氏名

コダマ リュウイチ

児玉 竜一

職名

教授 (https://researchmap.jp/read0195872/)

所属

(文学部)

連絡先

URL等

研究者番号
10277783

本属以外の学内所属

兼担

研究院(研究機関)/附属機関・学校(グローバルエデュケーションセンター)

外部研究資金

科学研究費採択状況

研究種別:

蝋管等の録音資料からの音声復元と内容情報の分析に関する横断的研究

配分額:¥40300000

研究種別:

科学技術を応用した近世芸能の基礎的研究

配分額:¥6000000

研究種別:

大惣旧蔵本を中心とする歌舞伎台帳の書誌的研究

配分額:¥3200000

研究種別:基盤研究(C)

近世演劇における役者絵の資料的効用をめぐる基礎的研究

1999年-2001年

研究分野:国文学

配分額:¥3500000

研究種別:

歌舞伎・新派・新国劇等の記録とメディア環境をめぐる研究

2015年-0月-2018年-0月

配分額:¥4810000

研究種別:

歌舞伎を中心とした演劇雑誌の研究

2012年-0月-2015年-0月

配分額:¥5200000

研究種別:

初期日本映画における歌舞伎の影響をめぐる基礎的研究

配分額:¥3510000

研究種別:

新派映画と「新派的なるもの」の系譜学

2018年-0月-2020年-0月

配分額:¥4680000

研究種別:

国際的な比較調査を踏まえた日本演劇雑誌の総合的研究

2018年-0月-2021年-0月

配分額:¥4420000

研究種別:

金春禅竹作品の分析を基盤とした、能台本の構造解析――その積層性と多様性に注目して

2018年-1月-2021年-0月

配分額:¥1500000

研究種別:

能楽及び能楽研究の国際的定位と新たな参照標準確立のための基盤研究

2016年-0月-2020年-0月

配分額:¥17940000

学内研究制度

特定課題研究

歌舞伎義太夫(竹本)床本の基礎的研究

2010年度

研究成果概要: 本研究では、従来ほとんど未着手である歌舞伎義太夫(竹本)研究のための基礎的作業を行った。 まず伊藤寿和日本女子大学教授から寄託をうけた竹本床本の、書誌調査をおこない、55冊の床本、2冊の版本、1冊の寄せ本を確認した。 このうち、... 本研究では、従来ほとんど未着手である歌舞伎義太夫(竹本)研究のための基礎的作業を行った。 まず伊藤寿和日本女子大学教授から寄託をうけた竹本床本の、書誌調査をおこない、55冊の床本、2冊の版本、1冊の寄せ本を確認した。 このうち、『歌舞妓浄瑠理書抜』と題する寄せ本は、11作品の竹本詞章を書き抜いたもので、従来こうした資料の存在は知られていなかった。表紙に「第拾壱号」とあるので、旧蔵者・浅野喜市が最低十数冊このような書き抜きを所持していたと考えられる、歌舞伎役者が旅興行などに用いる携行用の書き抜きを所持している例は確認していたが、竹本演奏者も同様の書き抜きを用意していたことが、初めて明らかとなった。 コレクションの中核を占める床本は、55冊中、44冊までが竹本栄太夫旧蔵のもので、大正7年から昭和26年までに渡る期間の上方歌舞伎の竹本床本であることが明らかとなった。これは現存する竹本床本のなかでは、古い年代に属する。 他に本研究でおこなった竹本床本の所在調査により、松竹大谷図書館に竹本扇太夫、豊竹寿太夫、豊竹和佐太夫、竹本雛太夫らの旧蔵本を確認、他に未整理品として他に未整理品として、竹本米太夫・竹本鏡太夫・豊沢瑩緑旧蔵本などがあることも知り得た。意外に膨大なコレクションが所蔵され、のべ作品数で555件を数えることができる。1人で同作品を数冊所持している場合もあり、数千冊に及ぶ冊数が見込まれることを確認した。 これらの成果を口頭発表をおこない、竹本研究という分野の存在に対する認識を促した。さらに、竹本実演者の協力を得て、さらに残されている資料の調査、曲節の読解による演出研究の方法の模索などを、継続してゆく予定である。

