氏名

ワダ タクマ

和田 琢磨

職名

教授

所属

(文学部)

外部研究資金

科学研究費採択状況

研究種別:

『太平記』の諸本展開と南北朝・室町の文芸・政治・社会

2018年-0月-2021年-0月

配分額:¥4420000

研究種別:

室町時代における『太平記』の異本生成過程の研究

2014年-0月-2018年-0月

配分額:¥2860000

研究種別:

テキストに探る『太平記』の成立と作者

2013年-0月-2016年-0月

配分額:¥4290000

研究種別:

神田本を中心とした『太平記』の生成と表現世界に関する研究

2011年-0月-2014年-0月

配分額:¥3770000

研究種別:

今川了俊著『難太平記』を中心とした南北朝・室町時代初期における武家文化の研究

2019年-0月-2022年-0月

配分額:¥4290000

学内研究制度

特定課題研究

室町時代書写奥書を有する『太平記』諸本の研究―吉川家本を中心に―

2003年度

研究成果概要: 永禄六年~八年の奥書を有する吉川元春書写本『太平記』(以下、吉川家本『太平記』)は、現在、山口県岩国市の吉川史料館の所蔵となっている。この本は、書写者と書写年時が明らかな中世の写本であり、また、本文の性格も特徴的であることから注... 永禄六年~八年の奥書を有する吉川元春書写本『太平記』(以下、吉川家本『太平記』)は、現在、山口県岩国市の吉川史料館の所蔵となっている。この本は、書写者と書写年時が明らかな中世の写本であり、また、本文の性格も特徴的であることから注目されてきたが、本文検討・作品世界の追究など、まだ検討しなくてはならない課題が多く残されている。特に最近では、毛利・吉川家周辺に複数の『太平記』伝本が存在していたことが具体的に明らかにされてきたことから、室町時代の武将の『太平記』享受を具体的に知る上でも吉川家本の詳細な検討は再度なされるべきであると考えられる。 このような状況をふまえた上で、吉川家本の考察に取り組んでいるのであるが、本年は主に本文の性格を文献学的方法によって整理することに主眼をおいた。すなわち、吉川史料館に赴き原本を調査・書誌を整理したほか、本文の校合から諸本間における吉川家本の位置を探ることを試みた。この作業は完了したわけではないが、これまでの調査に於いても、いくつか注目・検討すべき問題点も見つかった。例えば巻二十一「塩冶判官讒死事」は諸本間でもっとも移動が激しい箇所の一つであるが、吉川家本の当該箇所の位置づけは再考の必要があるように思われる。従来、吉川家本は古態本の一つである西源院本本文が形成される過程の姿を残したものといわれてきた。しかしながら最近、吉川家本の兄弟本と位置づけられる國學院大學蔵益田本の調査からこの説を見直す見解が出され、私も同様の結論に至った。そこで私なりの視点から後者の説を補強し、さらには次のような私見も加えるつもりである。すなわち、吉川家本は西源院本と他本の混合本文と考えられ、しかも、西源院本と極めて近い部分にも、現存西源院本にはなくその兄弟本と思しき伝本の詞章を引き継いでいるというものである。この成果の一部は近いうちに報告するつもりである。 今年度の成果は大略以上のようにまとめられるが、今後とも諸本を広く見渡しつつ本文検討を続け、さらには作品を読み込むことから、吉川元春と同じ『太平記』の世界を解明し、室町時代の武将の『太平記』世界を追求していきたい。

本文異同から探る南北朝時代における『太平記』の享受についての研究

2018年度

研究成果概要:論文「物語と前近代の日本の地域社会ーー架蔵『太平記』絵巻の紹介と位置付け」の前半部では、南北朝時代・室町時代初期における『太平記』の生成と享受の問題について論じた。また、口頭発表「『太平記』と武家――南北朝・室町時代を中心に――」...論文「物語と前近代の日本の地域社会ーー架蔵『太平記』絵巻の紹介と位置付け」の前半部では、南北朝時代・室町時代初期における『太平記』の生成と享受の問題について論じた。また、口頭発表「『太平記』と武家――南北朝・室町時代を中心に――」(国際日本文化研究センター共同研究会  2018年11月17日)では、『太平記』の本文異同と南北朝時代・室町時代の守護大名との関係について、天正本の研究史を整理検証しながら論じた。同じく口頭発表「物語と前近代の日本の地域社会――架蔵『太平記』絵巻の紹介と位置付け――」(第10回東アジア人文学フォーラム  2018年12月16日)の詳細は、前掲論文を参照されたい。

『明徳記』の研究――初期足利政権周辺の文学作品研究の一環として――

2004年度

研究成果概要: 本研究は次の三点を柱に進めている。 1,『明徳記』再稿本(陽明文庫本系)の校本の作成。 2,『明徳記』再稿本の表現世界の検討と作成目的の考察。 3,『太平記』や『明徳記』など、南北朝から室町初期の軍記、および享受資料の発掘と位置... 本研究は次の三点を柱に進めている。 1,『明徳記』再稿本(陽明文庫本系)の校本の作成。 2,『明徳記』再稿本の表現世界の検討と作成目的の考察。 3,『太平記』や『明徳記』など、南北朝から室町初期の軍記、および享受資料の発掘と位置付け。 本年は、『明徳記』の諸本調査を進め、主に再稿本の校本作成を行った。再稿本は岩波文庫に収められているが、誤りが多いため読みやすい正確なテキストが必要とされており、また、前田尊経閣所蔵の版本に写された同系統の本文との比較検討もされておらず、研究を進める上での基礎が整えられていないと考えたからである。 なお、この他に新出の『太平記』絵巻を発見したので、校本と合わせて、近く発表したいと考えている。

現在担当している科目

科目名開講学部・研究科開講年度学期
必修基礎演習 77文学部2019春学期
基礎講義 5文学部2019春学期
基礎講義 6(再履)文学部2019秋学期
日本文学概論1文化構想学部2019春学期
日本文学概論1文学部2019春学期
日本文学概論2文化構想学部2019秋学期
日本文学概論2文学部2019秋学期
日本文学史3(中世文学)文化構想学部2019秋学期
日本文学史3(中世文学)文学部2019秋学期
日本語日本文学演習1 D(古典文学)文学部2019春学期
日本語日本文学演習4 D(古典文学)文学部2019秋学期
日本語日本文学演習(卒論)春学期(和田 琢磨)文学部2019春学期
日本語日本文学演習(卒論)秋学期(和田 琢磨)文学部2019秋学期
日本文学研究指導5-1 M大学院文学研究科2019春学期
日本文学研究指導5-2 M大学院文学研究科2019秋学期
日本語日本文学基礎講義大学院文学研究科2019春学期
日本文学演習5-1大学院文学研究科2019春学期
日本文学演習5-2大学院文学研究科2019秋学期
日本文学研究指導5-1 D大学院文学研究科2019春学期
日本文学研究指導5-2 D大学院文学研究科2019秋学期