氏名

ササダ エイジ

笹田 栄司

職名

教授

所属

(政治経済学部)

連絡先

URL等

研究者番号
20205876

本属以外の学内所属

兼担

政治経済学術院(大学院政治学研究科)

学歴・学位

学歴

九州大学 法学研究科
-1979年 九州大学 法学部

学位

法学博士 課程 九州大学(日本) 公法学

委員歴・役員歴(学外)

2006年-2011年新司法試験考査委員(法務省:)
2007年-科学研究費補助金第2段審査(合議審査)委員 (日本学術振興会:)
2007年-科学研究費補助金若手研究(S)審査・評価部会専門委員(日本学術振興会:)
2010年-2012年北海道電気通信消費者支援連絡会座長(総務省北海道総合通信局:)
2012年-2013年国家公務員採用総合職試験専門委員()

研究分野

科研費分類

社会科学 / 法学 / 公法学

書籍等出版物

司法の変容と憲法

笹田栄司

有斐閣2008年 02月-

詳細

ISBN:978-4-641-13033-3

裁判制度

笹田栄司

信山社1997年 07月-

詳細

ISBN:4-7972-5026-7

実効的基本権保障論

笹田栄司

信山社1993年 05月-

詳細

ISBN:4-88261-606-8

外部研究資金

科学研究費採択状況

研究種別:

公開と参加による司法のファンダメンタルズの改革

2015年-0月-2019年-0月

配分額:¥13910000

研究種別:

違憲審査活性化についての実証的・比較法的研究

2011年-0月-2015年-0月

配分額:¥20930000

研究種別:

二院制の比較立法過程論的研究

2009年-0月-2014年-0月

配分額:¥34580000

研究種別:

制度改革期における「裁判の公開」原則の再検討-制度と人権の関係性解明に向けて

配分額:¥13910000

研究種別:

変革期における新たな立法動向と多元的立法過程に関する比較的・総合的研究

配分額:¥35360000

研究種別:

権利・利益の実効的救済手段としての「仮の救済」についての実証的・総合的研究

配分額:¥6910000

研究種別:

訴訟非訟二分論の克服-決定手続における「裁判を受ける権利」の保障

配分額:¥2300000

研究種別:

変革期の立法過程における立法補佐体制の実証的・総合的研究

配分額:¥8600000

研究種別:

「訴訟上の和解」についての憲法的考察(「公正な裁定者」としての司法の位置づけ)

配分額:¥1200000

学内研究制度

特定課題研究

専門知を活用した「参加」による違憲審査の活性化― ―アミカスキュリィの可能性

2017年度

研究成果概要:アミカスキュリイとは、訴訟の当事者以外で、「文書あるいは口頭の意見表明の形式で、訴訟における問題に対しその見解を伝えることが許される個人、あるいは団体」のことを言う(Ulrich Kühne)。ドイツにおいては、アミカスキュリイが...アミカスキュリイとは、訴訟の当事者以外で、「文書あるいは口頭の意見表明の形式で、訴訟における問題に対しその見解を伝えることが許される個人、あるいは団体」のことを言う(Ulrich Kühne)。ドイツにおいては、アミカスキュリイが連邦憲法裁判所に認められ、同裁判所は、研究者、利益集団、経済団体及び職業別組合、そしてNPOからの意見を受け取る。憲法の番人としての連邦憲法裁、及び判決の持つ広範な影響力に鑑み、情報を調達する必要性が特に強調される。これはアメリカ連邦最高裁においても同様である。わが国でも憲法裁判においてアミカスキュリイの導入は必要である。そのためには裁判所法改正が必要だが、まずは最高裁規則によっても対応可能であろう。

憲法学における「制度」の基礎づけ―人権と制度の新たな関係構築に向けて

2018年度

研究成果概要:判例には人権の実現を制度内に限る傾向を持つ制度的思考が存在する。裁判制度に関し、最高裁は最決平成23・4・13等で手続的正義を用いて、裁判官の裁量に委ねられていた裁判手続の形成に統制を及ぼした。但し手続的正義は訴訟原則であって、主...判例には人権の実現を制度内に限る傾向を持つ制度的思考が存在する。裁判制度に関し、最高裁は最決平成23・4・13等で手続的正義を用いて、裁判官の裁量に委ねられていた裁判手続の形成に統制を及ぼした。但し手続的正義は訴訟原則であって、主張・立証の機会を訴訟当事者に権利として保障しない。最高裁は、抽象度の高い手続的正義を用いることで「権利」を避けたと思われる。立法裁量を広く認める制度的思考は、制度運用者(裁判官)にも広範な裁量をもたらす。制度利用者の視点が希薄な制度的思考にあっては、手続的正義よりも、制度利用者たる訴訟当事者の裁判を受ける権利に主張・立証の十分な機会を基礎づけることが必要である。

