氏名

マツイ ジュン

松井 潤

職名

助手

所属

(政治経済学部)

学歴・学位

学位

修士

学内研究制度

特定課題研究

経済的不平等の規範的分析による公平な再分配制度の設計

2018年度

研究成果概要:本研究は、不平等な所得分布が生み出される過程を説明する経済モデルを用いて、再分配制度の望ましさを規範的に分析し、公平な再分配制度を提案しようとするものである。主に次の2つの成果を得た。第一に、公平性を(極端な)機会の平等という概念...本研究は、不平等な所得分布が生み出される過程を説明する経済モデルを用いて、再分配制度の望ましさを規範的に分析し、公平な再分配制度を提案しようとするものである。主に次の2つの成果を得た。第一に、公平性を(極端な)機会の平等という概念で定義したとき、最適な結果として、現実と近似する所得分布である対数正規分布が導出されることを示した。規範的な最適解として導いた点が新しく、いわゆる結果の平等と機会の平等が一致する可能性を指摘した。第二に、機会によって分割可能な動態の指標を導出した。特に、所得の源泉に着目することで、不平等のうち不公平と考えられる部分を実証的に測定するための理論的基礎を得ることができた。

社会的流動性の源泉を考慮した機会の平等の測定

2019年度

研究成果概要:機会の平等を測るための尺度として、社会的流動性を用いた実証研究が多く行われている。しかしながら、社会的流動性を機会の平等の尺度として用いる研究には、次のような問題点がある。第一に、社会流動性が高ければ高い程、必ずしも機会の平等が達...機会の平等を測るための尺度として、社会的流動性を用いた実証研究が多く行われている。しかしながら、社会的流動性を機会の平等の尺度として用いる研究には、次のような問題点がある。第一に、社会流動性が高ければ高い程、必ずしも機会の平等が達成されているとはいえない点である。第二に、社会流動性には、その源泉によって、(流動性が)高ければ良いものと、そうではないものに分けられる点である。本研究は、この二点を解決する指標を提案した。具体的には、流動性を記述する際に用いられる遷移行列に、量子エントロピーとよばれる情報理論を応用したものである。特に、欧米諸国のデータを用いた実証研究への応用の理論的準備ができた。

現在担当している科目

科目名開講学部・研究科開講年度学期
マクロ経済学入門 03政治経済学部2020秋学期