氏名

アソウ タカシ

麻生 享志

職名

教授

所属

(国際教養学部)

連絡先

URL等

研究者番号
80286434

本属以外の学内所属

兼担

国際学術院(大学院国際コミュニケーション研究科)

教育・総合科学学術院(大学院教育学研究科)

研究院(研究機関)/附属機関・学校(グローバルエデュケーションセンター)

学歴・学位

学位

博士(Ph.D.) 課程 ニューヨーク州立大学バッファロー校

修士(M.A.) 課程 ニューヨーク州立大学バッファロー校

修士(文学) 課程 慶應義塾大学

所属学協会

日本英文学会

日本アメリカ文学会 大会運営委員

Modern Language Association

アメリカ学会

日本英語コミュニケーション学会 幹事

日本国際文化学会

研究分野

キーワード

英米文学、批評理論(ポストモダニズム)

科研費分類

人文学 / 文学 / ヨーロッパ文学

研究テーマ履歴

1996年-2001年19、20世紀アメリカ文学における美学的問題に関する研究

研究テーマのキーワード:フェミニン,サブライム

個人研究

1996年-19、 20世紀ヨーロッパ、 アメリカ 文学における倫理的問題に関する研究

研究テーマのキーワード:倫理(的),責任,応答能力

個人研究

2002年-現代英米文学における「日本」表象

研究テーマのキーワード:「日本」表象

個人研究

20世紀アメリカ文化と文学

個人研究

批評理論(ポストモダニズム研究)

個人研究

論文

Gravity' s Rainbowにおける「書くこと」のアレゴリー

アメリカ文学/日本アメリカ文学会東京支部57, pp.27-381996年06月-

Nabokov' s Art of Transgression: The Sin of Letters in Lolita

杏林大学外国語学部紀要/杏林大学外国語学部9, pp.71-931997年03月-

エンカルタ百科事典99

マイクロソフト1998年-

Deconstruction of Aesthetic: Pynchon' s Body-politique in "Entropy"

杏林大学外国語学部紀要/杏林大学外国語学部10, pp.155-1741998年03月-

A Way Beyond . . . if there is: Pynchon' s Postmodern Theology in Mason & Dixon

芸文研究/慶應義塾大学芸文学会75, pp.220-2371998年12月-

Vocabulary Basics: 検定英語のボキャブラリーチェック

成美堂2000年01月-

Shoko Miura: The Rise of the Trickster in Melville and Ellison

Studies in English Literature/日本英文学会English number 2000, pp.99-1052000年03月-

多様なる物語、多様なる文学史 Sacvan Bercovitch ed.: The Cambridge History of American Literature (vol. 7)

英語青年/研究社146; 3, pp.195-1962000年06月-

Writing the End and Sub-limiting the End: Pynchon' s Strategies of Writing in Gravity' s Rainbow

杏林大学外国語学部紀要/杏林大学外国語学部13, pp.105-1322001年03月-

An Irresponsible Response: Melville's Voice of Democracy in Israel Potter.

『教養諸学研究』早稲田大学政治経済学部教養諸学研究会113号, pp. 1-172002年12月-

Between Belief and Unbelief: Melville's Ethics of Writing in Clarel.

『教養諸学研究』(早稲田大学政治経済学部教養諸学研究会)114号, pp. 1-162003年03月-

[with Terry Caesar] “Japan, Creative Masochism, and Transnationality in Vineland.”

Critique: Studies in Contemporary Fiction (Heldref Publications) 44.4, pp. 371-872003年06月-

「『マウス』は何を語るのか:現代アメリカ文化におけるユダヤ的アイデンティティー」

『教養諸学研究』 (早稲田大学政治経済学部教養諸学研究会)(116)p.1 - 222004年07月-

「二つの言語のはざまで:英語と日本語をめぐる文化と翻訳」

THE JASEC BULLETIN (日本英語コミュニケーション学会)13(1)p.27 - 382004年12月-

外部研究資金

科学研究費採択状況

研究種別:

異文化空間としてのトランスパシフィック―アジア系アメリカ文化の太平洋横断的展開

2015年-0月-2018年-0月

配分額:¥3380000

研究種別:

