの可能性を検討した。

東南アジア市場における日本コンテンツの進化経済学的な知的財産権運用の実証分析

2017年度

研究成果概要: 本研究では、以下の二つの研究調査を実施した。1)デザインの類似した生産物における意匠権の経済理論分析を行った。商標権と異なり、意匠権侵害の判断基準は明確ではなく、企業の権利侵害判断も明確ではない。東南アジアの食品の類似品を参照に... 本研究では、以下の二つの研究調査を実施した。1)デザインの類似した生産物における意匠権の経済理論分析を行った。商標権と異なり、意匠権侵害の判断基準は明確ではなく、企業の権利侵害判断も明確ではない。東南アジアの食品の類似品を参照に、意匠権には類似品を生産した企業との間に正の相互外部性が存在し、意匠権侵害を訴えることが有利か不利かは単なる権利の所有だけでは決まらないことを理論的に証明した。2)ベトナムにおける日本コンテンツの影響について、現地大学生にアンケート調査を実施し1300以上ののサンプルを収集した。知的財産権侵害の影響も含めサンプルを集めており、日本製品および日本観光へのそれらの影響を分析する基盤を整えた。

東南アジア市場における日本コンテンツの進化経済学的な知的財産権運用の経済分析

2017年度

研究成果概要:本研究では、以下の二つの研究調査を実施した。1)デザインの類似した生産物における意匠権の経済理論分析を行った。商標権と異なり、意匠権侵害の判断基準は明確ではなく、企業の権利侵害判断も明確ではない。東南アジアの食品の類似品を参照に、...本研究では、以下の二つの研究調査を実施した。1)デザインの類似した生産物における意匠権の経済理論分析を行った。商標権と異なり、意匠権侵害の判断基準は明確ではなく、企業の権利侵害判断も明確ではない。東南アジアの食品の類似品を参照に、意匠権には類似品を生産した企業との間に正の相互外部性が存在し、意匠権侵害を訴えることが有利か不利かは単なる権利の所有だけでは決まらないことを理論的に証明した。2)ベトナムにおける日本コンテンツの影響について、現地大学生にアンケート調査を実施し1300以上ののサンプルを収集した。知的財産権侵害の影響も含めサンプルを集めており、日本製品および日本観光へのそれらの影響を分析する基盤を整えた。

東南アジア市場におけるにほん日本文化コンテンツ知的財産権の進化論的法・経済分析

2018年度

研究成果概要: 本研究では、まず昨年度収集したデータをもとに、途上国から日本に旅行に来る(または来たい)旅行者に対す途上国における日本文化コンテンツ(合法・違法)の影響を分析し、またその結果に基づいたモデル分析を行った。現在予稿の作成中である。... 本研究では、まず昨年度収集したデータをもとに、途上国から日本に旅行に来る(または来たい)旅行者に対す途上国における日本文化コンテンツ(合法・違法)の影響を分析し、またその結果に基づいたモデル分析を行った。現在予稿の作成中である。次に、生態学の擬態モデルを援用して、模倣品と正規品の製品差別化モデル(スティグリッツ・デキシットモデル)を使い、最適企業数を求めた。現在、英文学術雑誌の投稿中である。

東南アジア市場における日本文化コンテンツ知的財産権の進化論的法・経済分析

2018年度共同研究者:北村能寛, Giovanni B. RAMELLO, Alessandro MELCARNE, Sai Thi May

研究成果概要: 本研究では、まず昨年度収集したデータをもとに、途上国から日本に旅行に来る(または来たい)旅行者に対す途上国における日本文化コンテンツ(合法・違法)の影響を分析し、またその結果に基づいたモデル分析を行った。現在予稿の作成... 本研究では、まず昨年度収集したデータをもとに、途上国から日本に旅行に来る(または来たい)旅行者に対す途上国における日本文化コンテンツ(合法・違法)の影響を分析し、またその結果に基づいたモデル分析を行った。現在予稿の作成中である。次に、生態学の擬態モデルを援用して、模倣品と正規品の製品差別化モデル(スティグリッツ・デキシットモデル)を使い、最適企業数を求めた。現在、英文学術雑誌の投稿中である。

