タニグチ シンコ
教授
(文学部)
博士(史学) 論文 早稲田大学 日本史
日本歴史学会
日本史研究会
歴史学研究会
アジア民衆史研究会
岡山地方史研究会
日本史攷究会
2002年07月
人文学 / 史学 / 日本史
個人研究
個人研究
個人研究
個人研究
個人研究
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谷口 眞子
WASEDA RILAS JOURNAL62018年10月-
谷口 眞子
早稲田大学大学院文学研究科紀要63p.922(423) - 906(439)2018年03月-
谷口 眞子
第304回ー平成29年国立劇場10月歌舞伎公演p.20 - 212017年10月-
谷口 眞子
WASEDA RILAS JOURNAL5p.177 - 1922017年10月-
谷口 眞子
佐賀県立佐賀城本丸歴史館p.79(10) - 67(22)2017年03月-
谷口 眞子
早稲田大学高等研究所紀要9p.85 - 1192017年03月-
谷口 眞子
早稲田大学高等研究所紀要9p.71 - 832017年03月-
谷口 眞子
葉隠成立300年記念 葉隠と忠臣蔵ー天下泰平の武士道ー展示図録p.40 - 432016年11月-
谷口 眞子
特別展図録 山鹿素行p.55 - 562016年10月-
谷口 眞子
WASEDA RILAS JOURNAL4p.406 - 3942016年10月-
谷口 眞子
歌舞伎座四月大歌舞伎p.26 - 282016年04月-
谷口 眞子
早稲田大学高等研究所紀要8p.141 - 1592016年03月-
谷口 眞子
早稲田大学高等研究所紀要(7)p.78 - 962015年03月-
谷口 眞子
書物・出版と社会変容(18)p.27 - 472015年03月-
谷口 眞子
法制史研究64p.305 - 3102015年03月-
谷口 眞子
早稲田大学大学院文学研究科紀要60p.3 - 172015年02月-
谷口 眞子
WASEDA RILAS JOURNAL2p.258(55) - 272(41)2014年10月-
谷口 眞子
書物・出版と社会変容17p.1 - 262014年10月-
谷口 眞子
早稲田大学大学院文学研究科紀要59p.3 - 202014年03月-
谷口 眞子
書物・出版と社会変容16p.61 - 832014年03月-
谷口 眞子
前進座二月特別講演「薄桜記」p.14 - 152014年02月-
谷口 眞子
『週刊朝日百科 新発見!日本の歴史 31 江戸時代4』p.16 - 182014年02月-
谷口 眞子
本郷109p.2 - 42014年01月-
谷口 眞子
週刊読書人(2013年11月29日号)p.10 - 102013年11月-
谷口 眞子
『特別展 忠臣蔵の真実〜赤穂事件と米沢〜』展示図録2013年10月-
谷口 眞子
岡山地方史研究(130)p.1 - 152013年09月-
谷口 眞子
深谷克己・須田努編『近世人の事典』2013年04月-
谷口眞子
深谷克己・須田努編『近世人の事典』2013年04月-
谷口 眞子
法制史研究(62)p.168 - 1732013年03月-
谷口 眞子
日本史研究(607)p.54 - 752013年03月-
谷口 眞子
早稲田大学大学院文学研究科紀要(58)p.3 - 192013年02月-
谷口 眞子
書物・出版と社会変容13p.129 - 1642012年10月-
谷口 眞子
木村茂光・樋口州男監修『新編 史料でたどる日本史事典』2012年08月-
谷口 眞子
木村茂光・樋口州男監修『新編 史料でたどる日本史事典』2012年08月-
谷口 眞子
木村茂光監修・歴史科学協議会編『戦後歴史学用語辞典』p.224 - 2252012年07月-
谷口 眞子
木村茂光監修・歴史科学協議会編『戦後歴史学用語辞典』p.2332012年07月-
谷口 眞子
ひとときMARCH 2012p.24 - 252012年02月-
Shinko Taniguchi
Militär und Gesellschaft in der Frühen Neuzeit16p.41 - 682012年-
谷口 眞子
New Wave2012.1p.14 - 222011年12月-
谷口 眞子
