Name

UENO, Kazuaki

Official Title

Professor

Affiliation

(School of Culture, Media and Society)

Contact Information

Mail Address

Mail Address
uenok@waseda.jp

URL

Web Page URL

http://www.f.waseda.jp/uenok/

Grant-in-aids for Scientific Researcher Number
10168643

Sub-affiliation

Sub-affiliation

Faculty of Letters, Arts and Sciences(Graduate School of Letters, Arts and Sciences)

Faculty of Education and Integrated Arts and Sciences(Graduate School of Education)

Affiliated Institutes

オンデマンド授業開発研究所

プロジェクト研究所所長 2006-2008

Educational background・Degree

Educational background

-1978 Waseda University Faculty of Literature
-1986 Waseda University Graduate School, Division of Letters

Academic Society Joined

The Society for the Study of Japanese Language

The Phonetic Society of Japan

The Linguistic Society of Japan

Research Field

Keywords

Japanese Linguistics,Phonology,Accent,Dialect,History of Japanese Language,Heikyoku Scores

Grants-in-Aid for Scientific Research classification

Humanities / Linguistics / Japanese linguistics

Research interests Career

2005-2007A Study on the Accent of Kyoto Dialect in Edo Period by HEIKE MABUSHI

Current Research Theme Keywords:Accent of Kyoto and Osaka Dialects,History of Japanese Accent,Accents of Dialects, Heikyoku Scores,Accent System

Individual research allowance

Paper

『名目抄』所載の漢字二字四拍の漢語に差された声点について

上野和昭

論集 アクセント史資料研究会 8p.17 - 302012/12-

『名目抄』所載の漢語に差された声点について—漢語アクセント史構築のために—

上野和昭

国文学研究 早稲田大学国文学会 1682012/10-

アクセント仮名遣いと〈音の軽重〉

上野和昭

論集 アクセント史資料研究会 7p.33 - 492011/11-

『平家正節』にみえる漢語サ変動詞のアクセント

上野和昭

論集 アクセント史資料研究会 6p.61 - 802010/11-

近世京都における複合名詞アクセントの史的変遷—和語から成る{2+3構造}の複合名詞について—

上野和昭

日本語の研究 5(4) p.16 - 292009/10-

和語から成る複合名詞アクセントの史的考察 その2 —近世京都における{3+2構造}の複合名詞について—

上野和昭

論集 アクセント史資料研究会 Vp.53 - 682009/09-

アクセント史から見た『平曲問答書』

上野和昭

論集 アクセント史資料研究会 4p.81 - 942008/09-

和語から成る複合名詞アクセントの史的考察 —近世京都における{2+2構造}の複合名詞について—

上野和昭

論集 アクセント史資料研究会 3p.53 - 802007/09-

近世漢語アクセントの諸相

上野和昭

日本語論叢(日本語論叢の会) 特別号p.1 - 122007/03-

近世漢語アクセントの実態と史的位置づけ-2拍・3拍の漢語を対象にして-

上野和昭

論集 アクセント史資料研究会 p.85 - 1142006/09-

近世漢語アクセントの史的考察-漢字二字4拍の漢語について-

上野和昭

音声研究 10(2) p.19 - 322006/08-

特殊表記から見た平曲古譜本-日本語アクセント史からの考察-

上野和昭

論集 アクセント史資料研究会 p.105 - 1312005/09-

『平家正節』所載の名乗アクセント再論

上野和昭

早稲田大学大学院文学研究科紀要 50p.5 - 202005/02-

『平家正節』に見られる、いわゆる「特殊低起式表記」について

上野和昭

国語国文 73(10) p.32 - 482004/10-

金田一春彦博士年譜ならびに主要著作目録

上野和昭

国語学 55(4) p.33 - 412004/10-

『平家正節』所載の二拍名詞における助詞「の」接続形アクセント

上野和昭

早稲田大学大学院文学研究科紀要 49p.5 - 182004/02-

『平家正節』の譜記によるアクセント型の認定について-1拍名詞を素材として-

上野和昭

国文学研究 141p.89 - 992003/10-

日本語アクセント史研究とアクセント観

上野和昭

音声研究 7(1) p.47 - 572003/04-

日本語史の可能性 -音韻史・アクセント史を中心に-

上野和昭

早稲田日本語研究/早稲田大学日本語学会 11p.38 - 432003/03-

『池田要 京都・大阪アクセント資料』所載の動詞・形容詞のアクセント

上野和昭

早稲田大学大学院文学研究科紀要 48p.3 - 162003/02-

日本語のアクセントってどんなもの?

