ホリノ ヒロユキ
教授 (https://researchmap.jp/read0205441/)
(スポーツ科学部)
スポーツ科学学術院(大学院スポーツ科学研究科)
研究院(研究機関)/附属機関・学校(グローバルエデュケーションセンター)
研究所員 2013年-2018年
研究所員 2018年-
早稲田大学大学院博士課程 人間科学研究科 精神生理学 |
人間科学博士 論文 早稲田大学 スポーツ科学
1996年- | 防衛大学校 体育学教室 助手 |
1998年- | 早稲田大学人間科学部 専任講師 |
2004年- | 早稲田大学スポーツ科学部 助教授 現在に至る |
日本フットボール学会 理事および編集委員
日本スポーツ方法学会
日本スポーツ心理学会
日本心理学会
日本体育学会
2001年06月
複合領域 / 健康・スポーツ科学 / スポーツ科学
希望連携機関:大学等の研究機関との共同研究
研究テーマのキーワード:トップパフォーマンス、コーチング、サポートシステム
個人研究
研究テーマのキーワード:クラブスポーツ、運営システム
個人研究
研究テーマのキーワード:育成システム、コーチ、選手
個人研究
Fumiya Ueda, Honda Masaaki and Horino Hiroyuki
Football Science11p.11 - 172014年-
加藤篤,堀野博幸
スポーツ科学研究11p.146 - 158
Technical News62p.54 - 592014年-
樋口智洋,堀野博幸,土屋純
スポーツパフォーマンス研究5p.176 - 1882013年-
古賀康彦,堀野博幸
スポーツ科学研究10p.173 - 1822013年-
田村達也,堀野博幸,瀧井敏郎,土屋 純
スポーツ科学研究10p.164 - 1722013年-
堀野博幸
早稲田学報1196p.188 - 1902013年-
堀野博幸
第27回ユニバーシアード競技大会(2013/カザン)日本代表選手団報告書.p.188 - 1902013年-
堀野博幸
日本サッカー協会報告書(unpublished)p.1 - 202013年-
堀野博幸
日本サッカー協会報告書(unpublished)p.1 - 112013年-
樋口智洋,衣笠竜太,藤田善也,堀野博幸,土屋純
スポーツ科学研究9p.338 - 3492012年-
堀野博幸
Technical News52p.2 - 42012年-
堀野博幸
日本サッカー協会HPオンライン書籍p.1 - 122012年-
堀野博幸
日本サッカー協会HPオンライン書籍p.1 - 82012年-
堀野博幸
日本サッカー協会HP オンライン書籍p.1 - 102012年-
堀野博幸
Technical News52p.7 - 82012年-
堀野博幸
Technical News47p.58 - 592012年-
堀野博幸
Technical News42p.53 - 562011年-
堀野博幸
第26回ユニバーシアード競技大会(2011/深圳)日本代表選手団報告書.p.184 - 1872011年-
堀野博幸
日本サッカー協会報告書(unpublished)p.1 - 192011年-
Horino, H. and Yamazaki, S.
East Asian Football Federation2010年-
Horino, H. and Yamazaki, S.
East Asian Football Federation2010年-
堀野博幸
JFA女子テクニカルレポート2009“世界のなでしこを目指して”p.18 - 232009年-
堀野博幸
JFA女子テクニカルレポート2009“世界のなでしこを目指して”p.2 - 92009年-
佐々木則夫、堀野博幸
Technical News33p.49 - 502009年-
堀野博幸
スポーツ科学研究9p.338 - 3492006年-
堀野博幸
東京都サッカー協会報告書(unpublished)p.1 - 42005年-
堀野博幸
Technical News5p.15 - 152005年-
Basir, M., Yanagihara, E., Horino, H.