宮地正人・佐藤能丸・櫻井良樹編『明治時代史大辞典』第一巻p.50 - 502011年11月-
谷口 眞子
日本歴史762p.114 - 1162011年10月-
谷口 眞子
史観165p.1 - 182011年09月-
谷口 眞子
書物・出版と社会変容(11)p.39 - 642011年09月-
谷口 眞子
早稲田大学大学院文学研究科紀要56p.3 - 182011年02月-
谷口 眞子
第271回(平成22年12月歌舞伎公演)国立劇場プログラムp.24 - 252010年12月-
谷口 眞子
日本歴史748p.120 - 1222010年09月-
shinko TANIGUCHI
Jeremy Black ed., GREAT MILITARY LEADERS AND THEIR CAMPAIGNS, Thames $ Hudson Co.p.124 - 1312009年-
谷口 眞子
日本史攷究32p.164 - 1662008年11月-
谷口眞子
日本歴史719p.113 - 1152008年04月-
谷口 眞子
書物・出版と社会変容4p.110 - 1112008年03月-
谷口 眞子
ヒストリア2062007年09月-
谷口 眞子
民衆史研究722006年11月-
谷口 眞子
本郷64p.22 - 242006年07月-
谷口 眞子
国文学 解釈と鑑賞p.199 - 2022005年10月-
谷口 眞子
歴史と地理 日本史の研究209p.15 - 182005年06月-
谷口 眞子
成蹊大学一般研究報告36p.1 - 252005年03月-
谷口 眞子
近世成立期の大規模戦争と幕藩体制−占領・国分・仕置の観点から−(文部省科学研究費基盤研究(A)(1)研究成果報告書)p.338 - 3502005年03月-
谷口 眞子
近世成立期の大規模戦争と幕藩体制−占領・国分・仕置の観点から−(文部省科学研究費基盤研究(A)(1)研究成果報告書)p.351 - 3642005年-
谷口 眞子
日本史攷究会編『日本史攷究と歴史教育の視座』2004年11月-
谷口 眞子
歴史学研究794p.64 - 722004年10月-
谷口眞子
史観149p.98 - 1002003年09月-
谷口 眞子
歴史評論636p.96 - 1002003年04月-
谷口 眞子
Rosemarie Deisted., KNIGHT AND SAMURAI:Action and Images of Elite Warriors in Europe and East Asiap.169 - 1952003年-
谷口 眞子
日本歴史650p.39 - 562002年07月-
谷口 眞子
早稲田大学教育学部学術研究(地理学・歴史学・社会科学編)50p.1 - 172002年02月-
谷口 眞子
日本歴史636p.54 - 702001年05月-
谷口 眞子
歴史評論611p.112 - 1152001年03月-
谷口 眞子
歴史学研究739p.43 - 462000年08月-
谷口 眞子(フィリップ・ブラウン氏との共著)
日本史研究453p.53 - 702000年05月-
谷口 眞子
岡山地方史研究91p.18 - 332000年03月-
谷口 眞子
Journal of Early Modern HistoryVol.4(No.3-4)p.488 - 4912000年-
谷口 眞子
Journal of Military Historyp.960 - 9611999年10月-
谷口 眞子
歴史評論593p.60 - 681999年09月-
谷口 眞子
歴史学研究725p.42 - 461999年07月-
谷口 眞子
比較都市史研究18(1)p.25 - 421999年06月-
谷口 眞子(Shinko Taniguchi)
Journal of Early Modern HistoryVol.2(NO.3)p.314 - 3151998年03月-
谷口 眞子
岡山藩権力と諸集団—意識の形成と相互関係—p.64 - 761998年03月-
谷口 眞子
日本史研究419p.20 - 421997年07月-
谷口 眞子
民衆史研究53p.63 - 711997年05月-
谷口 眞子
早稲田大学大学院文学研究科紀要42p.61 - 711997年02月-
谷口 眞子
民衆史研究47p.23 - 411994年05月-
