氏名

オオツキ ヒロシ

大月 博司

職名

教授 (https://researchmap.jp/read0021785/)

所属

(商学部)

連絡先

メールアドレス

メールアドレス
otsukh@waseda.jp

URL等

研究者番号
50152187

本属以外の学内所属

兼担

商学学術院(大学院商学研究科)

学歴・学位

学歴

-1975年 早稲田大学 商学部 商学
-1982年 早稲田大学 商学研究科 商学

学位

商学修士 課程 早稲田大学

博士(商学) 論文 早稲田大学

経歴

1982年-1983年北海学園大学専任講師
1983年-1991年北海学園大学助教授
1991年-北海学園大学教授

所属学協会

経営倫理学会 理事

日本経営学会 常任理事・理事

組織学会 評議員

経営学史学会

経営戦略学会 会長

パーソナルファイナンス研究学会 常任理事

Academy of Management

経営哲学学会 理事・常任理事

委員歴・役員歴(学外)

2002年-2004年札幌商工会議所TMO運営委員会専門委員
2000年-2004年札幌市大規模小売店舗立地に係る生活環境影響評価専門家会議委員 委員長
2008年-2010年IFSAM評議員
2009年-2013年日本経済学会連合理事

研究テーマ履歴

組織変革におけるパラドックス現象の研究

研究テーマのキーワード:パラドックス,組織パワー,組織変革

個人研究

組織研究の方法論

研究テーマのキーワード:パラダイム、メタファー、事例研究

個人研究

競争優位性獲得のロジック

研究テーマのキーワード:競争優位性,競争的適合

個人研究

組織コントロールと組織ルーティン

研究テーマのキーワード:組織コントロール、組織ルーティン、 慣性力

個人研究

論文

企業組織の多様化における普遍性と特殊性

経営学論集第84集(84)p.12 - 212014年09月-

組織変革における効率性と創造性をめぐる問題

北海学園大学経営論集11(4)p.29 - 432014年03月-

経営者の意図的行為と組織能力

早稲田商学(438)p.17 - 382013年12月-

組織コントロールの規定要因としてのアイデンティティ志向

4. 金倫廷・大月博司

早稲田商学(437)p.35 - 572013年09月-

組織コントロールの多様性

早稲田商学(432)p.299 - 3212012年-

「組織化と制度化の新しい視点

経営哲学論集8(1)p.100 - 1042011年-

組織変革と組織ルーティンのダイナミック性

早稲田商学(423)p.445 - 4692010年03月-

ダイナミック・ケイパビリティと組織ルーティンの関係

明治大学経営論集57(3)p.171 - 1862010年03月-

環境変化に持続的対応が可能なダイナミック・ケイパビリティを

OMNI-MANAGEMENT17(4)p.8 - 112008年04月-

組織ルーティン変化の影響要因

早稲田商学(413/414)p.1 - 222007年12月-

組織変革をめぐる戦略化の諸問題

経営戦略研究(5)p.3 - 142007年03月-

組織ルーティンの変化とコントロールの関係

日本経営学会第80回大会自由論題報告(慶応義塾大学)2006年09月-

ポジティブな組織変革:POSパースペクティブの可能性

早稲田商学(408)p.1 - 242006年06月-

組織ルーティンの変化とコントロール

日本経営学会関東部会11月例会2005年11月-

統一論題報告:組織変革の多面性と有効性

2006年度組織学会年次大会(関西大学)2005年10月-

組織の適応、進化、変革

早稲田商学(404)p.1 - 252005年06月-

組織コントロールのロジックとその変容

経営学史学会第12回大会2004年05月-

組織ルーティンのロジック

北海学園大学経営論集1(4)p.79 - 912004年03月-

ワークショップ:組織変革の新潮流

日本経営学会第76回大会(明治大学)2002年09月-

戦略的意図と競争優位性

北海学園大学経済論集49(4)p.119 - 1302002年03月-

戦略意図と組織の弾力性

経営戦略学会第2回大会(早稲田大学)2001年12月-

組織の進化的変革 : 可能性と限界

北海学園大学経済論集48(3・4)p.45 - 612001年03月-

競争優位性をめぐる組織学習の諸問題

北海学園大学経済論集48(2)p.13 - 312000年10月-

組織研究の方法論争:機能主義的分析と解釈主義的分析

経営学史学会第8回大会(九州産業大学)2000年05月-

競争優位戦略のコントロール・メカニズム