Asian Football Confederation2004年-
堀野博幸
Technical News1p.36 - 372004年-
堀野博幸
スポーツ方法学研究17p.89 - 972004年03月-
堀野博幸
第回日本スポーツ方法学会抄録集2004年03月-
堀野博幸
第1回日本フットボール学会一般研究発表プログラム(http://www.jssf.net/home.html)、B-22004年03月-
堀野博幸
東京都国体活動報告書p.1 - 72004年09月-
堀野博幸・小滝紘一・福留彰教
神奈川体育学会紀要(体育研究)36p.1 - 72003年-
堀野博幸・山崎勝男
早稲田体育学研究34p.25 - 482002年-
堀野博幸・山崎勝男
サッカー医・科学研究22p.10 - 152002年-
堀野博幸
東京都国体活動報告書2003年03月-
堀野博幸・山崎勝男
第20回日本生理心理学会予稿集2002年06月-
堀野博幸・石川敦恵・土屋純
スポーツ方法学研究14(1)p.203 - 2112001年03月-
堀野博幸・山崎勝男
生理心理学と精神性理学18(3)p.195 - 2032000年12月-
堀野博幸・山崎勝男
防衛大学紀要社会科学分冊/防衛大学校79p.71 - 891999年09月-
堀野博幸・山崎勝男
防衛大学紀要社会科学分冊/防衛大学校79p.91 - 1031999年09月-
堀野博幸・山崎勝男
神奈川体育学会紀要(体育研究)33p.1 - 61999年12月-
堀野博幸・山崎勝男
早稲田大学体育学研究31p.1 - 111999年03月-
スポーツ方法学研究/日本スポーツ方法学会12(1)p.49 - 581999年03月-
堀野博幸・山崎勝男
第17回日本生理心理学会予稿集p.271999年05月-
堀野博幸・高澤則美・山崎勝男
日本心理学会第63回大会発表論文集p.2601999年09月-
堀野博幸・山崎勝男・小滝紘一
日本体育学会第50回大会号p.5871999年10月-
堀野博幸・山崎勝男・小滝紘一
神奈川体育学会紀要(体育研究)32p.9 - 141998年12月-
堀野博幸・山崎勝男
スポーツ方法学研究/日本スポーツ方法学会11(1)p.113 - 1211998年03月-
福留彰教・堀野博幸
防衛大学紀要社会科学分冊/防衛大学校76p.75 - 841998年03月-
入江史郎・福留彰教・堀野博幸
防衛大学紀要社会科学分冊/防衛大学校76p.57 - 731998年03月-
堀野博幸・山崎勝男
第16回日本生理心理学会予稿集p.331998年05月-
堀野博幸・山崎勝男
日本体育学会第49回大会号p.2251998年10月-
堀野博幸・高澤則美・山崎勝男
日本心理学会第62回大会発表論文集p.10501998年10月-
堀野博幸・山崎勝男
防衛大学紀要社会科学分冊/防衛大学校75p.66 - 691997年09月-
堀野博幸・山崎勝男
神奈川体育学会第1回大会研究発表集録p.381997年05月-
堀野博幸・山崎勝男
第15回日本生理心理学会予稿集p.271997年05月-
堀野博幸・高澤則美・山崎勝男
日本心理学会第61回大会発表論文集p.4521997年09月-
堀野博幸・山崎勝男
日本体育学会第48回大会号p.1881997年10月-
田村達也
スポーツ科学研究査読有り12p.48 - 552015年01月-2015年12月
田村 達也;堀野 博幸;土屋 純
日本体育学会大会予稿集(64)2013年08月-2013年08月
Singer, R., Hausenblas, C. & Jannel, C.(山崎勝男他10名と分担翻訳)
2013年 11月-
堀野博幸(川口浩他12名と分担執筆)
2014年-
堀野博幸(日本サッカー協会スポーツ医科学委員会、審判委員会、女子委員会メンバーと分担執筆)
2012年-
堀野博幸(山崎勝男他12名と分担執筆)
西村書店2012年 11月-
堀野博幸(青木宏至他34名と分担執筆)
大修館書店2011年 04月-
堀野博幸(上田栄治他3名と共同執筆)
日本サッカー協会2009年 05月-
堀野博幸(礒繁雄他10名と分担執筆)
ベースボールマガジン社2007年 03月-
堀野博幸
日本女子サッカーハンドブック2004年-
堀野博幸
大学生のための健康科学/医歯薬出版株式会社1997年 03月-
第24回日本コーチング学会2014年03月
ポスター発表
