氏名

オオイシ マサヒコ

大石 雅彦

職名

教授 (https://researchmap.jp/read0206255/)

所属

(文化構想学部)

連絡先

URL等

研究者番号
10160417

本属以外の学内所属

兼担

文学学術院(大学院文学研究科)

学歴・学位

学位

博士(文学)早大 論文 早稲田大学 ヨーロッパ文学

論文

ロシア・アヴァンギャルド遊泳

大石雅彦

水声社1992年01月-

水声社

大石雅彦

「新青年」の共和国1992年12月-

聖ペテルブルク

大石雅彦

水声社1996年12月-

マレーヴィチ考

大石雅彦

人文書院2003年04月-

О понятии “фактура”

Масахико Оиси

Japanese Slavic and East European Studies8p.39 - 551987年10月-

学内研究制度

特定課題研究

芸術家カジミール・マレーヴィチを中心としたロシア・アヴァンギャルドにおける抽象の問題

1997年度

研究成果概要:1)資料収集―1997年の8月末から9月初めにかけて、ロシアの都市(モスクワ、ペテルブルク、ヴィテブスク、キエフ)を訪れ、マレーヴィチに関する資料を50点ほど集めるとともに、当地の研究者と情報の交換を行いました。2)執筆を進めてい...1)資料収集―1997年の8月末から9月初めにかけて、ロシアの都市(モスクワ、ペテルブルク、ヴィテブスク、キエフ)を訪れ、マレーヴィチに関する資料を50点ほど集めるとともに、当地の研究者と情報の交換を行いました。2)執筆を進めているマレーヴィチのモノグラフのうち、今年度は、第一章「マレーヴィチという問い」、第二章第一節「絵画という<システム>と<付加的要素>」を執筆しました。400字詰原稿用紙に換算すると、その量は350枚程度になります。第一章は、マレーヴィチが画家であるよりも、むしろ絵画を根底から問う一つの問い、問題構制であることを明らかにし、その<問い>が20世紀の絵画史の中でどのように展開されてきたのかを跡づけています。第二章第一節は、マレーヴィチの抽象が造形行為である前に、まず思考としてあることを闡明するとともに、彼の概念<付加的要素>をとおして、印象主義からスプレマチズムまでの絵画史をたどっています。研究成果の発表2001年3月(予定) 人文書院、『無対象世界――カジミール・マレーヴィチ(仮)』

カジミール・マレーヴィチの抽象芸術

1999年度

研究成果概要: 本年度は、予定している著作の第3章「スプレマチズムへ/からの生成変化」のうち、Ⅲ)「立体未来主義」Ⅳ)「スプレマチズム」Ⅴ)「ポストスプレマチズム」、第4章「思想としてのスプレマチズム」のうちⅠ)「『4次元』の問題系」をかきあげ... 本年度は、予定している著作の第3章「スプレマチズムへ/からの生成変化」のうち、Ⅲ)「立体未来主義」Ⅳ)「スプレマチズム」Ⅴ)「ポストスプレマチズム」、第4章「思想としてのスプレマチズム」のうちⅠ)「『4次元』の問題系」をかきあげました。 Ⅲ)「立体未来主義」では、キュビスムとイタリア未来派の影響のもとにどのようにマレーヴィチのスタイルが形成されたのかを考察しました。二つのスタイルのメタスタイルとしてできた超理性的リアリズム、アロギズムが速度と新しい幾何学にもとづく革新的なスタイルであることが明らかになりました。 Ⅳ)「スプレマチズム」では、従来あまり注目されてこなかったスプレマチズムの段階的形成をおってみました。「白地の上の黒い正方形」から白いスプレマチズムまでをおうなかで明らかになったのは、潜勢的相、現勢的相、可能相、現実相といった4つの相が複合的にかさなりながら絵画テクストが構成されていることです。 Ⅴ)「ポストスプレマチズム」では、今まで社会主義リアリズムに屈したスタイルとされてきたものが、実は社会主義リアリズムのシミュラークルであることを明らかにしました。それとあわせて、1928年以降の印象主義的作品、立体未来主義的作品が1910年代のスタイルのシミュレーションであることも立証しました。 Ⅰ)「『4次元』の問題系」では、1910年代にアヴァンギャルド芸術に大きな影響をあたえた4次元思想について論じました。ここで問題としている「4次元」は相対性理論にいう4次元連続体ではなく、非ユークリッド幾何学、n-次元幾何学、神秘主義等をもとに成立したものです。スプレマチズムの誕生にさいして4次元思想は大きな役割をはたしました。ただし、4次元思想は1919年以後相対性理論の浸透とともに変化します。この変化がマレーヴィチに及ぼした影響にも言及しました。

