ゼンバ ユリコ
教授
(創造理工学部)
理工学術院(大学院創造理工学研究科)
研究院(研究機関)/附属機関・学校(グローバルエデュケーションセンター)
兼任研究員 2018年-
東京大学 人文社会系研究科 社会心理学 | |
東京大学 文学部 社会心理学科 |
博士 課程 東京大学
2012年04月- | 早稲田大学創造理工学部社会文化領域 准教授 |
2011年04月- | 早稲田大学創造理工学部社会文化領域 専任講師 (改組) |
2009年04月- | 早稲田大学創造理工学部知財産業社会政策領域に専任講師として着任。 |
日本グループダイナミクス学会
日本社会心理学会
アジア社会心理学会
2007年07月
社会科学 / 心理学 / 社会心理学
国内共同研究
膳場百合子
早稲田大学創造理工学部『人文社会科学研究』57p.65 - 782017年03月-2017年03月
膳場百合子
早稲田大学創造理工学部『人文社会科学研究』55p.171 - 1872015年03月-
膳場百合子
早稲田大学創造理工学部『人文社会科学研究』53p.161 - 1722013年03月-
Yuriko Zemba, Maia J Young
Journal of Cross-Cultural Psychology43(6)p.899 - 9142012年08月-
Ramadhar Singh, Joseph J. P. Simons, William T. Self, Philip E. Tetlock, Yuriko Zemba, Susumu Yamaguchi, Chandra Y. Osborn, Jeffrey D. Fisher, James May & Susheel Kaur
Basic and Applied Social Psychology34(3)p.269 - 2772012年06月-
膳場百合子
早稲田大学創造理工学部『人文社会科学研究』51p.147 - 1612011年03月-
Yuriko Zemba
Asian Journal of Social Psychology9p.184 - 1942006年-
Yuriko Zemba, Maia J Young, Michael W. Morris
Organizational Behavior and Human Decision Processes101p.36 - 512006年-
膳場百合子・石井晋
学習院大学『経済論集』第42巻第3号p.183 - 1962005年10月-
膳場百合子・石井晋
学習院大学『経済論集』第42巻第2号p.83 - 982005年07月-
Susumu Yamaguchi, Michele Gelfand, Megumi M. Ohashi, Yuriko Zemba
Journal of Cross-Cultural Psychology36p.750 - 7612005年-
膳場百合子
北大路書房2008年 09月-
ISBN:978-4-7628-2618-4
勁草書房2018年 01月-
膳場百合子
第82回日本心理学会大会2018年09月27日
開催地:仙台
膳場百合子
第65回日本グループ・ダイナミクス学会大会2018年09月09日
開催地:神戸
膳場百合子
2018年04月08日
開催地:名古屋
膳場百合子
第58回日本社会心理学会大会2017年10月29日
開催地:広島
膳場百合子
第12回アジア社会心理学会大会2017年08月27日
開催地:オークランド(ニュージーランド)
膳場百合子
第23回国際比較文化心理学会大会2016年08月01日
開催地:名古屋
膳場百合子
第57回日本社会心理学会大会2016年09月17日
研究種別:
責任概念の素朴理解と非難を規定する心理過程の解明と法的概念の教育方法の考案2011年-0月-2016年-0月
配分額:¥20150000
研究種別:
刑事責任の拡散と収斂―人、法人、AI2018年-0月-2022年-0月
配分額:¥15860000
研究種別:
人工知能がもたらす結果に対する一般の人々の責任判断:判断の心理過程と文化差2019年-0月-2024年-0月
配分額:¥2600000
2018年度
研究成果概要:AI(人工知能)と人間(個人)と組織がそれぞれ同じ被害をもたらした場合、被害に対する一般の人々の責任判断がどう異なるかをweb調査で日米比較した。その結果、いずれの文化でもAIは人間や組織より善悪判断能力を欠く存在とみなされ被害の...AI(人工知能)と人間(個人)と組織がそれぞれ同じ被害をもたらした場合、被害に対する一般の人々の責任判断がどう異なるかをweb調査で日米比較した。その結果、いずれの文化でもAIは人間や組織より善悪判断能力を欠く存在とみなされ被害の責任を問われにくく、さらにAIの場合は、人や組織の場合より、監督する立場にいる他者(組織のトップや行政機関など)に責任が波及しやすいことが明らかになった。また、文化差として、結果の直接原因をつくった行為者を責める傾向はアメリカ人の方が強く、因果的に離れた対象(社会全体)を責める傾向は日本人の方が強い、というパターンが見られた。
2009年度