谷口 眞子著、島薗 進・高埜 利彦・林 淳・若尾 政希編(分担執筆)
春秋社2015年 01月-
単行本(学術書)総ページ数:257担当ページ数:79108ISBN:978-4-393-29943-2
谷口 眞子
吉川弘文館2013年 12月-
ISBN:978-4-642-06776-8
谷口 眞子著、王雲海編 (分担執筆)
国際書院2010年 05月-
単行本(学術書)総ページ数:267担当ページ数:3760
谷口 眞子著、服部 幸雄編(分担執筆)
吉川弘文館2008年 08月-
単行本(学術書)総ページ数:249担当ページ数:3561
谷口 眞子著、井上 智勝・高埜 利彦編(分担執筆)
吉川弘文館2008年 07月-
単行本(学術書)担当ページ数:159196
谷口 眞子
角川学芸出版2007年 03月-
ISBN:978-4-04-702135-8
谷口 眞子
吉川弘文館2006年 07月-
谷口 眞子著、藤田 達生編(分担執筆)
岩田書院2006年 04月-
単行本(学術書)担当ページ数:283308
谷口 眞子著、藤田 達生編
岩田書院2006年 04月-
単行本(学術書)担当ページ数:309336
谷口 眞子
吉川弘文館2005年 06月-
ISBN:4-642-03403-XC3021
谷口眞子著、歴史学研究会編(分担執筆)
青木書店2001年 11月-
単行本(学術書)担当ページ数:175205
谷口眞子著、岡山藩研究会編
岩田書院2000年 05月-
単行本(学術書)担当ページ数:221248
千代田区史編纂委員会(分担執筆)
千代田区1998年 05月-
その他担当ページ数:455462
千代田区史編纂委員会(分担執筆)
千代田区1998年 05月-
その他担当ページ数:576595
谷口 眞子
サムライ・イメージの光と影ー国際日本学の観点からー2018年10月03日
谷口 眞子
第67回日本西洋史学会大会小シンポジウム5「忠誠のゆくえー近代移行期における軍事的エトスの比較史ー」2017年05月21日
谷口 眞子
葉隠成立300年記念特別展「葉隠と忠臣蔵」記念講演会2016年11月26日
谷口 眞子
赤穂義士会講演会2015年03月07日
口頭発表(一般)
谷口 眞子
水と緑と詩のまち前橋文学館2014年12月14日
口頭発表(一般)
谷口 眞子
2014年度浦安東門会講演会2014年09月23日
口頭発表(一般)
谷口 眞子
早稲田大学地域交流フォーラム2014年09月13日
口頭発表(一般)
ポーランド日本学会「Japanese Civilization: Tokens and Manifestations」2013年11月15日
口頭発表(一般)
谷口 眞子
講演会「忠臣蔵の真実~赤穂事件と米沢〜」米沢市上杉博物館2013年11月10日
谷口 眞子
2013年度法制史学会東京部会2013年09月21日
口頭発表(一般)
谷口 眞子
近世に於ける武士像と武家文化の表象とその想像力2012年12月08日
口頭発表(一般)
谷口 眞子
2012年度日本史研究会大会2012年10月13日
口頭発表(一般)
谷口 眞子
2010年度早稲田大学史学会大会2010年10月09日
口頭発表(一般)
谷口 眞子
「新しい軍事史」の課題と方法:ヨーロッパ・アジア・日本2010年03月
口頭発表(一般)
谷口 眞子
「中〜近世紛争史の現在」シンポジウム2009年08月
口頭発表(一般)
谷口 眞子
法文化学会第11回研究大会2008年11月
口頭発表(一般)
谷口 眞子
2004年度歴史学研究会大会2004年05月
口頭発表(一般)
研究種別:基盤研究(A)(一般)
岡松参太郎を起点とする帝国と植民地における法実務と学知の交錯2018年04月-2022年03月
配分額:¥3260
研究種別:
近世における幕藩権力の恩赦に関する基礎的研究2011年-0月-2014年-0月
配分額:¥1690000
研究種別:
「書物・出版と社会変容」研究の深化と一般化のために2011年-0月-2016年-0月
配分額:¥43160000
研究種別:
岡松参太郎を起点とする帝国と植民地における法実務と学知の交錯2018年-0月-2023年-0月
配分額:¥42380000
研究種別:
19世紀を中心とした軍事的学知をめぐる人と書物の交錯2019年-0月-2024年-0月