税経通信54(10)p.188 - 1951999年10月-

組織変革におけるパワー・ポリティクス

北海学園大学経済論集47(1)p.35 - 481999年06月-

組織研究のパラダイム・ロストを超えて

北海学園大学経済論集46(4)p.95 - 1071999年03月-

組織の戦略コントロール論

北海学園大学経済論集46(3)p.35 - 451998年12月-

戦略転換と組織変革

北海学園大学経済論集46(2)p.93 - 1061998年10月-

組織変革ノパラドクシカルなプロセス

1998年度組織学会研究発表大会(慶応義塾大学湘南キャンパス)1998年06月-

組織変革論の論点

北海学園大学経済論集45(4)p.55 - 681998年02月-

組織変革の連続性と不連続性

日本経営学会北海道部会1998年02月-

戦略的選択モデルのパラドックスと発展性

北海学園大学経済論集45(3)p.25 - 381997年12月-

組織研究におけるパラダイム・コンセンサスをめぐる論争について

北海学園大学経済論集45(2)p.1 - 181997年10月-

組織変革のパラドックス・モデル探究

北海学園大学経済論集45(1)p.27 - 411997年07月-

組織分析におけるエイジェンシー・アプローチの可能性

北海学園大学 経済論集41(1)p.59 - 731993年05月-

組織における合理性の諸問題

北海学園大学経済論集39(4)p.1 - 141992年03月-

組織ポリティクス論の展開

北海学園大学経済論集39(1)p.1 - 181991年09月-

組織における連合体

北海学園大学経済論集38(4)p.143 - 1581991年03月-

組織のパラドックス・メタファー

北海学園大学経済論集38(1)p.1 - 141990年08月-

組織スラックの効用

北海学園大学経済論集37(4)p.143 - 1581990年03月-

組織の戦略,パワー,文化

北海学園大学経済論集37(3)p.1 - 171990年01月-

組織におけるパワー現象と組織文化

日本経営学会第63回大会1989年09月-

組織文化とパワーの関係

北海学園大学経済論集36(4)p.17 - 271989年03月-

組織文化とパワー

日本経営学会北海道部会1988年12月-

組織のパワー研究論-Mintzbergの所論を中心に-

北海学園大学 経済論集32(2)p.283 - 2931984年10月-

組織の環境適応と組織学習

北海学園大学 経済論集30(3)1982年12月-

書籍等出版物

「ケイパビリティと経営」『経営哲学の授業』

経営哲学学会(編)

PHP出版2011年 12月-

詳細

ISBN:978-4-569-79894-3

「コラボレーションを活かす経営組織」『コラボレーション組織の経営学』

日置弘一郎・二神恭一(編)

中央2008年 08月-

詳細

ISBN:978-4-502-66110-5

「日本企業のCSR経営」『CSRの経営革新』

小林俊治・齋藤毅憲(編)

中央経済社2008年 07月-

詳細

ISBN:978-4-502-66070-2

「セクハラ訴訟と組織コントロール」『経営判断ケースブック』

日本取締役協会(編)

商事法務2008年 03月-

詳細

ISBN:978-4-785-71520-5

「明治時代の三菱」『明治に学ぶ企業倫理−資本主義の原点にCSRを探る−』

日本取締役協会(編)

生産性出版2008年 03月-

詳細

ISBN:978-4-820-11882-4

経営学(第3版) -理論と体系-

大月博司・高橋正泰・山口善昭

同文舘出版2008年 04月-

詳細

ISBN:978-4-495-33763-6

新版 ビジネス経営学辞典

二神恭一(編)

中央経済社2006年 05月-

詳細

ISBN:978-4-50238290-1

組織変革とパラドックス(改訂版)

大月博司

同文舘出版2005年 09月-

詳細

ISBN:978-4-495-36572-1

「組織コントロールの変容とそのロジック」『ガバナンスと政策』

経営学史学会(編)

文眞堂2005年 05月-

詳細

ISBN:978-4-830-94520-5

「経営組織のパラドックス」『経営行動の管理問題』

山口史朗(編)

同文舘出版2005年 02月-

詳細

ISBN:978-4-495-37341-2

「経営戦略の管理問題」『経営行動の管理問題』

山口史朗(編)

同文舘出版2005年 02月-

詳細

ISBN:978-4-495-37341-2

ベーシック経営学辞典

片岡信之他(編)

