マナベ マサユキ
教授 (https://researchmap.jp/7000014052)
(文学部)
研究院(研究機関)/附属機関・学校(グローバルエデュケーションセンター)
1992年04月-1996年03月 | 早稲田大学 政治経済学部 経済学科 |
1996年04月-1998年03月 | 早稲田大学 文学研究科 史学(日本史)専攻 |
1998年04月-2003年03月 | 早稲田大学 文学研究科 史学(日本史)専攻 |
博士(文学) 論文 早稲田大学 日本史
修士(文学) 課程 早稲田大学 日本史
2016年04月- | 早稲田大学文学学術院教授 |
2011年04月-2016年03月 | 早稲田大学文学学術院准教授 |
2017年04月-2018年03月 | 中央大学大学院文学研究科兼任講師 |
2013年08月-2013年08月 | 同志社大学嘱託講師 |
2010年04月-2015年03月 | 跡見学園女子大学文学部兼任講師 |
2009年04月-2011年03月 | 早稲田大学大学史資料センター助手 |
2009年04月-2010年03月 | 聖心女子大学文学部非常勤講師 |
2008年04月-2009年03月 | 早稲田大学第二文学部非常勤講師 |
2006年12月-2009年03月 | 早稲田大学大学史資料センター嘱託 |
2003年04月-2006年03月 | 日本学術振興会特別研究員(PD) |
2001年11月-2003年03月 | 早稲田大学大学史資料センター嘱託 |
日本古文書学会 編集委員
民衆史研究会
早稲田大学史学会
2014年04月-2016年03月 | 独立行政法人大学入試センター教科科目第一委員会委員 |
2009年10月- | 日本古文書学会編集委員Editorial Board Member |
1998年09月-1999年09月 | 民衆史研究会委員 |
2000年05月授与機関:文部省所管社団法人日本弘道会
1999年05月授与機関:社団法人日本弘道会(文部省所管)
2012年09月
早稲田大学文学部日本史コース運営主任(~2018年9月)
2012年09月
早稲田大学大学院文学研究科日本史学コース運営主任(~2018年9月)
2012年09月
早稲田大学百五十年史編纂委員
2011年12月
早稲田大学百五十年史編纂専門委員
2001年04月
宮内庁書陵部編修課実録編集関係史料調査員(~2008年3月)
2001年04月
佐賀市大隈記念館所蔵史料調査員(~2002年3月)
人文学 / 史学 / 日本史
人文学 / 哲学 / 思想史
研究テーマのキーワード:欧化主義 反欧化主義 国粋主義 西村茂樹 鳥尾小弥太 谷干城
個人研究
研究テーマのキーワード:政党 立憲政治 議会政治 選挙 党弊 結社 徒党 公共性
個人研究
研究テーマのキーワード:私立大学 学生 学風 東京専門学校 早稲田大学
個人研究
研究テーマのキーワード:大隈重信 文明運動 青年論 人生百二十五歳説 大隈重信関係文書
個人研究
研究テーマのキーワード:明治史研究 史学史 実証主義 明治天皇紀 臨時帝室編修局 写本
個人研究
研究テーマのキーワード:動物観 家畜 ペット 肉食 動物愛護 動物実験 ヒューマン・アニマル・ボンド
個人研究
真辺将之
自由民権招待有り(33)p.23 - 432020年03月-
ISSN:0913-8951
真辺将之
早稲田大学募金広報誌 NEWS LETTER招待有り2019p.10 - 112019年09月-
真边将之
中山大学学报招待有り59p.70 - 772019年05月-
ISSN:1000-9639
真辺将之
日本歴史招待有り(851)p.21 - 242019年04月-
ISSN:0386-9164
真辺将之
早稲田大学大学院 文学研究科紀要(64)p.327 - 3632019年03月-
掲載種別:研究論文(大学,研究機関紀要)ISSN:2432-7344
真辺将之
松村謙三先生を伝えようフォーラム2018報告書招待有りp.1 - 142019年03月-
真辺将之