第23回日本コーチング学会2013年03月
ポスター発表
口頭発表(一般)
口頭発表(一般)
2012年国際体育運動と健康とレクリエーションの発展シンポジウム招待講演.呉鳳科技大学
口頭発表(一般)
口頭発表(一般)
口頭発表(一般)
2011年国際体育運動と健康とレクリエーションの発展シンポジウム招待講演. 呉鳳科技大学2011年11月
口頭発表(一般)
第20回日本スポーツ方法学会2009年09月
ポスター発表
第19回日本スポーツ方法学会2008年03月
ポスター発表
第34回日本スポーツ心理学会2007年03月
ポスター発表
2007年01月
ポスター発表
2007年01月
ポスター発表
第4回日本フットボール学会2006年12月
ポスター発表
第3回日本フットボール学会2006年01月
ポスター発表
第2回日本フットボール学会2005年03月
ポスター発表
フィールドワーク2014年-
フィールドワーク2014年-
フィールドワーク2014年-
芸術活動2013年-
芸術活動2013年-
フィールドワーク2013年-
フィールドワーク2012年-
フィールドワーク2012年-
フィールドワーク2012年-
フィールドワーク2012年-
フィールドワーク2012年-
フィールドワーク2012年-
芸術活動2011年-
フィールドワーク2011年-
フィールドワーク2011年-
フィールドワーク2011年-
フィールドワーク2010年-
芸術活動2009年-
芸術活動2009年-
フィールドワーク2009年-
芸術活動2008年-
芸術活動2007年-
芸術活動2007年-
芸術活動2007年-
フィールドワーク2007年-
芸術活動2005年01月-
フィールドワーク2005年04月-2005年07月
フィールドワーク2005年03月-
芸術活動2005年02月-2006年01月
芸術活動2005年-
フィールドワーク2004年04月-2004年12月
芸術活動2004年-
芸術活動2004年-
フィールドワーク2003年09月-
フィールドワーク2003年06月-2003年07月
フィールドワーク2003年03月-2003年09月
フィールドワーク2002年05月-2004年12月
フィールドワーク1999年01月-2005年01月
フィールドワーク1998年04月-1998年12月
フィールドワーク1996年05月-1997年03月
研究種別:
スポーツ競技に用いられる脳機能のfMRI研究配分額:¥3400000
実施形態:共同研究
脳機能から見たライフステージ別スポーツスキルトレーニング法の開発2004年-2004年実施形態:共同研究
スポーツ競技に用いられる脳機能のfMRI研究2004年-2005年1998年度
研究成果概要: 本研究では,非利き脚によるインステップキックを課題として,技術水準別に,ボールの初速度と正確性をキックパフォーマンスに取り込み,同時に対応する筋活動との関係を定量的に調べた.筋活動の定量化には,筋活動の絶対量を示す「EMG積分値... 本研究では,非利き脚によるインステップキックを課題として,技術水準別に,ボールの初速度と正確性をキックパフォーマンスに取り込み,同時に対応する筋活動との関係を定量的に調べた.筋活動の定量化には,筋活動の絶対量を示す「EMG積分値」とキック動作内の相対量を示す「EMG率」を指標とした.実験の結果,以下のことが明らかとなった. 1. 高技術者群における僧帽筋のEMG積分値と的からの距離に有意な正の相関が,初速度との間に有意な負の相関がそれぞれみられた.また胸腰筋膜のEMG積分値と初速度に高い正の相関がみられた.これらのことから,高技術者群では,踏込からインパクト局面における僧帽筋活動がキックの正確性に影響し,同局面の胸腰筋膜の筋活動と僧帽筋活動の両者は,ボールスピードに影響する.2. EMG積分値とEMG率の各指標とキックパフォーマンスとの関連について,高技術者群では両者の関連が合致していたものの,低技術者群では両者の関連が著しく異なった.この原因として,高技術者群では,各局面における筋活動の発現形態が試行間で安定しており,動作中のどの時点で活動を集中的に動員し,効果的な動作を遂行すべきか学習されている.これに対して,低技術者群では,キック動作中の筋活動の発現形態が試行ごとに異なり,筋活動を集中的に動員する時点にばらつきがある.そのため,効果的なキック動作の遂行に至っていないことが考えられる.