カジミール・マレーヴィチと文化としての抽象

2000年度

研究成果概要: 本年度は、予定している著作の第4章、第5章、第6章をかきあげ、全体を完成させました。400字詰原稿用紙に換算すると1200枚ほどになります。これから原稿の調整にとりかかり、今秋には刊行したいと思っています。以下に、第4章、第5章... 本年度は、予定している著作の第4章、第5章、第6章をかきあげ、全体を完成させました。400字詰原稿用紙に換算すると1200枚ほどになります。これから原稿の調整にとりかかり、今秋には刊行したいと思っています。以下に、第4章、第5章、第6章の概要を記します。 第4章は「思想としてのスプレマチズム」を扱い、第1節「『四次元』の問題系」、第2節「レーニンそのものと主義になったレーニン」にわかれています。第1節はスプレマチズムと神秘主義の関係を、第2章は政治の美学化と美術の政治化の関係を論じています。 第5章は「『太陽の征服』上演」をテーマとし、第1節「詩と絵画のインターフェイス」、第2節「立体未来主義の祝祭」にわかれています。第1節は芸術のインターフェイス化を、第2節は祝祭としての『太陽の征服』上演を問題としています。 第6章は「世界の造形」を扱い、第1節「教育・研究・行政――ウノヴィス、ギンフク」、第2節「飛行都市」にわかれています。第1節は革命後の美術学校における教育・研究・行政の相互関係を、第2節はデザイン思想の誕生を論じています。

エイゼンシテイン『方法』の草稿研究、ならびにエイゼンシテイン対ヴェルトフ論争研究

2009年度

研究成果概要: 本研究の課題は二つあります。エイゼンシテイン『方法』の草稿研究、ならびにエイゼンシテインとヴェルトフとの関係です。以下、それぞれの成果について述べます。 1)『方法』は未完かつ未刊の大部の理論書であり、死後刊行された『方法1、2... 本研究の課題は二つあります。エイゼンシテイン『方法』の草稿研究、ならびにエイゼンシテインとヴェルトフとの関係です。以下、それぞれの成果について述べます。 1)『方法』は未完かつ未刊の大部の理論書であり、死後刊行された『方法1、2』(クレイマン監修)は必ずしも最良の形で構成されているとはいいがたいものです。実際、ブルガコヴァはクレイマンの提示する構成に対して疑問を投げかけています。 この構成の問題に迫るために、わたしは2009年の9月に3週間ほどモスクワに滞在し、ロシア国立文献保管所(ルガーリ)において、『方法』の草稿に、可能な限りあたりました。この短い期間では、すべてを丁寧に調べるというわけにはいかなかったのですが、クレイマン監修本の構成の問題点は、見えてきました。 クレイマンは幾つかの大テーマ別に草稿を分類し、そしてその分類から洩れたものを付録として括っています。草稿の本来の構成コンセプトが多方向的に、モチーフの連想によって連結されることを意図したものである以上、クレイマンのような構成法をとると、この連想運動の自由が妨げられることになります。著者の意図にそったもっとも効果的な配列法(アレンジメント)として思いうかぶのは、できる限り細かなモチーフ別の断片に全体を分割し、それらを円環状に配列するものです。そしてそれを、モチーフの連想的つながりにしたがいつつ、読みすすめていくのです。エイゼンシテインが望んでいたように、この読みには初めも終わりもありません。彼の夢がマラルメやフレーブニコフの思い描いたような一冊の本(多価関数的な)にあったからには、これ以外に、本としての構成は考えられないでしょう。『方法』は、情報体・本・世界の鎖列を考えるのに、格好のフィールドといえるでしょう。 2)エイゼンシテインとヴェルトフの問題に関しては、わたし自身今までにも触れてきましたが、今回改めて二人の「イノセント・アイ」の違いがどのようなものなのかを考えてみました。映画眼によって築かれるイメージ・運動・イデオロギーの連鎖に、両者ともに、肉眼にはかなわない視覚のイノセント性を見ていました。そこに異なるジャンルの「記憶」が介入する過程で、二人の差異は生まれます。1920年代初期にあっては、劇映画と非劇映画というものが、いまだジャンルとしての「記憶」を充分に確立できていなかったために、逆に二人はジャンル意識に強くしばられ、激しい衝突を繰り返すことになったのです。ドキュメンタリーと劇(物語)映画の線引きが単純にはできなくなっている今日、二人の交わした論争はより大きな意味を持つといえます。

海外研究活動

研究課題名: ロシアの映画と写真

2002年09月-2003年09月

機関: 国立映画大学(ロシア)

研究課題名: ロシア・アヴァンギャルド映画          アウトサイダー・アート

2013年04月-2014年03月

機関: ロシア国立文学芸術アーカイヴ(ロシア)、アール・ブリュット美術館(スイス)

現在担当している科目

科目名開講学部・研究科開講年度学期
文化構想学部 選択基礎演習 2文化構想学部2019秋学期
基礎講義 1文化構想学部2019春学期
基礎講義 2(再履)文化構想学部2019秋学期
イメージ論1文化構想学部2019春学期
イメージ論1文学部2019春学期
イメージ論2文化構想学部2019秋学期
イメージ論2文学部2019秋学期
性とイメージ文化構想学部2019秋学期
性とイメージ文学部2019秋学期
表象・メディア論系演習(イメージの記号論)文化構想学部2019春学期
イメージの記号論ゼミ (春学期) A文化構想学部2019春学期
イメージの記号論ゼミ (春学期) B文化構想学部2019春学期
イメージの記号論ゼミ (秋学期) A文化構想学部2019秋学期
イメージの記号論ゼミ (秋学期) B文化構想学部2019秋学期
ロシア文化論文化構想学部2019春学期
ロシア文化論文学部2019春学期
ロシア文化講義1大学院文学研究科2019春学期
ロシア文化講義2大学院文学研究科2019秋学期
表象・メディア論講義3大学院文学研究科2019春学期
表象・メディア論講義4大学院文学研究科2019秋学期