史観(179)p.142 - 1422018年09月-
ISSN:0386-9350
真辺将之
史学雑誌招待有り127(5)p.151 - 1542018年05月-
ISSN:0018-2478
真辺将之
文芸ラジオ(3)p.106 - 1152017年06月-
真边将之
南开日本研究査読有り招待有り(2016)p.185 - 1972016年12月-
真辺将之
日本史研究招待有り(651)p.49 - 562016年11月-
真辺将之
日本思想史学招待有り(48)p.33 - 372016年09月-
真辺将之
史観(175)p.158 - 1582016年09月-
真辺将之
津田左右吉とアジアの人文学(2)p.55 - 962016年03月-
真辺将之
日本歴史(812)2016年01月-
真辺将之
史観(173)2015年09月-
真辺将之
早稲田ウィークリー(1364)p.6 - 62015年05月-
真辺将之
近代日本研究31p.73 - 1082015年02月-
真辺将之
弘道1089p.21 - 252014年04月-
真辺将之
第五届东亚人文学论坛会议手册p.58 - 712013年11月-
真辺将之
歴史読本58(10)p.192 - 1952013年10月-
真辺将之
史観(169)2013年09月-
真辺将之
日本歴史(776)p.52 - 672013年01月-
歴史読本57(12)p.186 - 1972012年12月-
日本教育史研究(31)p.77 - 802012年08月-
早稲田学報1194p.54 - 542012年07月-
福澤諭吉年鑑38p.121 - 1232011年12月-
早稲田ウィークリー(1252)p.6 - 62011年07月-
早稲田ウィークリー(1245)p.6 - 62011年06月-
民権ブックス23 細野喜代四郎と繁荘p.36 - 672010年03月-
古文書研究(68)p.116 - 1242010年01月-
日本歴史(740)p.144 - 1462010年01月-
真辺将之
近代史料研究招待有り(9)p.1 - 282009年10月-
福澤手帖(141)p.1 - 42009年06月-
真辺将之
早稲田大学史記要40p.69 - 1162009年03月-
真辺将之
日本史研究査読有り(555)p.1 - 292008年11月-
古文書研究(66)p.130 - 1312008年09月-
日本歴史(721)p.122 - 1242008年06月-
真辺将之
プロジェクト研究招待有り(2)p.50 - 762008年03月-
真辺将之
早稲田大学史記要39p.53 - 752008年02月-
真辺将之
國文學 : 解釈と教材の研究招待有り53(2)p.52 - 612008年02月-
人間会議(17)p.190 - 1952007年12月-
日本歴史(669)p.119 - 1212006年08月-
真辺将之
日本史学年次別論文集 近現代3 2003(平成15)年p.356 - 3782006年03月-
真辺将之
歴史学研究査読有り(812)p.18 - 352006年03月-
古文書研究(62)p.102 - 1042006年02月-
真辺将之
季刊日本思想史招待有り(67)p.51 - 722005年12月-
多田健次、真辺将之、王暁葵、筑後則、長野美香
弘道(1038)p.6 - 262005年10月-
日本史学年次別論文集 近現代3 2002年p.306 - 3122005年01月-
真辺将之
史学雑誌査読有り114(1)p.69 - 942005年01月-
真辺将之
史学雑誌113(5)p.184 - 1882004年05月-
日本史学年次別論文集 近現代1 2001年p.125 - 1412004年01月-
真辺将之
歴史学研究査読有り(784)p.1 - 192004年01月-
早稲田大学史記要(35)p.245 - 2492003年10月-
中野達彦、松本康正、真辺将之、望月雅士
早稲田大学史記要35p.193 - 2112003年10月-
真辺将之