2001年度
研究成果概要: 本研究では,諸外国と日本のサッカー選手育成システムを比較研究することにより,サッカーの選手育成システムを学校教育に適用する可能性について検討することを目的として調査を行った.調査の結果,以下のことが明らかとなった.1. 協会と育... 本研究では,諸外国と日本のサッカー選手育成システムを比較研究することにより,サッカーの選手育成システムを学校教育に適用する可能性について検討することを目的として調査を行った.調査の結果,以下のことが明らかとなった.1. 協会と育成システム オランダとドイツでは,地域のサッカー協会単位で選手と指導者の育成システムが整備されていた.また各地域協会は,当該国のサッカー協会を最上位にした階層構造が構築されていた.この結果は,日本サッカー協会が整備しつつある育成システムと類似していた.2. クラブと育成システム(1) プロクラブ オランダとドイツのプロクラブでは,経営規模により,選手育成システムに差異が存在した.経営規模の大きなクラブでは,フルタイム指導者を整備されていたのに対して,経営規模の小さなクラブでは,指導者の多数は,パートタイム指導者やボランティア指導者であった.一方,日本のプロクラブでは,育成部門の指導者はフルタイムで雇用されていたものの,その人数は上記2カ国のクラブに比べて少なかった.(2) アマチュアクラブ オランダ,ドイツ,日本ともに,多くの指導者はボランティアであり,クラブからは交通費程度が支給されていた.しかし,オランダとドイツでは,日本に比べて多くの指導者が配置されていた.(3) クラブ間の選手移動 オランダとドイツでは,選手のクラブ間移動が頻繁に行われていた.チームカテゴリーが1才ごとに設定されており,クラブの競技レベルに関する階層構造が構築されていることが考察された. 現在の日本では,学校体育の影響から,選手のチーム移動は,1年単位では行われない.また,学校のスポーツ指導者は,当該校の教員に大きく依存している.この状況を改善するためには,同一地域におけるクラブ(チーム)と指導者の有機的連携と,クラブの階層化を進める必要性があろう.すなわち,クラブ単位ではなく,学校と地域クラブを包含して,地域単位での選手育成システムを構築することが重要となる.また,パートタイム指導者を取り巻く環境整備を,早急に進める必要性のあることが強く示唆された.
