最終更新日2017年02月01日

氏名

トコロ チハル

所 千晴

職名

教授

所属理工学術院

(創造理工学部)

連絡先

メールアドレス

メールアドレス
tokoro@waseda.jp

住所・電話番号・fax番号

住所
〒169-1555新宿区 大久保3-4-1
電話番号
03-5286-3320
fax番号
03-5286-3320

URL等

WebページURL

http://www.tokoro.env.waseda.ac.jp/

研究者番号
90386615

本属以外の学内所属

兼担

理工学術院(大学院創造理工学研究科)

研究院(研究機関)/附属機関・学校(グローバルエデュケーションセンター)

学内研究所等

ライフサポートイノベーション研究所

研究所員 2014年-2014年

熱エネルギー変換工学・数学融合研究所

研究所員 2017年-

ナノプロセス研究所

研究所員 2011年-2014年

ナノプロセス研究所

研究所員 2015年-

ライフサポートイノベーション研究所

研究所員 2015年-

学歴・学位

学歴

-1998年 早稲田大学 理工学部 資源工学科
-2003年 東京大学 工学系研究科 地球システム工学

学位

博士(工学) 課程 東京大学 地球・資源システム工学

所属学協会

日本化学会

資源・素材学会 関東支部幹事、編集委員

日本エネルギー学会

環境資源工学会 理事

粉体工学会 編集委員

化学工学会 関東支部第三企画委員長、男女共同参画委員

委員歴・役員歴(学外)

H今後の鉱害防止の在り方に関する研究会(経産省) 委員
H鉱物資源供給対策調査研究会(経産省) 委員
H総合工学委員会 持続可能なグローバル資源利活用 に係る検討分科会 資源基礎調査小委員会(日本学術会議) 委員
HH23 パッシブトリートメント技術委員会(JOGMEC) 委員
HH22.3 資源開発人材育成プログラム(文科省)に係る「プログラム調整企画委員」
H 鉱物資源分野における国際人材育成プログラム開発検討委員会(JOGMEC) 委員
H.H22.3 新資源循環推進事業審査委員会(経産省)委員
1021年-HH25.1 休廃止鉱山鉱害防止対策研究会(経産省)委員
HH23.3 レアメタル抽出技術開発(経産省)に係る事業評価(有識者)委員会委員
HH24.2 自治体間(茨城市-天津市)連携による濱海新区資源循環経済構築に関する調査事業(経産省) 委員会 委員
1222年-H川崎市汚染土壌処理施設等専門家会議 委員
H資源・素材学会 編集委員
H粉体工学会 編集委員
H日本工学教育協会 国際委員会委員
HH27 環境資源工学会 評議員
HH25 鉱害防止技術適用可能性調査検討委員会(JOGMEC) 委員
H「アジアにおけるリサイクルビジネス展開可能性調査事業」の審査委員会(経産省) 委員
H先進型坑廃水処理技術開発評価検討会(経産省)委員
H 調査指導鉱害防止技術委員会(JOGMEC) 委員
H 中央鉱山保安協議会委員
H日本学術会議 連携委員
H環境資源工学会 理事

研究分野

キーワード

固固分離、有価物回収、環境保全技術、リサイクル技術、エネルギー輸送・貯蔵、エネルギーシステム、シミュレーション工学、固液プロセッシング

科研費分類

環境学 / 環境保全学 / 環境技術・環境負荷軽減

工学 / 総合工学 / 地球・資源システム工学

工学 / 総合工学 / エネルギー学

工学 / 総合工学 / 地球・資源システム工学

研究テーマ履歴

2004年-廃水処理・土壌汚染浄化技術の効率化

個人研究

2007年-固液界面特性を利用したリサイクル技術の開発

国内共同研究

2003年-粉砕・分級技術への離散要素法の適用

国内共同研究

論文

MgOを中和剤とする層状複水酸化物の生成反応とフッ素廃水処理法への応用

二瓶智也,林浩志,山崎淳志,所千晴

Journal of MMIJVol.129(No.4)2013年-

表面沈殿モデルを用いた希薄As(Ⅴ)廃水の水酸化第二鉄共沈処理に対する定量モデル化

原口大輔,所千晴,大和田秀二,井澤彩

Journal of MMIJVol.129(No.5)p.158 - 1642013年-

Fundamental Study on the Reduction of Carbon Dioxide to Methanol/Ethanol Using a Cyclic Fenton Reaction