早稲田大学史記要35p.71 - 1152003年10月-
真辺将之
日本歴史査読有り(657)p.64 - 792003年02月-
真辺将之
文人の眼(4)p.89 - 942002年09月-
真辺将之
ヒストリア査読有り(179)p.61 - 672002年04月-
真辺将之
早稲田大学大学院文学研究科紀要47(4)p.67 - 792002年03月-
真辺将之
日本歴史招待有り(644)p.66 - 1372002年01月-
真辺将之
早稲田大学史記要33p.5 - 372001年07月-
真辺将之
史観(144)p.122 - 1232001年03月-
真辺将之
史観(142)p.21 - 372000年03月-
真辺将之
日本歴史査読有り(617)p.56 - 731999年10月-
真辺将之
土佐史談査読有り(211)p.7 - 131999年08月-
真辺将之
早稲田大学史記要(31)p.35 - 641999年07月-
真辺将之
土佐史談査読有り(210)p.1 - 71999年03月-
真辺将之
早稲田大学大学院文学研究科紀要44(4)p.129 - 1311999年02月-
真辺将之
弘道査読有り(997)p.33 - 611998年12月-
早稲田大学大学史資料センター編(分担執筆)
早稲田大学大学史資料センター2002年 03月-
真辺将之
中南財経政法大学日本語学院国際フォーラム(中南財経政法大学外国語学院日本語学科)招待有り2019年05月27日
国際会議口頭発表(基調)開催地:中華人民共和国
真辺将之
青山学院大学史学科・史学会50周年記念シンポジウム「国際環境下の明治―「明治150年」の研究成果から考える“明治史”」(青山学院大学文学部史学科)招待有り2018年12月15日
国内会議シンポジウム・ワークショップ パネル(指名)
真辺将之
近代東アジアにおける知識移転と政治変容(中山大学)招待有り2018年11月18日
国際会議シンポジウム・ワークショップ パネル(指名)開催地:広州市・中山大学学人館
真辺将之
近代東アジアにおける知識移転と政治変容(中山大学)招待有り2018年11月17日
国際会議シンポジウム・ワークショップ パネル(指名)開催地:広州市・中山大学学人館
真辺将之
松村謙三先生を伝えようフォーラム2018(南砺市)招待有り2018年11月15日
国内会議公開講演
真辺将之
アジア・アフリカ研究の視野における日本学国際シンポジウム(上海外国語大学)招待有り2018年11月11日
国際会議シンポジウム・ワークショップ パネル(指名)開催地:上海市・上海外国語大学虹口校区
真辺将之
早稲田大学春秋会(早稲田大学春秋会)招待有り2018年10月13日
国内会議公開講演
真辺将之
明治维新与近代世界国际学术研讨会(南開大学)2018年07月28日
国際会議口頭発表(招待・特別)開催地:天津市・南開大学
真辺将之
明治维新与近代世界国际学术研讨会(南開大学)招待有り2018年07月28日
国際会議シンポジウム・ワークショップ パネル(指名)開催地:天津市・南開大学
真辺将之
第二回東アジア日本研究者協議会国際学術大会2017年10月29日
国際会議口頭発表(一般)開催地:中国・天津市・賽象飯店
真辺将之
平成28年度大隈祭(大隈記念館50周年記念)招待有り2017年05月14日
真辺将之
南開大学日本研究院南開日本研究講座(南開大学日本研究院)招待有り2016年07月07日
国際会議公開講演
真辺将之
大学経営セミナー(早稲田大学人事部)招待有り2016年06月29日
国内会議
真辺将之
日本思想史学会大会特別パネルセッション「津田左右吉と早稲田大学―記憶と記録―」(日本思想史学会)招待有り2015年10月18日
国内会議シンポジウム・ワークショップ パネル(指名)
真辺将之
早稲田大学大学史資料センター主催シンポジウム「大隈に手紙を寄せた人びと-大隈重信へのまなざし-」(早稲田大学大学史資料センター)招待有り2015年10月12日
国内会議シンポジウム・ワークショップ パネル(指名)
