氏名

シマザキ ユウコ

島崎 裕子

職名

准教授(任期付)

所属

(社会科学部)

連絡先

URL等

研究者番号
90570086

本属以外の学内所属

兼担

研究院(研究機関)/附属機関・学校(グローバルエデュケーションセンター)

教育・総合科学学術院(教育学部)

学内研究所等

AHC研究所

研究所員 2014年-2014年

AHC研究所

研究所員 2015年-2018年

AHC研究所

研究所員 2018年-

学歴・学位

学位

博士(学術)

外部研究資金

科学研究費採択状況

研究種別:

カンボジアにおける移住労働のジェンダー分析と帰還支援ネットワークに関する研究

2014年-0月-2017年-0月

配分額:¥3900000

研究種別:

カンボジアとラオスにおける人身売買被害女性の社会環境比較分析

2011年-0月-2012年-0月

配分額:¥3380000

研究種別:

カンボジア国境地域の女性移住労働者にみる社会的包摂の論理に関する研究

2017年-0月-2020年-0月

配分額:¥3900000

研究種別:

人身売買/取引をめぐる市民活動の変遷‐ネットワーク再構築に向けて

2017年-0月-2020年-0月

配分額:¥4290000

研究種別:

東南アジア地域・境界地域の平和構築と紛争予防ガバナンスの確立

2015年-0月-2018年-0月

配分額:¥17420000

学内研究制度

特定課題研究

ラオスにおける構造的暴力と貧困の女性化の研究―人身売買被害者にみる社会環境分析―

2010年度

研究成果概要: 本研究計画は、ラオスにおける人身売買をテーマとして、女性・女児の人身売買がいかなる動因で発生するか、また、それを可能とさせるような社会環境、地域文化がいかに変化、形成されるかを、事例から読みとることを目的とした。 現地調査は、2... 本研究計画は、ラオスにおける人身売買をテーマとして、女性・女児の人身売買がいかなる動因で発生するか、また、それを可能とさせるような社会環境、地域文化がいかに変化、形成されるかを、事例から読みとることを目的とした。 現地調査は、2010年7月、2011年2月~3月の計2回にわたって行った。2010年7月の調査では、首都ビエンチャンにおいてAgir pour les Femmes en Situation(以下AFESIP)や、The Asia Foundation、CARE International、UNIAPなどに対して聞き取り調査を行った。2月の調査では、タイへの経由口として人口移動が急増しているタイ・ラオスの国境に接するサヴァナケット県において、タイへの入国経路と方法、移動労働状況の調査を行った。また同地域では、AFESIP のサヴァナケット事務所、World Visionから聞き取り調査を行った。農村の状況については、チャンパサック県、サラワン県で実施されている女性収入向上プロジェクトを通じて女性たちの置かれている現状を捉えた。 現地調査結果によると、現在ラオスにおける農村出身女性の人身売買は、移動労働の流れのなかで発生しており、最悪の結果として「人身売買の被害にあう」ということが伺えた。つまり、移動労働者たちの意図しないところで、被害者へと転化させられるという、複雑化した実態が浮き彫りになった。 移動労働先での女性たちの職種は建設業、製造業、家事労働があげられるが、そのなかでも家事労働に従事する割合が高いことが伺えた。それは、他の周辺国と比較してラオス女性の場合は、タイ側の雇用主と言語コミュニケーションが容易であることが指摘できる。しかし、雇用主からの性的搾取や、最終的に騙され性産業などへの転売も見受けられた。 貧困格差の削減を目的として建設されたメコン河流域諸国内の経済回廊にかかる橋の影響は大きく、従来みられなかった地域にも人の動きがもたらされていた。 今後は本調査を土台とし、メコン河流域諸国の人身売買の動き、特にタイに向かって人口移動がなされているという共通点を持っているカンボジアとラオスにおける人身売買の比較調査へと研究を展開していきたい。

移住労働によってもたらされる「子どもの貧困」の一考察-カンボジアを事例に-

2014年度

研究成果概要: カンボジアにおいて農村における移住労働は日常のものとなり、以前に増して家族の移住労働によって子どもにもたらされる問題が見えてきた。家族で移住労働した子どものなかには親とは異なる職に就く場合などからの家族分離や、流動的な社会環境に... カンボジアにおいて農村における移住労働は日常のものとなり、以前に増して家族の移住労働によって子どもにもたらされる問題が見えてきた。家族で移住労働した子どものなかには親とは異なる職に就く場合などからの家族分離や、流動的な社会環境に身をおくことによる日常生活の不安定化がうかがえた。さらには、移住先などで児童労働に巻き込まれた子どもが保護されたにも関わらず養育者不在により、戻る場所を失う子どもたちが少なくなかった。また、親のみで移住労働をする場合もあり、子どもだけで出身地に残り、年長の子どもが年少の子どもの世話をするという、子どもの保護が充分になされていない状況なども見受けられた。これらの状況は、脆弱世帯により強く表れており、子どもがより貧困化していく要因となっていた。よって一層加速するであろう、家族単位での移住労働において、引き続き子どもにもたらされる状況を注視していく必要がある。このことは、同じメコン河流域諸国内において今後想定される脆弱者世帯の移住労働に有効な視点を提示することにつながるであろう。 