2003年度
研究成果概要:これまで,女性の身体的特性や心理的特性に関する研究報告はなされている.しかし,スポーツ現場の指導者にとってアプローチが容易な情報としては,ほとんど発信されていなかった.そこで,本研究では,サッカー競技を取り上げ,次の研究調査を実施...これまで,女性の身体的特性や心理的特性に関する研究報告はなされている.しかし,スポーツ現場の指導者にとってアプローチが容易な情報としては,ほとんど発信されていなかった.そこで,本研究では,サッカー競技を取り上げ,次の研究調査を実施した.【研究調査および結果】1. 女性スポーツに携わる指導者の指導法と意識に関する実態調査(1) 女性スポーツのトップレベル指導者に関する調査 トップレベル指導者への聞き取り調査と指導現場へのフィールド調査を行った.その結果,世界を基準としたコーチングが重視されていることが判明した.また,世界で勝利するために,若年層からどのような課題を克服すべきかを検討する.そして,検討結果を普及・育成プログラムに反映する努力がなされていた.(2) スポーツの女性指導者養成プログラムに関する調査 女性指導者として活躍する人材へ育成プログラムに関する実態調査を行った.その結果,女子指導者の育成に成果が認められた.しかし,競技人口など地域間格差は大きく,女性指導者の育成の難しさが顕在化していることが判明した.2. スポーツに参加する女性アスリートの傷害調査(1) スポーツ損傷の特徴:受傷の部位,症状,機転など 女性スポーツのスポーツ損傷について,実態調査を行った.その結果,男性に比べて,膝部位の損傷に特徴があるなど,いくつかの知見が得られた.また,受傷の原因として,内的要因が大きく関与しており,トレーニング環境などの改善の必要性が示唆された.(2) スポーツ損傷のケアシステム:応急処置の実施状況と認識など スポーツ損傷の処置などについて,実態調査を行った.その結果,若年期から,応急処置方法やその重要性を認識させていく必要性が示された.また,スポーツ現場のケアシステムは,大学年代から整備される傾向が認められた.しかし,有資格者の確保など,未だ未解決の課題が残存することが判明した.
2005年度
研究成果概要: 日本では,地域総合型スポーツクラブやサッカーのJクラブなどを中心に,クラブスポーツ育成に一定の成果が認められる。しかし,スポーツ現場では,学校施設などの利用制限や既存のスポーツ団体との軋轢など,改善を要する課題に直面している。日... 日本では,地域総合型スポーツクラブやサッカーのJクラブなどを中心に,クラブスポーツ育成に一定の成果が認められる。しかし,スポーツ現場では,学校施設などの利用制限や既存のスポーツ団体との軋轢など,改善を要する課題に直面している。日本におけるクラブスポーツ発展の停滞要因となる課題として,クラブに関わる者(子供,保護者,指導者,マネージャーなど)とクラブ周辺を取り巻く者(学校関係者,他クラブ関係者,地域住民など)との間に,クラブスポーツに対する意識の乖離が考えられる。現状の課題を改善するためには,クラブ運営のための優れた理念だけでなく,クラブスポーツの文化的な定着を志向することが求められている。加えて,文化的な定着には,男性のみならず,女性のクラブに対する積極的関与が必要不可欠となる。そのため,本研究では、クラブスポーツが古くから定着している英国のクラブシステムと、日本のクラブシステムを検討することを目的として研究を行った。 日本のクラブスポーツの現状と課題を精査するため,スポーツによる社会貢献を企図したNPO法人に介入研究を行った。また、介入調査したクラブと類似環境にある欧州クラブについて,下記に示す比較調査を行った。「人的資産の育成と確保」の観点から,日英の運営環境を分析し、課題抽出を行った。・指導者へのインタビュー調査・クラブ会員へのインタビュー調査およびアンケート調査(日本のみ)・運営スタッフへのインタビュー調査 その結果、以下のような課題が具現化した。・指導者のリクルートシステム・若年指導者の育成プログラム・教育機関との連携・マネジメントスタッフの確保 上記の課題に関する改善策を策定し、本格的介入研究を進めることが今後の課題となる。
2007年度
