氏名

ヨゴ タクマ

余語 琢磨

職名

准教授

所属

(人間科学部)

連絡先

メールアドレス

メールアドレス
takuma@waseda.jp

URL等

WebページURL

http://www.waseda.jp/human/faculty/yogotakuma.html(教員紹介ページ)

研究者番号
00288052

本属以外の学内所属

兼担

人間科学学術院(大学院人間科学研究科)

研究院(研究機関)/附属機関・学校(グローバルエデュケーションセンター)

教育・総合科学学術院(教育学部)

学歴・学位

学歴

-1989年 早稲田大学 文学部 史学科・考古学専修
-1996年 早稲田大学 文学研究科 考古学専攻

学位

文学修士 課程 早稲田大学 考古学

経歴

1996年-1999年早稲田大学 人間科学部 助手
1999年-2002年自治医科大学看護短期大学 専任講師
2002年-2005年自治医科大学 看護学部 専任講師
2005年-早稲田大学人間科学学術院 准教授

所属学協会

日本文化人類学会

日本考古学協会

日本生活学会 理事・評議員

早稲田文化人類学会 理事・編集企画委員

東南アジア考古学会

日本民俗学会

日本質的心理学会 研究交流委員

日本保健医療社会学会

研究分野

キーワード

文化人類学(地域研究・技術文化論、医療人類学)、考古学(民族考古学、実験考古学、技術史)