研究成果概要:現代社会では組織の活動に対して一般の人々が組織やそのリーダーを責めることがよくあるが、その際の責任判断が文化によって異なることが近年明らかになっている。本研究では、日米比較を通じて文化差をもたらす心理メカニズムを検討した。 組織の...現代社会では組織の活動に対して一般の人々が組織やそのリーダーを責めることがよくあるが、その際の責任判断が文化によって異なることが近年明らかになっている。本研究では、日米比較を通じて文化差をもたらす心理メカニズムを検討した。 組織の不祥事場面を描いた文章を異なる文化の回答者に提示した先行研究では、リーダーを責める際、アメリカ人はリーダー個人に落ち度がある場合にリーダーを責めるのに対し、日本人は、リーダー個人に落ち度がなくても、組織に非難すべき点があればリーダーを責めることが分かっている(Zemba, Young, Morris, 2006)。この文化差が、(1)日本人が組織そのものを因果や責任の主体として重視しているために生じているのか、(2)日本人が個人の利益を犠牲にして組織の利益を守ることを重視している(=リーダーに組織の責任を肩代わりさせようとしている)ために生じているのか、先行研究では明らかになっていなかった。そこで、これらの対立する解釈を検討するために、本研究では、日米の回答者に組織成員の活動が良い結果をもたらした文章を提示し、組織やリーダーがどれだけ賞賛に値するかを判断してもらった。もし(1)の解釈が正しければ、日本人はアメリカ人よりも、組織に大きな原因を帰属し、組織と代表者(リーダー)を賞賛するはずである。一方、もし(2)が正しければ、日本人はアメリカ人に比べてリーダー個人を賞賛しないはずである。結果は、(1)の解釈を支持しており、日本人はアメリカ人に比べ、組織の良い結果に対しても、組織やリーダーを賞賛していた。さらに、日本人のデータを分析したところ、組織の活動結果に対して因果的に全く関与していないリーダーにまで責任(非難や賞賛)を波及させる傾向の強い判断者は、「組織がやったことに応じた結果を組織に与えたい」という組織に対する応報動機が強いことが確認された。以上の調査結果を現在共同研究者(Maia Young, UCLA)と共著論文にまとめ、投稿中である。
科目名 | 開講学部・研究科 | 開講年度 | 学期 |
---|---|---|---|
ストレスと自殺 | 基幹理工学部 | 2021 | 春学期 |
ストレスと自殺 | 創造理工学部 | 2021 | 春学期 |
ストレスと自殺 | 先進理工学部 | 2021 | 春学期 |
産業社会のメンタルヘルス | 基幹理工学部 | 2021 | 春学期 |
産業社会のメンタルヘルス | 創造理工学部 | 2021 | 春学期 |
産業社会のメンタルヘルス | 先進理工学部 | 2021 | 春学期 |
心理学I | 基幹理工学部 | 2021 | 春学期 |
心理学I | 創造理工学部 | 2021 | 春学期 |
心理学I | 先進理工学部 | 2021 | 春学期 |
社会心理学I | 基幹理工学部 | 2021 | 春学期 |
社会心理学I | 創造理工学部 | 2021 | 春学期 |
社会心理学I | 先進理工学部 | 2021 | 春学期 |
社会文化領域基礎演習 膳場 | 基幹理工学部 | 2021 | 秋学期 |
社会文化領域基礎演習 膳場 | 創造理工学部 | 2021 | 秋学期 |
社会文化領域基礎演習 膳場 | 先進理工学部 | 2021 | 秋学期 |
社会文化領域演習 膳場 | 基幹理工学部 | 2021 | 通年 |
社会文化領域演習 膳場 | 創造理工学部 | 2021 | 通年 |
社会文化領域演習 膳場 | 先進理工学部 | 2021 | 通年 |
卒業論文(社会文化) | 基幹理工学部 | 2021 | 通年 |
卒業論文(社会文化) | 創造理工学部 | 2021 | 通年 |
卒業論文(社会文化) | 先進理工学部 | 2021 | 通年 |
異文化理解の心理学 | 大学院基幹理工学研究科 | 2021 | 夏クォーター |
異文化理解の心理学 | 大学院創造理工学研究科 | 2021 | 夏クォーター |
異文化理解の心理学 | 大学院先進理工学研究科 | 2021 | 夏クォーター |
組織と集団の心理学 | 大学院基幹理工学研究科 | 2021 | 春クォーター |
組織と集団の心理学 | 大学院創造理工学研究科 | 2021 | 春クォーター |
組織と集団の心理学 | 大学院先進理工学研究科 | 2021 | 春クォーター |
組織行動マネジメント研究 | 大学院創造理工学研究科 | 2021 | 通年 |
組織行動マネジメント演習A1 | 大学院創造理工学研究科 | 2021 | 春学期 |
組織行動マネジメント演習A2 | 大学院創造理工学研究科 | 2021 | 秋学期 |
組織行動マネジメント演習A3 | 大学院創造理工学研究科 | 2021 | 春学期 |
組織行動マネジメント演習A4 | 大学院創造理工学研究科 | 2021 | 秋学期 |
経営デザイン演習A1 | 大学院創造理工学研究科 | 2021 | 春学期 |
経営デザイン演習A2 | 大学院創造理工学研究科 | 2021 | 秋学期 |
経営デザイン演習A3 | 大学院創造理工学研究科 | 2021 | 春学期 |
経営デザイン演習A4 | 大学院創造理工学研究科 | 2021 | 秋学期 |
2009年04月
概要:社会心理学の中の、特に集団と人との関わりに焦点をあてた教科書。膳場は第5章「文化という集団」を執筆。