Fumiya YAMAGISHI,Chiharu TOKORO,Daisuke HARAGUCHI, Toshiaki MURATA

The Resources ProcessingVol.60(No.1)p.22 - 272013年-

新規粉砕と部品・粉体選別による廃携帯電話中のレアメタル濃縮

大和田秀二・古賀千香子・影山創・所千晴・白鳥寿一・湯本徹也

Journal of MMIJVol.128p.626 - 6322012年-

Sorption Mechanisms of Arsenate in Aqueous Solution during Coprecipitation with Aluminum Hydroxide

Daisuke Haraguchi, Chiharu Tokoro, Yuji Oda and Shuji Owada

Journal of Chemical Engineering of JapanVol.46(No.2)p.173 - 1802013年-

A Model for Prediction of Neutralizer Usage and Sludge Generation in the Treatment of Acid Mine Drainage from Abandoned Mines: Case study in Japan

Ryu Koide, Chiharu Tokoro, Shinsuke Murakami, Tsuyoshi Adachi and Akihiro Takahashi

Mine Water and the Environment,Journal of the International Mine Water Association(IMWA)2012年-

Quantitative evaluation of the abrasion rate in attrition washing on lead contaminated soil from shooting ranges

Tokoro. C, Yamaoka. Y, Yuki. S, Shiozawa. T, Owada. S

Materials TransactionsVol.53p.1997 - 20092012年-

都市鉱山の有効利用に適した破砕・粉砕方法

所千晴・大和田秀二

金属Vol.82(No.7)p.36 - 412012年-

Fundemental Study of Parts Detachment Mechanism from Waste Printed Circuit Boards in Agitation Mill

Chiharu.TOKORO, Yuki.TSUNAZAWA, Nozomi.TSUSAKA, Kazuki.TAHARA and Shuji.OWADA

RESOURCES PROCESSINGVol.59p.27 - 322012年-

ドラム型衝撃式破砕機による基盤からの部品剥離機構の検討およびDEMシミュレーション

綱沢有輝・所千晴・大和田秀二・酒井幹夫・村上進亮

粉体工学会誌Vol.49p.201 - 2092012年-

DEM回転抵抗モデルの改良

山田祥徳・酒井幹夫・水谷慎・村上進亮・所千晴・土屋将夫・藤川隆男

粉体工学会誌Vol.48p.692 - 7002011年-

Keeping gallium metal to liquid state under the freezing point by using silica nanoparticles

