氏名

オイカワ カズオ

及川 和夫

職名

教授 (https://researchmap.jp/read0045831/)

所属

(教育学部)

連絡先

メールアドレス

メールアドレス
oikawa@waseda.jp

URL等

研究者番号
50194056

本属以外の学内所属

兼担

教育・総合科学学術院(大学院教育学研究科)

研究院(研究機関)/附属機関・学校(グローバルエデュケーションセンター)

文学学術院(文学部)

学内研究所等

教育総合研究所

兼任研究員 1989年-

アイルランド研究所

研究所員 2009年-2011年

アイルランド研究所

研究所員 2011年-2014年

アイルランド研究所

研究所員 2015年-2016年

アイルランド研究所

研究所員 2016年-

学歴・学位

学歴

-1981年 早稲田大学 教育学部 英語英文学科
-1988年 早稲田大学 文学研究科 英文学

所属学協会

International Association for the Study of Irish Literature, Japan

イギリス・ロマン派学会 副会長(2017~)・理事(2004~)・運営委員(2002~)

イェイツ協会 運営委員(2008~10)・全国大会主催(2004)

日本英文学会

早稲田大学英語英文学会

委員歴・役員歴(学外)

2002年04月-イギリス・ロマン派学会企画・運営委員
2004年04月-イギリス・ロマン派学会理事
2017年04月-イギリス・ロマン派学会副会長
2008年04月-2010年03月日本イェイツ協会運営委員

研究分野

キーワード

英語・英米文学、文学一般(含文学論・比較文学)・西洋古典

研究テーマ履歴

近現代英・アイルランド文学

研究テーマのキーワード:文化,詩,社会

個人研究

ヴィクトリア朝英国社会史

研究テーマのキーワード:社会史,ジャーナリズム,文化史

個人研究

2000年-アイルランドの文化、歴史研究

研究テーマのキーワード:アイルランド文学、アイルランド文化、アイルランド史

機関内共同研究

ウォルター・ペイターとロマン主義以降の文学

個人研究

オスカー・ワイルドのアイルランド人としてのアイデンティティ

個人研究

W.B.イェイツと彼以降のアイルランド文学

個人研究

論文

パトリック・カヴァナーのアイリッシュ・アイデンティティ―『大いなる飢餓』を中心として

及川 和夫

『早稲田大学大学院教育研究科紀要』28号(28)p.1 - 142018年02月-

『マイケル・ロバーツと踊り子』に見るイースター蜂起から独立戦争期のイェイツ

及川 和夫

『学術研究』(61)p.189 - 2002017年02月-

“The Age of Centenaries: A Century of Irish History & Literature”

Kazuo Oikawa, Hiroko Mikami, Shigeo Shimizu, Anne Fogarty, and Fintan O’Toole

Japanese Journal of European Studies, Vol.3査読有り(Vol.3)p.76 - 992015年03月-

詳細

掲載種別:研究論文(学術雑誌)