中央経済社2004年 09月-

詳細

ISBN:978-4-502-37590-3

経営組織

大月博司・高橋正泰(編著)

学文社2003年 09月-

詳細

ISBN:978-4-762-01217-4

経営学史事典

経営学史学会(編)

文眞堂2002年 06月-

Competitive Advantage and Strategic Control

International Auditing Environment2001年 06月-

組織のイメージと理論

大月博司・藤田誠・奥村哲史

創成社2001年 06月-

詳細

ISBN:978-4-794-42123-4

「組織研究のあり方-機能主義的分析と解釈主義的分析-」『組織・管理研究の100年』

経営学史学会(編)

文眞堂2001年 05月-

戦略組織論の構想

大月博司・中條英治・犬塚正智・玉井健一

同文舘出版1999年 12月-

詳細

ISBN:978-4-495-36671-1

組織変革とパラドックス

大月博司

同文舘出版1999年 03月-

詳細

ISBN:978-4-495-3657-14

経営学(第2版) -理論と体系-

大月博司・高橋正泰・山口善昭

同文舘出版1997年 04月-

詳細

ISBN:978-4-495-33762-9

「組織におけるパワー現象と組織文化」『経営学論集』

日本経営学会(編)

千倉書房1990年 09月-

『経営組織の理論とデザイン』

車戸實(監訳)

マグロウヒル出版1989年 03月-

「トンプソン」『新版 経営管理の思想家たち』

車戸實(編)

早稲田大学出版部1987年 11月-

経営学 -理論と体系-

大月博司・高橋正泰

同文舘出版1986年 11月-

経営管理辞典(改訂増補版)

車戸實(編)

同文館出版1984年 04月-

「経営者の職能」『現代経営学』

車戸實(編)

八千代出版1983年 04月-

外部研究資金

科学研究費採択状況

研究種別:基盤研究(C)

日系企業における有効な組織コントロールの理論的・実証的分析

2013年-2015年

研究分野:経営学

配分額:¥4810000

研究種別:

戦略組織と社会的責任の研究-戦略論と組織論の架橋原理の探求-

配分額:¥3670000

研究種別:

企業組織における戦略的変革の研究-理論的解明と実証-

配分額:¥2900000

研究種別:

純粋持株会社への移行プロセスの理論的・実証的研究

2018年-0月-2021年-0月

配分額:¥4420000

研究種別:

日系企業における有効な組織コントロールの理論的・実証的分析

2013年-0月-2016年-0月

配分額:¥4810000

学内研究制度

特定課題研究

組織ルーティンのダイナミズムについての国際比較研究

2010年度

研究成果概要: 本研究は,従来の研究動向を踏まえた上で,組織の効率性と創造性を同時に実現する組織のあり方について,組織ルーティンのダイナミックス性に着目し,組織の無駄を排除する効率性と組織のポジティブ面を生かす創造性(イノベーション)を同時に実... 本研究は,従来の研究動向を踏まえた上で,組織の効率性と創造性を同時に実現する組織のあり方について,組織ルーティンのダイナミックス性に着目し,組織の無駄を排除する効率性と組織のポジティブ面を生かす創造性(イノベーション)を同時に実現する組織モデルの構築を探究することを目的したものである。 本年は,研究計画に沿って,組織ルーティンにおける効率性と創造性の側面の相互関係というダイナミックな観点から,そのメカニズム解明を意図し,仮説的なモデルを構築した上で,予備的な実態調査としてメーカー及び病院を中心に国内企業と海外企業の比較研究を行った。仮説的なモデルとしては,組織の効率性はルーティンの安定,創造性はルーティンの変化という次元に落とし込んで,両者の関係性を二次元モデルとして想定した。すなわち,組織ルーティンの安定性が高まれば高まるほど,ルーティンの変化の必要性が高まるという仮説モデルである。その結果,組織の業態にかかわらず,また企業と病院の違いにもかかわらず組織ルーティンの普遍的なメカニズム,すなわち,安定と変化のダイナミズムがみられることの確認ができた。そして,組織ルーティンのダイナミック性に関わる要因を抽出し,構造化論やアクター・ネットワーク論を援用しながら,国内外の企業組織,病院組織を対象に,仮説実証型の事例研究を行う可能性が確認できた。 今後はさらに,研究対象とする業種をメーカー以外にも拡大しつつ国際比較研究の展開を志向し,とりわけ我が国企業組織と比較するという観点から,特に米国,英国,中国の企業組織を取り上げて定量研究および定性研究を展開し,効率性と創造性という組織のパラドックス面を解消する,組織ルーティンのダイナミクスなメカニズムの理論モデルの構築とその実証を進めていく。