L.Cao,H.Park,G.Dodbiba,K.Ono,C.Tokoro and T.Fujita

Appl. Phys. LettVol.99p.1431202011年-

XAFSによるFerrihydriteへのAs(Ⅴ)共沈機構の考察

所千晴・古賀創・小田祐史・大和田秀二・高橋嘉夫

Journal of MMIJVol.127p.213 - 2182011年-

日本近海における海底熱水鉱床開発のリアルオプション分析

小濱真・安達毅・所千晴

リアルオプション研究Vol.4p.101 - 1162011年-

水酸化物アルミニウムによる希薄As(V)含有廃水処理における共沈法と吸着法の比較

原口大輔・小田佑史・所千晴・大和田秀二

Journal of MMIJVol.127(No.2)2011年02月-

水酸化物アルミニウムによるフッ素含有廃水処理における共沈法と吸着法の比較

原口大輔・所千晴・大和田秀二

Journal of MMIJVol.127(No.1)p.26 - 312011年01月-

チオ硫酸による汚染土壌からの鉛回収

所千晴・山岡祐太郎・大和田秀二・渡邊亮栄・川上智

硫酸と工業Vol.63(No.11)p.1 - 72010年11月-

廃小型家電品からのレアメタル回収技術

大和田秀二・所千晴

ケミカルエンジニアリング2010 10p.729 - 7342010年10月-

レアメタルの濾過・回収

所千晴・砂田和也

濾過プロセスの最適選定と効率改善(情報機構)p.154 - 1622010年-

Sorption Mechanisms of Arsenate during Coprecipitation with Ferrihydrite in Aqueous Solution

C.Tokoro, Y.Yatsugi, H.Koga and S.Owada

Environment Science and Technology44(2)p.638 - 6432010年01月-

Application of DEM Simulation to an Intensive Mixer, Resources Processing

C.Tokoro, T.Yamashita, H.Kubota and S.Owada

Resouces Recycling56(3)p.113 - 1192009年-

表面粉砕による射撃場鉛汚染浄化処理

所千晴・大和田秀二

土壌・地下水汚染の浄化および修復技術(企画・編集:ブッカーズ、NTS)p.285 - 2912008年-

A Quantitative Modeling of Co-precipitation Phenomena in Wastewater Containing Dilute Anions with Ferrihydrite using a Surface Complexation Model

C.Tokoro, Y.Yatsugi, H.Sasaki and S.Owada

Resouces Recycling55(1)p.3 - 82008年-

含鉄酸性坑廃水における常温下でのフェライト生成に対する共存イオンの影響

所千晴・宮澤寛・高田智己・高尾大・G.C.Badulis・佐々木弘

Journal of MMIJ123(3)p.103 - 1092007年03月-

Sludge Generation in the Treatment of Acid Mine Drainage (AMD) by High-Density Sludge (HDS) Recycling Method

G.C.Badulis, C.Tokoro and H.Sasaki

Journal of MMIJ122(8)p.406 - 4142006年08月-

含鉄酸性坑廃水における常温下でのマグネタイト生成に関する定量的評価

所千晴・高尾大・佐々木弘

Journal of MMIJ122(4/5)p.155 - 1622006年04月-

As希薄含有廃水におけるFe(III)およびAl(III)によるAs除去への表面錯体モデルの適用

所千晴・丸山陽子・G.C.Badulis・佐々木弘

Journal of MMIJ121(10/11)p.532 - 5372005年11月-

流動層を用いた乾式比重分離法に関する基礎的研究

所千晴・岡屋克則・定木淳・柴山敦・劉克俊・藤田豊久

Journal of MMIJ120(6/7)p.388 - 3942005年07月-

As(V)希薄含有廃水におけるFe(III)、AlおよびPb塩によるAs(V)除去および迅速固液分離

所千晴・清水伴紀・平井健二・佐々木弘

Journal of MMIJ121(8)p.399 - 4062004年08月-

接触力予測法の適用による離散要素法の高速化

所千晴・岡屋克則・定木淳

粉体工学会誌40(4)p.236 - 2452003年04月-

実操業カラム浮選プロセスの機能分析—2段一軸拡散モデルを利用した考察—

所千晴・岡屋克則・岡野靖彦

Journal of MMIJ116(12)p.994 - 9982000年12月-

カラム浮選における境界条件について—一軸拡散モデルの伝達関数による表示—

所千晴・岡野靖彦

Journal of MMIJ116(8)p.663 - 6682000年08月-

動的光散乱法による単分散ラテックス粒子の凝集速度に関する基礎的研究

所千晴・岡野靖彦・佐々木弘

Journal of MMIJ116(3)p.193 - 1972000年03月-

A Fast Algorithm for the Discrete Element Method by Contact Force Prediction

C.Tokoro, K.Okaya and J.Sadaki

KONA23p.182 - 1932005年12月-

Boundary conditions for column flotation-a study by transfer function representation of an axial diffusion model-