W・B・イェイツとサミュエル・ファーガソン― 二つのファーガソン論を中心に

及川 和夫

『学術研究』61号(61号)p.189 - 2012015年02月-

サミュエル・ファーガソンとアイルランド民俗学

及川和夫

早稲田大学大学院教育研究科紀要(24号)p.189 - 2012014年02月-

「若き女流愛国詩人の肖像—ジェイン・フランセスカ・ワイルド(スペランザ)の詩」

及川 和夫

『早稲田大学大学院教育研究科紀要』(早稲田大学大学院教育学研究科)(No.23)p.1 - 142013年03月-

「プランクシティから見たアイルランド音楽の50年—音楽社会学的考察」

及川 和夫

『学術研究』(早稲田大学教育学部)(61)p.207 - 2222013年02月-

アイルランド・ロマン主義の問題−トマス・ムーア、ジェイムズ・クラレンス・マンガン、サミュエル・ファーガソン、トマス・デイヴィスを中心として

及川 和夫

『早稲田大学大学院教育研究科紀要』(22)p.17 - 322012年03月-

ブライアン・フリール『トランスレーションズ』論

及川 和夫

『学術研究:人文科学・社会科学編』(早稲田大学教育学部)(60)p.187 - 2052012年02月-

歌うアイルランド、歌われたイェイツ

及川 和夫

『イェイツ研究』(日本イェイツ協会)査読有り(40)p.90 - 912010年03月-

迷宮としてのオスカー・ワイルド、『ドリアン・グレイの肖像』

及川 和夫

The Picture of Dorian Gray (世田谷パブリック・シアター)査読有り招待有りp.26 - 272009年08月-

ヴィクトリア朝のロマン主義の運命—マシュー・アーノルドの『エトナ山のエンペドクルス』を中心として

及川 和夫

『イギリス・ロマン派研究』(イギリス・ロマン派学会)査読有り(33)p.81 - 922009年03月-

A Diaspora's Search for Indigenousness in the Case of Patrick Lafcadio Hearne

Kazuo Oikawa

The Proceedings of Universitas 21 Workshpo on Diaspora: Cultural Transfer (Universitas 21)査読有りp.16 - 172008年12月-

Joel Faflack and Julia M. Wright (eds.), Nervous Reactions: Victorian Recollections of Romanticism

Kazuo Oikawa

Studies in English Literature (The English Literary Society of Japan)〔『英文学研究英文号』(日本英文学会)〕査読有りEnglish Number(48)p.73 - 792007年03月-

仮面舞踏会(上)

マリー・ボナパルト(及川和夫訳・解説)

『学術研究』(早稲田大学教育学部)(55)p.1 - 122007年02月-

ジェイムズ・クラレンス・マンガンのアイルランド民族意識への覚醒過程(1)

及川和夫

『早稲田大学教育学研究科研究紀要』(早稲田大学教育学研究科)(16)2006年04月-

ものいう心臓

マリー・ボナパルト(及川和夫訳・解説)

『学術研究』(早稲田大学教育学部)(54)p.1 - 142006年03月-

イェイツの時間意識の形成についての試論

及川和夫

『イェイツ研究』(日本イェイツ協会)査読有り(34)p.52 - 612003年09月-

イェイツとイースター蜂起

及川和夫

『学術研究(英語・英文学編)』(早稲田大学教育学部)(51)p.1 - 152003年02月-

プロデューサーとしてのワイルド

及川和夫

『英語青年』2001年2月号(研究社)査読有り146(11)p.36 - 372001年02月-

スウィンバーン、イェイツ、シモンズのブレイク論

及川和夫

『イェイツ研究』(日本イェイツ協会)査読有り(30)1999年11月-

ペイターとロセッティ

及川和夫

『人文研究』(千葉大学文学部)(27)p.143 - 1711998年03月-

中央大学人文研究所編『ヴィジョンと現実—19世紀英国の詩と批評』書評

及川和夫

『イギリス・ロマン派研究』(イギリス・ロマン派学会)査読有り(22)1998年03月-

日本ペイター協会編『ウォルター・ペイターの世界』書評

及川和夫

『英語青年』1995年12月号(研究社)1995年12月-

J・ヒリス=ミラー「ウォルター・ペイター<一面的肖像>」附小論「ペイターと現代文学批評」

及川和夫

『ほらいずん』(早稲田大学英米文学研究会)第25号1993年02月-

極彩色の硝子円蓋(2)—ペイターと90年代のイェイツ

及川和夫

『千葉大学教養部研究報告』(千葉大学教養部)1992年12月-

極彩色の硝子円蓋(1)—ペイターと90年代詩人

及川和夫

『千葉大学教養部研究報告』(千葉大学教養部)(A—23(上))1990年12月-

ジェイムズ・トムスン(B.V.)と二つの都市の詩

及川和夫

『Chiba Review』(千葉大学英文学会)査読有り(12)1990年11月-

コウルリッジとペイター

及川和夫

『イギリス・ロマン派研究』(イギリス・ロマン派学会)査読有り(13)1989年03月-

ウォルター・ペイターの『想像上の肖像画集』—幽閉の諸相

及川和夫

『学術研究』(早稲田大学教育学部)(37)1988年12月-

ウォルター・ペイターの「感覚」と「思想」— "Diaphaneite"からMarius the Epicureanまで

及川和夫

『学術研究』(早稲田大学教育学部)(36)1987年12月-

『葦間の風』におけるイェイツの修辞と終末論

及川和夫

『文学研究科紀要』(早稲田大学大学院文学研究科)(別冊13集)1987年01月-

アーネスト・ダウスンと死の観念

及川和夫

『ほらいずん』(ほらいずん会)(18)1986年03月-

シンボルの根もと—イェイツの『薔薇』のなかの三つの詩

及川和夫

『ほらいずん』(ほらいずん会)(17)1985年03月-

イェイツの『十字路』—その共鳴と交錯

及川和夫

『英語英文学叢誌』(早稲田大学英語英文学学会)(14)1984年11月-

伝承バラッドの世界像

及川和夫

『英文学』(早稲田大学英文学会)(60)1984年03月-

ロビン・フッドと格闘

及川和夫

『ほらいずん』(ほらいずん会)(16)1983年09月-

書籍等出版物

アイルランド詩のナショナル・アイデンティティ―The Harp & Green

及川 和夫(単著)