科研費分類

人文学 / 文化人類学 / 文化人類学・民俗学

人文学 / 史学 / 考古学

研究テーマ履歴

1997年-インドネシア・バリ島における生活文化の研究

研究テーマのキーワード:伝統技術,生業研究,儀礼,民俗医療,文化変容,民族考古学

個人研究

2010年-2012年東アジアの大学授業を結ぶ対話共同体への参与過程として生成される集団間異文化理解

研究テーマのキーワード:異文化理解,文化的他者,対話共同体,教育心理学的実践

国際共同研究

2003年-生産技術の歴史的展開と文化・環境の関係性に関する多角的研究

研究テーマのキーワード:技術史,日本窯業史,実験考古学,環境改変

国内共同研究

2001年-身体をめぐる社会文化的実践に関する研究

研究テーマのキーワード:アトピー,病いの語り,身体加工,身体装飾,まなざし

国内共同研究

2003年-2005年近代における「考古学」の役割の比較研究ーその本質主義的表象と政治的境界の関連を軸に

研究テーマのキーワード:考古学,表象,本質主義,歴史の創造と隠蔽,国民国家,植民地経験,環太平洋地域

国内共同研究

論文

古代窯業技術の基礎ノート—窯焚き・築窯の経験的知を読み解くために

余語琢磨

古代窯業の基礎研究—須恵器窯の技術と系譜p.85 - 1062010年05月-

「エスノグラフィーの素朴」から方法論の深化へ—序:人類学におけるフィールドデータの扱い方再考

余語琢磨

文化人類学研究10p.1 - 122009年12月-

バリ島の土器づくり—諸生産地にみる多様性を読み解く

余語琢磨

日本考古学協会2008年度愛知大会研究発表資料集p.453 - 4542008年11月-

祭祀

余語琢磨

日本考古学協会2008年度愛知大会研究発表資料集p.435 - 4352008年11月-

アトピーを病むということ

余語琢磨

月刊みんぱくp.4 - 42006年06月-

バリ島の切り葉細工

余語琢磨

《中国の伝統・民間剪紙芸術》と日本「装飾」のシンボリズムp.56 - 562006年03月-

韓国陶質土器・日本須恵器の実験的色調復元

佐々木幹雄・余語琢磨・大島誠

世界の土器づくりp.151 - 1642005年12月-

閉じた共同性と開かれた共同体のはざまで—参加者の軋轢とアイデンティティからみた祭り集団の変容と再生産

梅崎高行・余語琢磨

生活学論叢9p.3 - 182004年09月-

須恵器の色—実験的技術復元と理化学的分析に関する考察

佐々木幹雄・余語琢磨

古代112p.121 - 1502004年07月-

古代窯業技術論—焼成実験と遺構計測値から読み解く窯焚き技術と築窯プラン

余語琢磨

須恵器窯の技術と系譜2—8世紀中頃から12世紀を中心にしてp.9 - 222004年06月-

「アトピー」のインターネット医療民族誌

余語琢磨

現代のエスプリ439p.155 - 1632004年04月-

軽度の脳血管障害を発症した前期高齢者のセルフケア—身体的・社会的影響,病気の受けとめ,セルフケアに取り組む気持ち,セルフケア行動からの検討

内海香子・神山幸枝・高木初子・余語琢磨ほか

自治医科大学紀要2p.55 - 672004年03月-

身体を作る・見せる

余語琢磨

身体から発達を問うp.117 - 1362003年03月-

「アトピー」をめぐる病いの語り—インターネット上にみる病者の苦悩と戦術

余語琢磨

自治医科大学看護学部紀要1p.41 - 542003年03月-

インドネシア・バリ島の土器作りIII—北部における生産の様相,および諸生産地の技法的関連について

余語琢磨

土曜考古25p.161 - 1842001年05月-

書籍等出版物

間主観性の人間科学—他者・行為・物・環境の言説再構にむけて

川野健治・圓岡偉男・余語琢磨(編著)

言叢社1999年 07月-

詳細

ISBN:4-905913-66-7

作品・ソフトウェア・教材・フィールドワーク等

バリ島における生活文化・生業技術の研究(インドネシア共和国)

フィールドワーク1998年04月-

近代における「考古学」の役割の比較研究(環太平洋地域)

フィールドワーク2003年04月-

介護の情報と社会資源をめぐる地域文化と意志決定過程の研究(日本国内)

フィールドワーク2001年04月-2005年03月

外部研究資金

科学研究費採択状況

研究種別:

東アジアの大学を結ぶ対話共同体への参与過程として生成される集団間異文化理解

2010年-0月-2013年-0月

配分額:¥9750000

研究種別:基盤研究(B)

近代における「考古学」の役割の比較研究―その本質的表象と政治的境界の関連を軸に

2003年-2005年

研究分野:史学一般

配分額:¥7600000

研究種別:

介護の社会化に関する意志決定モデルの構成

配分額:¥2200000

研究種別:

日本窯業技術の歴史的展開に関する実験的研究-還元焔冷却法から酸化焔冷却法へ-

配分額:¥2000000

研究種別:

五条坂の窯業考古学的研究-多様性と「伝統」の現在-

2018年-0月-2021年-0月

配分額:¥3770000

学内研究制度

特定課題研究

インドネシアにおける伝統的生業の歴史的変容に関する調査―バリ島の土器作りを中心として―

1998年度

研究成果概要: バリ島カランガスム県で行った1997年度の調査に引き続き、伝統的生業製品としての土器の生産・流通・使用に関する研究を目的として1998年8~9月に行った調査は、東部4県に範囲を拡大した。生産地としては、クルンクン県トジャン村、... バリ島カランガスム県で行った1997年度の調査に引き続き、伝統的生業製品としての土器の生産・流通・使用に関する研究を目的として1998年8~9月に行った調査は、東部4県に範囲を拡大した。生産地としては、クルンクン県トジャン村、バンリ県タマンバリ村、ギァニャール県トゥリクッ村・プランサダ村を、また東部4県の市場もその対象とした。 バリ島東部の土器生産 大型品を除く成形技法は、回転成形とタタキが基盤となる。しかしながら、煮沸用甕の胴部をすべて叩き出すジャシイ村に対し、トジャン村・タマンバリ村は、その半ばまで回転成形すること、糸切り技法の存在などが異なる。大型品の成形技法はジャシイ村とプランサダ村で大きな違いがあり、後者がタタキを用いない点は東部において特異である。また後者の粘土紐輪積み技法には、西部との繋がりがうかがえた。焼成技法は、ジャシイ村の野焼きに対して、他県では昇焔式窯を用いている。器形・器種の点では、儀礼用品のみを生産するトジャン・タマンバリ両村の類似性が際立っている。 東部の土器流通 最も東部に位置し他県に比して経済力が低いカランガスム県では、旧王国域全般におよぶネットワークが遺存し、材料採掘者・生産者・中央市場商人・他村の小売商の間で、慣習的に利益が細分化されている。東部4県全体を概観すれば、島中央部に近い県ほど近代的商業形態の浸透により旧来の生業ネットワークがゆらいでいる。流通のみならず村ごとの生産においても、儀礼土器への特化、レンガ生産への転業、観光用土器の創出など、旧来からの生業がもつ諸要素のなかから「戦術」的に選択され、生産地どうしで無意識的に分業化された、超県域的ネットワークへの変容・再編が強まっている。 本調査は99年度も継続予定であり、バリ島全域の生産・流通の状況把握と、その多様性を織りなしている文化的・地理的・歴史的諸条件を明らかにすることが課題である。