C. Tokoro and Y. Okano

Minerals Engineering14(1)p.49 - 642001年01月-

外部研究資金

科学研究費採択状況

研究種別:基盤研究(C)

XAFSによる水酸化物・硫化物処理法における不均一・不可逆反応機構の解明

2012年-2014年

研究分野:地球・資源システム工学

配分額:¥5460000

研究種別:挑戦的萌芽研究

高効率フェントン法を用いたCO2還元および増炭反応によるアルコール生成

2012年-2013年

研究分野:地球・資源システム工学

配分額:¥4160000

研究種別:基盤研究(A)

ナノジオサイエンスに基づく環境材料の探索と創出

2010年-2012年

研究分野:地球・資源システム工学

配分額:¥39520000

研究種別:挑戦的萌芽研究

海洋性微細藻類及び貝類をバイオリアクターとした無機ヒ素含有廃水処理および無害化

2010年-2011年

研究分野:地球・資源システム工学

配分額:¥3560000

研究種別:若手研究(B)

酸性坑廃水処理への赤泥の適用に関する研究

2008年-2009年

研究分野:地球・資源システム工学

配分額:¥4160000

研究種別:若手研究(B)

希薄廃水からの有害元素の選択除去法の確立を目的とした動的シミュレータの開発

2005年-2006年

研究分野:地球・資源システム工学

配分額:¥3400000

研究種別:挑戦的萌芽研究

プロセスミネラロジーに基づいたスラグからのマグネタイト回収プロセスの構築

2015年-2016年

研究分野:地球・資源システム工学

配分額:¥3900000

学内研究制度

特定課題研究

硫化物法による自然水・工業廃水からの重金属の浄化処理および資源回収

2010年度

研究成果概要:本研究は、硫化物法によって廃水からのNi選択回収を試みるものである。高濃度Ni含有めっき廃水に硫化物法を適用すると、硫化ニッケルを主とするスラッジが得られる。この硫化ニッケルを再溶解させることによって、高純度のNi溶液を得ることが...本研究は、硫化物法によって廃水からのNi選択回収を試みるものである。高濃度Ni含有めっき廃水に硫化物法を適用すると、硫化ニッケルを主とするスラッジが得られる。この硫化ニッケルを再溶解させることによって、高純度のNi溶液を得ることができ、電解採取等によってNiの資源回収が可能である。しかし、硫化ニッケルは溶解度が低く、水や酸によって溶解させることができない。一方、硫化ニッケルを酸化させ、硫酸ニッケルとすることによって、水にある程度を溶解させることが可能である。本研究では、XAFS法により、Ni含有廃水から得られた硫化ニッケルに対し、空気酸化による硫酸ニッケルへの酸化機構を検討した。測定試料として、模擬廃水または実廃水((株)みすず工業より提供)に硫化剤を添加して得られた硫化物スラッジを用いた。スラッジは含水率を制御した容器ないで空気酸化を行い、定期的に分取してXAFS測定に供した。KEK-PFで行ったXAFS測定より、熟成時間が短い場合には、S(-2)に由来すると考えられる低エネルギー側でのピークが確認されたが、そのピークは時間の経過と共に消滅することがわかった。また、SO3(-2)に由来すると考えられるピークは、熟成時間6時間において既に認められており、時間の経過と共にピーク強度はそれほど変化していなkった。一方、SO4(-2)に由来すると考えられるピークは、熟成時間6時間において既に認められ、時間の経過と共にピーク強度が大きくなっている様子が確認できた。以上より、硫化ニッケルは、亜硫酸ニッケルを経て、硫酸ニッケルまで酸化すると考えられた。XAFSの結果を裏付けるために、得られた沈殿物を熟成時間毎に水または酸に溶解させる実験を行った。ニッケルは水、酸ともに不溶、亜硫酸ニッケル水に不溶であるが酸に可溶、硫酸ニッケルは水、酸ともに可溶であるという性質が知られている。これを利用して、各溶出率からスラッジ中の硫化ニッケル、亜硫酸ニッケル、硫酸ニッケルの量を算出した。その結果、硫化ニッケルは初期では70%ほどを占めていたが、40日間熟成を行なうと、10%まで減少しており、酸化が進行するにつれて急激に減少することが判明した。一方で亜硫酸ニッケルは10日間を境にゆっくりと割合が減少することがわかった。このことから、硫化ニッケルから亜硫酸ニッケルへの酸化よりも、亜硫酸ニッケルから硫酸ニッケルへの酸化の方が速度が遅いと推察される。