音羽書房鶴見書店2018年 04月-

詳細

単行本(学術書)総ページ数:240ISBN:987-4-7553-0409-5

概要:本書はトマス・ムア、ジャイムズ・クラレンス・マンガン、トマス・デイヴィス、レイディ・ワイルド、W・B・イェイツ、パトリック・カヴァナーらの詩、ブライア本書はトマス・ムア、ジャイムズ・クラレンス・マンガン、トマス・デイヴィス、レイディ・ワイルド、W・B・イェイツ、パトリック・カヴァナーらの詩、ブライア...本書はトマス・ムア、ジャイムズ・クラレンス・マンガン、トマス・デイヴィス、レイディ・ワイルド、W・B・イェイツ、パトリック・カヴァナーらの詩、ブライアン・フリールの劇を検証しながら、アイルランドのナショナル・アイデンティティの変遷を辿る。終章では今日のアイルランドのイメージに大きく影響を与えたプランクシティの活動を吟味する。

知の冒険―イギリス・ロマン派文学を読み解く

市川純・伊藤健一郎・小林英美・鈴木喜和・直原典子・藤原雅子編(共著)

音羽書房鶴見書店2017年 03月-

詳細

単行本(学術書)総ページ数:ix+295担当ページ数:236-253ISBN:978-4-7553-0299-2

概要:イギリス・ロマン主義の多様なあり方を日、英、独の論者が論考した論文集

An Anthology of British and American Poetry第3 版

Kazuo Oikawa(編著)

鳳書房2016年 04月-

詳細

総ページ数:125

概要:英米詩研究の教科書

Shotei (Hiroaki) Takahashi: His Life and Works

及川和夫訳

清水久男著『こころにしみるなつかしい日本の風景—近代の浮世絵師・高橋松亭の世界』(国書刊行会)2006年 07月-

An Anthology of British and American Poetry第二版

及川和夫

鳳書房2006年 04月-

マクミラン版世界女性人名辞典

及川和夫

国書刊行会2005年 01月-

パーシー・ビッシ・シェリー『アドネイス』抄訳

及川和夫

『Memento Vivre—水之江有一追悼文集』(デマンド)2002年 12月-

美神を追いて─イギリス・ロマン派の系譜

及川和夫

音羽書房鶴見書店2001年 03月-

An Anthology of British and American Poetry

及川和夫

鳳書房2000年 03月-

マージナリアー隠された文学/隠れた文学

及川和夫

音羽書房鶴見書店1999年 03月-

世紀末のイギリス

及川和夫

研究社出版1996年 01月-

Centre and Circumference—Essays in Romanticism

Kazuo Oikawa

桐原書店1995年 05月-

多元性のディスクール

及川和夫

多賀出版1995年 02月-

ローザン・ルンテ「チャールズ・テイラーと<自己本位>の倫理学」

及川和夫

『社会文化研究科・平成7年度第二報告書・カナダ多文化主義研究—多文化主義と言語文学教育』(千葉大学大学院社会文化研究科)1995年-

幻想のディスクール

及川和夫

多賀出版1994年 02月-

講演・口頭発表等

W. B. Yeats: An Irish and/or English Romantic Poet

及川 和夫

ロマン主義再生学会(大石和欣(東大)・小川公代(上智大)科研プロジェクト)2018年07月

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国際会議口頭発表(一般)開催地:東京大学

Ballad:”The Cruel Sister”―家庭内惨劇とハープ

及川 和夫

イギリス・ロマン派講座(イギリス・ロマン派学会)招待有り2018年06月

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国内会議公開講演開催地:日本女子大学

アイランドのナショナル・アイデンティティ―自由国成立から北アイルランド紛争まで(司会・発題「Brian FrielのDancing at Lughnasaに見る、1930年代の自由国の農村社会」