全国大学史資料協議会東日本部会2015年度総会2015年06月03日
口頭発表(一般)
大学経営セミナー2014年12月03日
口頭発表(一般)
大学経営セミナー2014年07月09日
口頭発表(一般)
慶應義塾福澤研究センター主催シンポジウム「明治前期における中等教育の展開」2013年11月29日
口頭発表(一般)
大学経営セミナー2013年11月27日
口頭発表(一般)
第5回東アジア人文学フォーラム2013年11月02日
口頭発表(一般)
2012年度早稲田大学大学史資料センター秋季企画展・早稲田大学創立130周年記念連携講演会 「建学の礎を見つめ直す-大隈重信・小野梓と東京専門学校-」2012年11月05日
口頭発表(一般)
2012年度早稲田大学史学会大会記念講演会2012年10月06日
口頭発表(一般)
Trans-Pacific Leadership記念シンポジウム「近代日本社会のリーダー−渋沢栄一・福沢諭吉・大隈重信」2012年05月31日
口頭発表(一般)
「宮中と政治」研究会2011年09月30日
口頭発表(一般)
早稲田大学文学部日本史コースガイダンス講演2010年03月24日
口頭発表(一般)
早稲田大学理事会大隈重信・小野梓展墓記念講話2010年01月10日
口頭発表(一般)
町田市立自由民権資料館2009年企画展記念講演2009年11月15日
口頭発表(一般)
早稲田大学史学会連続講演会2009年05月25日
口頭発表(一般)
佐賀市大隈祭2009年05月10日
口頭発表(一般)
早稲田大学総合研究機構第3回研究成果報告会・早稲田大学創立125周年記念シンポジウム「自由・進取の精神と反骨の系譜—早稲田大学における伝統の創造—」2007年11月30日
口頭発表(一般)
早稲田大学オール早稲田文化週間ミニ講義2002年05月17日
口頭発表(一般)
早稲田大学春秋会2001年11月10日
口頭発表(一般)
千葉歴史学会近現代史部会2001年10月14日
口頭発表(一般)
早稲田大学史学会大会2000年10月
口頭発表(一般)
早稲田大学大学史資料センター高田早苗研究部会1999年12月16日
口頭発表(一般)
理想主義学会例会1999年05月29日
口頭発表(一般)
研究種別:
大隈重信の「文明運動」に関する総合的研究2014年-0月-2019年-0月
配分額:¥4680000
研究種別:
大隈重信の政党認識と政党指導―「統治」と「民意」のはざまで―2011年-0月-2014年-0月
配分額:¥3510000
研究種別:
近代日本立憲制の成立と政党認識-「欧化」と「反欧化」の視角から-配分額:¥2665000
研究種別:
明治国家形成期における反欧化主義配分額:¥3700000
研究種別:
市島春城およびその関連史料の総合的研究2019年-0月-2024年-0月
配分額:¥4290000
2009年度
研究成果概要:成果の第一としては、反欧化の立場に立っていた人物のうち、これまで研究を進めてきた西村茂樹にかんする研究をまとめ、『西村茂樹研究―明治啓蒙思想と国民道徳論』(思文閣出版)として出版したことがあげられる。また研究途上にある鳥尾小弥太に...成果の第一としては、反欧化の立場に立っていた人物のうち、これまで研究を進めてきた西村茂樹にかんする研究をまとめ、『西村茂樹研究―明治啓蒙思想と国民道徳論』(思文閣出版)として出版したことがあげられる。また研究途上にある鳥尾小弥太に関しても、特にその仏教思想と近代政治とのかかわりについて掘り下げるために史料を読み進めることができた。近い将来、論文化したうえで、これまでの研究とまとめて研究書として出版することを視野にいれて研究を進めることが出来た。成果の第二としては、今後研究すべき対象として考えている谷干城・三浦梧楼といった人々に関する資料調査を行うことができた。特に国立国会図書館や宮内庁書陵部に所蔵されている資料の所在状況を調査したほか、明治前期の翻訳草稿を集めた資料集を購入することができ、明治政府要人の西洋認識について検討するための材料を得た。同資料集については現在読み込みを進めており、今後論文化をすすめていきたいと考えている。