ネットワーク型産業における規制緩和の経済分析-ネットワークの構造分析を中心に-

1998年度

研究成果概要:本研究では、規制緩和によって発生したネットワークの接続問題について、最近の議論を整理しながら問題点を探った。最初に、効率的要素価格ルール(ECPR)について議論を整理して、この価格ルールの持つと主張されている利点が、非常に厳しい条...本研究では、規制緩和によって発生したネットワークの接続問題について、最近の議論を整理しながら問題点を探った。最初に、効率的要素価格ルール(ECPR)について議論を整理して、この価格ルールの持つと主張されている利点が、非常に厳しい条件下でしか成立しないことを示した。その条件とは、費用関数の線形性と参入後と参入以前の市場価格の変化についてである。また、製品差別下のもとでのECPRは、その解釈にかなりの無理があることを示した。次に、新規参入企業のネットワークの構築が進んだ場合の水平的な接続について、考察を行った。水平的な接続では、企業の提携・合併を引き起こす可能性があるが、それは製品差別化の程度に大きく依存していることを説明した。すなわち、製品差別化の程度が小さい場合には、市場を掌握しようとするインセンティブが各企業に働き、提携・合併の可能性は低くなるということである。次に、垂直的な統合および分離についての効果について扱った。この効果は、系列と範囲の経済という概念を使うことによって整理されている。分離が効果を発するのは、その系列と範囲の経済の効果が分離によって生じる二重マークアップの弊害を上回るほどの大きい場合である。最後に、国際通信網の接続問題を考察した。この問題は、国際的な実行力を持つ規制当局がいないという点で、国内問題以上に解決が難しいものである。最初に、非対称的な国の間で生じる問題を指摘し、その解決方法である自発的補助金政策について説明を行った。以上の考察は、ネットワーク構造の違いが、どのように接続の問題を複雑なものにしているかという点を説明しており、その統一的なサーベイによって今後の研究にとっての重要なステップになることが期待される。

ネットワーク型産業の経済理論分析

2000年度

研究成果概要: ネットワーク型産業では、ネットワークを接続する際に生じる費用の事業者間での負担問題が大きな論点となっている。この研究では、通信産業での接続料金問題について、市場構造の違いによる相違点を含めながら考察した。 日米で争点となっている... ネットワーク型産業では、ネットワークを接続する際に生じる費用の事業者間での負担問題が大きな論点となっている。この研究では、通信産業での接続料金問題について、市場構造の違いによる相違点を含めながら考察した。 日米で争点となっている事業者の垂直統合および分離によって、既存企業の設定する新規企業に対する接続料金は変化する。一方で、市場構造の変化は、企業の組織自体に影響を与え、費用構造に変化をもたらすことは明らかである。そこで、そのような費用構造の変化を含め、どのような接続料金が設定されるのか、また社会的に見て最適な水準はどこにあるのかを理論的に考察した。 得られた結果は、まず通常垂直分離によって生じる弊害である二重限界性(double marginalization)は、新規参入企業(長距離市場)が既存企業よりも効率的な費用関数も持つのであれば、経済公正的にさほど問題にはならないことである。ただし、その結果のためには、新規参入企業にある程度以上の効率的な費用関数が必要とされる。すなわち、単に効率的であるということだけでは支持し得ない。 次に、接続料金の議論でよく引き合いに出されるECPR(Efficient component pricing rule)と、この研究で得られるラムゼー接続料金との相違点を明らかにした。ここで得られたラムゼー接続料金は、{ラムゼー接続料金=独占接続料金-接続料金上昇による限界的な利潤減少}であり、{ECPR=限界費用+接続サービスの機会費用}とは異なったものになる。また、補論では、より一般的なネットワーク接続モデルにおける上記の相違についても言及している。

通信と放送の融合の経済分析

2001年度

研究成果概要: 本研究では、通信と放送の融合の現状をインターネットを対象にして考察し、その特性を経済モデルを用いて分析している。インターネットでは双方向性、および低費用でのコンテンツの供給が行われており、従来の一方向へのマス・コミュニケーション... 本研究では、通信と放送の融合の現状をインターネットを対象にして考察し、その特性を経済モデルを用いて分析している。インターネットでは双方向性、および低費用でのコンテンツの供給が行われており、従来の一方向へのマス・コミュニケーションの形態は崩れてきている。そのような中で、情報の受け手が一方で同時に情報の発信者になっており、インターネット上でのコンテンツは利用者が自分の情報を発信しそれが不特定多数のものに見られることを前提として、増大を続けている。 経済モデルを用いて、この特性のもとで、インターネット上での情報量は過多なのか過小なのかを分析した。その条件は、コンテンツの競争効果とコンテンツの受けての及ぼす外部性の程度によって決定されることを明らかにした。また、インターネットの参加者が増加するにつれて、コンテンツの過小性が増すことを、例題を用いて明示的に求めている。