インドネシアにおける土器づくり村とその技術の調査

1997年度

研究成果概要:1997年8月、伝統的土器の製作技術と作り手の生業を研究目的として、インドネシア共和国バリ島カランガスム(Karangasem)県西部のジャシィ(Jasi)村において調査を行った。 製作技術 同村の技術的特徴が最も表出するのが、大...1997年8月、伝統的土器の製作技術と作り手の生業を研究目的として、インドネシア共和国バリ島カランガスム(Karangasem)県西部のジャシィ(Jasi)村において調査を行った。 製作技術 同村の技術的特徴が最も表出するのが、大型水甕(gombang)である。まず粘土を掌で短冊状に伸ばしながら横に接合して作った粘土板を円筒形にし、これを回転台上でタタキ板で叩いて膨らまし、さらに2回の乾燥・タタキ成形工程を経て、肩の張った完成形とする。前半段階の「板作り円筒技法」は東南アジア全域からみて希少な技術で、ジャシィ村においても現在数家族しか保持していない。この失われつつある技術を、記録保存した意義は大きい。焼成技法は野焼きで、乾期で月3回、雨期で月1回焼成する。 価格・流通 旧カランガスム王宮前の中央市場の商人が仲買いし、他村の人は市場から購入する。水甕の価格は、同村でRp.6,000、商人への卸値がRp.10,000、市場ではRp.13,000~15,000ほどである。流通圏は旧カランガスム王国域に相当し、植民地化から100年ほど経つ現在において、隣県の市場の方が近い県境の村におよぶことから、伝統的土器の流通や需要は、経済効率よりおもに文化的な規制力に基づいていると考察された。 土器作り村の生活 同村において土器作りに直接携わるのは女性のみで、多くの家が椰子・バナナ等の栽培、豚・鶏の飼育などの農業を兼ねている。父系制ゆえに女性は婚姻とともに実家を出るが、村内婚も多いようで、他村に嫁いだ者が土器を作ると壊れるとの伝承と相まって、技術は村内で継承される。土器作りにおける強いタブーはなく、祖先祭祀などの準備期間と祭礼日を除いてほぼ毎日作業が行われるが、雨期は生産量が減少する。 本調査は98年度も継続されるが、隣接地域の土器作り村へ調査対象を広げるとともに、環境・食生活・他の生業・価値観などとの関連を一層明確に解明していく予定である。研究成果の発表平成10年3月31日 余語琢磨「研究報告要旨 インドネシア・バリ島の土器作り」『ASIAN LETTER』第2号、東アジアの歴史と文化懇話会平成10年5月 余語琢磨「インドネシア・バリ島の土器作り―伝統的土器の製作技法を中心として―」『土曜考古』第22号、土曜考古研究会

現在担当している科目

科目名開講学部・研究科開講年度学期
人間科学概論 01人間科学部2019秋クォーター
人間科学概論 02人間科学部2019秋クォーター
ものづくりの技術論人間科学部2019夏季集中
参与観察法 01人間科学部2019春学期
歴史学人間科学部2019秋学期
専門ゼミI(技術・生活文化研究)人間科学部2019春学期
専門ゼミII(技術・生活文化研究)人間科学部2019秋学期
人間科学概論 01人間科学部(通信教育課程)2019夏クォーター
人間科学概論 02人間科学部(通信教育課程)2019夏クォーター
人間科学概論 03人間科学部(通信教育課程)2019夏クォーター
人間科学概論 04人間科学部(通信教育課程)2019夏クォーター
人間科学概論 05人間科学部(通信教育課程)2019夏クォーター
人間科学概論 06人間科学部(通信教育課程)2019夏クォーター
人間科学概論 07人間科学部(通信教育課程)2019夏クォーター
歴史学 01人間科学部(通信教育課程)2019秋学期
技術文化論研究指導 A大学院人間科学研究科2019春学期
技術文化論研究指導 B大学院人間科学研究科2019秋学期
技術史・技術文化論ゼミ(1) A大学院人間科学研究科2019春学期
技術史・技術文化論ゼミ(1) B大学院人間科学研究科2019秋学期
技術史・技術文化論ゼミ(2) A大学院人間科学研究科2019春学期
技術史・技術文化論ゼミ(2) B大学院人間科学研究科2019秋学期
考古学の理論と方法大学院人間科学研究科2019春クォーター
技術史・技術文化研究特論大学院人間科学研究科2019夏クォーター