配分額:¥33020000
研究種別:
戦争の「歴史化」を考える―「戦争の消費」と戦争認識の変化2019年-0月-2023年-0月
配分額:¥16770000
実施形態:共同研究
軍事史的観点からみた18〜19世紀における名誉・忠誠・愛国心の比較研究2014年-2016年実施形態:共同研究
「書物・出版と社会変容」研究の深化と一般化のために2011年-実施形態:共同研究
近世成立期の大規模戦争と幕藩体制—占領・国分・仕置の観点から—2002年-2005年実施形態:共同研究
岡山藩権力と諸集団—意識の形成と相互関係—1995年-1998年2010年度
研究成果概要: 岡山藩における近世の恩赦を研究するために,池田家文庫マイクロフィルムの史料調査を行った結果、恩赦の関連史料が数百点にわたって残されていることが判明した。まず、岡山藩内の寺院で実施された歴代将軍の死去や回忌法要の恩赦、並びに藩主や... 岡山藩における近世の恩赦を研究するために,池田家文庫マイクロフィルムの史料調査を行った結果、恩赦の関連史料が数百点にわたって残されていることが判明した。まず、岡山藩内の寺院で実施された歴代将軍の死去や回忌法要の恩赦、並びに藩主やその妻子などの「法事の赦」については、法事ごとに史料が作成され、そこに恩赦の記事がみえる。マイクロフィルム史料目録「藩侯1」に収録されている膨大な量の「吉凶仏事」史料のほとんどは、法事の際に作成されたこの種の覚書・留帳であった。また毎年の「留帳」にも恩赦について記載があることがわかった。さらに国元と江戸との往復書簡にも、藩主が参勤交代で江戸在府の場合、恩赦適用者決定の判断を仰ぐために、恩赦に言及したものがみいだせる。 これらのことから、司法史料として有名な「刑罰書抜」には、実際に恩赦で赦免された者の一部しか収録されていないことが明らかになった。岡山藩は外様大名であるにもかかわらず、17世紀後半から幕末に至るまで将軍の回忌法要を領内寺院で行い、そのたびごとに恩赦を実施していたのである。 そこで岡山藩で実施された歴代将軍の回忌法要のうち、元禄13年に行われた大猷院(三代将軍家光)50回忌と厳有院(四代将軍家綱)21回忌をとりあげ、恩赦適用者はどのような過程を経て決定されたのか、赦免はどこで申し渡されたのか、赦免にはどのような種類があるのかなどを分析した。その結果、法事の最終日に、法事が営まれる寺院で直接赦免が申し渡される籠舎の者、減刑される者、すでに刑罰が執行されている者のうち赦免される者がおり、さらに法事が終了したあと、寺院から提出された赦免嘆願者リストを藩が吟味し、あとで恩赦を言い渡される者がいたことがわかった。 口頭報告を行う計画だった近世法史研究会は大地震のため開催中止となったが、研究成果は平成23年9月刊行予定の早稲田大学史学会編『史観』第157冊に論文の形で発表する。
2014年度
研究成果概要: 恩赦は江戸時代を通じて全国で行われており、政治的・社会的・法的・宗教的影響力を国家と社会に及ぼした事柄である。2014年度は「加賀藩における先祖祭祀と司法業務への影響―「行政」と「司法」の分離の芽生え―」『WASEDA RILA... 恩赦は江戸時代を通じて全国で行われており、政治的・社会的・法的・宗教的影響力を国家と社会に及ぼした事柄である。2014年度は「加賀藩における先祖祭祀と司法業務への影響―「行政」と「司法」の分離の芽生え―」『WASEDA RILAS JOURNAL』NO.2(2014年10月)と、「「法事の赦」に表象された政治的構図の変容―萩藩を事例に―」『早稲田大学大学院文学研究科紀要』第60輯(2015年2月)の2本の論文を公表した。前者は、恩赦を実施する背景となる司法業務の実態について、加賀藩を事例に分析したものである。家が存続するとともに祀るべき先祖の数は増え、それにともない忌日が増加して、司法業務の円滑な運営が阻害されていることが恩赦実施の理由の一つであった。加賀藩では、家の祭祀が司法業務に与える影響力を最小限にする方向で近世後期に改革を行っており、ここに司法と行政の分離の端緒が見いだせる。 後者の論文は、萩藩において、毛利元就とそれ以外の歴代藩祖・藩主との政治的格付けの違いが、「非常の大赦」と「大赦」実施事由に見いだせること、幕末には祭祀の簡素化や恩赦・刑罰体系の合理化により、司法と行政の分離がみられるようになるが、一方で幕府は朝廷の慶弔を理由にした恩赦を実施し、朝幕関係の変化、政治的構図の変容が司法的世界でもみられることを実証したものである。