また「深谷博治旧蔵文書」についてもアルバイトを雇用して整理と調査を行い、同文書のうち特に重要な一部分については論文「内大臣府文書(明治天皇御手許書類)に関する基礎的研究」を目録を附載して発表することができた。成果の第三としては、論文「政党認識における「欧化」と「反欧化」」を発表し、欧化と反欧化とのせめぎあいの中からどのような政党観が生じ、それが日本の政治状況にどのような影響を及ぼしたのかということを、欧米との比較を交えながら論じることができた。個別の人物研究にとどまらず、総体としての「反欧化」の潮流が日本の近代にどのような意味を持っていたのかということを明らかにしようという試みであり、今後も、個別の人物に関する研究を進めていく一方で、さらにそれを総体的に検討し、日本近代国家・近代社会のなかでどのような歴史的意義を有しているのかということについて研究を進めていきたいと考えている。
2010年度
研究成果概要:本年度は、深谷旧蔵文書の目録化の作業を行った。作業にあたってはアルバイト2名を雇用し、目録の粗入力を依頼、それを真辺がチェック・修正・記述追加するという形で作業を進めた。目録化にあたっては、簿冊表題だけではなく、内容に含まれる史料...本年度は、深谷旧蔵文書の目録化の作業を行った。作業にあたってはアルバイト2名を雇用し、目録の粗入力を依頼、それを真辺がチェック・修正・記述追加するという形で作業を進めた。目録化にあたっては、簿冊表題だけではなく、内容に含まれる史料の細目まで採録し、書翰についてはおよその内容についても略記するようにした。しかしこの作業は一点一点を入力するこの作業には膨大な時間がかかり、総入力点数が膨大にわたることから、全体の8割程度にあたる量の作業は完了したが、残り2割については来年度以降の課題とせざるをえなかった。しかし史料の利用者の便を考えるならば、史料内容の細目まで記した目録の整備は必須であり、今後もこの方式で目録化の作業を進めていきたいと考えている。また目録化作業完遂後は、現在割り振られている文書番号は便宜的なものであるため、内容を勘案して史料配列の再構成を行い、文書番号の再振り分けを行いたいと考えているが、そのための青写真もこれまでの目録化作業によって描くことができている。なお、当初深谷文書のみならず、渡辺文書の目録化をも行う予定であったが、深谷文書の作業のみで手いっぱいの状況であり、渡辺文書の目録作成についても今後の作業とせざるをえなかった。また上記の作業と並行して、これら史料が収集される契機となった各編纂事業、具体的には、臨時帝室編修局における『明治天皇紀』編集事業、春畝公追頌会における『伊藤博文伝』編集事業、憲政史編纂会による憲政史編纂事業、貴族院五十年史編纂掛による貴族院五十年史編纂事業、早稲田大学大隈記念室における大隈重信関係文書の整理・調査事業のどのような特質が見えてくるのか、また逆に、それら事業の特色が、本史料群の史料状況にどのように反映しているのかという相互関係を明らかにすべく、検討作業を行った。これについても、目録化の作業が途上にあることから、完遂にはいたっていない。次年度以降、目録化の作業とあわせて検討をすすめ、論文化させたいと考えている。
2012年度
研究成果概要:研究補助者3名を雇用して、史料の整理・目録化の作業を行うとともに、本史料群と関係の深い宮内庁書陵部の所蔵史料の調査を行った。整理・目録化の作業にあたっては研究補助者に、史料の袋詰めと目録の粗入力を依頼、それを真辺がチェック・修正・...研究補助者3名を雇用して、史料の整理・目録化の作業を行うとともに、本史料群と関係の深い宮内庁書陵部の所蔵史料の調査を行った。整理・目録化の作業にあたっては研究補助者に、史料の袋詰めと目録の粗入力を依頼、それを真辺がチェック・修正・記述追加するという形で作業を進めた。目録化にあたっては、簿冊表題だけではなく、内容に含まれる史料の細目まで採録し、書翰についてはおよその内容についても略記するようにした。その結果、本資料群のうち、和綴じの冊子体写本史料について、おおむね粗入力の作業を終えることができた。