及川和夫(司会・発題)、三神弘子、小林広直、佐藤亨、山下理恵子、海老島均、千葉優子

アイランドのナショナル・アイデンティティ―自由国成立から北アイルランド紛争まで(早稲田大学アイルランド文化研究所)2018年01月

詳細

国内会議シンポジウム・ワークショップ パネル(指名)開催地:早稲田大学

イェイツとアイルランド自由国

及川 和夫

日本イェイツ協会第53回大会(於中央大学)(日本イェイツ協会)招待有り2017年11月

詳細

国内会議口頭発表(招待・特別)開催地:中央大学

アイランドとロマン主義―「国民国家」と文学(司会・発題「Thomas Mooreの両義性―失われた ‘Nation’を幻視する ‘Expatriate’」)

及川和夫(司会・発題)、池田寛子、鈴木美津子、アルヴィ宮本なほ子、

イギリス・ロマン派学会第41回全国大会(イギリス・ロマン派学会)2015年10月

詳細

国内会議シンポジウム・ワークショップ パネル(指名)

トマス・ムーアとアイルランド・ロマン主義

及川 和夫

イギリス・ロマン派学会第40回全国大会(於茨城大学)(イギリス・ロマン派学会)2014年10月

詳細

国内会議口頭発表(一般)開催地:茨城大学

The Age of Centenaries: A Century of Irish History & Literature(司会・発題”General Introduction”)

及川和夫(司会・発題)、三神弘子、清水重夫、アン・フォガティ、フィンタン・オトゥール

早稲田大学アイルランド文化研究所国際シンポジウム(早稲田大学アイルランド文化研究所)2014年10月

詳細

国際会議シンポジウム・ワークショップ パネル(指名)開催地:早稲田大学

Ballad:英詩への誘い―民間伝承とロマン派

及川 和夫

イギリス・ロマン派講座(イギリス・ロマン派学会)招待有り2013年06月

詳細

国内会議公開講演開催地:早稲田大学

Ballad: "The Cruel Mother"—伝承バラッドとロマン派

及川 和夫

イギリス・ロマン派講座(イギリス・ロマン派学会)(イギリス・ロマン派学会)招待有り2010年06月

詳細

公開講演開催地:早稲田大学

オスカー・ワイルドの肖像—反逆者そして/または逸脱者

『ドリアン・グレイの肖像』上演レクチャー2009年08月

詳細

口頭発表(一般)

A Diaspora's Search for Indigenousness in the Case of Patrick Lafcadio Hearne

及川 和夫

ディアスポラ・ワークショップ―文化移転(ユニバーシタス21)招待有り2008年12月

詳細

国際会議口頭発表(招待・特別)開催地:香港大学

歌うアイルランド、歌われたイェイツ

日本イェイツ協会第44回大会(於青山学院大学)2008年09月

詳細

口頭発表(一般)

歌うアイルランド、歌われたイェイツ

及川 和夫

日本イェイツ協会第44回大会(於青山学院大学)(日本イェイツ協会)2008年09月

詳細

国内会議口頭発表(一般)開催地:青山学院大学

ロマン派とヴィクトリア朝(発題:ヴィクトリア朝のロマン主義の運命—マシュー・アーノルドとロマン主義、およびアイルランド文学)

及川和夫、森松健介、富士川義之、和田綾子

イギリス・ロマン派学会第33回全国大会(於成蹊大学)2007年10月

詳細

シンポジウム・ワークショップ パネル(指名)

イェイツの時間意識の形成

日本イェイツ協会第38回大会2002年09月

詳細

口頭発表(一般)

Dante Gabriel Rossetti:"For Our Lady of the Rocks"—美術解釈の詩学

イギリス・ロマン派講座(イギリス・ロマン派学会)招待有り2002年05月

詳細

公開講演

イェイツとブレイク

日本イェイツ協会第34回大会(於大谷大学)1998年10月

詳細

口頭発表(一般)

「イギリス〜その生活と文化」フォーク音楽〜現代に生きる伝承の歌声

もみじ山文化セミナー(中野区文化・スポーツ振興公社)1998年06月

詳細

口頭発表(一般)

ウォルター・ペイターとロマン主義

イギリス・ロマン派学会四季談話会1998年04月

詳細

口頭発表(一般)