インターネットTVの経済理論分析

2002年度

研究成果概要:垂直的な産業構造をもつ産業では、さまざまな接続(番組提供も含む)の問題が大きな競争上の要素になる。本研究では、代表的な接続ルールであるECPRについて、一般的な議論を試み、整理を行った。インターネット上でのコンテンツ供給においても...垂直的な産業構造をもつ産業では、さまざまな接続(番組提供も含む)の問題が大きな競争上の要素になる。本研究では、代表的な接続ルールであるECPRについて、一般的な議論を試み、整理を行った。インターネット上でのコンテンツ供給においても、同様の接続の問題は不可欠であり、製品差別化のモデルに当てはまるインターネットTV産業を考察する点の基礎的な分析である。通信のような同一財市場とは異なった、そのような産業でのECPRの特徴を得ることができた。

日米IT産業の比較経済分析

2004年度共同研究者:中村 清, 三友 仁志, Cave, Martin

研究成果概要: 情報通信分野においてデジタル化の流れは、インターネットに代表される通信の枠を超えて、放送の分野に拡大してきている。また、通信と放送という垣根自体を時代遅れのものにしつつある。この国際共同研究では、米国と日本におけるデジタルTVの... 情報通信分野においてデジタル化の流れは、インターネットに代表される通信の枠を超えて、放送の分野に拡大してきている。また、通信と放送という垣根自体を時代遅れのものにしつつある。この国際共同研究では、米国と日本におけるデジタルTVの考察を中心にし、他の先進国も含めて、その政策、現状、および理論的な分析を行った。最初に、各国のデジタルTVの進展の現状について、規制当局の政策的な観点も含めて考察を行っている。デジタル化への完全移行の手続き、また通信との関連における法整備の現状など、各国の事情における比較を行うことで、デジタルTVの解決されるべき問題点を浮き彫りにしている。また、放送コンテンツのデジタル化では、違法コピー問題は重要な要素になっている。法律的および経済的な観点から、デジタルTVの違法コピー問題を取り上げ、その効果および対策について分析を行っている。最後に、産業構造的な観点からデジタル化する放送産業の考察を行った。デジタルTVでは、受信機のデジタル化のみではなく、放送設備のデジタル化が大きな負担となっている。各国のTV網の違いによりその負担の違いが存在し、そのことによって政策の進め方も大きく異なってくる。以上の考察の成果は、研究会および私的な打ち合わせにより原稿としてまとめ上げられており、英文により出版予定である。章立てとして、 Part I: The Developments of Digital Broadcasting Part II: Rights issues and digital broadcasting  Part III: Digital Broadcasting and Platform Competitionとなっている。このようなデジタルTVについての包括的な書籍は今までに存在しておらず、その重要性は大きいものと考えている。

現在担当している科目

科目名開講学部・研究科開講年度学期
ゼミナールI(情報産業の経済分析/秋学期)社会科学部2019秋学期
ゼミナールII(情報産業の経済分析/春学期)社会科学部2019春学期
ゼミナールII(情報産業の経済分析/秋学期)社会科学部2019秋学期
ゼミナールIII(情報産業の経済分析/春学期)社会科学部2019春学期
ゼミナールIII(情報産業の経済分析/秋学期)社会科学部2019秋学期
法と経済学 II社会科学部2019春学期
経営のための経済学社会科学部2019春学期
産業組織論社会科学部2019秋学期
法と経済学 I社会科学部2019秋学期
産業組織論 I大学院社会科学研究科2019春学期
産業組織論 II大学院社会科学研究科2019秋学期
産業組織論研究演習 I(春学期)大学院社会科学研究科2019春学期
産業組織論研究演習 I(秋学期)大学院社会科学研究科2019秋学期
産業組織論研究演習 II(春学期)大学院社会科学研究科2019春学期
産業組織論研究演習 II(秋学期)大学院社会科学研究科2019秋学期