しかし、真辺によるチェックについてはまだ未着手の部分が残されており今後の課題となった。また、現在割り振られている文書番号は便宜的なものであるため、内容を勘案して史料配列の再構成を行い、文書番号の再振り分けを行いたいと考えているが、そうした仮番号から新番号への配列分けの作業も手付かずのまま残っている。また上記の作業と並行して、これら史料が収集される契機となった各編纂事業、具体的には、臨時帝室編修局における『明治天皇紀』編集事業、春畝公追頌会における『伊藤博文伝』編集事業、憲政史編纂会による憲政史編纂事業、貴族院五十年史編纂掛による貴族院五十年史編纂事業、早稲田大学大隈記念室における大隈重信関係文書の整理・調査事業のどのような特質が見えてくるのか、また逆に、それら事業の特色が、本史料群の史料状況にどのように反映しているのかという相互関係を明らかにすべく、検討作業を行った。特に、近年、宮内庁書陵部にて本史料群と関係の深い史料が大量に公開されていることから、それらに関する調査を、研究補助者を雇用して依頼した。ただし、これらは未だ史料状況の調査・収集の段階にとどまっており、深谷旧蔵史料との内容の比較検討の作業は手付かずとなっており、完遂にはいたっていない。今後、検討をすすめ、論文化を目指したいと考えている。なお、本年度整理した写本史料とは別に、本資料群中には、多くの現物史料が残されており、また深谷の旧蔵書籍もこれとは別に大量に残されていることが判明した。現物史料の数は約100点であり、旧蔵書籍は約300点にのぼるものと見積もられるが、これらについては全く着手できておらず、来年度以降のの課題として残されている。今後は、これらの未着手の作業に着手し、その上で、本年度の作業の結果も含めた、完成版目録の作成を期したいと考えている。
2013年度
研究成果概要:本年度は深谷博治旧蔵文書のうち、原史料にあたる約100点の整理・目録化と翻刻、内容の検討を行なった。仮目録の番号でいうと、390から486にあたる史料である。整理の結果、原史料は大きくわけて二つに分かれていることがわかった。ひとつ...本年度は深谷博治旧蔵文書のうち、原史料にあたる約100点の整理・目録化と翻刻、内容の検討を行なった。仮目録の番号でいうと、390から486にあたる史料である。整理の結果、原史料は大きくわけて二つに分かれていることがわかった。ひとつは、寺島宗則宛の書簡を中心とする明治期の政治家の書翰群である。これらについては内容細目を再録した目録を作成するとともに、書翰全文の翻刻作業を行なった。なかには未紹介の書翰も多く、今後これらについては何らかの形で発表したいと考えている。またもうひとつは、明治初年の度会府・度会県の民政関係のものであり、浦田長民が関与していたと思われるものが多いことから、これらは「浦田長民関係文書」と名付けるのがふさわしいとの結論に至った。特に民政関係のものが多く、内容的には、管内の住民からの陳情や、それに対する対応などを審議した形跡を窺えるものが多く、明治初年の地方民政において、民意・民情が非常に重視されていたことを窺える史料が多く、明治初年の地方行政を考える上で非常に貴重な史料であると判明した。また深谷博治という人物の史学史的検討という点からすると、これらの史料を深谷がどのような経緯で入手したのか、またこれらがどのように深谷の著作物に使用されているのかを検討していく必要があるが、時間が足りず、これらについては今後の課題となった。また原史料以外の深谷旧蔵文書についても、前年度までに目録化が完了していなかったものや、細目の入力が粗かったものについて、より詳細な記述を心がけて目録の整備を行なった。この作業においては、大庭裕介氏、渡邊桂子氏の助力を得た。ただし、予算の都合もあり、いまだ完了にはいったっていない。以上の作業結果を踏まえ、今後は、内容ごとに目録番号と資料群の構造を再構成させ、目録を最終的に完成させることが課題となる。その上で、目録のWEB公開と、史料の図書館への移管を実現させたいと考えている。
2016年度