上野和昭

日本語学 21(14) p.200 - 2012002/11-

音韻(史的研究)

上野和昭

国語学 53(4) p.53 - 602002/10-

書評 金田一春彦著『日本語音韻音調史の研究』

上野和昭

国語と国文学 78(9) p.69 - 732001/09-

書評 桜井茂治著『日本語の音・考-歴史とその周辺-』

上野和昭

音声研究 5(2) p.89 - 912001/08-

アクセント史研究の要点

上野和昭

日本語学 19(11) p.26 - 362000/09-

近世京都における形容詞アクセントの周辺

上野和昭

国文学研究 130p.123 - 1332000/03-

徳島県下の讃岐式アクセントにおける動詞アクセント体系について

上野和昭

早稲田大学大学院文学研究科紀要 45p.3 - 152000/02-

特殊形アクセントの問題点

上野和昭

国文学研究 128p.1 - 111999/06-

アクセント史研究の新展開

秋永一枝・上野和昭・坂本清恵・佐藤栄作・鈴木豊

日本語学 17(3) p.26 - 331998/03-

中世後期以降の四拍動詞アクセント体系についての史的考察

上野和昭

早稲田大学大学院文学研究科紀要 43p.3 - 161998/02-

Books And Publication

御巫本日本書紀私記声点付和訓索引

上野和昭

アクセント史資料研究会1984/04-

名目鈔 声点付語彙索引

上野和昭

アクセント史資料研究会1991/12-

平曲譜本による近世京都アクセントの史的研究

上野和昭

早稲田大学出版部2011/03-

Detali

ISBN:978-4-657-11707-6

心に残る日本の名文・名詩・名歌

上野和昭(監修)

三省堂2008/09-

Detali

ISBN:978-4-385-36375-2

ふで・えんぴつでなぞって味わうにっぽんの名文100

上野和昭(編)

こう書房2007/02-

Detali

ISBN:978-4-7696-0927-8

池田要 京都・大阪アクセント資料 分析編

佐藤栄作・坂本清恵・上野和昭・鈴木豊・秋永一枝

アクセント史資料研究会2003/12-

美しい日本の名文・名詩・名歌

上野和昭(監修)

三省堂2002/04-

平家正節 声譜付語彙索引 上・下

上野和昭

アクセント史資料研究会2000/12-2001/12

池田要 京都・大阪アクセント資料 五十音順索引

上野和昭・秋永一枝・坂本清恵・佐藤栄作・鈴木豊

アクセント史資料研究会2000/03-

御巫本日本書紀私記声点付和訓索引(第二刷)

上野和昭

アクセント史資料研究会1998/11-

「早稲田語類」「金田一語類」対照資料

坂本清恵・秋永一枝・上野和昭・佐藤栄作・鈴木豊

アクセント史資料研究会1998/10-

日本語アクセント史総合資料 研究篇

秋永一枝・上野和昭・坂本清恵・佐藤栄作・鈴木豊

東京堂出版1998/02-

日本のことばシリーズ36 徳島県のことば

上野和昭

明治書院1997/07-

日本語アクセント史総合資料 索引篇

秋永一枝・上野和昭・坂本清恵・佐藤栄作・鈴木豊

東京堂出版1997/02-

Research Grants & Projects

Grant-in-aids for Scientific Research Adoption Situation

Research Classification:

The study on the accent of Sino-Japanese words recorded in old Buddhism dialogues Synopsis

2013/-0-2016/-0

Allocation Class:¥1560000

Research Classification:

The historical investigation of pitch accent of the Sino-Japanese and identification of its primary sources

Allocation Class:¥4290000

Research Classification:

Construction of a Basic Database for Historical Research on the Pitch Accent of Sino-Japanew

Allocation Class:¥3800000

Research Classification:

The research of constructions for archiving Tokyo dialect with Multimedia.

Allocation Class:¥3220000

Research Classification:

A Study on the Pitch Accent of Early Modern Kyoto Japanese Based on the Musical Scores of Heike Mabushi

Allocation Class:¥2180000

Research Classification:

THE INTEGRATED RESEARCH ON MAKING OF TOKYO DIALECT RECORDING MATERIAL OF THE 19.20TH CENTURY AND ARCHIVE

Allocation Class:¥2800000

Research Classification:

A Historical Study on Japanese Phonology and Accent by Old Type HEIKYOKU Scores

Allocation Class:¥1800000

Research Classification:

Building a Cctiprehensive Database of the Accent History of the Japanese Language and its Cteveloprreital

Allocation Class:¥3900000

Research Classification:

A Comprehensive Study in Historical Changes of Kyoto-Osaka Accents

Allocation Class:¥3200000

Research Classification:

The editing of the index of Japanese historical toneme materials

Allocation Class:¥5000000

Research Classification:

The editing of historical accent materials

Allocation Class:¥1200000

On-campus Research System

Special Research Project

真言宗論議書所載漢語アクセント検索資料の作成

2015

Research Results Outline:本研究は、新義真言宗智山派の学僧、観応によって編纂された論議参考書『補忘記』に載る漢語アクセントを知るために、声点付漢字索引の作成を目的としたものであ本研究は、新義真言宗智山派の学僧、観応によって編纂された論議参考書『補忘記』に載る漢語アクセントを知るために、声点付漢字索引の作成を目的としたものである。同書には貞享版・元禄版があり、貞享版は奥村源兵衛刊のもの(金井英雄氏旧蔵、早稲田大学中央図書館...本研究は、新義真言宗智山派の学僧、観応によって編纂された論議参考書『補忘記』に載る漢語アクセントを知るために、声点付漢字索引の作成を目的としたものである。同書には貞享版・元禄版があり、貞享版は奥村源兵衛刊のもの(金井英雄氏旧蔵、早稲田大学中央図書館蔵本)を、元禄版も同じく奥村刊のもの(秋永一枝氏蔵本)を底本と定め、そこにあらわれる声点付漢字を検索できるようにした。同索引は、アクセント史資料索引21として影印とともに公にされている。この索引の検索方法は部首の画数による。なお、本研究が科学研究費基盤研究(C)「論議書に記載された漢語アクセントの研究」の補完を目指して行われたものであることも申し添える。

『名目抄』に差された声点の系統についての研究

2014

Research Results Outline:『名目抄』は室町前期に宮中の有職故実語に読み仮名を付したもので、洞院実煕によって編纂された。しかしそこには発音に必要な声点などの注記はなかった。のちに『名目抄』は室町前期に宮中の有職故実語に読み仮名を付したもので、洞院実煕によって編纂された。しかしそこには発音に必要な声点などの注記はなかった。のちに補われた声点は二系統に分かれる。中院通秀によるものと、後水尾院にさかのぼるとされてきたものとである...『名目抄』は室町前期に宮中の有職故実語に読み仮名を付したもので、洞院実煕によって編纂された。しかしそこには発音に必要な声点などの注記はなかった。のちに補われた声点は二系統に分かれる。中院通秀によるものと、後水尾院にさかのぼるとされてきたものとである。しかし、増補系諸本(とくに花山院本)について検討した結果、これが後水尾院の声点に一致するにもかかわらず、仁和寺の尊海の記した識語を載せていることを確認した。もともと後水尾院の声点本には尊海識語は載せられていないので、花山院本が後水尾院の声点を載せる本から移点したとは考えられず、これらは、尊海の周辺で差された声点にもとづくものとみられる。 Myōmokushō, a book on conventions observed by theJapanese Nobility, was compiled by Tōin Sanehiro in the early Muromachi period.While the book lists some of the words typically used in the Emperor's Palace,it lacks annotations for pronunciation, such as tone critics. Two strains arerecognized for the tone critics that were supplemented after its initialcompilation: one was those annotated by Nakanoin Michihide, whereas the otherhas been argued to be those by Go Minooin. However, the current investigationon the supplemented editions (esp. the Kazan-in edition) confirms that, whilethe tone critics agree with those given by Go Minooin, the shigo(information on creation of the manuscript) by Ninnaji Sonkai was alsoprovided. Since the editions with the tone critics by Go Minooin lack the shigoby Sonkai, it is very unlikely that the tone critics of those supplementededitions were copied from an older edition with the critics by Go Minooin. Thisfinding demonstrates that the tone critics on the supplemented editions arebased on those annotated by Sonkai or those who worked closely with him.