「イギリス文学史講座」イェイツとジョイス

川崎市市民講座(川崎市教育委員会社会教育課)1996年07月

詳細

口頭発表(一般)

キーツを読んだ詩人たちを読む

イギリス・ロマン派学会第21回大会1995年10月

詳細

シンポジウム・ワークショップ パネル(指名)

イェイツとペイター

早稲田大学英語英文学会1991年12月

詳細

口頭発表(一般)

Paterの理解の形について

早稲田大学英語英文学会1986年12月

詳細

口頭発表(一般)

アーネスト・ダウスンと死の概念について

早稲田大学英語英文学会1985年12月

詳細

口頭発表(一般)

伝承バラッドの世界像

早稲田大学英文学会1984年12月

詳細

口頭発表(一般)

外部研究資金

科学研究費採択状況

研究種別:基盤研究(C)

アイルランドのナショナル・アイデンティティ:独立戦争から紛争まで

2015年-2017年

研究分野:英米・英語圏文学

配分額:¥4420000

研究種別:基盤研究(C)

アイルランドのナショナリズム:ヤング・アイルランドから復活祭蜂起を軸として

2012年-2014年

研究分野:英米・英語圏文学

配分額:¥5070000

学内研究制度

特定課題研究

アイルランド・ロマン主義とイギリス・ロマン主義比較研究

2013年度

研究成果概要: この研究の手始めとして、民間伝承バラッドとイギリス・ロマン主義の関係を6月8日のイギリス・ロマン派講座「英詩への誘い―民間伝承とロマン派」で概論的に論じた。続いてアイルランドのロマン主義の方向性を決定付け、W・B・イェイツやレデ... この研究の手始めとして、民間伝承バラッドとイギリス・ロマン主義の関係を6月8日のイギリス・ロマン派講座「英詩への誘い―民間伝承とロマン派」で概論的に論じた。続いてアイルランドのロマン主義の方向性を決定付け、W・B・イェイツやレディ・グレゴリー、J・M・シングら後世の 文学者に大きな影響を与えた詩人サミュエル・ファーガソンとアイルランド伝承バラッド、当時勃興期のアイルランド民俗学の関係に論を進め、その成果を『早稲田大学大学院教育研究科紀要』No.24(2014年3月)に「サミュエル・ファーガソンとアイルランド民俗学」(pp.19-34)にまとめた。 19世紀初頭に北アイルランドの工業都市ベルファストで育ったサミュエル・ファーガソンの最初期の詩は造船所を舞台とする、時代に先駆けた非常にモダンなものであった。しかしプロテスタントであった彼は、カトリック系アイルランド人たちがダニエル・オコンネルを指導者とするカトリック解放運動でプロテスタントに反感を募らせることに危機感を抱き、『ダブリン大学雑誌』に「あるアイルランド人プロテスタントの頭と心の対話」を寄稿し、理性と心情の間で分裂するアイルランド・プロテスタントの祖国愛を分析する。これ以後、ファーガソンの詩作品はモダンなものから妖精などの民間伝承や、アイルランド神話を題材とするものに変化していく。 また同時にファーガソンは陸地測量局の調査に協力し、ジョージ・ピートリーやユージン・オカレーなどのアイルランド民俗学、考古学を作り上げた優秀な学者たちと交流を重ね、彼自身が第一級の学識を獲得していった。この成果が表れたのが、『ダブリン大学雑誌』1834年4月号から異例なことに4回に分けて掲載された、ジェイムズ・ハーディマン編訳『アイルランド民謡集』への激烈な批判を込めた書評である。この中でファーガソンはアイルランドの文化遺産はカトリック系住民の独占物であるというハーディマンの態度を、訳の不正確さ、文体の不適切さを細かく指摘し、自前の訳を提示しながら徹底的に批判する。このときの経験がのちに彼が展開する、創作で民間伝承詩、古代神話の世界を再現する作風の確立に大きく寄与した。 このようにイギリス・ロマン主義とアイルランド・ロマン主義には、民間伝承の扱い方にも歴史的位相の違いによる大きな差異が存在することが明らかとなった。またここから「アイルランド・ロマン主義、イギリス・ロマン主義とバラッド文学」という、次の研究テーマを着想することができた。

