氏名

ナカムラ シュン

中村 駿

職名

助手 (https://researchmap.jp/7000019780)

所属

(人間科学部)

連絡先

URL等

WebページURL

http://asadalabmembers.wixsite.com/asdlab(浅田匡研究室URL)

研究者番号
60804507

学歴・学位

学位

修士

所属学協会

日本教育工学会

日本教師学学会

日本教育方法学会

日本教育学会

British Educational Research Association (BERA)

World Association of Lesson Studies (WALS)

論文

オン・ゴーイング法による授業認知に基づく授業者の行為の中の省察に関する事例研究

中村 駿・浅田匡

日本教育工学会論文誌41(4)p.477 - 4872018年-

DOICiNiilink

詳細

概要:本研究は,オン・ゴーイング法を用いて熟練教師が重要であると認知した授業事象を抽出し,授業者に当時の認知および思考内容についてインタビューすることによって,授業者の行為の中の省察の内実を探るとともに,授業認知と行為の中の省察の関係について明らかにすることを目的とする.初任者教師に授業を依頼し,インタビューを分析した結果,(1)自身の教授行為に没頭し,省察が生起しうる事象を見逃していること,(2)一時点的な事象の認知を基に行為の中の省察を生起させていること,(3)予想外の場面として認知して自身の行為枠組みを疑問視するものの,その場ではフレーム実験を試みないこともあること,の3点が明らかになった.また,熟練教師と初任者教師の授業認知の違いから,授業者の行為の中の省察を保証するためには,①教授行為における認知負荷,②授業認知の意味単位,③授業認知と行為を媒介する要素,の3点について考慮する必要性が示唆された.

Schönの省察概念による教師の省察研究の再検討

中村駿・浅田匡

人間科学研究31(1)p.3 - 122018年-

CiNii

詳細

概要:Reflection has been crucial for teacher education since Schön first articulated a theory of reflective practice. However, there is confusion among education researchers about what reflection is. This paper clarifies key concepts of reflective practice by reviewing the definitions of “knowing-in-action,” “reflection-in-action,” and “reflection on action,” and reexamining previous research on teacher reflection based on a review of Schön’s works. This review suggests that knowing-in-action, reflection-in-action, and reflection on action are distinguished by four factors: whether the situation the practitioner faces is a surprise, whether the practitioner is conscious of his or her own actions, whether his or her actions are integrated with knowing or reflection, and whether he or she can still affect the situation. Previous research on teacher reflection only distinguishes reflection-in-action from reflection on action according to whether reflection occurs during class or afterward. In addition, it has only focused on reflection-in-action and reflection on action, not on knowing-in-action. Therefore, we conclude that previous theoretical frameworks for teacher reflection have limited our understanding of what teachers know and how they learn by teaching and suggest a few implications for future research on teacher reflection.

写真スライド法による教師の授業認知に関する研究

中村 駿・浅田 匡

日本教育工学会論文誌40(4)p.241 - 2512017年-

DOICiNiilink

詳細

ISSN:1349-8290

概要:

本研究では,行為の中の省察を規定する要素として,教師の授業認知の特徴を明らかにすることを目的とする.方法として,CARTER et al.(1988)の写真スライド法を援用し,小学校社会科の授業に関する写真スライドを提示することで,小学校教師31名の認知内容を抽出した.授業において重要あるいは問題と考えられた場面に関して,注目箇所や意味形成を調査した結果,教職経験年数の多い教師群ほど,⑴特定の対象に注目するようになり,特に児童の情動を読み取る上で精度の高い情報源に注目する傾向があること,⑵以前の場面と関連付けながら授業を捉える傾向があること,⑶指導案から予測される児童の反応に基づいて授業を捉える傾向があること,の3点が明らかになった.しかし,生み出される状況の意味については教職経験に関わらず多様であり,教職経験とは異なる視点から検討する必要性が示唆された.以上を踏まえ,授業認知に基づく今後の省察研究への示唆を提示した.

講演・口頭発表等

机上授業シミュレーションを用いた教師の行為の中の省察に関する事例研究

中村 駿・浅田 匡

日本教育工学会 研究会2017年

リフレクションを限定するノーティシング

中村 駿

日本教育心理学会第58回総会自主企画シンポジウム招待有り2016年

中学校英語科教師による授業改善のためのアクションリサーチ

中村 駿

日本教師学学会夏季研究会シンポジウム招待有り2016年

Deconstructing adaptive teacher expertise for inquiry-based teaching in Japanese elementary classrooms: Neriage as inter-subjective pedagogy for social mind-storming

Noriyuki Inoue, Tadashi Asada, Natsumi Maeda, Shun Nakamura

European Educational Research Association Conference2016年

リフレクションとは何か

中村 駿・浅田 匡

第32回日本教育工学会 全国大会2016年

Exploring the Relationship between Teaching Experience and Teachers’ Noticing with Visual Approach: How Do Teachers See Photographic Slides of a Lesson?

Shun Nakamura・Tadashi Asada

9th World Association of Lesson Studies International Conference2015年

授業認知を手がかりとした教師の省察に関する研究

中村 駿・浅田 匡

第31回日本 教育工学会 全国大会2015年

授業における経験教師のわざ(craft)の特徴に関する研究

中村 駿・浅田 匡

第 30回日本教育工学会大会講演論文集2014年

中学校英語科教師の思考過程に基づくアクションリサーチモデル の開発

中村 駿・浅田 匡

第29回日本教育工学会 全国大会2013年

Development of the support tool for action research in English teaching in Japan

Shun Nakamura

10th Annual Action Research Conference2013年

外部研究資金

科学研究費採択状況

研究種別:

学校ボランティアにおける大学生の学習プロセスに基づくリフレクション手法の開発

2019年-0月-2022年-0月

配分額:¥4160000

学内研究制度

特定課題研究

教師は児童の表情をどのように読みとるか

2017年度

研究成果概要:本研究では,授業過程において教師が発現する“わざ”の特徴を探るために,教師の表情認知に着目し研究を進めることとした.レビューとして,教師教育の “授業認知”,“ノーティシング”をキーワードに文献を収集し,他領域では“非言語行動”,...本研究では,授業過程において教師が発現する“わざ”の特徴を探るために,教師の表情認知に着目し研究を進めることとした.レビューとして,教師教育の “授業認知”,“ノーティシング”をキーワードに文献を収集し,他領域では“非言語行動”,“オブジェクト認知”の知見を参照しながら教師の認知研究の現状を探った.その結果,多くの研究は,教師を世界の傍観者と見なして研究しており,状況論に基づき如何に状況を相互構成しているかに関して検討していないことが示唆された.以上を基に,小学校に依頼し授業風景を撮影し,表情データを基に教師への実験手法を開発した.今後は,レビューの学会誌への投稿,教師の表情認知の調査を進める.