ポストモダニズム以降の文化研究―文化翻訳の実践とベトナム系アメリカ文化

2012年-0月-2015年-0月

配分額:¥4030000

研究種別:

越境する文学:ポストモダニズム文学における「日本」表象と人種とジェンダー

配分額:¥1200000

研究種別:

太平洋横断的ヴェトナム系アメリカ文化研究の構築にむけてー難民文化の再越境と変容

2018年-0月-2021年-0月

配分額:¥4290000

学内研究制度

特定課題研究

アフリカ系アメリカ文化におけるイスラム思想の影響

2013年度

研究成果概要: 近年、これまで研究対象として見過ごされてきたイスラム思想・文化のアメリカ文化への影響が注目を集めている。この文化的動きの主たる牽引者は、中近東系移民というよりも、むしろ現在10万人を超えるアメリカ・イスラム人口のおよそ四分の一を... 近年、これまで研究対象として見過ごされてきたイスラム思想・文化のアメリカ文化への影響が注目を集めている。この文化的動きの主たる牽引者は、中近東系移民というよりも、むしろ現在10万人を超えるアメリカ・イスラム人口のおよそ四分の一を占めるというアフリカ系アメリカ人である。 例えば、今や若者文化を代表し、アメリカ国内のみならず日本等アジアを含め世界文化に成長したヒップホップだが、アフリカ系を中心とするヒップホップ音楽制作者や映画監督には、イスラム教信者が少なくない。とくに、ムスリム・ラップと呼ばれるヒップホップ音楽は、イスラム布教の媒体として用いられ、都市部に住む若いアフリカ系アメリカ人に強い影響を及ぼしている。 なかでも注目すべきは、Five-Percent Nation と呼ばれるイスラム教グループである。1930年代に Wallace D. Fard Muhammad によりデトロイトで設立された Nation of Islam は、1960年代に入ると Elija Muhammad の下、Malcolm X らいわゆるカリスマ説教師の影響もあり、多くの信者を獲得した。その一人、Clarence Xが NOI を脱退し、Five-Percent Nation を設立したのは1964年のこと。以来、ニューヨーク・ハーレム地区を拠点にその活動を広げ、多くのアフリカ系アメリカ人信者を獲得していく。 このFive-Percent Nation において興味深いのは、その活動が宗教活動に留まらず、ヒップホップを中心とする音楽・芸術活動に波及している点である。アルファベットや数字を象徴的に用いることで、Five-Percent Nation ならではの宗教思想を容易にヒップホップの歌詞に織り込むことに成功したこともあり、Brand Nubian、Wu-Tang Clan、Lakim Shabazzら主流文化からも注目されるラップ・アーティストを多く輩出することになる。 また、俗に「ヒップホップ・ジェネレーション」と呼ばれる公民権運動以降、レーガン政権第一期(1965-84)までに生まれたアフリカ系アメリカ人の間で強い影響力を持つSpike Lee、Sister Souljahらは、映画・文学を通じてアフリカ系アメリカ文化におけるイスラム思想・文化の影響を顕在化させた。特に、Sisiter Souljahの小説 Midnight and the Meaning of Love (2011) は、ニューヨーク、そして日本を舞台に、スーダン出身の Five-Percenter、Midnight と日本人女性Akemi の恋愛・家族関係を軸に、日米間の文化の移動と混成をイスラム文化の浸透を含め展開していく興味深い内容を持つ。 実際、アメリカにおけるイスラム系ヒップホップ文化の展開には、アジア系文化の影響も大きく、Staten Island 出身のWu-Tang Clanは、カンフーを創作的イメージの原動力に活用し、Five-Percent Nation ならではの語彙に加え、東洋的な言語、あるいはコンピューターゲーム等のイメージを活用することで、独特の文化的立ち位置を築くに至っている。 本研究では、20世紀後半にイスラム思想の影響を受けながらアフリカ系ストリート文化として始まったヒップホップ文化を研究するなかで、それが東洋文化をはじめとする更なる異文化との接触を経て21世紀型の新しい混合文化として成長・発展していく様相を確認した。今後は、この独自の展開を見せるアメリカにおけるアフリカ系イスラム文化が、主流文化のなかで如何なる意味を持つのか、そして、他文化へどのような波及的影響を持つのかを考察の対象としたい。