研究成果概要: 本研究では、本学の有する既存施設と人的資産の再構築(有効活用)によって、トップアスリートに対するトータルサポートシステムを確立することを目的とした。その結果、下記のことが明らかとなった。1. 英国におけるアスリートサポートシステ... 本研究では、本学の有する既存施設と人的資産の再構築(有効活用)によって、トップアスリートに対するトータルサポートシステムを確立することを目的とした。その結果、下記のことが明らかとなった。1. 英国におけるアスリートサポートシステムの調査研究 英国の大学機関におけるアスリートサポートシステムの現地調査を行った。その結果、英国では、大学が国家レベルのスポーツ機関と連携して、アスリートサポートシステムを構築していることが判明した。アスリートの高等教育機関での教育機会獲得を大学側が積極的に支援し、競技活動への経済的支援を目的とした奨学金を外部機関が提供していた。2. プロクラブの育成組織におけるアスリートサポートシステムの調査研究(欧州および日本) 育成年代選手に関わる対象として「保護者・クラブ・学校・地域」が抽出され、アスリートの成長要因として「競技力、教育、人間教育(ライフスキル)」が挙げられた。競技力向上を優先目標とするプロクラブの中でも、上記の関わり方が異なり、その差異には育成組織の哲学が強く反映されていた。3. ナショナルレベルの選手育成システム サッカー協会では、ナショナルレベルの選手育成とサポートのシステムを構築していた。近年では、ピッチ上のパフォーマンス向上に加えて、ピッチを離れた場でのライフスキルの獲得を支援するプログラムが実施されていた。4. 本学アスリートのサポート体制の実態調査 本学の学生アスリートを対象とした実態調査から、推薦入試制度拡充に起因する「入学前の就学に関する不安」が認められた。また「大学初期(1年―2年目)の勉学に対する不満」が多く認められ、勉学と競技活動の両立を支援する柔軟なカリキュラム運用の必要性が明らかとなった。加えて、自然科学系の医科学サポートに加えて、社会科学系の研究サポートへのニーズが高いことが判明した。5. トップアスリートへの介入研究 特定のアスリートへの介入研究の結果、アスリートに対する教員の積極的支援や介入の有効性が示唆された。またサポート介入のプロセスで、アスリート自身の人間力、いわゆるライフスキルとスキル発揮能力の開発の重要性が顕在化した。 本研究から、学生アスリートのサポートシステムをさらに効果的なものとするためには、ライフスキルの開発とスキル発揮能力の開発には、アスリートのライフスキル獲得プロセスを詳細に分析し、そのプロセスを促進する介入手法を検討することが必要であることが判明した。上記の検討を進め、ライフスキル獲得とスキル発揮能力を促進するプログラム構築が今後の大きな課題となろう。
2009年度
研究成果概要:本研究の目的は、トップコーチの経験知の集積から、横断的かつ縦断的にコーチングモデルの構築の可能性を検討することであった。そのため、世界トップレベルのプロクラブの監督と強化責任者に対して、インタビュー調査を行った。その結果、下記のこ...本研究の目的は、トップコーチの経験知の集積から、横断的かつ縦断的にコーチングモデルの構築の可能性を検討することであった。そのため、世界トップレベルのプロクラブの監督と強化責任者に対して、インタビュー調査を行った。その結果、下記のことが明らかとなった。1.一貫指導に基づく長期的視野の重要性トップアスリートの創出には、育成年代からの一貫指導が重要である。トップアスリートへの成長過程では、技術・戦術的コーチングに加えて、“こころの成長”が必要不可欠となる。そのため指導者には、長期的視野に立ち、彼らの潜在能力を引き出す多様な取り組みが求められる。2.アスリートとコーチの信頼関係に基づいた協働 トップコーチは、トップアスリートを強化する過程で、まずアスリートとコーチの間に信頼関係の構築が必要不可欠であると認識していることが明らかとなった。信頼関係を構築後は、高い能力を獲得したアスリートが自身の能力を最大限に発揮できる環境整備とコーチングが求められる。 またコーチは、アスリートの能力を最大化する明確なトレーニングプランとコーチングイメージを持つこと、そしてそれらを具現化するコミュニケーション能力を持たなければならない。3.多様なステークホルダーとの協働 トップアスリートの強化過程では、様々なステークホルダーとの利害関係の調整が必要となってくる。そのためにトップコーチは、クラブの長期的発展を実現するプランを理解した上で、アスリートおよびチームの強化を進めなければならない。 本研究から、トップアスリートの育成と強化に関して、多様なスポーツ種目への汎用性と、プロサッカークラブにおける特異性の両者を明らか検討することができた。今後は、他種目や個となる環境のトップコーチへの調査研究を継続していくことで、コーチングモデルの体系化を行うことが課題となる。