水酸化物・硫化物処理法における不均一・不可逆反応機構の解明

2011年度

研究成果概要:ヒ素(As(V))を対象として、水酸化第二鉄または水酸化アルミニウム共沈法における不可逆、不均一機構の解明をすべく、収着等温線作成、ゼータ電位測定、XRDおよびXAFS解析を行った。As(V)を10ppm含有するpH5の溶液に対し...ヒ素(As(V))を対象として、水酸化第二鉄または水酸化アルミニウム共沈法における不可逆、不均一機構の解明をすべく、収着等温線作成、ゼータ電位測定、XRDおよびXAFS解析を行った。As(V)を10ppm含有するpH5の溶液に対して、共沈法と吸着法による処理特性を比較したところ、水酸化第二鉄、水酸化アルミニウムの双方において、共沈法では吸着法よりも高い処理特性が得られた。収着等温線の形状を比較すると、吸着法では通常のラングミュア型であったのに対し、共沈法ではBET型が得られたことから、共沈法では吸着以上の機構によるAs(V)の水酸化物への取り込みが生じていることがわかった。また、ゼータ電位と収着密度の関係をプロットすると、共沈法の場合には、初期As/FeまたはAlモル比が小さい範囲では収着密度の増加に応じてゼータ電位が低下するのに対し、初期As/FeまたはAlモル比が大きい範囲では収着密度が増加してもゼータ電位がさほど変化しないという傾向が得られた。その境界値は、水酸化第二鉄では初期As/Feモル比0.4程度、水酸化アルミニウムでは初期As/Alモル比が1.5程度であった。このことから、共沈法を用いた場合、初期As/FeまたはAl比が大きい範囲では、As(V)は水酸化物と溶解度積は満たしていないにもかかわらず表面沈殿を生成していることが確認された。この表面沈殿生成は、XRDおよびXAFS測定からも裏付けされた。すなわち、XRDパターンを比較すると、As/Fe=0.4以上では、別途参照物質として作成した非晶質ヒ酸鉄に似たパターンが得られ、As/Al=1.5以上では、やはり別途参照物質として作成した非晶質ヒ酸アルミニウムに似たパターンが得られた。また、XANESスペクトルにおいても同様の傾向が得られた。共沈法において得られたXANESスペクトルに対し、As(V)を吸着した水酸化物のスペクトルと非晶質ヒ酸鉄または非晶質ヒ酸アルミニウムを参照物質としてその割合をパターンフィッティングにより求めたところ、非晶質ヒ酸鉄または非晶質ヒ酸アルミニウムの割合が50%を超えるのは、これまでの他の実験結果と同様にAs/Fe=0.4またはAs/Al=1.5以上であることが確認された。