組織ルーティンのダイナミック・モデル構築に関する研究

2011年度

研究成果概要: 組織ルーティンは,ルーティンが知識の集合体であるという観点から,組織能力の問題としても扱われているが,近年特に,ダイナミック・ケイパビリティ(DC)との関連がより焦点となっている。DCは定義づけに不透明な点があるとはいえ,組織の... 組織ルーティンは,ルーティンが知識の集合体であるという観点から,組織能力の問題としても扱われているが,近年特に,ダイナミック・ケイパビリティ(DC)との関連がより焦点となっている。DCは定義づけに不透明な点があるとはいえ,組織の競争優位性を説明する有力なコンセプトのひとつであり,組織ルーティンのダイナミック性との関連について明らかにすることが本研究の主眼である。 組織ルーティンは,安定性を求める組織のロジックとして定着してきたが,安定性を求めれば求めるほど変化せざるを得ないという側面を有している。こうした安定と変化の関係が組織のコンテクストに依存することは明らかであるが,そのプロセスについては不明な点が多い。また,そうした現象において,組織の競争優位性を確保するための組織ルーティンの安定と変化のダイナミック性を捉える枠組みについては十分に解明されていない。 そこで,本研究では,従来の組織ルーティン研究で欠落している点を埋めることを狙い,予備調査としてエレクトロス業界を対象に,仕事プロセスのルーティン化と変化を中心に,組織ルーティンのダイナミク・モデルの構築を目指した。その結果,今回の研究で明らかになったのは以下の点である。・組織ルーティンの変化は,業績の変化と関係する。・組織ルーティンの変化は,製品ライフサイクルと関係する。・組織ルーティンの安定は,組織の成長と関係する。 以上から,本年度の研究成果から今後注目すべき点として示唆されるのは,組織ルーティンの変化の必然性,と同時に,組織における多様なルーティン現象の存在である。そこで今後の課題となるのは,組織ルーティンのダイナミック・モデルの精緻化を図る上で,多様な組織ルーティン間の関係性の解明である。そのために,組織ルーティンの類型論とともに,時系列的な組織ルーティンの研究を通じて,ルーティン間の関係性とその構造,変化を明らかにすることが求められるのである。

意図せざる結果を克服する組織の効率性と創造性を同時に実現する組織行動の解明

2013年度

研究成果概要: 組織行動のメカニズムはヒトの協働が中心であるという面で,いかなる組織も基本的に共通しているが,組織行動には意図せざる結果がしばしば起こる。本研究では,こうした問題発生のメカニズムが組織現象に固有なものかどうかという観点から,組織... 組織行動のメカニズムはヒトの協働が中心であるという面で,いかなる組織も基本的に共通しているが,組織行動には意図せざる結果がしばしば起こる。本研究では,こうした問題発生のメカニズムが組織現象に固有なものかどうかという観点から,組織現象を構成するルーティン活動とコントロール活動の関係性に着目し,意図せざる結果を克服する組織の効率性と創造性を実現する組織行動の解明を行った。 近年,市場環境の急激な変化と複雑性・多様性の増大を背景に,意図的に競争優位を図る組織のロジックが多様に探求されてきた。たとえば,競争優位の戦略論では,効率性を軸にM. ポーターによるポジショニング的考えや,J. バーニーなどによる資源ベースの観点が広く議論されてきたが,その内容は,一方で市場環境を重視した見方であるとともに,他方,組織の能力を重視するものである。そして,両者の観点からするといずれも,戦略の実践プロセスにおいて,経営トップ層は効率性を求めながら創造性も必要だという意図せざるパラドックス状況に直面せざるを得ない。では,どのような組織の仕組みがあれば戦略実践に内在するパラドックスを意図的に回避し克服することが可能なのだろうか。 こうした疑問に答えるには,効率性と創造性の同時実現に伴うパラドックス現象の生起メカニズムを的確に捉えることが必要でることから,組織変革を軸にその関係性の解明に取り組んだ。そして,組織の効率性と創造性という伝統的にトレードオフ関係とされる問題状況の克服が組織変革を通じて可能であるという示唆を得るに至った。 今後の課題は,以上の点を踏まえながらさらに多くの事象を検討し,効率性と創造性を同時に実現するメカニズムの検証が求められるところである。また,組織行動の軸である組織ルーティンのダイナミックス性を基軸に,組織コントロールによる効率性と創造性の関係に焦点を合わせ,意図せざる結果を避けられる意図的実現を図る新しい組織モデル構築が理論的かつ実証的に求められるのである。