研究成果概要:本年度は、早稲田大学図書館古典籍総合データベースならびに、早稲田大学図書館備え付けのカード目録、および、『早稲田大学図書館所蔵和漢図書目録』を使用して、昨年度までに入力してきた部分の確認を行うとともに、脱漏している部分の入力作業を...本年度は、早稲田大学図書館古典籍総合データベースならびに、早稲田大学図書館備え付けのカード目録、および、『早稲田大学図書館所蔵和漢図書目録』を使用して、昨年度までに入力してきた部分の確認を行うとともに、脱漏している部分の入力作業を行った。図書館所蔵のものについてはおおむね確認を終えることができた。今後、さらにチェックを進め、一刻も早く目録を発表できるよう尽力するとともに、雑記録については、翻刻・出版を視野に入れて、内容検討・研究活動を進めていきたい。
2017年度
研究成果概要:中国・黒竜江省東寧市に調査に赴いた。東寧市内に散在していた碑文が、東寧要塞博物館に集められたとの情報を事前に得ていたが、多くはレプリカであり、元の場所に残っているもの、および所在不明になってしまったものが多数あることが判明した。そ...中国・黒竜江省東寧市に調査に赴いた。東寧市内に散在していた碑文が、東寧要塞博物館に集められたとの情報を事前に得ていたが、多くはレプリカであり、元の場所に残っているもの、および所在不明になってしまったものが多数あることが判明した。そこで、東寧市内を調査し、民主村にて「馬頭観世音菩薩」碑と、忠魂碑の所在を確認した。その後、この「馬頭観世音菩薩」碑と、忠魂碑の設立当初の状況を示す満洲駐箚日本軍に所属していた獣医の旧蔵資料を入手できた。このほか、河南省封丘県の「愛馬之碑」に関係する資料の調査も行った。また台湾所在の動物慰霊碑についても、特に戦後のものを調査し、これは近い将来論文化する予定である。
2019年度
研究成果概要:日本国内に存在する、動物慰霊碑や動物に関する碑文を調査するとともに、関連する文献を数多く収集しえたことが大きな収穫である。また中国への出張を複数回行い、碑文の調査と文献の収集を行って東アジアの動物慰霊に関する研究をすすめることがで...日本国内に存在する、動物慰霊碑や動物に関する碑文を調査するとともに、関連する文献を数多く収集しえたことが大きな収穫である。また中国への出張を複数回行い、碑文の調査と文献の収集を行って東アジアの動物慰霊に関する研究をすすめることができた。研究発表としては、上海外国語大学と中南財経政法大学で、東アジアの動物慰霊碑にかかわる研究報告を行い、世界各国からの参加者から貴重な意見を得ることができた。世界各国に類似しつつ微妙に異なる動物民俗についての風習が存在することを知り得たのは大きな収穫であった。
2018年度
研究成果概要:東京専門学校から早稲田大学へと至る戦前期早稲田大学誕生の過程の検討を行った。当初日本語による速成教育を売りとしていた東京専門学校が、大学化をめざすなかで英語教育を必要とし、かつ他の高等教育機関が次々と日本語教育を行っていくようにな...東京専門学校から早稲田大学へと至る戦前期早稲田大学誕生の過程の検討を行った。当初日本語による速成教育を売りとしていた東京専門学校が、大学化をめざすなかで英語教育を必要とし、かつ他の高等教育機関が次々と日本語教育を行っていくようになっていくなかで、「学問の独立」のスローガンのうち、政治権力からの独立という要素のみがクローズアップされるようになっていき、日本語速成教育という要素は早期に失われていくこと、そのなかで多様な経路と独自の学風を育成することで、他校との差別化を図ていく過程を検討した。その成果は別記の通り発表したほか、大学で現在編纂を進めている『早稲田大学百五十年史』としても今後発表される予定である。
2020年度