アイルランド・ロマン主義、イギリス・ロマン主義とバラッド文学

2014年度

研究成果概要: 19世紀から20世紀のアイルランド文学におけるロマン主義的要素を主にバラッド文学という観点から、トマス・ムーア、サミュエル・ファーガソン、W・B・イェイツを中心に検討した。その際にイギリスの文化的、政治的状況を参照した。その成果... 19世紀から20世紀のアイルランド文学におけるロマン主義的要素を主にバラッド文学という観点から、トマス・ムーア、サミュエル・ファーガソン、W・B・イェイツを中心に検討した。その際にイギリスの文化的、政治的状況を参照した。その成果を研究発表「トマス・ムーアとアイルランド・ロマン主義」、イギリス・ロマン派学会第40回全国大会(於茨城大学、2014年10月18日)、論文「W・B・イェイツとサミュエル・ファーガソン」『学術研究-人文科学・社会科学編』第63号(早稲田大学教育・総合科学学術院、2015年3月)に発表した。 また2014年10月に、第一次大戦から復活祭蜂起、独立戦争、内戦の時期のアイルランドの文化的、政治的状況を討議する国際シンポジウムを開催し、その司会を務めた。その報告を "General Introduction" The Age of Centenaries: A Century of Irish History & Literature, Japanese Journal of European Studies, Vol. 3, (Waseda University Organization for European Studies, March 2015)として発表した。

第一次世界大戦以降のW・B・イェイツ作品に見るナショナル・アイデンティティ

2015年度共同研究者:及川 和夫

研究成果概要:W・B・イェイツのナショナル・アイデンティを考察するにあたって、アイルランドのナショナル・アイデンティティの形成期であるロマン主義期のアイルランド文学をテーマとするシンポジウム「アイルランドとロマン主義―『国民国家』と文学 」を第...W・B・イェイツのナショナル・アイデンティを考察するにあたって、アイルランドのナショナル・アイデンティティの形成期であるロマン主義期のアイルランド文学をテーマとするシンポジウム「アイルランドとロマン主義―『国民国家』と文学 」を第40回イギリス・ロマン派学会全国大会(2015年10月18日、奈良教育大学)で行い、司会と発題「Thomas Mooreの両義性―失われた ‘Nation’を幻視する ‘Expatriate’」を務めた。その報告は『イギリス・ロマン派学会会報』No.40に掲載予定であり、要旨は『イギリス・ロマン派研究』第39、40合併号(イギリス・ロマン派学会)に掲載予定である。また招待講演「イェイツの’Easter 1916’とレベル・ソング」(品川区「巨人のシチューハウス」)を行った。

パトリック・カヴァナーからシェイマス・ヒーニーへ:地域主義から紛争・国際化へ

2017年度

研究成果概要: パトリック・カヴァナーの詩作品を中心に検討し、「パトリック・カヴァナーのアイリッシュ・アイデンティティ―『大いなる飢餓』を中心として」にまとめて『早稲田大学大学院教育研究科紀要』28号に発表した。 2017年11月18日の日本イ... パトリック・カヴァナーの詩作品を中心に検討し、「パトリック・カヴァナーのアイリッシュ・アイデンティティ―『大いなる飢餓』を中心として」にまとめて『早稲田大学大学院教育研究科紀要』28号に発表した。 2017年11月18日の日本イェイツ協会第53回全国大会で、「イェイツとアイルランド自由国」と題して研究発表を行った。 2018年1月27日に早稲田大学アイルランド研究所主催で、三神弘子教授らとシンポジウム「アイルランドのナショナル・アイデンティティー自由国成立からひたアイルランド紛争まで」を開催し、司会と発題を行った。 単著『アイルランド詩のナショナル・アイデンティティーThe Harp&Green』(音羽書房鶴見書店)を2018年4月25日に刊行予定。

W・B・イェイツとパトリック・カヴァナーから見たアイルランド自由国

2016年度

研究成果概要:イースター蜂起からアイルランド独立戦争の時期のW・B・イェイツの詩の文体の変遷を考察した。イェイツのこの時期の作品は彼のアングロ・アイリッシュの新プラトン主義者という自覚を深化した。またアイルランド文学者としてのトマス・ムーアの先...イースター蜂起からアイルランド独立戦争の時期のW・B・イェイツの詩の文体の変遷を考察した。イェイツのこの時期の作品は彼のアングロ・アイリッシュの新プラトン主義者という自覚を深化した。またアイルランド文学者としてのトマス・ムーアの先駆性を論じた。彼の出世作『アイリッシュ・メロディーズ』にはユナイテッド・アイリッシュメンの蜂起、その後のアイルランド併合、学友ロバート・エメットの蜂起が巧妙に盛り込まれている。この歌集は祖国アイルランドとイギリス、アメリカに対して2重のメッセージが潜ませてある。またパトリック・カヴァナーの作品の再読と研究書、関連資料を精査し、論文執筆の準備を行った。