強制移住地域における社会環境実態調査カンボジア・カンダール州ウドン地域を事例に

2015年度

研究成果概要: カンボジアの経済成長は著しく国内GDPは急速な伸び率を示している。同時に都市の「一極型」繁栄の陰に貧困が増大する事実がある。本調査では、プノンペン市ボレイケイラ地区の強制移転の事例で検証を行った。本調査では、経済発展は土地の集約... カンボジアの経済成長は著しく国内GDPは急速な伸び率を示している。同時に都市の「一極型」繁栄の陰に貧困が増大する事実がある。本調査では、プノンペン市ボレイケイラ地区の強制移転の事例で検証を行った。本調査では、経済発展は土地の集約的利用を促進するが、その裏側では、都市偏重型の開発が貧困層に社会的排除をもたらし、貧困の悪循環を生み出している実態が浮かび上がった。住民の移転先の社会環境では、インフラの未整備、雇用の欠如、教育や情報へのアクセスの困難さが現れていた。社会内の権力関係、貧富の格差問題に焦点をあてるとき、「貧困が貧困を生む」貧困の悪循環のメカニズムが見えてくる。

カンボジア国境地域の移住労働者コミュニティにおける子どもの社会環境分析

2017年度

研究成果概要:本研究においてカンボジア国境地域の移住労働者コミュニティに居住する子どもたちは、子ども権利条約の基本原則である「生存・保護・発達・参加」の権利は、守られているのかという問いのもと、子どもたちの居住・養育・保健・教育状況などの実態調...本研究においてカンボジア国境地域の移住労働者コミュニティに居住する子どもたちは、子ども権利条約の基本原則である「生存・保護・発達・参加」の権利は、守られているのかという問いのもと、子どもたちの居住・養育・保健・教育状況などの実態調査を遂行した。調査の結果、当該地域の子どもたちは、基本原則を全て満たしているとは言い難く、安全とはいえない環境下にいた。家族の移住労働に伴って発生する子どもの環境に今後一層注視し、引き続き調査を深化し分析を深めていきたい。

カンボジア内戦期における子ども兵の実態調査

2016年度

研究成果概要: カンボジアは20年近くにわたって繰り広げられていた内戦期に多くの子ども兵が徴収された。当時の資料や証言は、主に欧米の研究機関によって集められており、当事者からの視点で語られているものは限られる。よって、元子ども兵の当事... カンボジアは20年近くにわたって繰り広げられていた内戦期に多くの子ども兵が徴収された。当時の資料や証言は、主に欧米の研究機関によって集められており、当事者からの視点で語られているものは限られる。よって、元子ども兵の当事者らに対して聞き取り調査を実施し、当時おかれていた社会環境の実態調査ならびに除隊後の生活に関する調査を遂行することは、カンボジアの復興と平和構築の実情を捉えるにあたり重要な役目を果たすものを考えられる。 調査の結果、元子ども兵らは農村出身で経済的および相対的貧困世帯の子どもであったことが浮かびあがった。また地雷などで負傷し、生活再建に極めて困難が強いられている者がかなりの数にのぼり、その後も心身共に表れる後遺症に悩まされ、現在も引き続き、貧困が再生産され続けている実態が明らかとなった。今後、カンボジアの平和構築を考えるとき、元子ども兵の問題は、今も現存する社会問題として取り組んでいく必要がある。

現在担当している科目

科目名開講学部・研究科開講年度学期
International Cooperation社会科学部2019春学期
Globalization and Human Rights社会科学部2019春学期
Sustainable Development Goals (SDGs): UN, Government and Civil Society社会科学部2019秋学期
Gender and Development社会科学部2019秋学期
Development Assistance: Japan ODA and NGOs社会科学部2019春学期
Migration and Social change in ASEAN and East Asia社会科学部2019春学期
Global Poverty社会科学部2019秋学期
International Development and Cooperation: Field Work Practice社会科学部2019春季集中
Freshman Seminar (Fall) A社会科学部2019秋学期
21世紀世界における戦争と平和 1グローバルエデュケーションセンター2019春クォーター
21世紀世界における戦争と平和 2グローバルエデュケーションセンター2019夏クォーター