氏名

キタジマ ケンジ

北嶋 健治

職名

助手

所属

(教育学部)

学内研究制度

特定課題研究

2010年代の少年犯罪に見るインターネット利用と利用記録に関する社会学的研究

2018年度

研究成果概要: 本研究は、インターネット利用記録の参照が非行少年個人やそのネット利用の問題を構成するメカニズムを明示化すると共に、未成年のネット利用の解釈手続きに見る今日のリスク要因化の背景についての考察を行うことを目的とするものである。 とり... 本研究は、インターネット利用記録の参照が非行少年個人やそのネット利用の問題を構成するメカニズムを明示化すると共に、未成年のネット利用の解釈手続きに見る今日のリスク要因化の背景についての考察を行うことを目的とするものである。 とりわけ本年度は、上記のリスク要因化の考察に向けて、2010年代の少年による「凶悪犯」事件報道におけるネット利用記録の位置づけの変容と、同時期に観察される未成年の「サイバー犯罪」事件報道の過熱化という現象とを比較し、両類型の報道に共通して表れる記述の特性の抽出を行った。

「逸脱」的未成年のネット利用記録とアイデンティフィケーションに関する社会学的研究

2018年度

研究成果概要: 本研究課題の目的は、個人に対するアイデンティフィケーションの過程の分析によって、非行主体の構成過程における個人と情報技術の連関のメカニズムを明らかにすることにある。 逸脱行動の統制と社会問題化の過程には、個人についての解釈あるい... 本研究課題の目的は、個人に対するアイデンティフィケーションの過程の分析によって、非行主体の構成過程における個人と情報技術の連関のメカニズムを明らかにすることにある。 逸脱行動の統制と社会問題化の過程には、個人についての解釈あるいは情報収集としてのアイデンティフィケーションの実践が内包されており、またその手続きは、個人を同定・識別する資源としてのメディア利用記録の参照行為と不可分である。本研究では、とりわけ未成年によるインターネット利用と非行の問題を対象に、アイデンティフィケーションの手続きが、情報技術に関連付けられた「個人」を構成していくメカニズムの検討を行った。

子ども・若者の「逸脱」的なインターネット利用観と主体形成に関する研究

2016年度

研究成果概要: 本研究の目的は,未成年のメディア利用に対する「逸脱」のまなざしを,その意味的な解釈過程の観点から明らかにすることにある.今年度は,とりわけ2010年代のインターネット関連の少年非行報道について,分析と予備的考察が行われた. まず... 本研究の目的は,未成年のメディア利用に対する「逸脱」のまなざしを,その意味的な解釈過程の観点から明らかにすることにある.今年度は,とりわけ2010年代のインターネット関連の少年非行報道について,分析と予備的考察が行われた. まず,2010年以降の事件報道においては, 以前の報道と比較し,それまでは軽視されがちであった「サイバー犯罪」の事件の個別の報道数が増加するという傾向が明らかになった. また,個別の事件類型ごとに行われた分析からは,2010年代の「ネットいじめ」事件の報道における,ネット投稿を行った「加害者」の「被害者」視の傾向が判明し,これらの傾向についてのさらなる検討が今後の課題となる.

インターネットを利用した少年非行に関する社会学的研究

2017年度

研究成果概要: 本研究の目的は、近年の少年らによる「サイバー犯罪」の事例に着目し、その問題化の性質を明らかにすることにある。 本年度は、事前に収集した新聞記事データを基に、記事の量的傾向と犯罪類型を分析し、2010年代に見られる「サイバー犯罪」... 本研究の目的は、近年の少年らによる「サイバー犯罪」の事例に着目し、その問題化の性質を明らかにすることにある。 本年度は、事前に収集した新聞記事データを基に、記事の量的傾向と犯罪類型を分析し、2010年代に見られる「サイバー犯罪」事件報道の上昇という特徴を析出するとともに、注目された事件を特定し、その記事内容についての分析を行うことで、年代ごとのインターネット利用についての記述の整理を行った。また、他の犯罪類型と比較されたそれらの観察結果を逸脱認定に関する社会理論にあてはめることで、ネット利用の記述に見られる変化を仮説的に提示した。