組織におけるコントロールとルーティンの関係性と有効性に関する研究

2014年度

研究成果概要: 本研究では,組織ルーティンのダイナミックス性の観点から,組織コントロールによる組織行動の安定と変化の関係に焦点を合わせ,両者の意図的実現を図る新しい組織モデル構築が理論的かつ実証的に試みられた。研究の具体的な展開は,まず欧米にお... 本研究では,組織ルーティンのダイナミックス性の観点から,組織コントロールによる組織行動の安定と変化の関係に焦点を合わせ,両者の意図的実現を図る新しい組織モデル構築が理論的かつ実証的に試みられた。研究の具体的な展開は,まず欧米における多様な組織ルーティン研究とコントロール研究のレビューを通じて問題領域の確認とその理論的発展の可能性見つけ,次に,業種の異なる我が国大手企業を中心に,ルーティンのダイナミック性に関する事例分析を行うとともに,業種間でみられる組織ルーティンの差異の比較分析も行い,組織行動の安定と変化のトレードオフ関係を克服する組織モデルの構築を模索した。

組織のサスティナビリティ実現に必要な要因の探求

2017年度

研究成果概要:本研究は、組織のサスティナビリティについて、組織が本来志向する経済性とそれと相反する社会性の両立の観点から、その決定的な要因を探ることを目的とした。そこで、組織の存続図式である誘因・貢献理論の限界を明らかにした上で、今日のサスティ...本研究は、組織のサスティナビリティについて、組織が本来志向する経済性とそれと相反する社会性の両立の観点から、その決定的な要因を探ることを目的とした。そこで、組織の存続図式である誘因・貢献理論の限界を明らかにした上で、今日のサスティナビリティ問題が、地球環境ばかりでなく、社会・文化システム、組織システムなども視野に置くべきテーマだと措定しながら、組織のサスティナビリティにフォーカスした。そして本研究では、組織のサスティナビリティにとって、誘因・貢献理論の限界(直接的・相互依存にある点)を明らかにするとともに、組織外からも間接的に組織のサスティナビリティに影響する要因があるはずとの観点から、正統性を軸に分析を試みた。

有効な純粋持株会社への移行プロセスの理論的・実証的研究

2017年度

研究成果概要:本研究は、持株会社への有効な移行プロセスを自立性と規律性の2 次元モデルによって解明しようとするものである。研究の着眼は、子会社組織の自立性の程度と親会社による規律性の程度の組み合わせが多様にある点である。しかも、歴史や事業内容の...本研究は、持株会社への有効な移行プロセスを自立性と規律性の2 次元モデルによって解明しようとするものである。研究の着眼は、子会社組織の自立性の程度と親会社による規律性の程度の組み合わせが多様にある点である。しかも、歴史や事業内容の違う各組織の持株会社化のプロセスが同じであるはずはないが共通項もあるはずだと想定した点であり、導出された仮説は以下の通りでありである。仮説1:子会社の自立性を高めれば高めるほど、分社型持株会社に移行する仮説2:親会社による規律性を高めればたかめるほど、編成型持株会社に移行する仮説3:自立性と規律性が高められるほど、純粋持株会社化が有効となる

組織コントロールと意図せざる結果の探求

2015年度

研究成果概要:本研究は、組織のコントロールと意図せざる結果の関係性を解明するため、ダイナミックに変化するコントロール現象に着目し、組織行動の安定と変化を巡る有効な組織のあり方を示唆する組織行動モデルの構築を目的したものである。組織行動の安定と変...本研究は、組織のコントロールと意図せざる結果の関係性を解明するため、ダイナミックに変化するコントロール現象に着目し、組織行動の安定と変化を巡る有効な組織のあり方を示唆する組織行動モデルの構築を目的したものである。組織行動の安定と変化の問題状況に対する理論的な解明と、組織コントロール自体のダイナミックな変化によってもたらされる意図せざる結果問題の解決の可能性を示すという点で、新しい研究領域の開拓が期待されている。本研究では、組織コントロールのダイナミックス性を基軸に、組織行動の意図せざる結果が起こる要因に着目しながら,組織の安定と変化の有効性を図る新しい組織モデル構築が理論的に試みられている。