現代アイルランド文学における農村の表象―カヴァナー、マクガハン、フリールを中心に

2018年度

研究成果概要:2018年4月末に単著の『アイルランド詩のナショナル・アイデンティティ―The Harp & Green』(音羽書房鶴見書店、全240ページ)を上梓した。本書にはパトリック・カバナーとブライアン・フリール論を含んでいる。 ...2018年4月末に単著の『アイルランド詩のナショナル・アイデンティティ―The Harp & Green』(音羽書房鶴見書店、全240ページ)を上梓した。本書にはパトリック・カバナーとブライアン・フリール論を含んでいる。 7月には、現代アイルランド文学の農村表象に大きな影響を与えたW・B・イェイツのイギリス文学者とアイルランド文学者の二面性に着目し、東京大学で開催された国際学会、RomanticRegenerations Conferenceで'W. B. Yeats: An Irishand/or English Romantic Poet'という研究発表を行った。夏季休暇には論文)「ブライアン・フリール『ルナサの踊り』論―共生・崩壊・継承」を執筆した。 12月には国際イェイツ協会と日本イェイツ協会が京都大学で共催した国際学会で 'W. B. Yeats and Walter Pater'と題する研究発表を行った。

パトリック・ガヴァナーが描く農村と都会

2018年度

研究成果概要:2018年4月末に単著の『アイルランド詩のナショナル・アイデンティティ―TheHarp & Green』(音羽書房鶴見書店、全240ページ)を上梓した。本書にはパトリック・カバナー論を含んでいる。 7月には、現代アイルラン...2018年4月末に単著の『アイルランド詩のナショナル・アイデンティティ―TheHarp & Green』(音羽書房鶴見書店、全240ページ)を上梓した。本書にはパトリック・カバナー論を含んでいる。 7月には、現代アイルランド文学の農村表象に大きな影響を与えた、カヴァナーの先輩詩人W・B・イェイツのイギリス文学者とアイルランド文学者の二面性に着目し、東京大学で開催された国際学会、Romantic Regenerations Conferenceで'W. B. Yeats: An Irish and/orEnglish Romantic Poet'という研究発表を行った。夏季休暇には論文)「ブライアン・フリール『ルナサの踊り』論―共生・崩壊・継承」を執筆した。 12月には国際イェイツ協会と日本イェイツ協会が京都大学で共催した国際学会で'W.B. Yeats and Walter Pater'と題する研究発表を行った。

海外研究活動

研究課題名: 19世紀アイルランドの政治・文化とオスカー・ワイルド、WBイェイツの文学

2011年03月-2012年03月

機関: ユニヴァーシティ・カレッジ・ダブリン(アイルランド)

現在担当している科目

科目名開講学部・研究科開講年度学期
英語中級コンプリヘンション(文化) 1 O教育学部2019春学期
教職実践演習(中・高) AI教育学部2019秋学期
英米文学語学演習I-1 M教育学部2019春学期
英米文学語学演習I-2 M教育学部2019秋学期
英米文学語学演習II-1 M教育学部2019春学期
英米文学語学演習II-2 M教育学部2019秋学期
英文学史I 教育学部2019春学期
英文学史II 教育学部2019秋学期
英米詩研究I 教育学部2019春学期
英米詩研究II 教育学部2019秋学期
アイルランド文化論I 教育学部2019春学期
アイルランド文化論II 教育学部2019秋学期
イギリス文学史1文化構想学部2019春学期
イギリス文学史1文学部2019春学期
比較文学1大学院教育学研究科2019春学期
比較文学2大学院教育学研究科2019秋学期
英米文学特殊講義1(現代文学批評理論を原典で読む1)大学院教育学研究科2019春学期
英米文学特殊講義2(現代文学批評理論を原典で読む2)大学院教育学研究科2019秋学期
アイルランドの音楽入門グローバルエデュケーションセンター2019通年