地方都市の劇場をめぐる基礎的研究

2013年度

研究成果概要: 「地方都市の劇場をめぐる基礎的研究」として、来たるべき総合的調査のための方法、あるいは集中的に調査すべき対象を絞り込みという、所期の目標はおおむね達したといえる。 まず、地方都市劇場をめぐる一次資料の残存状況をめぐる調査について... 「地方都市の劇場をめぐる基礎的研究」として、来たるべき総合的調査のための方法、あるいは集中的に調査すべき対象を絞り込みという、所期の目標はおおむね達したといえる。 まず、地方都市劇場をめぐる一次資料の残存状況をめぐる調査について記す。 近畿、東海、九州地方の県立図書館への調査を重ね、演劇関係資料の扱いには、当然のことながら、各県別、それぞれの図書館別に、大きな差異が存することをあらためて確認した。とりわけ、戦災被害の大きかった図書館では、戦前の一次資料について全く所在を把握していない機関もある。かたや、浜松市立図書館のように、演劇関係にきわめて強い非常勤の司書が貴重な資料を開陳してくれる場合もある。その差は、演劇というジャンルの今後の不沈を象徴するのではないかと思われるほどであるが、概ね結論としては、個別に県立図書館等に頼るのは、一次資料よりもむしろ二次資料に絞るべきであるという手応えを得た。これに代わって一次資料を集積している国立機関を徹底的に調査すべきであるというのが、次の段階のために明快にわかったことで、今回はその一つである東京文化財研究所(独立行政法人)が所蔵する番付のデジタル化を終えた。同所の飯島満の協力を得て撮影・整理を終えた同所所蔵の番付は、現在知られているところでは、最も多くの割合の地方の番付を含むコレクションである。ただし、これは近世期のものがほとんどで、近代期以降を射程に収める本研究からは付随的成果というべきものである。近代期の番付の本丸は国立劇場で、近代歌舞伎年表編纂のために収集した番付写真が死蔵されている。これを次の総合的調査にあたっては、専ら対象とすべきと見定めることができた。 地方独自の資料としては、番付などの一次資料よりも、地方誌においてまとめられた、地方独自の文化史叙述を収集すべきであることも確認した。従来の全国劇場の網羅的調査では、『全国主要都市劇場略史表』(国立劇場・私家版)があったが、これが刊行された昭和53年以降、昭和と平成の境目あたりに地方誌刊行の隆盛がもう一度訪れており、それらの成果を収集することができた。これも担当者の裁量によるところが大きいため、劇場や映画館に割かれている紙数は一定ではないが、より詳細な劇場史を、概略としてつかむためには、さらに網羅的に地方誌をさぐればよいことは明確に判明した。東北から北陸、東海にかけての地方誌を中心に、昭和53年以降の成果を収集するにあたり、新たに判明したのは、劇場に的をしぼった記述が薄い場合でも、映画館に関する記述によって劇場の消長が知られる場合の多いことである。これにより、映画館の所在の動向を把握することで、劇場から映画館への変遷の過程がたどれる見通しも立った。そこで日本全国に映画館数が最も多かったとされる時期を選び、『全国映画館名簿』のデータベース化に着手した。これは意外に入力件数が多く、本研究期間内に完遂することができず、データベース化の途上にあるが、これを完成させ劇場の所在分布と比較することで、演劇から映画へ、劇場から映画館へという流れを、データでおさえることができるものと思われる。 以上、より広範囲の調査研究を可能ならしめるための外部資金獲得のための、基礎調査をひとまず終えて、次の段階へ進む準備態勢をおおむね整えたものと考えている。

新国劇の地方巡演をめぐる研究

2015年度

研究成果概要:  新国劇の地方活動を調査することを通して、中央の近代劇団の、地方都市における演劇活動への影響を調査・研究するための方法を開拓するという所期の目的は、おおよそ達成することができた。福岡、広島、神戸など、地方大都市での資料...  新国劇の地方活動を調査することを通して、中央の近代劇団の、地方都市における演劇活動への影響を調査・研究するための方法を開拓するという所期の目的は、おおよそ達成することができた。福岡、広島、神戸など、地方大都市での資料の残存状況は、予想以上に悪い。戦災による資料の焼失、演劇分野に造詣のある司書の減少など、長年にわたる要因が積み重なっている。その一方で、国立国会図書館にも所蔵していない、地方新聞を有するところもあり、<資料は中央で、新聞は地方で>という方針で調査・収集を行うのが最も効率的であるという一応の結論に達した。

歌舞伎の映像・音声記録資料の総合的研究

2017年度

研究成果概要:申請者のこれまでの歌舞伎映像研究の成果を踏まえて、2017年12月に歌舞伎学会創立30周年記念大会において、<歌舞伎映像大全集>として総合的な研究成果を発表する企画を立案・遂行した。 世界最古の日本演劇映像に始まり、日本人撮影の最...申請者のこれまでの歌舞伎映像研究の成果を踏まえて、2017年12月に歌舞伎学会創立30周年記念大会において、<歌舞伎映像大全集>として総合的な研究成果を発表する企画を立案・遂行した。 世界最古の日本演劇映像に始まり、日本人撮影の最古資料「紅葉狩」など、すでに網羅している各種映像を、多数上映することによって、歌舞伎を撮影した映像を大系化して整理を試みた。加えて、これまでに旧所蔵者との信頼関係の積み重ねによって、申請者がデジタル化を依頼され、公開・使用について一任を受けている映像に改めて調査・考証を施し、精選集をあわせて上映した。これらによって、幕内の個人撮影による映像が集大成されたことになる。