海外子会社の組織コントロールと組織アイデンティティの関係解明

2016年度

研究成果概要:海外子会社の形態は出資比率の観点から多様だが、親会社による組織コントロールの必要性は変わらない。本研究は、企業の海外展開で求められる子会社の有効な組織コントロール、特に、海外進出企業において不祥事といった意図せざる結果が起こらない...海外子会社の形態は出資比率の観点から多様だが、親会社による組織コントロールの必要性は変わらない。本研究は、企業の海外展開で求められる子会社の有効な組織コントロール、特に、海外進出企業において不祥事といった意図せざる結果が起こらないようにする有効な組織コントロールのあり方に焦点をあて、それを実現するには組織アイデンティティがいかに影響するかを理論的かつ実証的に明らかにすることを目的としたものである。。そして、組織コントロールと関連する組織アイデンティティがアイデンティフィケーションによって変容するという観点から、両者の関係性を理論的・実証的に解明することが図られた。従来の組織コントロール研究は、個別組織が焦点であり、海外展開している企業の現地子会社に対する有効な組織にコントロールについて十分に解明なされているとはいえない。本研究では、企業の海外進出に伴う組織コントロール問題について,組織コントロールの有効性は現地小会社の組織アイデンティティの変容に影響されるといった仮説を設定し、目標達成に有効な海外子会社の組織コントロールは、親会社と子会社の組織アイデンティティの絡み合いの中でその変容がどのように関係するかを、オーストラリア進出の子会社を対象に、サンプリング調査を行った。以上を踏まえ、その成果の一部は金倫廷・大月博司「組織コントロール戦略の新たなアプローチ-アイデンティティとアイデンティフィケーションの視点から─」『早稲田商学』第4447・448合併号(2016)で公表したが、今後の課題は研究対象を広げ、方法論的には定量分析とディスコース分析を行い、より一般化された命題を導出することにある。

組織のイノベーションとルーティンの研究-創造性と合理性の架橋の探求-

2008年度

研究成果概要:本研究は、組織の多面的なイノベーションと組織変革のロジックに着目しながら、意図せざる結果という現象の原因を組織のルーティン活動に求め、創造性(イノベーション)と効率性(組織ルーティン)を同時に実現する組織の解明を図ることを目的とし...本研究は、組織の多面的なイノベーションと組織変革のロジックに着目しながら、意図せざる結果という現象の原因を組織のルーティン活動に求め、創造性(イノベーション)と効率性(組織ルーティン)を同時に実現する組織の解明を図ることを目的とした。そして、創造的かつ効率的な組織のあり方について、組織の基本メカニズムである組織ルーティンを軸に、新たな理論モデルの構築を試みた。近年、市場環境の複雑性・多様性を背景に、組織のイノベーションを創出する新たなロジックが多様に探求されてきた。たとえば、競争優位の確保のためポジショニングや資源ベースの観点が広く議論されてきたが、戦略イノベーションの実践プロセスにおいて、意思決定者は効率性を求めながら常にパラドックス状況に直面せざるを得ない。どのような組織メカニズムがあればイノベーションのパラドックスを回避・克服可能なのだろうか。そこで明らかにされたのが、時間軸の捉え方とイノベーションのプロセスのズレに着目することの必要性である。本研究は、従来の研究動向を踏まえた上で、さらに新しい視点から、組織のイノベーションとそれを効率的に実現する組織のあり方について、一定の方向性が示されたと言える。そのため、組織のイノベーション論(創造性)と組織ルーティン論(効率性)の融合を目指す研究という新しい研究領域の開拓となった。今後の課題は、グローバル化と情報ネットワーク時代における意図せざる組織の不祥事現象について、組織ルーティンのメカニズムにおけるボトルネック解消によって解決可能であることを明らかにし、創造性と効率性の融合ばかりでなく、社会性をも取り込んだトライアドな図式として、組織のネガティブ面解消としての不祥事回避とポジティブ面開発としての組織イノベーションを、組織ルーティンのあり方を基軸とする理論的モデルの構築である。

