氏名

チェン ティエンシ

陳 天璽

職名

教授

所属国際学術院

(国際教養学部)

連絡先

URL等

研究者番号
40370142

本属以外の学内所属

兼担

国際学術院(大学院国際コミュニケーション研究科)

研究院(研究機関)/附属機関・学校(グローバルエデュケーションセンター)

外部研究資金

科学研究費採択状況

研究種別:

社会的包摂のための実践人類学的研究

2011年-0月-2014年-0月

配分額:¥17680000

研究種別:

アジアにおける結婚・離婚移住ネットワークの多方向性と還流性に関する実証研究

2011年-0月-2014年-0月

配分額:¥46280000

研究種別:

グローバル時代の国籍とパスポートに関する文化人類学的研究

2010年-0月-2014年-0月

配分額:¥8580000

研究種別:

少子高齢・多文化社会における福祉・教育空間の多機能化に関する歴史人類学的研究

配分額:¥18460000

研究種別:

上海万博の経営人類学的研究

配分額:¥24310000

研究種別:

移動する人々とパスポートをめぐる力学に関する文化人類学的研究

配分額:¥2950000

研究種別:

産業と文化の経営人類学的研究

配分額:¥19500000

研究種別:

市場・社会と国家の間-福清幇ネットワークの形成と日本社会経済の変遷

配分額:¥2900000

研究種別:

重国籍制度および重国籍者に関する学際的研究

2017年-0月-2020年-0月

配分額:¥16770000

研究種別:

アジアの越境する子どもたちとトランスナショナル階層社会の出現に関する実証研究

2016年-0月-2020年-0月

配分額:¥23660000

研究種別:

「ビルマ系日本人」は誕生するのか―家族のつながりとアイデンティティのあり方―

2015年-0月-2018年-0月

配分額:¥4680000

学内研究制度

特定課題研究

越境時代の国籍とパスポートに関する文化人類学的研究

2013年度

研究成果概要:  本研究は、人の越境が頻繁化している現代社会における国籍やパスポートに焦点を当て研究・調査を行った。なかでも特に、一国家の枠組みのみでは捉えきれない人びと、重国籍者や無国籍者に注目することを通し、国家間に起きているズレを明らかに...  本研究は、人の越境が頻繁化している現代社会における国籍やパスポートに焦点を当て研究・調査を行った。なかでも特に、一国家の枠組みのみでは捉えきれない人びと、重国籍者や無国籍者に注目することを通し、国家間に起きているズレを明らかにすることを試みた。こうした調査研究を踏まえ、国家間のはざまにいる人の権利やメンバーシップについて考察を行ってきた。 調査研究期間の前半では、パスポートの形成、その歴史的背景、パスポートの歴史変遷など、国家がどのように成員を掌握してきたのかについて、先行研究を精読し整理を行った。特に、『The Invention of Passport』から、歴史背景について多くの知見を学ぶことができた。また、申請者が所属する研究会「移動と身分証明の人類学」において、法学や歴史学、社会学などの視点から関連問題を研究するメンバーとともに、人の移動にともなう国籍やパスポート、ビザ制度のあり方、身分証明書の種類、その分類法、国籍の記載方法などについて討論を行った。具体的には、チベット人の移動とパスポートの取得方法、イギリス宗主国と植民地のパスポートや身分証明の種類などについて討論した。ほかにもさまざまな身分証明書の機能と形成背景、人々に与えた影響について比較分析を行った。そうした、比較を通して明らかになったことは、同一人物について、関係するA国とB国が、その人物の国籍、身分の把握にズレが生じていることがあるということである。また、国によって成員の把握方法も差異があり、グローバル時代とはいえ標準化を求めることは難しいようだ。研究期間の後半において、申請者は、重国籍者や無国籍者が所持するパスポートや渡航書に焦点を当て、発行機関そして使用方法などの内実がどのようになっているのかについてインタビュー調査を行った。また、インタビュー対象者が所有する身分証明書、パスポート、渡航書などを記録し、さらに可能であれば収集も行った。なお、収集した身分証明書やパスポートについては、国立民族学博物館に寄贈し、標本資料として保存している。この度、同博物館の東アジア展示場のリニューアルオープンに合わせ、無国籍者の身分証明書や華僑の身分証明書に関しては、申請者がかかわった「華僑華人コーナー」および「多みんぞくニホンコーナー」の常設展示場で展示し、一般公開している。そうすることによって、研究成果の社会的還元を実現することができている。

在日難民2世の国籍証明─事実上の無国籍者のパイロット調査

2014年度

研究成果概要: 日本に在住するミャンマー、ベトナム、ラオス難民2世・3世の出生登録や旅券の取得状況など身分(国籍)証明の実態について調査を行った。難民2世・3世の本人やその親など計36名、ほかにも市役所、法務省における国籍・戸籍関連の窓口、さら... 日本に在住するミャンマー、ベトナム、ラオス難民2世・3世の出生登録や旅券の取得状況など身分(国籍)証明の実態について調査を行った。難民2世・3世の本人やその親など計36名、ほかにも市役所、法務省における国籍・戸籍関連の窓口、さらには民間支援団体などを対象にインタビュー調査を実施し、出生登録や国籍・身分証明の取得に関する諸手続きや実態などについて詳しく聞き取り調査を行った。 難民2世・3世である36名のうち、5名は日本国籍を有し、4名は無国籍と記された身分証明(在留カードや再入国許可書)を所持している。残り27名は、日本政府より外国の国籍を保持している者(たとえば、ミャンマー国籍、ベトナム国籍)と登録されているが、1名以外はいずれの国にも出生登録されておらず、どこの国の旅券も取得していないことが分かった。いわば、無国籍状態となっているといえるだろう。 日本政府側の職員によれば、「在留カード上の国籍・地域欄に記入している国・地域名は、あくまでも在留管理上の「記号」であり、当事者が旅券を所持していない場合は、推定でいずれかの国・地域を記入することがある」ことが明らかとなった。一方、当事者は通常、身分証明に記入された国籍を自分が保持していると信じ込んでいる。 身分証明上の国籍と実態のギャップについては、婚姻、帰化など国籍の証明が必要となる局面で、当事者が複雑な説明や立証を求められる場合も多く、当事者たちは海外渡航の際もしばしば障壁に直面していることが明らかとなった。 研究成果については、無国籍について取り上げたNHKニュース(2014年11月21日放送)などでコメントを行っており、今後、こうした実態についてさらに調査を行い、解決に向けた取り組みが求められる。 

現在担当している科目

科目名開講学部・研究科開講年度学期
Chinese I 02国際教養学部2019春学期
Chinese II 03 (Direct Method)国際教養学部2019春学期
Intensive Chinese II 01国際教養学部2019春学期
Chinese Diaspora and Globalization 01国際教養学部2019春学期
Seminar on Culture 17国際教養学部2019春学期
Communication and Citizenship大学院国際コミュニケーション研究科2019春学期
中国の社会 αグローバルエデュケーションセンター2019秋クォーター