トランスコミュナリティー混成文化から成る共同体の未来についての理論研究

2014年度

研究成果概要:21世紀において異文化共存を目指す共同体はどのように展開しうるのだろうか。本研究では、Childs が「21世紀型の共同体」と提唱するトランスコミュナリティーという概念に注目し、異文化混成のあり方を分析し、そこで得られた...21世紀において異文化共存を目指す共同体はどのように展開しうるのだろうか。本研究では、Childs が「21世紀型の共同体」と提唱するトランスコミュナリティーという概念に注目し、異文化混成のあり方を分析し、そこで得られた知見を基礎に、今後の文化のあり方を推測することを目的とした。具体的には、Ruth Ozekiの A Tale forthe Time Being (2013) とAimee Phan の The Education of CherryTruong (2012) を例に、太平洋横断的に展開しうるトランスコミュナリティー成立の可能性を考察した。その成果はすでにアジア系アメリカ文学研究会第114回例会にて報告した。

ポストモダニズム以降の文化研究ーヴェトナム系アメリカ文化・文学を例に

2016年度

研究成果概要:本研究では、ヴェトナム系アメリカ人作家 Lan Cao (1961-) が 2014年に出版した2作目の小説 The Lotus and the Storm の翻訳・出版作業を通じ、ポストモダニズム以降の文化のあり方をエスニック文...本研究では、ヴェトナム系アメリカ人作家 Lan Cao (1961-) が 2014年に出版した2作目の小説 The Lotus and the Storm の翻訳・出版作業を通じ、ポストモダニズム以降の文化のあり方をエスニック文学の文脈のなかで考察・分析した。その過程において、2016年8月にカリフォルニア州オレンジ郡ガーデングローブで Cao 本人と面会し、作品執筆の背景等についてインタビューを行った。小説は邦題『蓮と嵐』として2016年12月に東京・彩流社より出版されるに至った。また、同翻訳書に収められた「訳者あとがき」にて、Cao とのインタビューで得られた情報の一部を提供した。

ヴェトナム系アメリカ研究の地政学―トランスパシフィック文化の現在

2017年度

研究成果概要: ヴェトナム戦争終結から40年余りを経た現在、ヴェトナム系難民による複合文化形成の試みを、社会的課題や歴史的背景と照らし合わせながら分析・考察した。 [現地調査] カリフォルニア州ウェストミンスター市およびサンタアナ市に... ヴェトナム戦争終結から40年余りを経た現在、ヴェトナム系難民による複合文化形成の試みを、社会的課題や歴史的背景と照らし合わせながら分析・考察した。 [現地調査] カリフォルニア州ウェストミンスター市およびサンタアナ市にて、ヴェトナム戦争記念碑のほか、移民にとっての玄関口でもある群庁舎や今でもヴェトナム語が飛び交う商業地区を視察した(2017年8月)。 [研究発表] 第89回日本英文学会(2017年5月21日於・静岡大学)シンポジウム『自伝(的)文学と人種・エスニシティ―—フィクションとノンフィクションをつなぐ』において、「記憶と歴史―—ラン・カオの『蓮と嵐』を中心に」を発表した。