研究成果概要:日本と中国との学知の交流状況や、双方の状況の特異性を明らかにすべく、近代中国人の日本および欧米見聞録の検討を行った。ただし、その所収されている文献数は非常に多く、1年間では到底分析しきれない量であるため、本年度は特に、早稲田大学を...日本と中国との学知の交流状況や、双方の状況の特異性を明らかにすべく、近代中国人の日本および欧米見聞録の検討を行った。ただし、その所収されている文献数は非常に多く、1年間では到底分析しきれない量であるため、本年度は特に、早稲田大学をはじめとする教育機関に関する部分をピックアップして検討する作業を行った。この成果は、現在申請者が執筆を担当している『早稲田大学150年史』に成果として生かされるだろうと考えられる。また、仏教や儒教等の伝統的な思想の持ち主がどのように近代化に向き合ったかの検討を行った。
2014年度
研究成果概要: 本研究では早稲田大学図書館特別資料室に所蔵されている市島春城の旧蔵文書について、その全体像を把握しようとした。具体的には、研究補助者を雇用して、文書類の目録作成のための粗入力を行ってもらい、それを研究代表者がチェックした。また、... 本研究では早稲田大学図書館特別資料室に所蔵されている市島春城の旧蔵文書について、その全体像を把握しようとした。具体的には、研究補助者を雇用して、文書類の目録作成のための粗入力を行ってもらい、それを研究代表者がチェックした。また、市島の随筆刊本の内容を検討して関連する記述を拾う作業も行った。目録作成については、資料の量が予想以上に膨大であり、ヒットしたものを粗入力するだけで手一杯となってしまったが、同文書には従来まとまった目録が作成されておらず、また古典籍総合データベースも階層検索ができないため、同文書の全体構造を把握できない状況となっていたことを考えられば、同文書研究の大きな一歩を踏み出すことができたと考える。
科目名 | 開講学部・研究科 | 開講年度 | 学期 |
---|---|---|---|
卒業研究(真辺 将之) | 文化構想学部 | 2020 | 通年 |
基礎講義 5 | 文学部 | 2020 | 春学期 |
基礎講義 6(再履) | 文学部 | 2020 | 秋学期 |
日本史講義4(近現代史料学) | 文化構想学部 | 2020 | 秋学期 |
日本史講義4(近現代史料学) | 文学部 | 2020 | 秋学期 |
日本史講義6(近現代) | 文化構想学部 | 2020 | 秋学期 |
日本史講義6(近現代) | 文学部 | 2020 | 秋学期 |
日本史演習7 A(近現代) | 文学部 | 2020 | 春学期 |
日本史演習(卒論)春学期(真辺 将之) | 文学部 | 2020 | 春学期 |
日本史演習(卒論)秋学期(真辺 将之) | 文学部 | 2020 | 秋学期 |
日本史学研究指導4-1 M | 大学院文学研究科 | 2020 | 春学期 |
日本史学研究指導4-2 M | 大学院文学研究科 | 2020 | 秋学期 |
日本史学演習4-1 | 大学院文学研究科 | 2020 | 春学期 |
日本史学演習4-2 | 大学院文学研究科 | 2020 | 秋学期 |
日本史学研究指導4-1 D | 大学院文学研究科 | 2020 | 春学期 |
日本史学研究指導4-2 D | 大学院文学研究科 | 2020 | 秋学期 |
「早稲田学」人物編β(建学者の思想と学生へのまなざし) | グローバルエデュケーションセンター | 2020 | 冬クォーター |
2019年04月
概要:早稲田大学文学部基礎講義オンデマンドコンテンツ
2015年04月
概要:早稲田大学文学部基礎講義オンデマンドコンテンツ
2011年04月
概要:早稲田大学文学部基礎講義(オンデマンド講義)の一部(動画)
2010年04月
概要:早稲田大学オープン教育センター全学共通講義「わせだライフABC」オンデマンド講義の一部(動画)
2009年04月
概要:早稲田大学オープン教育センター全学共通講義「早稲田大学基礎講義」オンデマンド講義の一部(動画)
2020年05月26日-
2019年03月18日-2019年03月22日
2018年11月30日-
2018年05月18日-
2017年10月21日-
2016年11月19日-
2015年11月21日-
2015年08月02日-
2014年11月22日-
2008年06月-
2003年02月-2003年03月