加熱・徐冷プロセスを利用した銅製錬スラグからのモリブデン回収に関する新規法の提案

2013年度

研究成果概要:本研究では,銅製錬スラグからモリブデンを回収することを目的として,スラグを加熱しさまざまな条件で冷却して,モリブデンを特定の相に濃縮,結晶化させ,その後粉砕・物理選別により回収することを試みた。手法としては①:モリブデンの硫化・徐...本研究では,銅製錬スラグからモリブデンを回収することを目的として,スラグを加熱しさまざまな条件で冷却して,モリブデンを特定の相に濃縮,結晶化させ,その後粉砕・物理選別により回収することを試みた。手法としては①:モリブデンの硫化・徐冷によるMolybdenite(硫化Mo)の結晶化および浮選によるMolybdeniteの回収,②:徐冷によるモリブデンのスピネル化および磁選によるモリブデンを含むスピネルの回収を検討した。まず粉末Fe,Fe2O3,非晶質SiO2を混合し,るつぼに入れ電気炉で1300℃で溶融したものを水砕し,不純物を含まない模擬スラグを作製した。これは,不純物によるモリブデンの硫化反応が阻害される可能性を取り除くためである。これにMoO3試薬を添加し,スラグのモリブデン品位を1.25,1.50,1.75%となるようにしたのち,それぞれのスラグにPyrite(モリブデン1molに対して硫黄が5mol)を添加し,電気炉によりAr雰囲気,1300℃にて1時間30分加熱したのちに3℃/minで冷却した試験を実施し,Molybdeniteの生成を試みた。分析にはXRD(リガク,RINT UltimaIII)および,SEM-EDS / MLA(FEI,Quanta 250G)を用いた。その結果,XRDによりモリブデン品位1.50%および1.75%のスラグではMolybdeniteの生成が確認できたものの,1.25%のスラグではMolybdeniteが生成しなかった。実際のスラグはモリブデン品位が1.0%未満であるため,Molybdeniteとしての回収は難しいことが示唆された。また,モリブデンはMolybdenite以外の形態として,モリブデンの多くが磁性を持つスピネルフェライトとして存在していることがSEM-EDS/MLAの結果より確認された。このため,製錬所スラグにおいて,磁性を持つスピネルフェライトを回収することを目的として硫化を伴わない加熱・徐冷実験をMo品位0.2%,1.0%のスラグで実施した。特に冷却速度のスピネル結晶サイズへの影響をみるため,冷却速度を3℃/min,10℃/minと変化させて行った。分析には光学顕微鏡(キーエンス, VHX-500F)を使用した。冷却速度が速いほうが,生成したスピネルの粒度は小さいことが確認された。湿式磁選は少なくとも数十μm以上のサイズを必要とするため,磁選に用いるには冷却速度を遅く,好ましくは3℃/min程度とする必要があると確認された。また,Mo品位が高いほうがスピネルのグレインサイズも大きくなる傾向があることが示された。そこで本実験でもっともスピネルのグレインサイズが大きかったMo1%,冷却速度3℃/minのスラグの湿式磁選を実施した。2Lの手付きビーカーに水を1L,ヘキサメタリン酸ナトリウムを0.5g,-38μmに粉砕したスラグ5g入れ,スターラーと攪拌棒を用いて良く攪拌・混合した。これを金属製のバットに移し,1000Gのハンドマグネットを用いて磁選した。この結果,Mo品位3.2%の磁着物が得られ,Moの回収率は70.6%であった。スラグ中のMoを硫化物として結晶化するためには一定のMo品位が必要であることが確認されたため,Mo品位1%以下のスラグ中のMoを硫化物として浮選で回収するのは困難であるとみられた。しかしながら,Moは結晶化により大部分がSpinel化して存在することがわかり,これは磁選により回収が可能であった。Spinelのグレインサイズは冷却速度を遅くすることで大きくなることが確認されたため,スラグの冷却速度を制御することで磁選での回収率が良くなる可能性が示唆された。