2015年度
研究成果概要: 近世中後期の将軍家の恩赦については、これまで考察していなかったので、幕府の「法事の赦」「祝儀の赦」を記録した「撰要類集」を分析し、近世中後期の幕府の恩赦についての大枠を整理した。 また、学界でまったく手がつけられていない朝廷の恩... 近世中後期の将軍家の恩赦については、これまで考察していなかったので、幕府の「法事の赦」「祝儀の赦」を記録した「撰要類集」を分析し、近世中後期の幕府の恩赦についての大枠を整理した。 また、学界でまったく手がつけられていない朝廷の恩赦については、『天皇皇族実録』のうち、江戸時代の14人の天皇の治世について、恩赦関連の記事を拾い出すことにより、天皇がいつどのような理由で恩赦を宣言したのか、明らかにした。『天皇皇族実録』編纂の際に使われたさまざまな公家の記録の所在、各史料の作成者、作成時点での役職や史料の性格、活字で入手できる関係史料などについて、正徳6(1716)年の享保改元の赦まで調査した。 今後は、幕末の赦まで同じ作業を行い、その上で『天皇皇族実録』編纂に使われた原史料にもあたり、天皇による恩赦の宣言がどのようにして誰に伝達されたのか、その実施過程や効力はいかなるものだったのかを検討したい。
2016年度
研究成果概要:幕府の恩赦については、幕府により流罪となった流人に対する恩赦適用の実施状況を調査した。研究費の関係から、調査対象を八丈島の流人にしぼり、慶長11年から慶応3年までの262年に及ぶ期間において、八丈島への流人がどれほどいたのか、いつ...幕府の恩赦については、幕府により流罪となった流人に対する恩赦適用の実施状況を調査した。研究費の関係から、調査対象を八丈島の流人にしぼり、慶長11年から慶応3年までの262年に及ぶ期間において、八丈島への流人がどれほどいたのか、いつ恩赦の適用を受けたのかについてデータベースを作成した。朝廷の恩赦については、『天皇皇族実録』所収の恩赦の記事について、正徳6(1716)年の享保改元の赦から宝暦6(1756)年の桜町院7回忌法要の赦まで、人名や語句などの基礎的データを調べた。この過程で、新たに恩赦の記事を15件、発見することもできた。また『天皇皇族実録』編纂の際に使われたさまざまな公家の記録のうち、翻刻・刊行済の史料については複写を終え、国立公文書館内閣文庫所蔵の史料についても撮影を行った。2017年度には17世紀の朝廷の恩赦について、収集した史料と人名や語句などの調査をあわせた史料集を、冊子体の形で刊行する予定である。
2017年度
研究成果概要: 近世の朝廷研究は近年盛んになってきたというものの、改元や天皇崩御・回忌法要など、朝廷の行事を契機として実施された恩赦について、その具体的事柄は不明のままである。 2017年度は、現在わかっている71例のう... 近世の朝廷研究は近年盛んになってきたというものの、改元や天皇崩御・回忌法要など、朝廷の行事を契機として実施された恩赦について、その具体的事柄は不明のままである。 2017年度は、現在わかっている71例のうち、正徳6(1716)年までの30例までについて、『天皇皇族実録』『続史愚抄』『徳川実紀』『史料稿本』『史料纂集 泰重卿記』『大日本史料』『加賀藩史料』など、既刊史料集の該当箇所の史料を入力し、語句や人名を調査して、谷口眞子・児玉憲治共編『朝廷の行事を契機とする恩赦事例史料集(上)』を2017年9月に刊行した。事例ごとに解説をつけ、上記の史料集に収録されている記事をすべて載せた。さらに巻末には人名索引を付し、どの事例のどの史料に登場するか、そのときの官位や官職は何かなども記した。 2018年度特定課題研究助成を受けることができた場合には、残りの41例について同じ作業を行い、『朝廷の行事を契機とする恩赦事例史料集(下)』を刊行したい。これによって、日本近世における朝廷の行事を契機とする恩赦事例について、基礎的データがそろうことになる。
2018年度
