氏名

ウスイ チヨコ

薄井 澄誉子

職名

講師(任期付)

所属

(スポーツ科学部)

学歴・学位

学位

博士

学内研究制度

特定課題研究

閉経後中高年水泳愛好者の身体各部の組成と基礎代謝との関係

2005年度

研究成果概要: 1日のエネルギー消費量の60~80%を占める基礎代謝量 (BMR)は、様々な形態学的・生理学的な要因に影響を受ける。閉経後女性において、定期的な水泳運動が内臓および骨格筋のような除脂肪量(FFM)と関係のあるBMRの増加を引き起... 1日のエネルギー消費量の60~80%を占める基礎代謝量 (BMR)は、様々な形態学的・生理学的な要因に影響を受ける。閉経後女性において、定期的な水泳運動が内臓および骨格筋のような除脂肪量(FFM)と関係のあるBMRの増加を引き起こすかどうかは明らかではない。本研究は、50-75歳の52名の閉経後女性の水泳愛好者におけるBMRおよび身体組成の関係を横断的に検討することを目的とし、水泳運動を良くやっている群(WT)とそうでない群(LT)の2つの群において比較検討した。 体重および身体組成は、DXA法によって測定し、軟除脂肪組織量(SLTM)はFFMから骨量を除いた値を用いた。最大下酸素摂取量(VO2peak)は、トレッドミルを用い漸増負荷法により測定した。BMRは早朝空腹時に30分以上の仰臥位安静後、ダグラスバッグ法により10分間の呼気を2回採取し、質量分析計によって呼気を分析しBMRを求めた。LT群(n=24,年齢63.3±5.9歳,身長154.3±5.6cm,体重56.5±4.9kg,%fat 31.6±4.2%)とWT群(n=28,61.3±5.9歳,154.2±5.7cm,54.2±6.7kg,28.4±4.6%)において年齢、身長、体重および閉経経過年数に有意な差はなかった。VO2peak は、LT群と比べWT群において有意に高かった。全身の脂肪量(FM)は、LT群よりもWT群において有意に低かった。頭部及び体幹のFMにおいては2群間で相違はなかったが、四肢のFMにおいてはLT群よりもWT群において有意に低かった。しかしながら、2群間の全身および身体各部のSLTMに有意な相違はなかった。BMRにおいて2群間の相違は認められなかった。BMRに対する身体組成を独立変数にしたステップワイズ重回帰分析の結果、頭部及び体幹のSLTMがBMRの有意な独立変数であった。 本研究の結果から、閉経後女性の長期間の定期的な水泳運動はFMを低下させ、また、呼吸循環器系能力を上昇させたが、しかしながらBMRに関連するSLTMの大きな増加を引き起こさないことも示唆された。

水泳が中高年女性の四肢及び体幹の筋・脂肪量と基礎代謝に及ぼす影響に関する縦断研究

2006年度

研究成果概要: 本研究は、43-75歳の41名の中高年女性を対象として、定期的かつ長期間の水泳トレーニングをしている人としていない人の四肢及び体幹の除脂肪量(FFM)・脂肪量(FM)と基礎代謝量(BMR)を縦断的に測定し比較検討することで水泳ト... 本研究は、43-75歳の41名の中高年女性を対象として、定期的かつ長期間の水泳トレーニングをしている人としていない人の四肢及び体幹の除脂肪量(FFM)・脂肪量(FM)と基礎代謝量(BMR)を縦断的に測定し比較検討することで水泳トレーニングの効果を検証することを目的とした。 体重および身体組成は、DXA法によって測定し、四肢及び体幹の除脂肪量と脂肪量を算出した。最大下酸素摂取量(VO2peak)は、トレッドミルを用い漸増負荷法により測定した。BMRは早朝空腹時に30分以上の仰臥位安静後、ダグラスバッグ法により10分間の呼気を2回採取し、質量分析計によって呼気を分析しBMRを求めた。 水泳トレーニング(T)群(n=26,年齢59.9±6.8歳,身長155.0±5.0cm,体重55.8±7.3kg,%fat 28.2±4.6%)と非トレーニング(UT)群(n=15,63.2±8.0歳,154.6±5.0cm,57.8±8.6kg,32.2±5.2%)において年齢、身長、体重およびFFMに有意な差はなかった。VO2peak は、UT群と比べT群において有意に高かった。全身の体脂肪率及びFMは、UT群よりもT群において有意に低かった。特に、四肢のFMにおいて、UT群よりもT群において有意に低かった。1年後の測定において全身および身体各部の組成やVO2peak に有意な変化はなかった。また、BMRにおいて2群間の相違は認められず、さらに1年後の測定値との間にも有意な差は認められなかった。 本研究の結果から、中高年女性の長期間の定期的な水泳トレーニングはFMの増加を抑制し、また、呼吸循環器系能力を維持することが示唆された。しかしながら、FFMやBMRに関連する大きな変化は認められなかったことも示された。

女子大学生における月経異常と食習慣及び栄養素摂取状況との関係

2019年度

研究成果概要:本研究は,女子大学生の月経異常の発症状況と食習慣及び食品・栄養素摂取の状況との関係を明らかにすることを目的とした.518名の女子大学生にアンケートによる月経や食習慣及び食品・栄養素摂取量の調査を行ったところ,有効な分析対象は400...本研究は,女子大学生の月経異常の発症状況と食習慣及び食品・栄養素摂取の状況との関係を明らかにすることを目的とした.518名の女子大学生にアンケートによる月経や食習慣及び食品・栄養素摂取量の調査を行ったところ,有効な分析対象は400名であった.分析の結果,月経異常群(314名)は,月経正常群(86名)に比べて,初経年齢が有意に低かった(p=0.004).また,月経異常群は月経正常群に比べて,ビタミンAが有意に低く(p=0.026),普通・高脂肪乳(p=0.035)及びフルーツ(p=0.019)の摂取量が有意に少なかった.本研究の結果により,月経異常の有無に主にビタミン類の摂取が関連するかもしれないことが示唆された.

現在担当している科目

科目名開講学部・研究科開講年度学期
スポーツ教養演習I 07スポーツ科学部2020春学期
スポーツ教養演習II 07スポーツ科学部2020秋学期
スポーツ英語D:文献(医科学)スポーツ科学部2020秋学期
情報処理 02スポーツ科学部2020秋学期
情報処理 04スポーツ科学部2020秋学期
情報処理 13スポーツ科学部2020春学期
スポーツ科学演習 01大学院スポーツ科学研究科2020春学期