界面特性を利用した超微粒子希薄懸濁液の迅速固液分離に関するシミュレーション的考察

2004年度

研究成果概要: コロイド次元の微粒子を含有する希薄懸濁液の迅速固液分離法として、繊維状のスラグウールを捕捉材に吸着除去する方法に関するシミュレーションを行なうにあたり、その基礎となる水溶液中の化学平衡計算に関する考察を行った。化学平衡計算によっ... コロイド次元の微粒子を含有する希薄懸濁液の迅速固液分離法として、繊維状のスラグウールを捕捉材に吸着除去する方法に関するシミュレーションを行なうにあたり、その基礎となる水溶液中の化学平衡計算に関する考察を行った。化学平衡計算によって、平衡状態にある溶液のpHや沈殿生成状況を把握するためには、系内に存在する全ての成分の影響を考慮する必要があり、化学種の数が多くなると計算がきわめて繁雑になるため、幾つかの工夫を行なった。 特に希薄ヒ素の除去機構をシミュレーションにより考察したところ、希薄ヒ素はそれ自身が微粒子を形成してスラグウールに吸着しているのではなく、共存あるいは添加した鉄(III)またはアルミニウム塩が形成した水酸化鉄または水酸化アルミニウムの微粒子表面へヒ素が吸着し、ヒ素を吸着した水酸化鉄またはアルミニウムがスラグウールに吸着されることによって迅速分離されていることがわかった。 更に本研究では、ヒ素の除去に関する共存イオンの影響に関する定量的考察も行った。ヒ素は陰イオンの形態で水溶液中に存在するため、共存イオンの中でも特に陰イオンはヒ素の除去を妨害する可能性がある。本研究では、陰イオンの中でも酸性坑廃水中に最も一般的に存在する硫酸イオンに注目し、その共存による影響を計算と実験の両面から検討した。硫酸イオンの影響は、水酸化鉄または水酸化アルミニウムへのヒ素および硫酸イオンの吸着を考慮した計算により、実験結果を良好に再現することが確認された。また、硫酸イオンはヒ素の水酸化鉄あるいは水酸化アルミニウムへの吸着を妨害し、その影響はヒ素(V)イオンよりヒ素(III)イオンの方が大きく、アルミニウム塩より鉄(III)塩の方が大きいことが確認された。

種々の連続抽出法の比較による鉛汚染土壌における汚染形態分析法の確立

2007年度

研究成果概要:発生源の異なる2種の鉛汚染土壌(建設工場跡、化学工場跡)に関し、それぞれの土壌の基礎物性、土壌からの酸による溶出特性、Tessierらによる連続抽出法、さらにはSpositoらによる土壌表面のイオン交換能および表面錯体容量を実験的...発生源の異なる2種の鉛汚染土壌(建設工場跡、化学工場跡)に関し、それぞれの土壌の基礎物性、土壌からの酸による溶出特性、Tessierらによる連続抽出法、さらにはSpositoらによる土壌表面のイオン交換能および表面錯体容量を実験的に把握し、それぞれの土壌のキャラクタリゼーションを行った。粒度分布に関しては、建設工場跡では20μm以下の細粒が多く、化学工場跡ではそれ以上の中粒が多いことがわかった。また、塩酸や王水を用いた溶出量では、建設工場跡では1.18mm~の粗粒で溶出量が多く、化学工場跡では20μm以下の細粒で溶出量が多い結果となった。また、建設工場跡の土壌は王水分解によって鉛の全体量の40%しか溶出しないことから、ケイ酸塩鉱物を代表とする鉱物が多い、反応性に富まない土壌であることがわかった。一方、化学工場跡では王水分解によって鉛の全体量の70%が溶出した。これらの結果と、Tessierの連続抽出法の結果とを比較すると、建設工場跡では、炭酸塩態、酸化物態、および残渣(ケイ酸塩鉱物や非分解性物質)中の鉛が多いことが分かった。特に、残渣分が半分以上を占めており、前述の酸溶出特性と同様の傾向が得られた。また、化学工場跡では、炭酸塩態、有機物態、酸化物態中の鉛がほぼ同程度存在しており、一般の汚染土壌に比べて有機物態の割合が高いことがわかった。これは、化学工場由来の有機物に起因していると考えられる。さらに、Spositoらの方法により、土壌中のイオン交換能と表面錯体容量を実験的に検討したところ、両者の土壌において、イオン交換能が2~7mmol/kgであったのに対し、表面錯体容量は20~35mmol/kgであった。Tessierの連続抽出法の結果においても、両者の土壌ではイオン交換態の鉛が少なく、鉄・マンガン酸化物中の鉛が比較的多かったことから、鉛分は鉄・マンガン酸化物中に表面錯体として取り込まれているものが多いと考えられる。以上の結果より、複数の分析法を組み合わせることによって、土壌の詳細なキャラクタリゼーションが可能であることが確認された。