2005年09月-2006年09月
機関: Liverpool Jhon Moores University(イギリス)
2017年03月-2018年03月
機関: 台湾体育運動大学(台湾)
科目名 | 開講学部・研究科 | 開講年度 | 学期 |
---|---|---|---|
演習I(コーチングと心理学) | スポーツ科学部 | 2021 | 秋学期 |
演習II(コーチングと心理学) | スポーツ科学部 | 2021 | 春学期 |
演習III(コーチングと心理学) | スポーツ科学部 | 2021 | 秋学期 |
演習IV(コーチングと心理学) | スポーツ科学部 | 2021 | 春学期 |
スポーツ方法実習I(サッカーD級) | スポーツ科学部 | 2021 | 春学期 |
スポーツ方法実習II(サッカー) 01 | スポーツ科学部 | 2021 | 春学期 |
スポーツ方法実習II(サッカー) 02 | スポーツ科学部 | 2021 | 秋学期 |
スポーツコーチング学 | スポーツ科学部 | 2021 | 春学期 |
スポーツコーチング理論・実習I(サッカーC級) | スポーツ科学部 | 2021 | 秋学期 |
スポーツコーチング概論 | スポーツ科学部 | 2021 | 春学期 |
スポーツコーチング基礎演習 | スポーツ科学部 | 2021 | 春学期 |
アスリート実習II(インターナショナル) | スポーツ科学部 | 2021 | 秋学期 |
コーチング心理学 | スポーツ科学部 | 2021 | 秋学期 |
スポーツ技術・戦術論(サッカー) | スポーツ科学部 | 2021 | 春学期 |
スポーツコーチング論(サッカーC級) | スポーツ科学部 | 2021 | 秋学期 |
スポーツコーチング理論・実習II(サッカーC級) | スポーツ科学部 | 2021 | 春学期 |
コーチング心理学研究指導A | 大学院スポーツ科学研究科 | 2021 | 春学期 |
コーチング心理学研究指導B | 大学院スポーツ科学研究科 | 2021 | 秋学期 |
エリートコーチング研究指導A | 大学院スポーツ科学研究科 | 2021 | 春学期 |
エリートコーチング研究指導B | 大学院スポーツ科学研究科 | 2021 | 秋学期 |
コーチング心理学演習(1)A | 大学院スポーツ科学研究科 | 2021 | 春学期 |
コーチング心理学演習(1)B | 大学院スポーツ科学研究科 | 2021 | 秋学期 |
エリートコーチング演習(1)A | 大学院スポーツ科学研究科 | 2021 | 春学期 |
エリートコーチング演習(1)B | 大学院スポーツ科学研究科 | 2021 | 秋学期 |
コーチング心理学演習(2)A | 大学院スポーツ科学研究科 | 2021 | 春学期 |
コーチング心理学演習(2)B | 大学院スポーツ科学研究科 | 2021 | 秋学期 |
コーチ学特論 | 大学院スポーツ科学研究科 | 2021 | 秋クォーター |
コーチング心理学特論 | 大学院スポーツ科学研究科 | 2021 | 秋学期 |
コーチング心理学研究指導(D)A | 大学院スポーツ科学研究科 | 2021 | 春学期 |
コーチング心理学研究指導(D)B | 大学院スポーツ科学研究科 | 2021 | 秋学期 |
実践の中で生かすスポーツ科学α | グローバルエデュケーションセンター | 2021 | 秋クォーター |
実践の中で生かすスポーツ科学β | グローバルエデュケーションセンター | 2021 | 冬クォーター |
サッカー 基礎 01 | グローバルエデュケーションセンター | 2021 | 春学期 |
サッカー 基礎 02 | グローバルエデュケーションセンター | 2021 | 秋学期 |
サッカー(ゲームトレーニング) 01 | グローバルエデュケーションセンター | 2021 | 春学期 |
サッカー(ゲームトレーニング) 02 | グローバルエデュケーションセンター | 2021 | 秋学期 |