歌舞伎舞台映像の基礎研究

2016年度

研究成果概要:歌舞伎舞台映像の基礎研究として、①記録映画、②映画作品中の映像、③舞台中継テレビ映像の各種を網羅的に調査した。この内、概要が知られている①、偶発的な遭遇に待つほかない②に先んじて、③の調査整理を重点的に進めた。同時並行で行った能狂...歌舞伎舞台映像の基礎研究として、①記録映画、②映画作品中の映像、③舞台中継テレビ映像の各種を網羅的に調査した。この内、概要が知られている①、偶発的な遭遇に待つほかない②に先んじて、③の調査整理を重点的に進めた。同時並行で行った能狂言の放送データを約1,600件整理したが、歌舞伎については、検索による事例確定など、映像資料整理のツールとしての有効性にまで辿りついたところを、次の段階では先に進めて、データ化によって様々な検証が可能であるとのメドをつけることができた。次年度にはこれらを踏まえて、<歌舞伎の映像音声記録資料の総合的研究>と発展させた研究調査を行い、①②③を集約した発表を行うことになっている。

大惣旧蔵本を中心とする歌舞伎台帳の書誌的研究

1996年度

研究成果概要: 歌舞伎台帳の研究は、刊行中の『歌舞伎台帳集成』および、その刊行準備段階で編纂された『歌舞伎台帳所在目録と書誌調査』が、現段階での研究水準を示しており、貸本屋系統のものと、劇壇の内部資料であったと思われるものとの、二つに大別されて... 歌舞伎台帳の研究は、刊行中の『歌舞伎台帳集成』および、その刊行準備段階で編纂された『歌舞伎台帳所在目録と書誌調査』が、現段階での研究水準を示しており、貸本屋系統のものと、劇壇の内部資料であったと思われるものとの、二つに大別されて考えられている。従来『歌舞伎台帳集成』解題などでは、貸本屋の手に残って現在まで伝わった台帳は、おしなべて貸本用に筆写されたものと記述されてきたが、筆者は、貸本屋が入手する以前の台帳の素性に注目した。即ち、劇壇内部にあったものが流出して貸本屋の手に入った可能性があるのではないか、という仮説である。阪急学園池田文庫が発行する「館報池田文庫10号」に執筆した「歌舞伎台帳の素性管見」では、この例証として、 1 従来貸本用に筆写された台帳と考えられてきた、名古屋の貸本屋大惣が所蔵していた「七五三」と署名のある台帳群(現在は、東京大学文学部国語研究室および京都大学付属図書館に所蔵) 2 1とは別の芝居根本所の手を経たことが明らかな「七五三」署名台帳(阪急学園池田文庫所蔵) 3 劇壇内部にあって奈川七五三助に関わることが明らかである台帳(早稲田大学演劇博物館所蔵) の三系統の台帳に共通する筆跡を、写真版として掲載し、1・2が、劇壇内部の人間の筆になる可能性を示した。また、日本近世文学会春季大会での口頭発表「義太夫狂言演出の変遷」では、上記と同じ「七五三」署名を持つ皇學館大学神道博物館所蔵の台帳に言及、同台帳の紙背の反古資料(「〆助様」宛書簡など)を紹介した。これについては、台帳の綴糸を切って貰って紙背を撮影し、写真版としていずれかに掲載の予定であるが、目下交渉中である。 一方で引き続き東京大学文学部国語研究室、京都大学付属図書館の台帳の調査を進め、「七五三」署名を奈川七五三助のものと見てよいか否かの、例証を蒐めており、調査が完了次第、ひとくぎりとして纏めて発表する予定である。

現在担当している科目

科目名開講学部・研究科開講年度学期
基礎講義 5文学部2019春学期
基礎講義 6(再履)文学部2019秋学期
演劇研究入門文化構想学部2019秋学期
演劇研究入門文学部2019秋学期
日本演劇史1文化構想学部2019春学期
日本演劇史1文学部2019春学期
日本演劇史2文化構想学部2019秋学期
日本演劇史2文学部2019秋学期
演劇映像演習5(日本演劇・歌舞伎)文学部2019秋学期
演劇映像演習(卒論)春学期(児玉 竜一)文学部2019春学期
演劇映像演習(卒論)秋学期(児玉 竜一)文学部2019秋学期
演劇学研究指導1-1 M大学院文学研究科2019春学期
演劇学研究指導1-2 M大学院文学研究科2019秋学期
日本近世演劇研究1大学院文学研究科2019春学期
日本近世演劇研究2大学院文学研究科2019秋学期
演劇学演習1-1大学院文学研究科2019春学期
演劇学演習1-2大学院文学研究科2019秋学期
演劇学研究指導1-1 D大学院文学研究科2019春学期
演劇学研究指導1-2 D大学院文学研究科2019秋学期
国際日本学研究指導5-1 D大学院文学研究科2019春学期
国際日本学研究指導5-2 D大学院文学研究科2019秋学期