名目抄諸本一覧の作成

2016

Research Results Outline:本研究では、国内約50箇所に所蔵される「名目鈔」126本の書誌情報を整理した。同書には、単独の写本・版本のほかに、叢書に収められたものや増補されたもの本研究では、国内約50箇所に所蔵される「名目鈔」126本の書誌情報を整理した。同書には、単独の写本・版本のほかに、叢書に収められたものや増補されたものなどがある。これまでに調査したなかには、写本76本と版本50本とがある。写本のうち巻子本は尊経閣文...本研究では、国内約50箇所に所蔵される「名目鈔」126本の書誌情報を整理した。同書には、単独の写本・版本のほかに、叢書に収められたものや増補されたものなどがある。これまでに調査したなかには、写本76本と版本50本とがある。写本のうち巻子本は尊経閣文庫本だけであり、ほかはすべて冊子本である。このなかには増補系「名目鈔」が16本含まれているが、版本50本のうちの3本は末尾に写本を足して増補したものである。本研究で調査した諸本のほかにも、全国にはまだ未調査のものがあることは、国文学研究資料館の「和古書目録データベース」からも知ることができるが、それらの書誌的概要は、以上の調査によってほぼ明らかになったと言えよう。。 

四国山地(徳島県東祖谷村名頃地区)に聞かれる方言アクセントの研究

1997

Research Results Outline:四国山地の奥深く、剣山の山懐に徳島県三好郡東祖谷山村名頃地区がある。この地のアクセントを、1996年7月以来数次に渡って調査して、ほぼ次のような成果を四国山地の奥深く、剣山の山懐に徳島県三好郡東祖谷山村名頃地区がある。この地のアクセントを、1996年7月以来数次に渡って調査して、ほぼ次のような成果を得た。(1) 東祖谷山村の諸地域(樫尾・小川・大枝・久保・落合)の年配層に聞かれるアクセントは、ほ...四国山地の奥深く、剣山の山懐に徳島県三好郡東祖谷山村名頃地区がある。この地のアクセントを、1996年7月以来数次に渡って調査して、ほぼ次のような成果を得た。(1) 東祖谷山村の諸地域(樫尾・小川・大枝・久保・落合)の年配層に聞かれるアクセントは、ほぼ同郡木頭村のそれに同じく、「近畿中央式のやや古い体系に対して、高拍が語頭から2拍以上連続する場合に、これを語頭に限って低下されるもの」で、いわゆる垂井式アクセントに近似する。(2) しかし、名頃地区においては、上記語頭低下と同時に、近畿中央式の高平型に対応するアクセントに限って、その末尾拍を低下させた型が聞かれる。これら語頭低下と語末低下とは後者が前者に優先して実現しているが、前者が語頭に高拍連続がある場合のすべてに実現しているのに対して、後者は近畿中央式の高平型に対応する場合にのみ現れている。(3) 同地区よりも東祖谷の中心部寄りの菅生地区では、一部の動詞(着る・為る・置く、など)に語末低下が聞かれるに過ぎず、ほぼ東祖谷一般のアクセントが聞かれる。(4) 名頃地区は、もと同村北方の深淵地区から江戸時代後期に移住した人々によって開かれたところらしく、そのアクセントも東祖谷一般のそれよりも古いものというよりは、深淵あるいは一宇村・半田町などとの関係を考慮すべきものと思われる。(5) 同地区の動詞アクセント体系は、アクセント型の姿こそ違え、類毎に観察すれば、近畿中央式と同様に、3拍2類5段動詞が1類と、同じく2類1段動詞が3類と合同し、しかも後者が前者に先んじている様相を呈している。(6) また形容詞アクセントでは、3拍ク活用の1類がみな終止連体形HLLで、HHLから語頭低下したLHLではないことから、これら1類(もとHHL)と2類(HLL)とがHLLに合同してのちに、語頭低下が起こったものと推定され、語頭低下がそれほど古いものではないことを思わせる。