研究成果概要: 本研究は、2015年度~2017年度の3年間にわたって研究代表者が受けてきた特定課題研究助成費をもとにしており、日本近世における朝廷の行事を契機とする恩赦の基礎的研究は、これをもって一応終了した。昨年度刊行の谷口眞子・児玉憲治編... 本研究は、2015年度~2017年度の3年間にわたって研究代表者が受けてきた特定課題研究助成費をもとにしており、日本近世における朝廷の行事を契機とする恩赦の基礎的研究は、これをもって一応終了した。昨年度刊行の谷口眞子・児玉憲治編『朝廷の行事を契機とする恩赦事例史料集(上)』に続き、2018年度は1733年から1868年までの47例を収めた谷口眞子・児玉憲治編『朝廷の行事を契機とする恩赦事例史料集(下)』を刊行した。朝廷のどのような行事を契機として恩赦が行われるのか、いつどのような場所で誰に言い渡され、それが京都のどこで執行されるのか、その手続きに関する基礎的事実が明らかになった。
2018年度共同研究者:柳澤明, 小松香織
研究成果概要:谷口眞子はリール大学主催の国際シンポジウムで、研究発表「武力行使権のゆくえ-軍隊・警察の創設と身分制社会の変容」を行った。また論文2本(「1930年代の日本における「葉隠」の普及過程」・「「軍人勅諭」再考―西周「勅諭稿」との比較を...谷口眞子はリール大学主催の国際シンポジウムで、研究発表「武力行使権のゆくえ-軍隊・警察の創設と身分制社会の変容」を行った。また論文2本(「1930年代の日本における「葉隠」の普及過程」・「「軍人勅諭」再考―西周「勅諭稿」との比較を通じて―」)を刊行した。ドイツ・ハレ大学からドイツ史・日本史研究者のティノ・シェルツ氏を、フランス・リール大学からフランス史研究者のカトリーヌ・ドニ氏を招聘し、それぞれ2回ずつ、合計4回の研究集会を開催した。また研究補助者を雇用し、軍人の移動を調査するための基礎的データとなる日本陸軍軍人のうち、海外駐在経験者を選び出した履歴データを作成した。
2018年07月-2018年08月
受入者の所属元機関:国立リール第三大学(フランス)
2016年09月-2017年08月
受入者の所属元機関:国立リール第三大学(フランス)
2014年09月-2015年03月
受入者の所属元機関:パリ第7(ディドロ)大学(フランス)
科目名 | 開講学部・研究科 | 開講年度 | 学期 |
---|---|---|---|
必修基礎演習 67 | 文学部 | 2020 | 春学期 |
基礎講義 5 | 文学部 | 2020 | 春学期 |
日本史講義5(近世) | 文化構想学部 | 2020 | 春学期 |
日本史講義5(近世) | 文学部 | 2020 | 春学期 |
日本史演習2 A(近世) | 文学部 | 2020 | 春学期 |
日本史演習8 A(近世) | 文学部 | 2020 | 春学期 |
日本史演習(卒論)春学期(谷口 眞子) | 文学部 | 2020 | 春学期 |
日本史演習(卒論)秋学期(谷口 眞子) | 文学部 | 2020 | 秋学期 |
日本史学研究指導3-1 M | 大学院文学研究科 | 2020 | 春学期 |
日本史学研究指導3-2 M | 大学院文学研究科 | 2020 | 秋学期 |
日本史学演習3-1 | 大学院文学研究科 | 2020 | 春学期 |
日本史学演習3-2 | 大学院文学研究科 | 2020 | 秋学期 |
日本史学研究指導3-1 D | 大学院文学研究科 | 2020 | 春学期 |
日本史学研究指導3-2 D | 大学院文学研究科 | 2020 | 秋学期 |
役割:運営参加・支援2014年04月-
役割:出演2011年12月-
イベント・番組・雑誌名:NHK「BS歴史館」
概要:第27回 忠臣蔵
役割:インタビュイー2010年08月-
イベント・番組・雑誌名:YOMIURI ONLINE WASEDA ONLINE
概要:「武士道と敵討」
役割:寄稿2008年12月-
イベント・番組・雑誌名:NHK教育テレビ「知るを楽しむ 歴史に好奇心」テキスト
概要:「討ち入りをめぐる忠義と名誉」
役割:出演2008年12月-
イベント・番組・雑誌名:NHK教育テレビ「知るを楽しむ 歴史に好奇心」
概要:ナナメ読み忠臣蔵 第1回(12/4)と第4回(12/25)に出演
役割:インタビュイー2003年03月-
イベント・番組・雑誌名:山陽新聞、中国新聞など
概要:武士道についての識者コメント
役割:インタビュイー2002年07月-
イベント・番組・雑誌名:静岡新聞、京都新聞、福井新聞、山陽新聞など
概要:新聞記事「無礼打ち 武士の義務」