持続的にイノベーションを起す企業組織の研究-創造性・効率性・社会性の統合-

2009年度

研究成果概要: 組織行動として求められるのは、伝統的に効率性と社会性であったが、近年、創造性(イノベーション)に対する期待の高まりとともに、創造性を実現する組織のありか方が問われている。一般的に、創造性は一過性のもの、あるいは偶発性の産物とされ... 組織行動として求められるのは、伝統的に効率性と社会性であったが、近年、創造性(イノベーション)に対する期待の高まりとともに、創造性を実現する組織のありか方が問われている。一般的に、創造性は一過性のもの、あるいは偶発性の産物とされる側面が指摘されるが、組織においてこれをコントロール対象にできるならば、持続的にイノベーションを起こせるできる体制を整備することが可能となる。 本研究では、こうした創造性(イノベーション)を持続的に起こすことができる企業組織について、どのような条件が備われば実現できるかについて、内外の企業組織を対象に分析を進めて。分析モデルとして想定されたのは、組織行動の基本はあくまでも効率性の追求であり、それを軸に社会性の追求も可能な上、創造性のロジックを組み込んだモデルである。すなわち、組織は効率性を高めれば高めるほど、既存体制の再構築が求めれるという仮説から、イノベーションが必然的に生起するというモデルである。ただしここで問題となるのは、イノベーションの特定化である。つまり、シュンペーター流にすべての変化をイノベーションにしていいかどうかである。そこで本研究では、組織体制の変化に限定して分析を進めることにした。 今回の研究対象は、バリューチェーン分析が可能なメーカーを中心にサンプリングし、国際比較研究を意識して定性研究を軸に展開した。その結果、研究成果として抽出できた主要な点は、競争が激化すればするほど創造性の発揮が実現する、という図式である。激しい競争が前提になると、コスト削減のための効率正、社会的認知のための社会性、そして競争優位性を確実なものにする創造性(イノベーション)が統合的に実現することが求められるのである。

現在担当している科目

科目名開講学部・研究科開講年度学期
経営学 4商学部2019秋学期
組織変革の研究IA商学部2019春学期
組織変革の研究IB商学部2019秋学期
組織変革の研究IIA商学部2019春学期
組織変革の研究IIB商学部2019秋学期
マクロ組織論研究大学院商学研究科2019秋学期
経営組織大学院商学研究科2019春学期
経営組織演習大学院商学研究科2019春学期
経営組織演習大学院商学研究科2019秋学期
経営組織研究指導 (M)大学院商学研究科2019春学期
経営組織研究指導 (M)大学院商学研究科2019秋学期
経営組織研究指導 (D)大学院商学研究科2019春学期
経営組織研究指導 (D)大学院商学研究科2019秋学期

教育内容・方法の工夫

ゼミ合宿

2005年04月-

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概要:年二回(春と秋)のゼミ合宿(2泊3日)を実施し,朝から晩まで勉強尽くしの中で,ゼミ生としての連帯感を醸成するとともに,勉強の面白さを体感してもらいながら,教員と学生とのコミュニケーションを密なものにしている。

パワーポイントを利用したプレゼンテーション能力の開発

2005年04月-

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概要:「組織変革の研究」においては,毎回学生に,単独あるいはグループ単位で,事前に課題を提示し,それを素材にパワーポイントの利用技術,時間制限のなかでの優れたプレゼンテーション技法などについて実践を通して学んでもらいながら,学生のプレゼンテーション能力の開発を図っている。

講義内容の確認クイズと授業アンケートの実施

2004年09月-

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概要:大教室での「経営学」の講義において,講義内容の確認クイズを適宜行うとともに,提出用紙に自由に質問を記入してもらい,その回答を次回以降の講義で優先して行い,学生の理解力アップと双方向のコミュニケーションを実践している。

作成した教科書・教材・参考書

『経営学検定試験公式テキスト1:経営学の基本』の分担執筆

2006年03月

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概要:第3部ー1:経営戦略の概念と理論(pp.141-155)について,必須事項の解説

経営学の講義で用いるパワーポイント用スライドの作成

2004年09月

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概要:大教室の講義で用いる経営学のスライドを全26回分作成。テキストファイルをはじめ,写真や動画ファイルを混在させ,メリハリのきいたスライドとなっている。これをベースに,今後最新版に適宜改定していく予定。