『平家正節 声譜付語彙索引』の編纂

1998

Research Results Outline: 近世京都語のアクセント資料として位置づけられる『平家正節』の中から、とくに分析の容易な「口説」「白声」の曲節を選び、さらに「折声」「指声」の前半部分 近世京都語のアクセント資料として位置づけられる『平家正節』の中から、とくに分析の容易な「口説」「白声」の曲節を選び、さらに「折声」「指声」の前半部分をも加えて用例を採取し、ここにあらわれた声譜付語彙をデータ化した。声譜はもちろん平曲を語るための音... 近世京都語のアクセント資料として位置づけられる『平家正節』の中から、とくに分析の容易な「口説」「白声」の曲節を選び、さらに「折声」「指声」の前半部分をも加えて用例を採取し、ここにあらわれた声譜付語彙をデータ化した。声譜はもちろん平曲を語るための音楽的な注記であるから、「白声」のような単なる語りの場合とは違って、「口説」ほかの曲節の譜を分析する場合には、音楽的に変容した語頭低下などに注意しなければならない。また、詞章そのものは鎌倉時代成立のもので、使用語彙は文語的であるとはいえ、伝統的なものであり、和語のみならず漢語のアクセントを、また単純語だけでなく複合語のアクセントを知る上でも、きわめて有益な資料であることが再認識された。さらに辞書類記載のアクセント注記とは違って、平家物語の詞章という話線的な展開の中で用いられるそれぞれの語のアクセントを、多数採取できた点も特筆すべきであろう。 具体的な問題として、いくつかのことを挙げるならば、以下のようである。 (1)従来「白声」は近世中期ころの京都アクセントを反映し、「口説」「指声」などはそれよりも古い時代のアクセントを反映するとされてきたが、男性の漢字二字4拍の名乗りの場合には、「白声」HHLL:「口説」HLLLという、アクセントの変化とは逆方向の対応が確認された。 (2)姓や地名などは、それぞれの語の伝統的なアクセントを反映しており、これら固有名詞としての特別なアクセント型に収斂されていく様子は看取されなかった。 (3)動詞・形容詞のアクセント体系は、とくに多拍語になると伝統的な姿を捨てて、型の統合を起こし、これに伴って類の混同が進んだことが分かった。 (4)動詞の活用形アクセントとして、従来「特殊形」と名付けられてきたものの多くは、実は後続する助動詞を含めて、全体として一語並みの用言のアクセントを形成したのであって、これを、もとの動詞部分と接辞部分とに分解してアクセントを記述することには支障となる問題が多い。 (5)連体格の助詞「の」は、ほかの格助詞と異なって前接する体言との結合が強く、「~の」という文節単位でアクセント単位となる場合はもちろん、後続の語も含めた「~の~」というアクセント単位を、すでに形成していたとしか理解できない譜記を採取することも珍しくない。

近世日本語アクセントの研究

2000

Research Results Outline: 本研究は、近世日本語(京都を中心とした地方)のアクセント研究を、文献資料である「平曲譜本」を用いて行なおうとするものである。平曲の譜記には複雑な旋律 本研究は、近世日本語(京都を中心とした地方)のアクセント研究を、文献資料である「平曲譜本」を用いて行なおうとするものである。平曲の譜記には複雑な旋律をあらわすものも多いが、ここでは、譜記からアクセントを解釈することが比較的容易な〈口説〉〈白声〉と... 本研究は、近世日本語(京都を中心とした地方)のアクセント研究を、文献資料である「平曲譜本」を用いて行なおうとするものである。平曲の譜記には複雑な旋律をあらわすものも多いが、ここでは、譜記からアクセントを解釈することが比較的容易な〈口説〉〈白声〉という大旋律型(以下「曲節」とよぶ)に属する部分を主として利用した。底本は東京大学国語研究室蔵本である。あらわれる譜を、それぞれの譜相互の関係、また無譜部分との関係において、いかなるアクセントを反映するものであるか、また、それらから推定されるアクセント体系はどのようなものであったか、という問題を中心に検討したが、なお以下のような諸問題があることが明らかになった。1 音楽性の強い曲節には、いわゆる語頭低下という旋律付け(節付け)がされることがある。これらは、その譜記とアクセントとの対応がほかの部分と同様には考えられない。2 それについて、いわゆる低起無核型の語が後ろに高起式の語を付ける場合の旋律(またそれから推定されるアクセント)との違いを明確に把握する手法が問われる。3 単語それぞれのアクセントを知るよりも、それが複合語や文節、また連文節、文、段落の中でどのような音調的なあり方をしているかが問題にされる。その意味ではいわゆるアクセント研究を越える可能性が出てくる。4 また従来行なわれてきた単語区切りの研究から排除されがちであった、活用形アクセントのいわゆる「特殊型」などを助動詞接続形全体として問題にすることが必要である。複合用言についても、用例を集めることでその実態を把握しなければならない。5 複合にも、その程度に応じて接合・結合・癒合などという段階があり、それらが場合場合によって、どれほど構成部分のアクセントを残しているか、また、どれほど全体として音調的に機能しているか、といったことに着目する必要がある。

Lecture Course

Course TitleSchoolYearTerm
Japanese Linguistics: Research SeminarGraduate School of Letters, Arts and Sciences2019spring semester
Japanese Linguistics: Research SeminarGraduate School of Letters, Arts and Sciences2019fall semester
Japanese Linguistics 2-1: SeminarGraduate School of Letters, Arts and Sciences2019spring semester
Japanese Linguistics 2-2: SeminarGraduate School of Letters, Arts and Sciences2019fall semester
Japanese Linguistics 2-1: Research SeminarGraduate School of Letters, Arts and Sciences2019spring semester
Japanese Linguistics 2-2: Research SeminarGraduate School of Letters, Arts and Sciences2019fall semester