最高裁判例における立法事実論の批判的検討

2019年度

研究成果概要:判例の「制度準拠思考」は立法裁量を広く認め、その統制に際し「立法事実の変化」と「総合的な考察」を結びつけるが、このやり方にについては学説上は批判が強い。制度の合理性を担保する立法事実論の検討にあたり、違憲審査制受容プロセスを見るな...判例の「制度準拠思考」は立法裁量を広く認め、その統制に際し「立法事実の変化」と「総合的な考察」を結びつけるが、このやり方にについては学説上は批判が強い。制度の合理性を担保する立法事実論の検討にあたり、違憲審査制受容プロセスを見るなら、薬事法違憲判決(最大判昭和50・4・30)がその先駆といえる。この判決では、議員立法のため立法事実が被告(県知事)から提出されず、最高裁による立法事実の確定がポイントであった。調査官解説は、ドイツ連邦憲法裁判所1958年判決が「本判決に影響を与えた」と述べるが、立法事実論の先駆者である時国康夫はアメリカ法の影響を指摘している。このように見ていくと、憲法裁判における立法事実の認定手法は司法裁判所と憲法裁判所で異なるのか、あるいは憲法裁判においては一般的事実が肝要であるため共通に論じられるのか、という次の検討課題が浮かび上がる。

最高裁判例における「制度的思考」の研究

2019年度

研究成果概要:判例の基調である「司法消極主義」を探るには、憲法制定に由来する大陸法系から英米法系への転換の内実を検討する必要がある。その意味で、最高裁は1937年の「憲法革命以降のアメリカの憲法観・司法観を一貫して実現しようと試みてきた」とし、...判例の基調である「司法消極主義」を探るには、憲法制定に由来する大陸法系から英米法系への転換の内実を検討する必要がある。その意味で、最高裁は1937年の「憲法革命以降のアメリカの憲法観・司法観を一貫して実現しようと試みてきた」とし、「司法消極主義」の積極的評価を試みる見解(山本龍彦)には疑問が残る。制度の転換に関して、グライフは、「過去の制度的要素は、新たな制度を選択する際に、自らがその中に包括されるような選択がされるように、そのプロセスに偏向を加える」と主張する。初めて違憲審査を担当した最高裁判事は明治憲法下で大陸法系の教育を受けていたのであり、戦後の違憲審査制受容プロセスからは、「憲法革命以降のアメリカの憲法観・司法観」とともに「大陸法の系譜」も判例から見て取れる。その象徴が、卓越した英米法的知見を持ち、一方で、(大陸法系の)伝統的行政訴訟法理論を追究した中村治朗(最高裁判事)であった。そして、若き中村の前に立ち塞がったのがドイツ民訴法学を基礎に据えた兼子一であった。わが国の司法消極主義は複雑なプロセスを経て形成されたのである。

現在担当している科目

科目名開講学部・研究科開講年度学期
基礎演習 03政治経済学部2020春学期
アカデミックリテラシー演習(憲法基本判例を読む(幸福追求権、平等権、表現の自由)) 01政治経済学部2020春学期
アカデミックリテラシー演習(憲法基本判例を読む(国会、内閣、裁判所)) 01政治経済学部2020秋学期
比較憲法論 01政治経済学部2020秋学期
プレ政治学演習 (笹田栄司)政治経済学部2020冬クォーター
政治学演習 I (笹田栄司)政治経済学部2020春学期
政治学演習 II (笹田栄司)政治経済学部2020秋学期
政治学演習 III (笹田栄司)政治経済学部2020春学期
政治学演習 IV (笹田栄司)政治経済学部2020秋学期
政治学演習論文 (笹田栄司)政治経済学部2020春学期
政治学演習論文 (笹田栄司)政治経済学部2020秋学期
憲法専門研究セミナーA(PS,J,PM:笹田栄司)大学院政治学研究科2020春学期
憲法専門研究セミナーB(PS,J,PM:笹田栄司)大学院政治学研究科2020秋学期
司法制度論(PS,J,PM:笹田栄司)大学院政治学研究科2020秋学期
憲法専門研究セミナー(博士:笹田栄司)大学院政治学研究科2020春学期
憲法専門研究セミナー(博士:笹田栄司)大学院政治学研究科2020秋学期