Waseda Course Channel配信動画

科目名学部公開年度

教育内容・方法の工夫

視聴覚教育技術の活用

2003年04月-

詳細

概要:早稲田大学教育学部の非常勤講師として担当した「人類学」(1〜4年次配当,選択科目),同文学部の非常勤講師として担当した「文化人類学の最前線」(1〜4年次配当,選択科目),および自治医科大学看護学部の専任講師として担当した「文化人類学入門」(3年次配当,選択科目) などにおいて,自らのフィールドワークで得た日本・東南アジアの民俗に関する映像教材(ビデオ・スライド)を制作し,講義テーマに即して活用した。文字情報では困難な文化的事象についての理解が深まるだけでなく,履修生自身が映像から情報を読み取る過程において発生するさまざまな文化的バイアスについて指摘するインタラクティブな講義内容は,異文化・他者理解の困難性や重要性についての発見が多いという点を中心に,履修生から高い評価を受けた。

校外学習の活用

1999年04月-

詳細

概要:自治医科大学看護短期大学および看護学部の専任講師として担当した「セミナー」(1年次配当,選択科目)において,地域コミュニティ調査の基礎的能力の涵養を主眼とし,事前の調査計画,文献資料収集,調査実習,分析,報告書作成までを指導した。調査対象は,栃木県内烏山町および鹿沼市における共同体の祭礼,神奈川県鎌倉市における観光の功罪,福島県南会津郡の伝統的食文化,無農薬・有機栽培農業と安全な食生活などである。実践的な質的調査と報告書作成を通じて,履修者の相当数に,インタビュー能力,社会問題への考察力および論理的文章の構成力などの向上がみられた。また,同看護学部の専任講師として担当した「歴史と人間」(1年次配当,選択科目)において,大学が所在する地域の歴史的変遷と特性理解,および地域住民との交流を主眼とし,校外学習を継続的に実施した。内容は,史跡薬師寺・下野国分寺と関連博物館・資料館における学習および解説ボランティアとの交流,食生産の変遷を探るための無農薬・有機栽培農家への訪問,景観の変遷を探るための姿川流域の河川改修と圃場整備の踏査などで,事前学習と現地学習による知識と経験の統合を企図した結果,履修生の授業評価において,学習意欲および授業満足度において著しい向上がみられた。加えて,早稲田大学教育学部の非常勤講師として担当した「人類学」(1〜4年次配当,選択科目)において,各年,履修生から10〜20名の希望者を募ってグループごとに調査課題と対象地の設定(青山・原宿における顧客行動,所沢中心部における古民家所有者の意識と行政の対応,大磯左義長の観光化と運営,秩父浦山の過疎と獅子舞の継承など)を指導し,現地調査学習を実施した。調査により得た資料とその分析は,他の履修者へのプレゼンテーションという形式で共有され,教室における双方向的な討議のなかで,日常の事象をあらためて問題化する意味への理解の深まりがみられた。

作成した教科書・教材・参考書

バリ島映像民族誌シリーズの制作

2005年04月

詳細

概要:早稲田大学テーマカレッジで担当する講義「バリの村」I・II 用に,主題であるインドネシア共和国バリ島の生活文化を紹介する映像教材を,順次に制作中である。内容は,1998年より継続調査するバリ島東部および中部において記録撮影した映像を,各講義内容に応じて編集,説明テキスト・クレジット等を付加したもので,主要なタイトルは『供物を作る−Buda Wageの儀礼』(21分),『料理する−日常の食文化』(25分),『バリの火葬儀礼』(15分) などである。

文化人類学・民俗学教育用視覚教材の制作

2003年04月

詳細

概要:おもに早稲田大学教育学部で担当する講義「人類学」用に,授業のトピックスに合わせた映像教材を,年間1本のペースで制作中である。内容は,自らの調査研究において記録撮影した映像を編集し,説明テキスト・クレジット等を付加したもので,主要なタイトルは『地域共同の現在−からすやま山あげ祭り』(41分),『異文化と日本人−川手鷹彦 Rangda を舞う Part 1』(32分) 『同 Part 2』(22分) などである。

その他教育活動

さいたま緑の森博物館 稲作体験教室

詳細

概要:さいたま緑の森博物館および早稲田大学文学部考古学研究室とリンクした「古代米の栽培」実験・野外展示への協力活動である。具体的には,赤米の移植から収穫・脱穀までを,博物館の管理する谷戸に復元した水田において実験観察するとともに,親子稲作体験教室の参加者を対象として,弥生時代から江戸時代に至る日本の米作りの歴史,技術,道具,遺跡などの講義を行った。また2005年度からは,早稲田大学人間科学部で担当する「実験調査研究法(技術史・技術論研究法)」において,履修生が湿田における米作りの技術や近世農具の使用法を体験的に学習する場としても活用している。