「文化」の論理、グローカルな知識:21世紀の文化・文学研究

2001年度

研究成果概要: アメリカ作家 Thomas Pynchon (1937- ) の作品における日本 (人) 表象を例に、冷戦期からポスト冷戦期にかけて、よりグローバルな視野を求めて文学/文化が行った異文化表象が、現在どのようなかたちで再受容される... アメリカ作家 Thomas Pynchon (1937- ) の作品における日本 (人) 表象を例に、冷戦期からポスト冷戦期にかけて、よりグローバルな視野を求めて文学/文化が行った異文化表象が、現在どのようなかたちで再受容されるのかを検討した。これは、グローバル化する文化表象の中でステレオタイプ化されがちな異文化表象を再度ローカルなコンテキストに引き戻すことにより、異文化表象に見られる歪曲や文化的偏見を矯正し、さらに個々の文化的特徴を明確化していく試みである。本件では特にGravityユs Rainbow (1973), Vineland (1990) の2作品における日本人女性の表象的欠如を取り上げ、日本文化における男性優位主義が欧米的自由主義やフェミニズム運動を背景とする文学作品のなかで、どのように表現/消費されたのかを分析した。その成果の一部は、すでに2002年2月23日、アメリカ、ケンタッキー州ルイヴィル大学(University of Louisville) で催された第30回 Twentieth-Century LiteratureConference にてJohn Krafft (Miami University) を議長とするパネル メPynchon inAsia/Asia in Pynchonモ にて メEncoding, Decoding, and Re-encoding ヤJapanユ: TheRepresentation of Japan in Gravityユs Rainbowモという表題の下、口頭で発表している。

ピンチョン作品における「日本」表象と戦後の日米関係

2003年度

研究成果概要:本課題採択にあたりすでに受理されていた Terry Caesar との共著論文 "Japan, Creative Masochism, and Transnationality in Vineland" が [アメリカ] Crit...本課題採択にあたりすでに受理されていた Terry Caesar との共著論文 "Japan, Creative Masochism, and Transnationality in Vineland" が [アメリカ] Critique: Studies in Contemporary Fiction 誌44巻4号に掲載された (pp. 371-87)。この論文では、Pynchon の作品 Vineland (1990) を例に、アメリカ大衆文化に見られるステレオタイプ化された日本人男性像が戦後の日米関係の中で変容していく様子を、 Takeshi Fumimota とアメリカ人女性 DL Chastain との関係に読み取り、そこから多文化時代における日米協調のあり方を検討した。また、本課題採択直前の 2002年2月に Twentieth-Century Literature Conference (於・University of Louisville) において発表した "Encoding, Decoding, and Re-encoding Japan: The Representation of Japan in Gravity's Rainbow" を論文として成果発表する準備を現在進めている。発表時には、Pynchon 作品に見られる「日本」及び「日本人」表象を中心に文学的な視点から分析を行ったが、準備中の論文では社会・歴史的側面も含め、文化史的な視点からこれを位置づけていく予定である。

現在担当している科目

科目名開講学部・研究科開講年度学期
Seminar on Culture 01国際教養学部2019春学期
Theories of Media, Culture, and Communication大学院国際コミュニケーション研究科2019春学期
International Communications and Culture I S (Culture and Translation)大学院国際コミュニケーション研究科2019春学期
International Communications and Culture I F (Culture and Translation)大学院国際コミュニケーション研究科2019秋学期
International Communications and Culture II S (Culture and Translation)大学院国際コミュニケーション研究科2019春学期
International Communications and Culture II F (Culture and Translation)大学院国際コミュニケーション研究科2019秋学期
Directed Research: International Communications and Culture S (Culture and Translation)大学院国際コミュニケーション研究科2019春学期
Directed Research: International Communications and Culture F (Culture and Translation)大学院国際コミュニケーション研究科2019
Seminar A F (Culture and Communication)大学院国際コミュニケーション研究科2019秋学期
Directed Research: International Communications and Culture S (Culture and Translation)大学院国際コミュニケーション研究科2019春学期
Directed Research: International Communications and Culture F (Culture and Translation)大学院国際コミュニケーション研究科2019
早稲田を知る 1(早稲田大学校友会支援講座)グローバルエデュケーションセンター2019春クォーター

教育内容・方法の工夫

オフィスアワーの設置

2000年04月-

詳細

概要:週2コマのオフィスアワーの設置を杏林大学外国語学部(2000年)、早稲田大学政治経済学部(2001−2003年)、そして同大学国際教養学部(2004年−)において実施

作成した教科書・教材・参考書

授業用テキスト・パックの作成

2004年04月

詳細

概要:2004年度より早稲田大学国際教養学部にて「基礎演習 I」、「基礎演習II」、"Comparative Cultural Studies" において、コース用テキストを編纂。

教科書の作成

2000年03月

詳細

概要:成美堂より 『検定英語のボキャブラリーチェック−"Vocabulary Basics"』 を共編で発行