現在担当している科目

科目名開講学部・研究科開講年度学期
共創ワークショップ演習創造理工学部2017春クォーター
環境資源工学の展望創造理工学部2017春学期
環境資源工学の展望 14前再創造理工学部2017春学期
環境資源工学の展望 【前年度成績S評価者用】創造理工学部2017春学期
環境資源工学の展望 14前再 【前年度成績S評価者用】創造理工学部2017春学期
無機分析化学実験創造理工学部2017通年
無機分析化学実験  【前年度成績S評価者用】創造理工学部2017通年
資源循環工学概論創造理工学部2017春学期
資源循環工学概論  【前年度成績S評価者用】創造理工学部2017春学期
環境資源工学実験A創造理工学部2017春学期
環境資源工学実験A  【前年度成績S評価者用】創造理工学部2017春学期
環境資源工学実験B創造理工学部2017秋学期
環境資源工学実験B  【前年度成績S評価者用】創造理工学部2017秋学期
卒業論文創造理工学部2017通年
卒業論文  【前年度成績S評価者用】創造理工学部2017通年
実務研修創造理工学部2017通年
粉体制御工学創造理工学部2017春学期
環境界面工学創造理工学部2017秋学期
応用物理化学及び演習B創造理工学部2017秋学期
応用物理化学及び演習B  【前年度成績S評価者用】創造理工学部2017秋学期
修士論文(地球資源)大学院創造理工学研究科2017通年
Research on Environmental Purification and Resources Processing大学院創造理工学研究科2017通年
環境資源処理工学研究大学院創造理工学研究科2017通年
Advanced Environmental Interface Engineering大学院創造理工学研究科2017秋学期
環境界面工学特論大学院創造理工学研究科2017秋学期
Seminar on Environmental Purification and Resources Processing A大学院創造理工学研究科2017春学期
環境資源処理工学演習A大学院創造理工学研究科2017春学期
Seminar on Environmental Purification and Resources Processing B大学院創造理工学研究科2017秋学期
環境資源処理工学演習B大学院創造理工学研究科2017秋学期
Seminar on Environmental Purification and Resources Processing C大学院創造理工学研究科2017春学期
環境資源処理工学演習C大学院創造理工学研究科2017春学期
Seminar on Environmental Purification and Resources Processing D大学院創造理工学研究科2017秋学期
環境資源処理工学演習D大学院創造理工学研究科2017秋学期
Master's Thesis (Department of Earth Sciences,Resources and Environmental Engineering)大学院創造理工学研究科2017通年
環境資源処理工学研究大学院創造理工学研究科2017通年
資源循環工学特別演習大学院創造理工学研究科2017通年
WSCメンバーズ基金寄附講座 ダイバーシティ・男女共同参画を学ぶ(基礎講義編)グローバルエデュケーションセンター2017春クォーター

Waseda Course Channel配信動画

科目名学部公開年度

社会貢献活動

フジテレビ スーパーニュース

2010年10月-

イベント・番組・雑誌名:フジテレビ スーパーニュース

詳細

概要:ハンガリーにおける赤泥流出事故の解説